2010年3月15日(月)
ももとせ工房
1月に静岡県のももとせ工房さんを訪問しましたが、工房の紹介をしていませんでした。ももとせさんは鉄鋼加工が得意で、ウッドターニングの道具、治具類を沢山自作されています。木で作るより、鉄で作った方が剛性が高く良いのですが、一般的には鉄を切ったり、溶接したりするのが難しいので、中々できません。その鉄製の道具、治具が沢山ある工房の詳細については、下の写真をクリックして下さい。
2010年3月14日(日)
電源スイッチの交換
ボール盤の電源スイッチが非常に使いにくい物でした。ボタンを深く押しこまないとON-OFF出来ません。特に素早くOFFに出来ないのが問題です。上下に倒すスナップスイッチに交換することにしました。ネジを4個外すだけで現状のスイッチを取り外すことが出来ました。そこにプラスティックの板を取り付けスナップスイッチと電源ランプを取り付けました。これで非常に簡単にON-OFF出来るようになりました。
こちらはグリズリーのグラインダーですが、反対側から良く使うので、電源スイッチを追加で取り付けました。
2010年3月13日(土)
ビアグラス
製材してあったヒノキを使ってビアグラスを作ってみました。ヒノキは割れが出やすいので、6個作りましたが使えない部分が3個分ぐらい出ました。9個分の木で6個しかできなかったことになります。ヒノキは柔らかいので、ビアグラスの様に深い物でもガウジで掘って行けますが、ベベル角が30度ぐらいでないと、口が狭いので刃を入れることが出来ません。ツールレストからの飛び出しも長くなるので、1/2インチぐらいの太さが無いと、ツールが振動します。底の方は出来るだけ奇麗に仕上げて、サンドペーパーをあまりかけなくても良い様にします。サンドペーパーの減りしろを考えて厚めに挽きました。6個作り明日の飲み会の時に持って行って昔の仲間にプレゼントする予定です。水を入れて漏れないか確認しましたが、長時間放置すると水が滲みでてきます。ビールを入れたら出来るだけ早めに飲んで頂きたい。
2010年3月12日(金)PartⅡ
富岡八幡宮の大銀杏
テレビで報道されている風で倒れた大銀杏がまだ立っていた時の写真です。高さ30.5メートル、樹齢千年で存在感がありました。
2010年3月12日(金)
NOVA1624のインバーター化
アメリカのウッドターニングのサイトにNOVAの1624にインバーターを取り付けたという書き込みがありました。ベルト張替式なので、単相のモーターが付いていますが、これを外して三相モーターに変更、インバーターで回転数をコントロールすると言うことです。電気のことが分からない人には、インバーターのところも問題になりますが、一番の問題は新しく取り付ける三相モーターの取り付けの問題です。旋盤にはベルトを張るためモーターを取り付け張力をかける鉄の板がありますが、これに新しく買ったモーターを取り付けることが出来るかどうかです。Monotaroを調べると、モーターの軸側に取り付けのネジ穴が付いた物が売られています。普通の物より値段が少し高くなっています。このネジの穴の位置は、NOVAの旋盤の鉄板の穴の位置と合わないかも知れませんが、合わない場合は鉄板に穴を追加であければ良い話です。今回の改造をやった方は、$1000で旋盤とチャック、延長ベッドをセールで購入されました。インバーター化にかかった費用は$500なので、総額は$1500です。安く出来たと自慢をされています。確かに直径40cmまで挽けてインバーターの付いた旋盤が、$1500とは安い。日本で同じことをやろうとすると、滋賀ナイスさんで旋盤を買うと17.5万円、インバーターとモーターで4.5万円、総額22万円はかかることになります。
2010年3月11日(木)
じんじん工房訪問記
埼玉県所沢のじんじん工房さんの訪問記です。じんじん工房という名前の由来は、それ程難しい物ではなく、工房主のお孫さんがその様に彼を呼ぶので、じんじん工房になりました。今までの工房訪問は初心者の方にはあまり参考にならない、広くて大型の機械が並んでいるところばかりでした。新たにウッドターニングを始めようとすると、一番の問題は場所の確保だと思います。小生の様に2階でやっている人もおれば、庭に置いたスチールの物置きを活用している人もいます。今回紹介するじんじん工房さんは自宅の庭に3坪(6畳)の小屋を建てておられます。やはり最低でもこれぐらいの広さは欲しい物です。しかしこの広さを確保するのが難しい人も居ると思います。場所の確保が出来ない方は、この工房を目標に頑張って頂きたいと思います。訪問記を見るには下の写真をクリックして下さい。
2010年3月10日(水)
旋盤のサンドスタンド
アメリカにはここまでやるのかという人が沢山います。日本ではおたくと呼ばれている人種になると思います。NOVAの旋盤ですが、スタンドの部分を砂で固めています。この結果旋盤が振動しなくなったという。NOVAの旋盤は安くて良いのですが、軽量で振動が出やすいという欠点があります。それはこの旋盤を使っている人たちがネットに書きこんでいる情報です。その欠点をこのサンドスタンドで改善出来ます。この旋盤は日本では滋賀ナイスさんが販売しています。購入された方も居ると思います。直径40cmまで挽ける旋盤なので、大きい物をやると旋盤が歩き出すことがあると思います。このサンドスタンドを検討されたらいかがでしょうか?
2010年3月9日(火)
旋盤の電気ブレーキ
昨日はグラインダーの電気ブレーキを紹介しましたが、インバータ付き旋盤でも同様のことが出来ます。インバーターは内部で交流の電源を直流に変換しているので、直流の電源を内蔵していることになります。従って殆どのインバーターは直流制動の機能が付いています。しかし主軸を電気ブレーキで止めると、ワークが主軸のネジから外れる方向に力がかかるので、旋盤メーカーはこの機能を使っていません。しかしVicmarcなどの旋盤では、旋盤を逆転させる場合などを考慮してか、チャックと主軸を固定するロックリングを取り付けることが出来るようになっています。今まで使っていなかったインバーターの直流制動機能を使ってみることにしました。高速回転からこのブレーキをかけると危険なので、回転数が700RPM以下で効くようにしました。最終的には実際に挽きながら最適な、制動開始回転数を決めたいと思います。詳細は下の写真をクリックして下さい。危険ですので試す場合は自己責任でお願いします。当然ですが怪我をされても当方では責任を負えません。
2010年3月8日(月)PartⅡ
グラインダーの電気ブレーキ
グラインダーはスイッチを切ってからも長く回転が続きます。別の刃物を砥ぐ場合、ベベルの角度を合わせる為回転が止まるのを待つ必要があります。また何時までも回っていると危険な場合もあります。そこで電気ブレーキを試したいと、埼玉県のKKさんからメールがあり、小生の手持ちの電気ブレーキ用マイコンをお譲りした。その製作の写真が来ました。上手く出来ていました。問題はこれを取り付けるには電気の知識が必要なことです。マイコン部は下の写真の1枚目のもので、100Vのソリッドステートリレー付きです。5VのDC電源が必要になります。まだ手持ちがあるので、希望の方には2,600円でお譲りします。
2010年3月8日(月)
信州旅行
小諸にある島崎藤村の宿に行ってきました。あいにくの雨と雪でしたが、ほぼ予定通り、善光寺、松本城、北国街道ー海野宿、浅間縄文ミュージアムと回り、メルシャン軽井沢蒸留所は休みだったので、代わりにマンズワイン小諸工場を訪問、工場見学の後ワインを10本購入した。その日は中棚温泉に泊る。この湯は美人の湯と呼ばれており、源泉がかけ流しで露天風呂に注がれています。じじいの小生にはあまり意味がないが、肌がすべすべになっている。餅肌というやつです。次の日は軽井沢のカトリック教会、旧三笠ホテルを見学した後、帰路に着く。途中埼玉県所沢のKKさんの工房を訪問して帰ってきました。2日間の走行距離は725kmです。土日は高速道路が1,000円と言いますが、1,000円でない区間を相当走るので、今回の場合はETCの記録を見ると、高速道路代は6,310円でした。ガソリン代を入れると交通費は1.5万円ぐらいです。KKさんの工房の詳細については、別途詳細にリポートします。
2010年3月7日(日)
高速切断機の導入
高速切断機を購入しました。Yahooのオークションで4千円で落札しました。砥石の直径は350mmのもので、モーターは1500Wです。今まで鉄を切断するには金ノコを使うしかありませんでしたが、夢工房さんから幅32mm厚さ9mmの鉄の板を貰ったので、それを切るため高速切断機を購入しました。早速試し切りをやりましたが、上手く切れます。ボール盤が強力な物になったので、簡単な鉄工加工は出来るようになりました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月6日(土)
ツイストターニング
これはサイド部がツイストしている物です。昨日の3サイドボウル同様、オフセットターニングで挽きます。今回挽いた物は三角形ですが、四角形、5角形も出来ます。しかし角数が増えると手間がかかるので三角形が作り易いです。外側は奇麗にカットしにくいので、サンドペーパーのお世話になります。荒い番手を使って奇麗にしていきました。
2010年3月5日(金)
3サイドボウル
このボウルは三角形の板から挽いたのではなく、円板から挽いて仕上げています。三角形の板を使うと各辺が直線になりますが、このボウルの場合は丸い円弧になっています。そうです欧米では良くやられているオフセットターニングです。最初に挽いた物ははケヤキで内側の円の直径は16cm、高さ6cmですが、元の円盤の直径は21cmありました。三か所のコーナーが部厚いので、ボウルが重くなります。従って全体に薄めに挽く必要があります。問題は外側のサンドペーパーをかけるのに時間がかかることですが、出来上がった物を見るとちょっと変わった感じがして満足です。
2010年3月4日(木)
サイクロン集塵機の配管
第二工房の集塵機の配管をやりました。これで工房を機能させることが出来そうです。配管は静電気の問題の対応でアルミホースとブリキのY字管を使いました。すべてφ100mmのホースを使っています。第一工房の方はφ150mmの配管です。第二工房の方の配管は短いので、これで充分だと考えています。集塵機も1馬力と少し小さい物になっています。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月3日(水)PartⅡ
簡単ネジ付きボックスの製作
ネジ切りボックスは、専用の治具が無いと上手く出来ません。手動のツールも売られていますが、相当の熟練を要するので、一般的ではありません。ネジ切り治具の問題は値段が高いことと、木によってはネジ山が奇麗に切れないでネジ山が崩れたりします。この問題を一気に解決する、プラスティック容器を使う方法を試してみました。まず100円ショップへ行って下の写真の様なポリプロピレンのボックスを買ってきます。ダイソーで1個105円でした。直径、高さとも65mmでしたが、一回り大きいのもありました。この容器を木の衣で包むだけです。ボックスでは手間のかかる内側の仕上げとサンディングもやらなくて済むので、非常に早く作ることが出来ます。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年4月3日(土)
信州小諸の中棚温泉(島崎藤村の定宿)
3月6日7日と長野県の中棚温泉に行ってきます。3月はスペインのバレンシアの火祭りに行く予定でしたが、ツアーの催行が中止となりました。そこで国内旅行を2回ばかり行くことにしました。最初は長野県のドライブ旅行です。軽井沢の旧三笠ホテル聖パウロ教会メルシャン軽井沢蒸留所北国街道・海野宿善光寺松本城などを回りたいと思っています。土日の2日間で全部回れるかどうか分かりません。日曜日の午後には、帰宅途中に埼玉県所沢のKKさんの工房を訪問させて頂くことになったので、観光地は行けるところだけになります。旅館は中棚荘です。じゃらんのサイトの評価点の高い宿です。小生は初めて行く旅館はすべてこのじゃらんの評価の高いところにしています。またじゃらん経由予約するとポイントがたまります。次の旅行で使ってもよいし、グッズをポイントで貰うことも出来ます。温泉マーク入りのバスタオルを貰うつもりです。3月の2回目の旅行は団体旅行で奥能登です。往復の新幹線はグリーン車なのでこのツアーにしました。輪島塗工房見学・輪島朝市など能登半島の先端まで2泊3日で行きます。
2010年3月2日(火)
Penn Stateの新型旋盤
ペン関係の道具を中心に扱っているアメリカのPenn Stateから新しい旋盤が発売になっています。購入して使ってみたいと思わせる仕様です。実際に購入して使ってみると、使いにくいところがあるかも知れませんので、残念ながら保証のかぎりではありませんが、写真と仕様表を見た結果の感想を書きましたので、興味のある方は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月1日(月)
小型エアーコンプレッサーの導入
第二工房用に小型のコンプレッサーが欲しいので、Yahooのオークションで出物を探していました。モーターと圧縮機が一体型の物は、騒音がひどく起動不良になり易いという、経験があったので今回はベルト駆動の物を探しました。小型でもベルト駆動の日本製の物はありました。東芝の物に狙いを付けて落札しようとしましたが、値段がどんどん上がっていきます。そこで今回落札した富士の物を落札することにしました。最終的に12,500円+送料1,590円=14,090円で購入することが出来ました。コンプレッサーが到着したので、動作確認と設置作業をやりました。騒音は70db以下?と非常に静かです。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月31日(水)PartⅡ
ケヤキの盛り器の製作
直径37cmのケヤキです。5月1日2日の潮風王国で販売する物を、出来るだけ多く作ろうとしています。手の込んだ物はやらず、普通の丸い物を沢山作っています。オフセットターニングなどはサンドペーパーをかけるのが、大変ですが丸い物は簡単にかけることが出来ます。丸いサンドペーパーを使うパワーサンドは、サンドペーパーが高いので、これを出来るだけ使わない工夫をしています。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月30日(火)
トンプソンツール
今回注文したトンプソンのツールですが、1本だけJimmy Clewesモデルを注文しました。トンプソンの標準モデルと何が違うか比べてみました。ベベル角はどちらも60度で同じした。左右のウイングの長さもほぼ同じです。ガウジの溝の深さもほぼ同じです。シャフトの根元のところにJimmy Clewesという刻印があります。トンプソンモデルではThompsonと刻印されているので、違いはどうもこの刻印だけの様です。Jimmy Clewesモデルは刃先の形状が違うのかと思いましたが、Thompsonとおなじなので、少しがっかりしました。他に有名プロの名前の付いたトンプソンのツールも売られています。John Jordanモデルなどもその内の1つですが、トンプソンのサイトで売っていません。それぞれそのプロのサイトで売っていますが、値段がトンプソンより少し高くなっています。それらはそのプロが常用しているガウジの刃先と同じになっているかも知れません。メールでトンプソンに問い合わせることにします。
2010年3月29日(月)PartⅡ
トンプソンツール到着
注文してあったトンプソンのツールが到着しました。全部で16本あります。アメリカからの送料は$41.95で1本当たり260円ぐらいの送料になります。ハンドルが付いると、梱包箱が大きくなるので送料が高くなりますが、シャフトだけなので小さい梱包に出来ます。国内でウッドターニングの道具を買うと、残念ながらアメリカで買うより高くなってしまいます。しかしトンプソンのツールの場合、アメリカで売っている値段に近い価格で買えるのがうれしい。しかもV10という長切れする鋼材を使っています。注文された方には明日発送しますので、お楽しみにお待ち下さい。
2010年3月29日(月)
インレイのペンキット
レーザーで切りぬいた異なった色、種類の木を組み合わせている、寄木のペンキットです。丸い筒状の材料から切り抜いた木を別の種類の木と組み合わせています。レーザーを使っているので、非常に精度良く、細かな模様が出来るようです。ペンキットと言ってもペンのメカの部分は別に購入する必要があります。RocklerArizona Slihouetteなどから販売されています。問題は値段が非常に高いことです。初心者にはあまりお勧めの物ではないようですが、腕に自信のある方は試して見られたらいかがでしょうか?
2010年3月28日(日)
バンドソーの集塵の改善
バンドソーの下側のホイールカバーをあけると、切り屑が沢山たまっています。サイクロンの集塵機に接続していますが吸い込み口が1カ所では不足しているからだと思います。そこでホイールの下に吸い込み口を追加することにしました。Y字管を使って2カ所から引いた空気を1本にしてサイクロンに接続します。問題は接続口のサイズがバラバラなので、ホースが上手く接続できません。ウッドターニングでスペーサーを作って対応しました。100mmのホースを使ってメインの集塵機を使うことも考えましたが、配管が長くなりすぎるので、小型サイクロン+業務用掃除機を使うことにして、ホースは65mmを選択しました。詳細を見たい方は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月27日(土)
旋盤のデジタル回転計
デジタル回転計は、VL300に取り付けていますが、サブの旋盤の方にも取り付けることにしました。この回転計は部品がキットで売られている物で、半田付けをすることが出来れば、簡単に組み立てることが出来ます。半田付け自体は15分程で出来ました。表示素子の窓をボール盤をフライス盤の様に使ってあけました。旋盤の回転数が大きな表示素子で見ることが出来るので、旋盤にはぜひ装備したいものですが、市販の旋盤では、回転数の表示が付いていない物が殆どです。ウッドターニングのDVDを見ると旋盤の回転数がどれぐらいでやるか、説明している物もありますが、回転数が分からなければやりようがありません。上手くなってくると感覚的に回転数が分かるので、回転計は必要ではないかも知れませんが、初心者には必需品です。旋盤のアクセサリーとしては非常に魅力的なものですので、作ってみてはいかがでしょうか?
2010年3月26日(金)PartⅡ
粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)
左の写真の粉瘤腫は肩に出来ていますが、小生の場合頭に出来ています。その粉瘤腫という腫瘍の切除手術をすることになりました。細菌感染をして痛みが出たからです。4月は3日~8日まで台湾旅行に出かけますが、先生の都合でその旅行の後に手術をすることになりました。本日は化膿止めの薬を貰ってきました。
粉瘤腫とは?
ありふれた皮膚腫瘍の代表がこれです。
俗に”脂肪のかたまり”などと呼ばれて、全身の皮膚どこにでも生じます。正式には粉瘤(ふんりゅう)といいます。誰でも一生の間に1個くらいはできるのではと思えるほど発生頻度の高い腫瘍です。もちろん悪性ではありませんので、どうしても切除しなければいけないものではありません。しかし顔にできて大きくなると目立ちます。また困ったことに細菌感染を起こしやすい腫瘍ですので、そうなると急に大きく腫れて痛みを生じます。ですからやはり粉瘤を見つけたら、なるべく早く小さなうちに切除した方がよいと考えます
2010年3月26日(金)
安全
知り合いのウッドターナーがテーブルソーで怪我をされました。そのせいで2カ月近くウッドターニングはお休みだったようです。テーブルソーのスイッチを切ったが鋸刃が惰性で回っているのに手が当たって怪我をされたという。小生もバンドソーで同じことをやって指先を少し切ったことがあります。皆さんも気を付けて下さい。
クラフトサプライからウッドターニングの道具を買うと下の英文の安全に関することが書かれた紙が入っています。カタログの見開きのページにも同じことが書かれています。これだけ知っておれば良いという物ではありませんが、基本的なことで内容を理解されているでしょうか?小生はウッドターニングを始めた頃に、きちんと和訳して内容を理解しています。下の写真をクリックして頂くと、和訳の拡大版を見ることが出来ます。和訳ではツールと書いていますが、ガウジなど刃物のことです。
2010年3月25日(木)
ウッドターニング掲示板in AWGB
海外のウッドターニングの掲示板は毎日の様に見に行きます。最新の情報の収集の為です。英国には全国規模のAWGBという、アメリカのAAWと同じ様なウッドターニングの組織があります。アメリカの掲示板を見ることが多いのですが、このAWGBの掲示板も見ています。昨日この掲示板を見ると、小生の作品が出ているではありませんか???三つ葉のクローバーです。この書き込みをした人は、ネットの検索エンジンで小生のサイトを見つけ、日本語なので何が書いてあるか分からないが、写真だけを見て面白いと思ってくれたようです。小生は掲示板を見るだけで、書き込みはしていませんでしたが、せっかく小生の作品に興味を持って頂いたので、この掲示板に書き込みをしました。日本のウッドターニング事情に付いて聞かれましたので、小生の知っていることを書きました。このサイトを見たい方は、下の写真をクリックして下さい。
2010年3月24日(水)PartⅡ
Vermecへ注文
Vermecの商品の輸入代理店は、返上しましたがどうしてもお願いすると言う、青森県の方が居て、球面切削治具を取り寄せました。今回の物はオフのKC-14用ですのでベッドの溝の幅は32mmです。小生手持ちのスチールシティの旋盤と同じサイズなので、取り付けてみました。取り付け後ベッドにロックをしないで前後に動かしてみましたが、殆どガタがありません。前後方向にガタがあると、ロックする位置が旋盤の回転中心に来ない可能性があり、真球に挽けないことになります。寸法の指定を32.0mmとしたのが良かったのかも知れません。

ところで小生が以前に輸入してお渡しした道具、治具類がありますが、交換用替刃などの保守部品が必要な方も居ると思います。必要な方は3月25日中にメールを頂ければ、別に頼まれている分と一緒に注文します。なお輸入代理店は返上したので、以前の値段より少し高くなる可能性があります。送料がどうなるか分からないので、正確な値段は注文時には残念ながら分かりません。
2010年3月24日(水)
スポルテッドウッド
荒挽きしてあったスポルテッドウッドのボウルを完成させました。スポルテッドとは木の中に菌が入って、それに対抗するため白血球の様に木の樹液が出て出来た模様だそうです。面白い模様なので、アメリカなどではわざわざこの様な模様を意識的に作る人も居るようです。しかし日本では腐った木で良くないと考える人も居るようです。5月に潮風王国で販売しますが、はたして売れるかどうか?
2010年3月23日(火)
Dust Right
Rocklerからダストライトという集塵機を使った掃除機のホースが売られています。それを真似して木で作ってみました。木の板に100mmのホースを針金で締めつけただけです。取っ手をウッドターニングで作って、木の板に直角にネジで取り付けました。使ってみるとこれでも十分実用になります。第二工房の方は隣の部屋が寝室なので、あまり木屑を放置しておきたくないので、このホースでせっせと掃除をします。
2010年3月22日(月)
バンドソーの延長テーブルの取り付け
ラグナのバンドソーを使っています。14インチのバンドソーですが、2馬力のモーターが付いており、部厚い材木でもパワフルに挽き割ります。大きな不満点はありませんが、問題はテーブルが小さいことです。長い材料を挽き割る時は、延長ベッドがあれば良いので前から取り付けようと考えていましたが、手が付いていませんでした。新しいボール盤を買ったので、鋼材に穴をあけることは問題ないので、延長ベッドを取り付けることにしました。詳細は社板の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2010年3月21日(日)
キャンドルスタンドの製作
ケヤキを使ってキャンドルスタンドを作りました。ターニング自体は非常に簡単なので初心者にもお勧めのプロジェクトです。チャックでくわえて丸く挽きます。上部にろうそくを入れる穴をあけた後、底を仕上げる為ろうそくの穴にチャックを突っ込んで押し広げ固定します。これで底を挽けるようになります。長爪のチャックがあればやり易いと思います。ろうそくの直径は38mmなので、それをくわえることが出来る爪があれば、長爪でなくてもOKです。仕上げは布バフだけです。これでもピカピカになり、塗装したように見えます。しかし何も塗っていないので、手触りは最高です!!塗装をすると一般的には、手触りが悪くなるそうです。何も塗っていないというのは嘘で、バフ布にはカルナバワックスを付けているので、ワックス仕上げということになります。
2010年3月20日(土)
スキューのホーニング
ガウジはグラインダーで砥いだだけで、ホーニングはやっていません。やらなくても十分に切れるからです。昨年のエリさんの講習会でも、ガウジは形を作る刃物、スキューは仕上げの刃物という位置付けをされていたので、これで良かったのだと自信を持ちました。スキューは特別な刃物で、ベベルが2つあります。両側を砥ぐ必要があり、必ずどちらかにバリが出ます。グラインダーで砥いだだけでは、指で触っても鋭いと感じることが出来ません。従ってスキューだけはホーニングをやっています。エリさんは、布のホイールに緑棒のコンパウンドを付けてホーニングしていましたが、小生はこの方法だと上手く出来ません。スキューの刃先を少しでも布に当ててしまうと、シャープニングのやり直しになります。一方MDFの円盤の場合角度を見やすいので、ベベル面のみこすることが出来ます。黒い粉の様な物が出てくれば、鉄が削れた証拠なのでホーニング完了です。コンパウンドはトルメックの水砥石に付属する物を使っています。色々な物を試すべきですが、面倒なのでやっていません。その内トルメックの物がなくなったら、グリズリーのグラインダーに付属の物を使う予定です。
2010年3月19日(金)
ダブルベベルシャープニング
イスラエルのエリさんの刃物は、殆どすべてダブルベベルになっています。ベベル面が1つの角度ではなく2つの角度で砥がれている物です。幅の狭い方を第一ベベルと呼ぶのが正しいのかも知れませんが、この幅の狭いベベルは、幅広のベベルよりコントロールが容易になるという。これが良いことは間違いないのですが、砥ぐのが面倒なので、実行していませんでした。AAWの過去のジャーナルを自由に見ることが出来るようになったので、せっせと見ていますが簡単な砥ぎ方が紹介されていました。早速やってみると上手く砥げることが分かりました。当面はこの砥ぎ方でやってみようと考えています。簡単な板の治具を作る必要があります。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年3月18日(木)
AAWオンラインメンバー
アメリカのウッドターニングクラブ、AAWのメンバーになっています。年会費は、海外メンバーの場合$63です。メンバーになると年4回発行される、ジャーナル(機関誌)を郵送で貰えます。このジャーナルは非常に良く出来ており、1冊約$16なので、それ程高い物ではありません。これを貰う為だけにメンバーになっている訳です。アメリカのメンバーより年会費が高いのは、海外の場合送料が高くつくからだと思います。昨日AAWよりメールが来て、インターネットでこのジャーナルを受け取る場合は、年会費が$38になるという。$38でも正規のメンバーなので、印刷物でジャーナルが来ないだけで他は同じです。すでに現行のメンバーに対しては、AAWのサイトから過去に発行されたジャーナルを、すべて見ることが出来るようにしています。最初のジャーナルは1986年に発行されており2010年の分まですべて、オンラインで見ることが出来ます。見たい年度をクリックすると、下にジャーナルの表紙が4つ現れそれをクリックすると、フルスクリーンで各ページを見ることが出来ます。2枚目の写真がフルスクリーンモードです。小生は24インチ16:9のディスプレイを使っているので、十分な文字の大きさで見ることが出来ます。この際AAWオンラインメンバーになられたらいかがでしょうか?過去のジャーナルを見始めているので、夜更かしをしています。
18日より能登半島の方へ旅行に出かけます。輪島朝市、輪島塗工房、能登金剛「巌門」、禄剛崎灯台などを訪問します。このサイトの更新は20日(土)の夜間になります。
2010年3月17日(水)PartⅡ
T-ナット
Monsterというツールと旋盤のアクセサリーを売っているところから、小型旋盤用のT-ナットがペアで発売されました。小型の旋盤の場合ツールレストのバンジョーとテイルストックのロックが緩みやすいという問題があるそうです。理由はT-ナットが円形でベッドとの接触面積が狭いためです。この問題の対策のため四角いT-ナットをペアで発売したと言う。2個で$35という値段です。手持ちのスチールシティの小型旋盤のT-ナットを調べると、丸い物が使われていました。切断機とボール盤があるので、この四角いT-ナットを自作してみました。必要な長さに鋼材を切って、ボール盤で穴をあけます。穴をあける時はオイルを垂らしながらやると、奇麗な切り屑が出来ました。段の付いたところはグラインダーで削りました。その自作した四角いT-ナットを旋盤に取り付けてロックしてみましたが、違いは使ってみないと実感できません。小型旋盤をお持ちの方は、作って見られたらいかがでしょうか?
2010年3月17日(水)
自動たこ焼き器
たこ焼き器を購入しました。自動返し機能付きです。スイッチを押すと中央の腕が上がりたこ焼きの玉を回転させます。見ているだけで自動で焼いてくれる物です。1度に12個焼けます。タコだけでなく天かす、紅生姜、小ねぎなどを入れます。お店で売っているのと同じタコ焼きが出来ました。下の写真をクリックすると、たこ焼きが回転する様子が見れます。なおこれはウッドターニングと全く関係がありません。
2010年3月16日(火)PartⅡ
トンプソンのガウジ
下の写真は1/2インチのトンプソンのボウルガウジです。新品は溝の長さが21cmぐらいありますが、使い込んだ方は7.5cmになっています。まだハンドルに取り付けるカーラーを取り付けた状態で治具に取り付けてシャープニングが出来ますが、その内カーラーを外さないと、シャープニングが出来なくなるでしょう。カーラーを外せば、治具では溝を2~3cm残すところまで砥げると思います。フリーハンドで砥いでいる方は、溝の最後のところまで使えますが、治具を使う場合は何か工夫をしないと最後まで使えません。

トンプソンのツールをこのサイトで初めて紹介したのは2008年1月です。かなりの方がその時購入されました。その後プロの方とか、ヘビーユーザーは、短くなって追加で購入されましたが、一般のウッドターナーは一生物かと思っていました。しかし昨日のJWAの講習会で小生が注文しようとしていることを知った方が、何人か電話をされてきました。良く使う方はそろそろ新しいのが必要になる時期のようです。

刃物を頻繁に砥ぐことは、非常に良いことなのですが、必要以上に砥いでいないか調べてみて下さい。ガウジを砥石に強く押しつけていないかどうか?です。小生は削れる量が少なくて発熱しにくい砥石を低速回転で使っていますが、シャープニング用として売られている砥石は、非常に早く削れてしまう物があります。
2010年3月16日(火)
三つ葉のクローバー
三つ葉のクローバー形のお皿を作ってみました。材料はブビンガです。直径210mm厚さ28mmです。削った深さは19mmぐらいで、オフセンターで3回削る必要があります。外側はバンドソーでカットしてから、サンドペーパーをかけて完了です。三つ葉のクローバーの様に見えるでしょうか?オイル仕上げにしましたが、ブビンガは中々奇麗です。もう少し小さい物を作って和菓子を出す皿として使ってくれというのも良さそうです。次は直径15cmぐらいの物を作ってみたいと思います。