2011年4月15日(金)PartⅡ
東北激励旅行
4月23日より茨城、福島、宮城のウッドターニングの仲間の所にお見舞い旅行に出かけます。小生を入れてJWAのメンバー4名で行きます。現地へ行っても年寄りばかりで何も出来ませんが、顔を見せるだけでも励ませるのではないかと考えて行くことにしました。さすがに東北地方でももう雪はないと思うので、タイヤをスタッドレスからノーマルに交換しました。自分で交換をやったので筋肉痛になりました。出来るだけ現地でお金を使って帰るつもりです。日本酒が売られていたら買占めてきます。
2011年4月15日(金)
液体ガラス/ガラス塗料
ガラス塗料という耐水性の高い塗料があります。製品名はファインクリスタルウッドです。なかなか時間がなくて試すことが出来ませんでしたが、今回テストを行いました。結果は耐水性、扱いやすさ、仕上がり、匂い、安全性、値段など殆ど問題なく今後は、耐水性が要求される器には全面的に採用することにしました。この塗料の価格は4リッターが1.6万円+送料、16リッターが4.2万円+送料です。4L缶の場合送料を入れて4,400円/リッターぐらいですが、16L缶だと2,700円/リッターぐらいで買えます。一人で16L缶を買ったのでは、使いきれないのでご希望が多いようであれば、小生が買って小分けにして売ることも考えています。小生が今回買った4L缶からすでに2人の方に試して頂くために、小分けにして宅急便で送りました。そちらの評価結果も出たら参考にしたいと思っています。詳細なテスト結果は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2011年4月14日(木)
VL100は消え去るのみ・VL150登場
Vicmarcのサイトを見るとVL150が登場していました。同時に今まで出ていたVL100は消えています。多分生産を終了するのだと思います。VL150については2月25日の日記で書きましたが、再度どの様に進化したか見直してみましょう。挽ける直径が25cmから30cmに上がりましたが、これは同業者が皆さん30cmなので当然の成り行きでしょう。まずモーターが0.55Kwから0.75Kwと馬力アップしたことです。同時にプーリーの径を大きくして空回りしないようにしています。直流モーターのバリアブルスピードではなく、インバーターを使った可変速なので12~3500RPMまでシームレスに可変出来ます。これは素晴らしいのですが、コストが上がる要因ではあります。ベアリングはVL100を踏襲していますが、小型旋盤では珍しいテーパーローラーベアリングを使っています。従って軸方向と軸に垂直方向の両方からの力を受け止めることが出来ます。すぐに壊れるどこかの旋盤と違ってこれは簡単に壊れることは無いでしょう。下の写真を見れば分かりますが、両側のハンドホイールは大形の物になっています。これも小さいと使いずらいので、良い改良と言えるでしょう。ツールレストのポスト径は25.4mmと中大型旋盤と同じサイズになっています。これも太い方が良いに決まっています。ベルトの張り替えはインバータ式なので、頻繁に行う必要はありませんが、ドアも開閉しやすいように改良されています。Vicmarcは一生使える耐久性の高い旋盤だと言っています。確かに殆どケチをつけることが出来ないような、素晴らしい旋盤です。Vicmarc製なので精度も出ているでしょう。問題はその価格です。オーストラリアでの販売価格を見ると20万円($2317)ぐらいです。
 
ヘッドストックの蓋はノブを回すと開きます。ドアのヒンジが付いています。モーターの方のドアはマグネット式になっており、簡単に開閉が出来ます。
 これはモーターとインバーターが付いていないベンチマウントモデルです。小生はこれがアメリカで安く販売されるようなら買うかも知れません。もちろん自分でモーターとインバーターを取り付けます。Vicmarcと差別化のため2馬力のモーターを付けるのも面白い。
2011年4月13日(水)
ER25スプリングコレットの購入
Vermecの旋盤の主軸に取り付けることが出来るコレットチャックを持っていますが、スプリングコレットは5-6mmの1個だけしかありません。例えば7mmのドリルをくわえようとしても出来ません。コレットチャックの特徴はこの様にくわえる径が1mm違うと、くわえることが出来ません。しかし完全に芯が出るのでペンのマンドレルなど芯が出ていないと困るような作業には必要なチャックです。スプリングコレットは1個3千円ぐらいするので、全サイズ揃えるのは無理ですが、良く使うサイズは揃えておくと良いと思い、Yahooのオークションを見ると奇数セット7個が5,800円で売られていました。もちろん早速落札しました。サイズは3,5,7,9,11,13,15(mm)です。それぞれ-1mmまでの許容が有りますので2~3,4~5,6~7,8~9,10~11,12~13,14~15(mm)の範囲をカバーします。
2011年4月12日(火)
ハンドルインサートの製作
トンプソンのガウジを買いましたが、ハンドルがありません。木製のハンドルにツールを取り付けたり、取り外しが出来るハンドルインサートが売れれています。ハンドルインサートは、クラフトサプライのカタログを見る限り$20以下で買えます。しかしこれだけを注文しようとすると、送料が割高になってしまいます。以前ならついでに何かを買うということになりますが、最近は欲しい物が殆どありません。そこで買うのではなく自作することにします。真鍮の丸棒をMonotaroから買ってトンプソンのガウジ用の2つのインサートを作りました。ハンドルがないと使えないので、ケヤキでハンドルも挽きました。我ながら素晴らしい出来です。詳細は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2011年4月11日(月)
木製フェースプレートの製作
フェースプレートはアルミ製の物が$20ぐらいで売られていますが、ねじ切り治具の3/4”x10TPIのボルトには取り付けることが出来ません。そこで3/4”x10TPのタップを使って木にねじを切り、自作することにしました。木製なので、大きなワークを取り付けることが出来ませんが、ねじ切りのボックス程度なら強度的には全く問題ないでしょう。チャックに材料の木を取り付け、丸くした後ドリルで穴をあけます。そこにタップを切ります。タップを切った後は、ワンウェイのリボルビングセンターに取り付け、最終的な形に挽きます。6か所に取り付け用の穴をあけて完了です。
2011年4月10日(日)
セイフティリングの製作
ドリルチャックにねじ切り用のカッターを取り付けて高速で回そうとすると、2MTで挿入しているだけなのでチャックが抜け落ちる恐れがあります。そこでドリルチャックが抜け落ちないように固定する、セイフティリングを木で作ってみました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月9日(土)
ミツトヨのデジタルノギス
デジタルノギスは工房の中でも良く使う測定器です。年寄りには便利で大きな文字で測定値が出るので便利に使っています。今まで使っていたものはシンワというメーカーの物でそれ程高い物ではありません。問題はスイッチを切り忘れると電池が消耗するので、こまめに切ると測定する時にいちいち電源を入れる必要があります。またゼロスイッチを押して測定前に原点調整をする必要があります。そこで何か良い物は無いか調べたところ、ソーラーバッテリーで動くノギスがありました。しかも原点合わせが不要です。これはアブソリュートリニアエンコーダを採用しているので、測定開始毎の原点合わせが不要という。値段は2万4千円ぐらいしますが、Yahooのオークションで安いのが出ていたので買いました。実際手に取って見ると非常に使いやすい。ソーラーパネルは結構大きいので工房で照度不足になることはありませんでした。また原点合わせが不要なのも便利ですぐに測定が出来ます。高いけれども良い製品だと思います。
2011年4月8日(金)
ねじ切りボックスの製作
ねじ切りボックスを作りました。ねじ切りを成功させるためには、いくつかのコツがあります。綺麗なねじ山を切るためには、カッターを良く研ぐ必要があります。蓋をぴったり閉まるようにするためには、逃げ溝を切る必要もあります。蓋を完全に閉めた時に、蓋と身の木目を通るようにすることも重要です。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月7日(木)
六義園の枝垂れ桜

六義園(りくぎえん)は5代将軍綱吉の側用人柳沢吉保の造営した大名庭園。小石川後楽園と共に江戸の二大庭園と称される歴史ある場所です。シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラ等が園内に75本植えられています。例年は3月下旬頃に満開になるシダレザクラは樹齢70年。今年は4月5日に行きましたが満開でした。薄紅色の桜の花が滝のようになって見事です。枝垂れ桜のライトアップの際には、園内に臨時売店も登場して、甘酒を飲んで一休みもできます。しかし今年は残念ながらライトアップはありません。沢山の人が来ており、桜の前に立っています。下の写真は出来るだけ桜に近づいて人を入れないようにして4枚撮影。それをPhotoshopで合成したものです。

2011年4月6日(水)
ラフィングガウジの製造方法
栃木県の天真工房さんからラフィングガウジが折れたというメールを受け取った時は嘘だと思いました。すぐに写真を撮って送ってくれと言いましたが、確かに折れていました。メーカーであるイギリスのHamlet社にメールで問い合わせると、しょっちゅう起きることではないが、使い方を誤ると折れることがあるという。天真工房さんは代わりのラフィングガウジが必要なので、小生がWoodCraftに注文して取り寄せました。小生が手持ちのP&N Toolsのラフィングガウジと並べてみると製造方法の違いがはっきり分かります。P&Nは太い丸棒から、フライス盤で溝を掘っているようです。柄に入る部分も丸くなっていることからその様に推定出来ます。一方今回購入したHenry Taylorの物は、板を半円形に曲げて作っているようです。昔の鍛造の刃物と同じ作り方です。この方が捨てる部分が少なくて安くできると思います。どちらが良いか?柄に入る部分が丸い場合は、隙間が出来ないので、振動がしにくくなります。板状の物は半円形の詰め木をすべきでしょう。隙間が空いているようなら、自分で木を削って隙間を埋めて下さい。使い方を誤らなければ、詰め木がなくても折れることは無いと思います。 Ashley Ilesのツールはこの詰め木が入っているのが特徴です。
2011年4月5日(火)
グラインダー砥石のバランス
ガウジをシャープニングする時、砥石の上でガウジのベベルがコンコンコンとバウンドしていませんか?この状態では思うようにシャープニングが出来ません。砥石はガウジをしゅーとこすっている必要があります。しかし砥石の芯がずれていると、グラインダーが振動してバウンドしてしまいます。砥石のバランスを完全に取る方法を色々試したいますが、まだ上手くいっていません。今回はベアリングを使ってやってみましたが、完ぺきには出来ません。詳細は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。この砥石のバランスについては、ネットで検索すると沢山出てくるので、バランスを取ることの重要性は間違いないようです。
2011年4月4日(月)
スピンドルアダプターの製作
ねじ切り治具で必要となるスピンドルアダプターをアルミの丸棒から作りました。メスは3/4”x10TPIでオスは1"x8TPIです。メスの方はタップを使ってねじを切りました。オスの方は1"x8TPIのねじ切り治具を使ってねじを切りました。まずまずの出来で早速このアダプターを使って3/4"x10TPIのネジの付いたボックスを作りました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月3日(日)
ねじ切り治具マークⅡの製作
前回紹介したねじ切り治具はの自作はそれ程難しくありませんが、もっと簡単に作ることが出来る構造を思いついたので紹介します。今回は"x8TPIではなく3/4"x10TPIのボルトを使いましたので、前回より少し細かいピッチが切れます。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月2日(土)
リボルビングセンターを主軸に固定する
ワンウェイのリボルビングセンターを主軸に取り付け、ドライブセンターとして使用出来るようにしました。勿論回転センターが回転しないようロックのピンを入れる必要があります。これで3/4”x10TPIの主軸サイズになりますが、問題はテイルストックで押していないと、回転中に主軸からリボルビングセンターが外れてしまうことです。何か良い方法がないか考えた結果、リボルビングセンターには貫通口があるので、長ネジを入れてリボルビングセンターの先とハンドホイールのところで締め付ければ、外れなくなることが分かりました。長ネジはM6を買ってきて、必要な長さにカットして使いました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月1日(金)
1"x8TPIのボルトとナットの製作
 ねじ切り治具を自作したので、ボルトとナットを作ってみました。ピッチが荒いので、ねじ山が崩れることがありません。16TPIぐらいのネジだと綺麗に切れた試がありませんが、8TPIとなると綺麗に切れます。もちろんカッターは良く切れるようにシャープニングするのが必要です。綺麗に切るためのノウハウは、カッター以外にも注意するところがあります。何個かやっていると、コツが分かってきます。下の写真のボルトはハードメイプルですが、ケヤキ、桜、ウェンジなどもやってみました。木によっては山が崩れてねじが切れない物もあります。詳細については下の写真をクリックして下さい。
2011年4月30日(土)
ダイヤモンド砥石の不良品が、、、
夢工房さんから頼まれてWoodCraftからダイヤモンド砥石を購入しました。ダイヤモンド砥石を宅急便で送ってから数日して、ガウジが砥石の上でバウンドすると、夢工房さんから電話がかかってきました。何をやっているのか?砥石の表面を確認してもらうと指で押したような跡があり凹んでいるという。現物を確認すると指で押したというより、表面がむしり取られているようです。早速写真を撮ってWoodCraftにメールでクレームしました。返事はすぐに来て、新しい物を送る。そちらにあるものは送り返す必要がない。ご迷惑をおかけしたという内容です。アメリカの販売店は顧客第一なので、反応が期待通りです。すでに商品代、送料が無料の伝票が起こされています。あとは砥石の到着を待つのみです。
2011年4月29日(金)
ひょうたん型七味入れの製作
ひょうたん型の七味唐辛子入れを作りました。サイズは66mmx120mmでパドックを使いました。真ん中の部分は10TPIのネジになっています。ネジはいつでも問題なく切れるようになってきました。初めて作りましたが、まずまずの出来です。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月28日(木)
アートフリーマーケットinちくら2011
アートフリーマーケットinちくら2011が4月30日(土)5月1日(日)に開催されます。場所は千葉県の千倉にある潮風王国という道の駅です。小生も出店することになっていますが、サボっていたので売るものが少なくて困っています。あるものだけ並べるしかありません。毎年出店することにしたので、今回も行くことにしました。10月にはエコフェスタin千葉がありますので、そちらは真面目に準備をしたいと思います。
2011年4月27日(水)
名刀!グレーザーツール販売再開
ウッドターニングのキャリアの長い人は、グレーザーツールのことは良くご承知と思います。最近ウッドターニングを始めた方々には、どんな物か分からないと思いますので少し説明します。ツールの金属ですが、粉末冶金で製造した長切れするスチールです。焼き入れの温度処理にもノウハウがあります。赤ハンドルの10Vと黒ハンドルの15Vがあり15Vの方が10Vよりさらに長く切れると言われています。ハンドルにも特徴があり、内部に鉛の球を入れており、振動吸収など切っているときのフィーリングが良いそうです。小生は残念ながらこの様な高価なツールは1本も持っていませんが、たなつる工房さんでは大量にお持ちです。たなつるさん曰く高い投資だったが、それに見合うものはあった。そのグレーザーのツールがグレーザーの後を引き継いだ、Paulo Marinさんという人により生産販売が再開されました。途中までやってみましたが、日本から購入することが出来ます。支払いはPayPalになります。

赤ハンドルの10V12.7mmのボウルガウジが$159
黒ハンドルの15V 12.7mmのボウルガウジは$189
赤ハンドルの10V15.8mmのボウルガウジが$185
黒ハンドルの15V 15.8mmのボウルガウジは$219
赤ハンドルの10V、19.1mmのボウルガウジが$215

トンプソンもこの10Vと言う同じスチールを使ってガウジなどを販売していますが、ハンドルは別売りで15.8mmが$80です。今回のグレーザーの場合は、以前販売していた時より少し価格が下がっている様に思います。ご本家のグレーザーが復活したので、トンプソンを買うかグレーザーを買うか悩むところです。トンプソンには10Vしかないので、グレーザーの15Vを買ってみたいと思い始めています。多分この気持ちを押えることが出来ずに買ってしまうのでしょう。下の写真をクリックすると販売サイトにリンクします。
 下の写真はたなつる工房さん所有のグレーザーのツールです。青色のハンドルもあります。
2011年4月26日(火)
東北お見舞い旅行
最初に訪問したのが茨城県の高萩市にあるたなつる工房さんです。今回の地震は地震の揺れによる被害よりも、津波による被害が大きいのが特徴です。しかし宮城県の南三陸町の津波の来ていないところより、高萩市の方が壊れている家が多い。もちろん津波ではなく地震の揺れで壁がたおれたり、屋根のかわらが落ちたりしている。屋根の修理は3年待ちの状況になっている。たなつるさんの工房も中に入るとすでに倒れた電動の機械は元に戻っているが、床が傾いているのが分かる。
 こちらは福島県の二本松の安達太良工房さんです。カーナビの指示通り行こうとすると通行止めがあり、迂回して工房に到着した。工房の前の道が崩落している。道路の上にゴムのホースのような水道管が這っている。これで水が出るようになったという。水道管の修復はまだ先になるのだろう。工房を見せて頂いたが、ドイツのオズモのキットで建屋を1年がかりで自作されたものです。VL300を使っておられます。工房の詳細は別報します。
 最後に宮城県の登米市にあるターニング・ポエムさんを訪問。津波の被害が大きかった隣町の南三陸町へ案内をして頂いた。登米から車で30分ぐらいだが、あるところから突然、がれきの山になる。自衛隊が入って働いているので、かなり整理されたようだが、綺麗になるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。下の写真はテレビで報道されていた、防災対策庁舎です。
2011年4月25日(月)
ヘッドストックが回転する旋盤
ビーバーとかNOVAのDVR XP、それにVL175などはヘッドストックを回転させることが出来ます。ベッド上ではビーバーの場合直径30cm程度しか挽けませんが、ヘッドを90度回転させるとさらに大きい物が挽けるようになります。しかし問題は芯押し台が使えなくなるので、芯の出ていないワークを挽こうとすると、チャックから外れて危ないことになりそうです。そこで静岡県のももとせ工房さんは専用のバランス台を作って、ボウルの材料を取り付けチェーンソーを使って重い部分をカットしていく方法で、材料のバランスを取ってから、旋盤に取り付けたという。ツールレストも鉄板で自作されたようですが、しっかりしていて使いやすそうです。この努力の結果直径36cmのボウルが挽けたという。木工旋盤は3年もやればかなり上手くなってきて、大型の旋盤が欲しくなります。
2011年4月24日(日)
真空ポンプが故障
樺の大きなボウルの底を仕上げようと、真空ポンプのスイッチを入れるとウーンと言って回りだしません。スイッチを入れたり切ったりしましたが駄目です。とりあえずオイルが少なかったので追加してみたが回りません。ポンプ部が回らないのか、モーターに問題があるのか原因を切り分けるために、モーターとポンプ部を固定している4本のボルトを外しモーターとポンプ部を切り離しました。この状態で電源を入れてもモーターが回りません。手で少し力を加えてやると、回りだします。モーターに問題があることが分かりました。そこで進相コンデンサの容量抜けを疑い、他のモーターからコンデンサを外して取り付けてみました。しかし相変わらず自力では回転が始まりません。どうも遠心力スイッチがオフになったままの様です。このスイッチは回転数が低ければ接点がオンになり、回転が上がるとオフにしてコンデンサーを回路から切り離すようになっています。回転が止まっているときは、スイッチがオンでなければならないのに、オフになっているので、コンデンサが入らない状態になり回りださないのでしょう。モーターの後ろの蓋を外して遠心力スイッチを分解掃除しようとしましたが、ネジが1本どうしても外れません。外側からドライバーでつついたり、叩いたりすると遠心力スイッチがオンになったようで、電源スイッチを入れると回るようになりました。暇になったら分解整備をやりたいと思います。
2011年4月23日(土)
JET Vortexコーン
左の写真はJETのDC-1100VXというワンステージの集塵機です。この新しいVXが付いているモデルは、Vortexコーンという円錐状の板がごみ袋と上部のフィルターの間に付いています。このコーンにより、重いゴミが舞い上がらずゴミ袋の方に留まり、フィルターは目詰まりを起こしにくくなるという。ネットの掲示板ではこの様な円錐形の板は、ウッドターニングで簡単に作れるので、古い機種を持っている人は自分で追加すれば良いと意見が出ています。集塵機はツーステージのサイクロン式でないと駄目だと思っていましたが、この方式で本当に宣伝通りの効果があるなら、古い集塵機を持っている方は改造をすると良いと思います。小生はサイクロンなのでこのコーンは試しません。
 下の右側はVortexコーンの付いた方のフィルターです。左は従来の集塵機ですがゴミが沢山フィルターに付いています。これだとすぐにフィルターが目詰まりを起こします。つまり吸引力の低下を招きます。

評価記事が出ておりそれによると、メーカー宣伝通りという結果になっています。
2011年4月22日(金)
キャンドルスタンドの製作
夏場に向けて停電の心配があります。そこでキャンドルスタンドを作って売ることを考えました。5月にはアートフリーマーケットin千倉があります。もちろん出店することになっていますが、売るものがあまりありません。簡単で早く作れるのでこれを増産する予定です。8個作るのに2時間15分かかりましたが、1個あたり17分で出来たことになります。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年4月21日(木)
CBNホイール
切れ刃となる砥粒にダイヤモンドとCBNを使った砥石を超砥粒砥石と呼びます。それに対し一般研削砥石と呼ばれるものは、アルミナ質を主体とするものと、炭化ケイ素質を主体とするものがあります。今回購入したCBN(立方晶窒化ホウ素)砥石は焼き入れされた特殊鋼の加工に適しています。CBNはダイヤモンドに次ぐ硬さで、ウッドターニングに使う刃物を研ぐのには、ダイヤモンドより適していると言えます。そのCBNホイールをD-way toolsから購入しました。現在使っているダイヤモンドホイールが#240ぐらいなのでCBNの方は#80を買いました。この砥石は#80という表示だが#60ぐらいの感じです。太いガウジなどを研ぐつもりです。先の細いツールはダイヤモンドホイールでやることにします。
2011年4月20日(水)
ガラス塗料の器に沸騰水
ガラス塗料を塗った器に熱湯を入れたらどうなるか?という質問がありました。電気ポットで沸騰させたお湯を入れてみました。特に何事も起きません。変な匂いもしません。1回ぐらいでは分からないので、この器でインスタントみそ汁を定期的に飲むことにします。何回か使ってからまたリポートします。

なお一回目のガラス塗料の発送が終わりました。受け取った方は、使用後の感想など頂ければありがたいです。16L缶はなくなったので新しい物を注文しました。


ガラス塗料の販売は終了しました。
2011年4月19日(火)PartⅡ
ガラス塗料販売の件
ファインクリスタルウッド(ガラス塗料)の購入を希望される方は、小生宛にメールを下さい。掲示板に書き込まれると対応がしにくいので宜しくお願いします。

ガラス塗料の販売は終了しました。
2011年4月19日(火)
ガラス塗料の保存期間など
ガラス塗料は16L缶を買いましたが、1缶だけではご要望に沿えない様なので2缶目を購入するかも知れません。23日から東北激励旅行に出かけますが、訪問先にはこのガラス塗料をサンプルとして差し上げる予定です。

さて現在のところ23名の方々から購入希望を頂きましたが、ペットボトルが不足しておりコンビニであさる必要があります。水不足というのに捨ててあるペットボトルは半分ぐらいしか飲んでいない物が結構あります。一番困るのはタバコの吸い殻を入れているものです。ペットボトルを捨てるときは中身をすべて出して、キャップを外すというのがマナーです。コンビニから持ち帰ったペットボトルは、中を水で洗って乾燥させます。口が小さいので、乾燥に時間がかかります。日光を当てて乾燥させていますが、苦戦しています。

ガラス塗料の販売は終了しました。

話が例のごとく脱線しましたが、ガラス塗料の保存期間ですが冷暗所で1年は大丈夫という。しかしそれ以上は不明という。薄めないで使ってほしいが、スプレーガンで使う場合などどうしても薄めたい場合は、ラッカーシンナーが使えるという。塗り方のマニュアルはガラス塗料と一緒に送ります。もちろん刷毛で塗ることが出来ますが、スポンジのようなもので塗布しても良いでしょう。乾燥すると刷毛の跡などは見えなくなりますが、たっぷり塗りすぎて表面に沢山たまって、乾燥が遅い部分があればティッシュかキッチンペーパーで拭き取れば良いでしょう。オイルを塗るのと同じように簡単に塗れます。ウレタンだと上手く塗らないと塗りムラが出ますが、これは無神経に塗れば良いでしょう。耐久性ですが、長年使っていると劣化しますので、塗り直しが必要になる場合があります。小生は素手で塗っていましたので、手に塗料が付いてしまいました。洗い流せば特に問題はありませんが、ゴム手袋をされた方が良いでしょう。
2011年4月18日(月)
ガラス塗料追加テスト
ガラス塗料の耐水性は完璧だと思いましたが、底に木口が来るようなものでは、底から水が漏れました。ガラス塗料が導管をふさぎ切れていないのでしょう。一方板目で作ったボウルでは、2回塗りでも水はまったく漏れませんでした。縦長のビアグラスなどは木取りとしては上下に木目が通るようにするのが、普通なのでガラス塗料を塗ったとしても安心できません。夢工房さんに相談したら、底が薄いと漏れるのは当たり前。底を厚めに挽いて、ガラス塗料の塗る回数を増やせば漏れないはずという。半信半疑だったが、福岡県の方にそのことを話したら、早速実験をしてくれました。夢工房さんの言う通り4つお椀を挽いて2つは底を薄く、残りは底を10mmぐらいの厚さにしたら厚い方は漏れないという。さすがは夢工房さんです。見直しました。

従って木の種類とか、厚さ、木目の方向、塗布回数によっては、水が漏れることをご了解していて頂いた方には、小分けにしてお譲りします。16L缶を買いましたので500ccのペットボトルに入れて送る予定です。1L希望の方には2本送ります。2Lをご希望の方には2Lの大きいペットボトルに入れます。送料別で500ccが1,500円、1Lが3,000円とさせて頂きます。木固めエースは1Lが6千円以上なので半値になります。


ガラス塗料の販売は終了しました。
2011年4月17日(日)
30mmツールレスト
幅の狭いツールレストがあると便利な時があります。狭いところでパーティングツールを使うときなどです。直径30㎜の鉄棒を買って片側をなだらかにグラインダーで削ります。真ん中に平らな部分を作って完了です。作るのは簡単なので1本あっても良いでしょう。
2011年4月16日(土)
ノリタケのスーパードレッシング
 ノリタケのスーパードレッシングを購入しました。砥石をドレッシングする工具です。砥石のツルーイングは切削面だけでなく砥石の横の部分も平らにする必要があります。ウッドターニングでお盆のようなものを挽いた時のことを思い出して下さい。底と上面の面積の広いところを平らにしないと、振動が出ることです。砥石も同じで横の部分を平らにして、砥石の振れ取りをやる必要があります。これをやらないと、グラインダーが振動するので、シャープニングの時に安定して研ぐことが出来ません。この砥石の横の部分を平らにするのにこのノリタケの砥石は非常にやり易く出来ています。チップ部本体には3つのネジ穴があいており、使い方に応じて差す場所を選びます。柄のないチップ部だけを購入しました。詳細は下の写真をクリックして下さい。