2011.04.10

セイフティリングの製作

主軸にドリルチャックを取り付けて高速で回そうとすると、2MTで挿入されているだけなので、ドリルチャックが抜け落ちる恐れがあります。主軸に固定して抜けないようにするため、簡単な方法としてガムテープを巻いてみました。しかし主軸はねじが切ってあるので、ガムテープではすぐにはがれてしまいます。そこでセイフティリングを作ることにしました。

ガムテープで固定

ねじ切りのカッターを取り付けていますが、この状態で3000RPMでは回せません。

アルミのフェースプレートを取り付け、これとドリルチャックを木のリングを作って押えることにしました。

木でセイフティリングを作ってドリルチャックを固定することが出来ました。しかしもっと簡単にやる方法がないか考えましたが、フェースプレートがあれば、ガムテープで固定できることが分かりました。フェースプレートは平らな部分があるので、そこにガムテープを巻けばドリルチャックを固定することが出来ます。試しに高速で5分ほど回してみましたが、外れることはありませんでした。

バンドソーで下の写真の様に平らな部分を作ってビスの穴をあけます。2つに切り離していたので、瞬間接着剤で固定してから穴をあけました。その後は木槌で叩くと、2つになりました。

フェースプレートの出っ張りが入る溝を穴掘りツールで挽きます。ドーナッツ状のリングになってしまいますが、フェースプレートを押えることが出来れば良いので、少し大きめになるように挽きます。

問題なく取り付けることが出来るかどうかフェースプレートに当ててみます。一部上手く入らないところがあったので、ノミで削りました。

セイフティリングの製作

パーティングツールで切り離した後、スライド丸鋸で半分に切りました。半分に切る前にドリルで穴をあけるべきでした。

ビスを入れて締め付けると上手く固定することが出来ました。この状態で旋盤を回してみました。飛び出したビスに手を引っかけないようにする必要がありますが、ドリルチャックが外れるようなことはありませんでした。