2011.04.01

回転センターを主軸に固定

ワンウェイのリボルビングセンターは、ベアリングが入っているので、テイルストックに取り付けて使うことを前提にしています。しかし3/4"x10TPIのネジが切られているので、これを主軸に取り付けて3/4"x10TPIの主軸として使うことが出来ます。もちろん回転センターが回転しないようロックピンを入れておく必要があります。

この3/4"x10TPIの主軸の問題点はテイルストックから押していないと、回転させた場合主軸から抜け落ちることです。主軸に何とか固定できれば、テイルストックで押さなくてもターニングをやることが出来ます。今回は簡単にワンウェイのリボルビングセンターを主軸に固定する方法を紹介します。

六角レンチを挿入してガムテープで固定します。

完成

M6で1メートルの長さの長ネジを買ってきて、旋盤に合わせてねじをカットします。ハンドホイール側にはワッシャーと蝶ネジを取り付けます。長ネジは少し長めにしてハンドホイールから飛び出させます。締め付けるときは、ボルトをペンチでくわえて、蝶ネジを締め付けます。これでリボルビングセンターを主軸に固定することが出来ました。リボルビングセンターは、ピンを入れて、回転しないようにすることを忘れないで下さい。

ナットをボルトに取り付けて円錐状に削ります。これはリボルビングセンターの先端からナットが飛び出ないようにするためです。ナットが2段になっているのは、先の方のナットを固定するためです。これがないと削ることが出来ません。ナットはM6用です。

長ネジの製作

ワンウェイのリボルビングセンターは貫通口があります。この穴にねじを通して主軸とハンドホイールの両側から締め付ければ、リボルビングセンターを主軸に固定することが出来ます。

貫通口

円錐状に削ったナットをリボルビングセンターに取り付けます。下の左の写真では少し飛び出していますが、右の写真の様に先端にぴったり収まります。