2011年12月31日(土)PartⅡ
来年の予定記事
今年は沢山の方々にこのサイトを訪問して頂き有難うございました。海外のウッドターニングの情報など引き続き提供していきたいと考えています。また好評を頂いているDVDも追加発売していきますので、ご期待ください。
お正月はこのサイトも少しお休みさせていただきます。来年のことを言うと鬼が笑うかもしれませんが、休み明けには下記のような内容を予定しています。ご期待ください。


1、球面切削治具の製作(PartⅠ)
2、球面切削治具の製作(PartⅡ)
3、金具を使わないヨーヨーの製作
4、西洋式けん玉の製作
5、The Ring Thing 
6、ワークを傷つけないチャックの紹介
7、カーバイドツール3本セット($55)の紹介

8、3520Bを含む大型旋盤比較
2011年12月31日(土)
ツールシャフトの引き抜き
ガウジを長く使っていると短くなってきます。ワンウェイの治具を使って研いでいると、柄が邪魔をして研ぐことが出来なくなります。そこで柄からシャフトを引き抜きます。ほとんどのツールは接着剤でシャフトを固定しているだけなので、バーナーであぶり接着剤を無力化させると引き抜くことが出来ます。引き抜いたシャフトだけだとワンウェイの治具に取り付けることが出来ます。これで研ぐことが出来たわけですが、この後は抜き差し出来る柄に取り付けることになります。
2011年12月30日(金)
JWAウッドターニング教室開校
JWAのウッドターニング教室が始まります。第1回目は平成24年2月3日~5日の3日間の基礎コースになります。詳細はJWAのサイトを見てください。下の写真をクリックすればJWA木工旋盤教室の紹介サイトへ飛びます。参加希望者はJWAの佐野会長の方へ連絡してください。第1回目は佐野会長と小生が講師を務めます。地方からの参加者は大いに歓迎です。宿泊費は2,000円/1泊なので3泊4日で来られるなら、宿泊費は6,000円ですみます。講習の費用も安く3日間で1.5万円です。定員は6名なので、人数に達し次第締め切りになります。受講希望の方は急がれた方が良いでしょう。
 講師は下の写真の8名になります。
2011年12月29日(木)
ダストライト4"ホース
縮めた状態では122cm、伸ばすと853cmになるフレキシブルホースです。Rocklerで販売しています。工房の中で木屑などを掃除するのに使います。掃除機などでは容量が不足しますが、大型の集塵機にこのホースを接続すると非常に強力に吸い込みます。材木を置いている部屋に設置しましたが、伸ばせば隣の部屋にも行くことが出来ます。
2011年12月28日(水)
瞬間接着剤
瞬間接着剤の安いものを国内で探してみました。50gと国内としては大容量の容器で売られているものが2,195円でした。しかしアメリカの専門店では16オンス(454g)が$25.75で売られています。送料を入れても$42.88(約3,400円)です。国内で売っている容量の9倍以上なりますので、同じ容量を国内で買おうとすると、19,930円ぐらい支払う必要があります。アメリカから買えば3,400円なので極端に安いことが分かっていただけると思います。このアメリカの瞬間接着剤専門店は以前にも紹介しましたが、16オンス以外に8オンス、4オンスの容器でも売っていますが、小さいものは割高になります。

なぜ今回瞬間接着剤を取り上げたかというと、瀬戸市の井上先生のところへ行って生木のウッドターニングのビデオ撮影をやりました。その時大量の瞬間接着剤を使っておられたから、安いところがあると紹介したのを思い出したからです。同時に先生が使っていた木固エースを入れる容器があまりにもみすぼらしかったので、小生が作ったインレイのガラス瓶をプレゼントすることにしました。先生は粘り気のある瞬間接着剤を多用されていたので、今回サラサラの瞬間接着剤を買ったついでに井上先生の分も注文しました。これらはクリスマスプレゼントになります。
2011年12月27日(火)
転がりやすいツールのハンドル
ツールを旋盤のベッドの上に置くと転がって床に落ちることが良くあります。ツールが落ちた拍子に足の上に刃先が刺さることも考えられます。したがってハンドル(柄のこと)は四角いほうが良いのです。しかし完全な四角だと手の掌に当たるので、トンプソンのハンドルは角を落とした8角形になっています。これだと旋盤のベッドの上に置いても転がりません。

またまた井上先生の話になりますが、木製のツールのハンドルを4面カットされていました。メーカー製のハンドルを削るのはもったいないように感じますが、井上先生の様なプロは、作業性を重視されるので躊躇なくカットされたのでしょう。アメリカの上級者のツールも同じようになっているのを見たことがあります。小生も真似をすることにしました。
2011年12月26日(月)
井上重信のグリーンウッドターニングDVD発売開始
DVDの編集が終わりましたので、グリーンウッドターニングDVD2枚組(生木の木工ロクロDVD)の販売を開始します。生木の選定に始まり、沢山の作例の紹介、さらに5種類の違った器の挽き方を詳細に説明しています。井上先生は説明が上手なので、DVDを繰り返し見るとよく理解できると思います。もちろん各工程で安全についての注意点を説明しています。DVDは2枚組3時間45分で2,800円(送料込)になります。先生も説明されていますが、乾燥材は材木屋さんなどで買う必要がありますが、生木は近所で木を切っておればもらうことが出来ます。この安く手に入れることが出来る生木のターニングにぜひ挑戦して下さい。DVDの注文は今日から受け付けますので、メールで注文をしてください。年内の送付は可能です。しかし12月31日~1月6日の間は、発送を中断させていただきます。
2011年12月25日(日)
小型旋盤用スパイラル治具
KERVの1017という小型旋盤に取り付けたスパイラル治具です。岐阜県の方が、小生の治具を見て作られました。KERVの1017は直径25cm程度しか挽けないミニ旋盤ですが、プロクソンの小型のX-Yテーブルを使って見事に出来ています。小生はVL300にこの治具を取り付けることが出来るようにしていますが、小型の旋盤を買って、取り付けようかと考え始めました。小型旋盤は何を買うかって?そりゃ当然ですが、デルタの46-460になります。台も買おうかと考えていますが、全部で8万円以上になってしまいます。台を自作して旋盤だけ買うかどうか?個人的にはもっと円高になって欲しいのですが、為替がどう動くか誰にもわからない。
2011年12月24日(土)
近所の樫の木
 散歩をしていると太い樫の木が切られていました。左の写真の上が切り取られて転がっていました。サラダボウルがたくさんできそうです。次の日に行くと立っていた太い幹も切り倒されていました。住宅を建てるため切り倒されたようです。忙しくてもらいに行けないが、早くいかないとどこかへトラックで持って行かれそうです。井上先生の生木のウッドターニングのビデオ撮影をしたばかりなので、早く自宅へ持って帰りたいのだが、置き場所がない。またもう少し細いほうが良いのだが太すぎて運ぶのが大変です。決心がなかなかつきません。明日行ってまだあるならもらってくるか?細い木もあったので、それだけでも持ち帰るか?樫は問題なく使えるが、使えない木だと捨てるのが大変です。
2011年12月23日(金)
デルタ46-460木工旋盤
デルタの46-460という木工旋盤です。この旋盤は小生が以前から良いと言っていたものですが、ウッドターニング上手さんが販売を始めるようです。ウッドターニング上手さんは長い間旋盤に携わってきたので、人から言われなくてもこの旋盤の良さは分かるのでしょう。これから木工旋盤を始めるユーザーには、これが国内で買えるようになったのは朗報です。アメリカのユーザーのテストリポートを和訳しましたので、興味のある方は、次をクリックしてください。Delta4611.pdf へのリンク
2011年12月22日(木)
MagFence(マグフェンス)
バンドソーなどのテーブルの上に置いて使うフェンスです。マグネットを使っているので、取り付けのためにテーブルに穴をあけたりする必要はありません。上面に付いている2つのノブを回すことでマグネットでロックが出来ます。価格は$99.95(約7,800円)です。小生が使っているラグナのバンドソーのフェンスは特に問題なく、このような別売りのフェンスが必要とは感じません。このフェンスは当然ですが、アルミなどの磁石の利かないテーブルでは使えません。
2011年12月21日(水)
Kilian Tools
これはカナダの会社のイージーラッファーと同じような商品です。シャフトの太さは2種類あって1/2”(12.7mm)と3/8”(9.5mm)で価格はそれぞれCAD$53.85(4,100円)とCDA$47.70(約3,600円)になります。ハンドルなしで売っているので、カナダからの送料もあまり高くならないでしょう。先端に取り付けるカーバイドカッターの価格は$9-$10(約680-760円)です。このカーバイドカッターのグレードが問題で、マイクログレイン・タングステン・カーバイドである必要があります。この販売店の場合はK30-grade tungsten carbideと明記しています。K30とはどの様なグレードか?材料メーカーのサイトで確認すると、粒子サイズは2ミクロン、ロックウェル硬度は91と非常に硬い。結合剤であるコバルトの含有率は9%となっていた。どの様なレベルの物か良くわからないが、マイクログレイン・タングステン・カーバイドと言えるのでしょう。マイクログレインにこだわっていますが、これでないといけない理由は、マイクロでないと刃先が工場出荷時に十分鋭くすることができないそうです。AAWの会報によると、HSSの刃先の鋭さを1-20とすると、マイクログレインカーバイドでは新品で2~3にしかならないという。1はHSSをグラインダーで研いだ状態です。HSSは使っているとすぐに20(切れない状態)になるが、カーバイドは同様の使い方で4~5にしかならないので長く使えるという。マイクログレインでないと、この初期の刃先の鋭さが上がらないということになります。この辺りは新品のカーバイドの刃先を指で触れば、分かるのではないでしょうか?
2011年12月20日(火)
ウッドターニングの教科書
遅れていますがウッドターニングの教室を来年の1月末に開校すべく、作業を進めています。学校を始めるには教科書が必要だというので、小生が作りました。自分でいうのもおかしいのですが、結構良いものが出来ました。これをJWAの会長に見せると、教室に来た人以外でJWAのメンバーにも配りたいという。JWAのメンバーで毎回講習会に来れる人は良いのだが、講習会には遠くて来れない地方の方に配りたいと言う。もちろん小生が反対する理由がないので、自由に使ってくれと言いました。その内届くのではないでしょうか?新年の会報かな???

ウッドターニングの学校ですが、アメリカでは教科書など準備していないという。アメリカの知り合いのターナーに聞くとアメリカではウッドターニングの本がたくさん出ているので、教科書など必要でなく教室では実技だけになるという。
 
2011年12月19日(月)
キヤノンPoweshot S100購入
手持ちのコンデジを2台Yahooのオークションで処分し、キヤノン(キャノンではない)のS100という新しく発売されたハイエンドコンデジを買いました。このカメラは24mm~120mmの5倍ズームで、手振れ補正が強化されています。ISO感度も上がっており、6400までそこそこの画質で撮影できます。一眼レフカメラに近い画質になっており、この薄さ軽さなので驚異的といえます。小生もデジタル一眼レフカメラは2台持っていますが、1台はいらなくなるかもしれません。このカメラを購入してからJWAの講習会に持って行って撮影しましたが、画質に関してはいい感触を得ています。コンデジでこの画質なら、国内旅行はすべてこれ1台で行けるでしょう。結婚式の写真撮影には、役不足なので結婚式用には一眼レフを置いておく必要がありそうです。しかし残念ながら小生の甥からは結婚するとは連絡が来ない。一眼レフはレンズを含めて処分するか???
2011年12月18日(日)
怪我
JWAの講習会でお話をしましたが、もう一度小生の怪我についてご紹介します。ジャンボジョーにワークを取り付けて回していました。当然直径が大きいので慣性モーメントが大きくなっています。つまりいったん回りだしたワークはいつまででもまわり続けようとします。そこで直流注入ブレーキの付いた小生の旋盤では、停止スイッチを押すと急ブレーキがかかります。当然ワークは回り続けようとするので、主軸から外れる方向に力が働きます。チャックの締め付けが弱かったのか、チャックが主軸から外れて落ちました。とっさに受け止めようとしたのか左手が出てチャックにあたり、血が噴き出しました。すぐにタオルを左手に巻いて血止めをして、右手一本で運転をして近所の外科(内科もやっている)へ行きました。受付で血の付いた左手を上げながら、けがをしたことを伝えるといつもは1時間ぐらい待たされますが、待合室で椅子に座ったと同時に呼ばれました。医者がすぐに見てくれた結果は、薬指と小指の間を起点にして山状に切れている。すぐに縫い合わせる必要があるという。麻酔をかけて縫ったが、先生は内科と外科を一人で兼任している人です。指の付け根を上手く縫えないという。もっと大きな病院へ行くべきだったと後悔したが、とりあえず手術は終了。怪我をしてから15分ぐらいで手術が出来たことが良かったのか?怪我をしてから1年がたちましたが、後遺症もなく指が問題なく動きます。手術直後は手の皮が分厚く違和感がありましたが、今はまったく問題がありません。縫ってくれた医者が上手かったとは思えませんが、すぐに処置をしたのが良かったのでしょう。

結論:チャックが主軸から外れたら、旋盤から離れて飛んだチャックに触らないようにする。ワークが壊れるか、工房内の何かが損傷しますが怪我をするよりはましです。旋盤の周りに逃げ場所ががあるかどうか確認してみてください。狭い工房だと逃げ場がないこともあります。
2011年12月17日(土)
大山コマの金子屋
大山寺に登る参道にあるのが、大山コマの金子屋さんです。和式ろくろと西洋式の両方を使っておられJWAのメンバーさんです。店舗にはコマ中心の商品が並んでいますが、ヒット作の「ひょうたんからこま」もあります。このお店はテレビ局には人気のスポットで、以前にも何度かテレビの取材がありました。今回12月18日(日)14:00~15:25にテレビ朝日で旅の香り「ヒミツの箱根グルメ駅伝」という番組が放送されます。出演者は野際陽子さん、中井美穂さんそれに氷川きよしさんとビッグネームが並びます。冬の大山・箱根の旅を案内するそうです。この番組内で金子屋さんも少し出るそうです。金子屋さんを見るならこの番組ではなく、直接行って見るほうが十分に見れますし、ひょうたんからこまも買うことができます。それよりこの番組は面白そうなので、早速録画予約をしました。
2011年12月16日(金)
色々あるドライブセンター
 木工旋盤を買うとほとんどの場合ドライブセンターが付いてきます。このドライブセンターは主軸に挿入して使うことになっていますが、11月27日にビデオ撮影のために訪問した井上先生の工房では、チャックに挿入していました。ドライブセンターにはテーパーが付いているので、チャックでくわえようとすると、滑るような気がしますが滑りません。この禁じ手という使い方から、チャックそのものをドライブセンターの様に使う方法があります。小生手持ちのドライブセンターは7種類ありますが、それらも紹介していますので、下の写真をクリックしてみてください。
2011年12月15日(木)PartⅡ
ダイエット中です
ダイエットをやっています。3㎏以上減量に成功したのでさらに5~6kg下げる努力をします。毎朝トーストを1枚、バナナ1本を食べています。今日の昼夜兼用の食事はビールに豆腐とピーナッツです。これで500gダウンを狙います。雨が降っているので今日の散歩は中止です。
2011年12月15日(木)
瓶の蓋とブラシのターニング
塗料用の刷毛は使った後、ほっておくとカチカチになって使えなくなります。アメリカでは瓶の蓋にブラシを取り付け、その塗料専用にしています。この方法だと瓶の中に塗料が入っている限り何時まででもブラシを使うことが出来ます。井上先生のところに行くとこれがありましたが、先生もこの方式ですがろくな入れ物を使っていませんでした。彼の実力では作れないわけがないので、もう少し綺麗な物を作れば良いと言いましたが、自分の工房の物もひどい物です。そこでインレイで作ってみました。この入れ物だと、中に入っている塗料は同じでも、ずいぶん高級な塗料に見えます。インレイは綺麗に見せるには木と木の間の隙間をいかに少なくするかです。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年12月14日(水)
Vicmarcボウルガウジ
 Vicmarcは木工旋盤とチャックなどで有名な会社ですが、今までは取り扱っていなかったボウルガウジを出しました。使用している金属は、トンプソンと同じA11で長切れするものです。すでにオーストラリアの販売店では、購入できるようになっています。トンプソンと同じでツールとハンドルは別売りになっています。価格はトンプソンの方が少し安くなっていますので、どの様な特徴があるのか?何かトンプソンより良いところを、言えないと苦しいでしょう。日本ではウッドターニング上手さんが扱うと言っていましたので海外へ注文できない人には朗報でしょう。ハンドルは2種類あって、手で締め付けるだけのものは下の写真の右の物です。青いのは6角レンチが要ります。ハンドル内に鉛粒を入れることができます。
 サイズ  Vicmarc トンプソン 
 3/8"  $59.10 $45 
 1/2"  $67.90  $55
 5/8"  $92.90  $80
 3/4"  $109.30  $105
2011年12月13日(火)
工房 ぶん訪問記
京都の工房 ぶんさんです。VL300を使ってウッドターニングをやられています。作品を何点か見せて頂きましたが、素晴らしい出来の物ばかりでした。小生は駄目な物を作っている方には、遠慮なく駄目と言いますが、この方の作品は褒めるだけでした。特に漆の塗装は色々なバリエーションがあり、小生も塗り方を教えてほしい物だと思いました。詳細は下の作品をクリックして下さい。
2011年12月12日(月)
工房 Thousands of Grain
橋下大阪市長が誕生した翌日に大阪市の工房 Thousands of Grainを訪問しました。倉庫を借りてウッドターニングをやっておられ、大型の機械が並んでいました。知り合いになったきっかけは、インバーターの使い方についてメールで質問があったからです。今回は井上さんのビデオ撮影の後、大阪まで足を伸ばしたのは、この工房にある大形旋盤アメリカンビューティを見たかったからです。工房の訪問記は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2011年12月11日(日)
フィンランドのククサの製作
2009年の7月にフィンランドへ行きました。ヘルシンキの広場でウッドターニングの製品が販売されていました。フィンランドでは簡単に手に入る白樺を使った物が殆どでした。その中にククサという木製のカップがありました。1枚目の写真の物です。値段は手作りなので結構高かったと記憶しています。カップと柄の部分が一体になったものです。もちろんターニングだけでは完成させることが出来ません。ククサは白樺の瘤を使って作るそうですが、手持ちの樫の木を使って作ってみました。失敗作でしたが、詳細は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2011年12月10日(土)
ルーター・レイズ・アッタチメントの製作、PartⅢ
またまたスパイラル治具の話題です。興味のない方には、どうでも良い内容ですが今回で最後です。スパイラルのピッチを切り分けるため治具の改造です。スパイラルを1回転させた時に何mm進むかでスパイラルのピッチが決まります。それは主軸に取り付けたプーリーの径でピッチが決まります。主軸に取り付けたスピンドルアダプターの径は49mmだったので、それと同じ48mmと25mmぐらいの2種類を選べるよう、真鍮の棒を使ってプーリーを自作しました。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年12月9日(金)
Center-Set Post Lock
ツールレストの高さを設定できる金具です。クラフトサプライで$2.30で売られています。1枚目の写真がそれです。しかしこの商品は近所のホームセンターで買うことが出来ます。ホースバンドと言うもので、ゴムホースなどを締め付けて固定する目的で売られています。直径φ30mmの物で指で回すことが出来るノブの付いたものを買ってきました。小生のVL300はツールレストのポスト径は25.4mmと30mmの2種類が使えるようになっていますが、ノブを回すことでどちらにも対応出来ました。VL300の場合はツールレストをどこかの旋盤と違って、十分下げることが出来るのでこの金具を取り付けても、十分低く出来ます。ガウジなど柄を下げて刃先がセンターに来る一番低い高さにこの金具を固定します。スキューなど使う場合はツールレストを高くしますが、その時もこの金具からの距離を見て上げれば、希望の位置に一度で設定しやすくなります。元のガウジの位置にするには金具がストッパーになるので、ドンと下まで下げるだけです。かなり実用的なものですので、すぐにホームセンターへ買いに行ってください。指で回せるものを探して下さい。なければドライバーで回すものでも良いでしょう。一度固定すると、頻繁に位置を変える必要はありません。便利に使っています。
2011年12月8日(木)
スパイラルキャンドルスタンドの製作
治具を使ってキャンドルスタンドを作ってみました。スパイラル治具があれば、問題なく作ることが出来ます。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年12月7日(水)
ルーター・レイズ・アッタチメントの製作、PartⅡ
X-Yテーブルには名前に反してトリマを取り付けていましたが、小生の使っているX-Yテーブルは大形なので、ルーターでも問題なく取り付けることが出来ます。トリマ用の木の台を外して、ルーターを取り付けることが出来るようにしました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年12月6日(火)
ルーター・レイズ・アッタチメントの製作
JWAの会報で紹介しましたが、改めて紹介します。VL300用として大形のX-Yテーブルを使って治具を自作しましたが、小型旋盤の場合は小型のX-Yテーブルを使えば良いでしょう。X-Yテーブルとトリマがあれば、スチールワイヤーと3個の戸車などすべてホームセンターで売っている物で出来ます。ワイヤーと戸車で3千円ぐらいで出来ますので、X-Yテーブルを持っている方は、試してみては如何でしょうか?詳細は下の写真をクリックすれば見ることが出来ます。
2011年12月5日(月)
福井県のガレージ工房さんを訪問
福井県の最近ウッドターニングを始められた方の工房を訪問しました。小生のサイトで紹介している工房は、広くて立派なので小さい工房だと公開を嫌がられる方が多いのですが、今回は了解を頂きました。小さいと言っても世間一般から見ると立派な物です。日本ではマンションに住んでいて木工をあきらめている人が多いのが実情です。初心者と言うが出来上がったものは、まずまずの出来でした。自分が始めたころに比べると、今回の方の方が出来ているように感じます。工房の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年12月4日(日)
生木のウッドターニング
11月27日に井上先生の瀬戸市の工房へ行って、生木のウッドターニングのビデオ撮影をやってきました。生木の挽き方、処理の仕方、塗装などの説明を含めて、5種類の違った作品の作り方を撮影しました。DVDの長さがどうなるかで、全部を収録することが出来ないかも知れませんが、編集が終われば小生のこのサイトでDVDの販売をします。年内に販売開始できるよう編集作業は頑張るつもりです。小生も初心者ではないので、生木のターニングはもちろんやっていますが、参考になることが沢山ありました。生木のターニングでは以前藤沼さんのDVDを出しましたが、作家によってやり方が違います。自分にあうやり方と言うのもあるはずで、DVDは何本あっても良いと考えています。
2011年12月3日(土)
笠間工芸の丘・イベント情報
12月4日までですが、笠間工芸の丘でたなつる工房さんの木の器の展示があります。開館時間は10:00~17:00になります。お近くの方はぜひ見に行くことをお勧めします。たなつるさんの得意の不思議な形をしている器と、自然の木目の美しさを色々な角度で楽しむことが出来ます。
2011年12月2日(金)
帰宅しました
今回の旅行ではまず瀬戸市の井上先生のところに行って、生木のウッドターニングのビデオ撮影をやりました。その後、京都、奈良の紅葉観光をしながら大阪、京都、福井のウッドターナーの工房を3か所訪問しました。いずれの工房も初めての訪問でした。今回初めて訪問した工房の主は小生のサイトで写真の公開に応じて頂けたので、いずれ時間が出来たらまとめて報告したいと思います。しかし今回の工房訪問では驚くことが沢山ありました。日本ではウッドターナーは少ないので、アメリカの様に色々やっている人は少ないと思いましたが、大きな間違いでした。狭い日本ですが、才能のある方は居るものです。なお下の小生が写っている写真は、京都大原三千院です。もみじの紅葉が見ごろでした。

別件:沖縄の方からガラス塗料の件でメールを頂いていますが、返信してもメールが届けられなかったと警告メールが来ます。連絡の取れるメールアドレスの連絡をお願いします。
2011年12月1日(木)
ワンウェイリボルビングセンターのベアリング交換
ワンウェイのリボルビングセンターを持っている人は多いと思います。ダブルベアリングになっており、簡単には壊れないと思いますが、ベアリングを交換するには特殊な工具が必要になります。それはピンスパナという工具です。このツールを使えばベアリングをケースから取り外すことが出来ます。残念ながらホームセンターではまず売っておらず、通販で買うことになります。