2010年12月31日(金)
相棒展
忘年会が東京であったのでついでにスペースバトルシップ・ヤマトを見てきました。一般は1,800円というので、払おうとすると下の方にシニア1,000円と書いてあります。良く考えると自分はシニアなので、その旨伝えると免許証を確認する訳でもなく、1,000円で入場券をくれました。自分は若いつもりでいても十分年寄りに見えるのでしょう。また六本木ヒルズのテレビ朝日で相棒展をやっていたので、それも見てきました。ローソンで前売り券を買うと200円安い700円で入場できます。
2010年12月30日(木)
木工旋盤のベアリング交換
最近相次いで2台の旋盤のベアリングが壊れたというメールが来ました。1台は青森県の方のKC-14です。購入当初から最高速で回すと振動が多かったが、最近カリカリと音がするようになってきたとのこと。もう1台は山形県の方のNOVA 1624です。この方は自分で修理せずモーターの修理屋さんにベアリングの交換を依頼したそうです。その結果無事に交換が終わったそうですが、ベアリングをきつく固定しすぎで、発熱によるグリス切れがベアリング故障の原因だそうです。下の図はNOVA 1624の組み立て図です。37番がベアリングで67番が主軸、38、45番が止め輪です。39番のプーリーは押しねじを外すだけで取れます。一般的には木工旋盤の主軸周りは、非常に簡単な構造なので、ベアリングが壊れた時は自分で交換されることをお勧めします。ベアリングはMonotaroで安く入手が可能です。このNOVA 1624用だと1個600円ぐらいです。2個必要ですが、自分でやれば出費を抑えることが出来ます。
 下の図はJETミニの分解組み立て図です。こちらの方は非常にシンプルで右側の2つの赤矢印がベアリングです。左の矢印はウエーブワッシャーです。ハンドホイールを締め付けるとこのワッシャーが押されてベアリングを固定する構造になっています。ベアリングを締め付けすぎると発熱が大きくなるので、この方法だとウエーブワッシャーで圧力を規定出来ます。Vicmarcの場合はベアリングを抑えるリングの締め付けを調整する必要があります。きつめに締めて旋盤を1500RPMぐらいで5分間回します。ヘッドストックが生ぬるい程度ならOKだが熱くなっていると、ベアリングが異常に発熱しているので、締め付けリングを何度か緩めることになります。この点Vicmarcは取扱説明書に詳細に書かれています。
 
 こちらはAxminsterですが図面が分かりやすくて良いと思います。これもベアリングの固定には止め輪を使っています。この場合の交換手順は、やったことがありませんが、まずハンドホイールホイールの押しねじ28番を緩めてハンドホイールを取り外します。プーリーの押しねじ24番を緩めてから、16、17番の止め輪をプライヤーかペンチでつまんで引き抜く。そうするとベアリングが自由に動くようになるので、主軸を引き抜くことが出来るようになります。新しいベアリングに交換してから逆の手順で組み立てて完了です。

ベアリングが壊れたらまず自分で交換をやってみる。一番に直面する問題がベアリングが主軸から抜けないというトラブルです。この場合は木製かゴムのハンマーで主軸を傷つけないよう叩く必要があります。どうしても出来なければ、専門業者に頼むしかありません。その場合はヘッドストックをとめているボルト4本を外してヘッドストックだけ、宅急便で送れば良いでしょう。このベアリングの交換を良心的な値段で確実にやってくれるところは、福島県に坂口伝導工機さんがあります。千葉市内ではこのような修理をやってくれる会社は、見つけることが出来ませんでした。インターネットで調べてその住所に行くと、空き地になっていたり、マンションが建っています。
2010年12月28日(火)
紅紫檀の茶ずつ完成
中挽きしてあった茶ずつを仕上げました。ボックスツールレストを使って蓋の内側を仕上げました。ボックスツールレストは少し斜めにすると、蓋の中に入れることが出来ました。一応出来上がりましたが、少々不満です。以前沢山の茶ずつを作りましたが、その時と同じように上手く出来ませんでした。出来が悪いのです。これでは素人さんは別として、ウッドターナーには胸をはって見せることが出来ません。何が気に入らないかと言うと、蓋と身のかみ合わせが緩すぎるのです。注意したつもりが失敗です。蓋を身の上に置いて手を放すとゆっくり蓋が下がっていきますが、隙間がありすぎて途中で引っかかるのです。中挽きしてあったので、楕円には今のところ変形していません。これを確認するには蓋をした状態で蓋を回してみてください。硬い柔らかいと手が感じるようでは楕円になっています。この点はOKです。もう一つ作ってリベンジしたいと思います。
2010年12月27日(月)
地獄谷野猿公苑
新潟から帰る途中地獄谷野猿公苑に立ち寄りました。お猿さんが露天風呂に入っているところを見ることが出来ます。志賀高原スキー場の近くです。カーナビで目的地を入れて行きましたが、冬季通行止めで2.5kmぐらい手前までしか行けません。地元の人に聞くとこの場所から行こうとすると登りがきつい。上林温泉まで行って車を停め、そこから平坦な道を25分ぐらい歩けば到着するという。早速そのアドバイス通り上林温泉に行くと、駐車場が準備されていた。駐車場に到着したのが9時頃ですが、殆ど人が居ません。気にしないで山道を歩いて地獄谷野猿公苑に到着した。入場料は500円です。無料かと思っていましたが、何にでもお金はかかります。気温は-3度ですが、お猿さん達にはあまり寒くない様で、温泉に入っているのは数匹だけです。帰り道では沢山の人たちに出会いました。外国人にもこのお猿さんが温泉に入るのが珍しいらしく、外人の観光客も沢山来ていました。なお1枚目の写真はお猿さんではありません。
2010年12月26日(日)
Elio Drive到着
注文していたElio Driveが旅行から帰ると。郵便受けに入っていました。宅急便は不在だと受け取れませんが、その点郵便は便利です。早速箱を開け現物を見ると、少し誤解していたことに気が付きました。3つある穴はねじの付いたピンをねじ込む穴ではなく、ビス用の穴でした。つまりドライブセンターと思っていましたが、もう一つの使い方としてフェースプレートの機能があるということです。センターのピンは六角レンチで出し入れを調整できます。もちろん左右のピンはねじ式です。箱にははっきりとMade in Chinaと書いてあります。日本製ではこの様なことは無いと思いますが、表面がなぜか汚いのです。メッキがしてあるようですが、均一に出来ていないのか、前処理が悪かったのか?心配になったので、旋盤に取り付けて回してみたところ、大きなブレは出ませんでした。表面の汚れ以外は合格です。
2010年12月25日(土)PartⅡ
妙高高原・赤倉温泉
今日は赤倉温泉に泊まっています。昨日の月岡温泉を後にして途中弥彦神社、長崎温泉の足湯に寄った後、寺泊では鮮魚のお店を見ました。ぶりが1尾1,500円で売っていたのには驚いた。カニはそんなに安いと思わなかったが、魚はどれも安かった。途中雪道になった。雪道に備えて、今年発売のブリジストンのブリザックGZという最新のタイヤを履いています。誰もいないところでブレーキテストをやってみたが、前のエスティマよりもずいぶん短い距離で止まります。タイヤの性能に満足していると、どんどん雪が深くなってきた。1km先は冬季通行止めとカーナビが言うので焦ったが、旅館は0.7km先だったので、なんとかたどり着くことができた。カーナビはこの旅館が目的地であることを示しているが、雪が多すぎて旅館の名前を確認できない。駐車場に停めて車を降りると仲居さんがやってきて、本日泊まる旅館であると確認できた。部屋に入るとすぐに温泉に入りました。また部屋に無線LANの電波が来ているので、インターネットのアクセスは問題なくできます。旅館の人は雪が深く積もったので、スキー客が来ると言って喜んでいました。雪が少なかったせいか今日の泊まり客は少ない。温泉も小生が一人で独占です。
2010年12月25日(土)
紅紫檀の茶ずつ
紅紫檀で茶ずつを作ることにしました。手持ちの紅紫檀は乾燥材ですが、一気に仕上げるのではなく、最終的な形に近い中挽きをやります。荒挽きは乾燥していない木を、変形を見越して削り早く乾燥させることが目的です。しかしすでに乾燥している木を、荒挽きする必要はありません。しかし今回の茶ずつのように蓋と身がきれいに合わさるようにするためには、中挽きが必要になります。木を乾燥させるのではなく、最終的な形に近いところまで挽いて、木の中にたまっている歪みを放出させることが中挽きの主な目的です。まずバンドソーで必要な大きさのブロックを切り出します。センター間で丸くした後、3つの部分に切り分けます。蓋と中蓋それに身になります。3つともつかみしろを作っておきます。蓋と身にはコルトのドリルで穴をあけました。普通のフォスナービットしか持ていない場合は、発熱が激しいので使わないで刃物で穴をあけて下さい。フォスナービットが発生する熱で木が駄目になることがあります。コルトのドリルでは穴径が小さいので、刃物で最終的な寸法に近いところまで削ります。木が歪みを放出した後、楕円に変形するのでその分の削りしろは残しておきます。蓋にクラックを見つけたので、サラサラの瞬間接着剤を垂らしました。そうすると裏側にもしみ出てきたので、これで完全に接着出来たと思います。最後の仕上げの時にサンドペーパーを激しくかけると熱で瞬間接着剤が利かなくなるので、最後の仕上げの時に注意が必要です。
2010年12月24日(金)
楠のボウルの仕上げ
新潟の月岡温泉に来ています。ここの湯は皮膚病に良いとのことです。小生は慢性の皮膚病があり、軟膏を毎日塗っていますが治りません。温泉に入ると2~3日はかゆみがとれます。ここの湯は非常に柔らかくて心地が良いです。硫黄の匂いがしていかにも温泉という気にさせてくれます。

これは何と呼べばよいのでしょうか?レッドロブスターへ行くとロブスターの殻を入れてくださいとバケツのような入れ物が出てきます。これはそれに似ています。3年ぐらい前に荒挽きしてあったものです。3年経っていますが挽いていると楠の木の匂いがします。小生の姪はサボテンが好きです。これを見せるときっと欲しいといいますが、絶対にあげない。サボテンの植木鉢にされてしまうのが分かっているからです。さて何に使うか?しゃぶしゃぶのあくを入れる器にでもするしかない?クラフトフェアで売り出すことにします。用途は買った人に考えてもらうことにします。
2010年12月23日(木)
BCT Tools
Bierton Craft Turneryは英国のバッキンガムシャーにある刃物メーカーです。時代劇の捕り物に出てくる十手のようなツールを販売しています。下の写真の様に3種類の刃先を取り付け交換できるもので、シャフト部は共通です。取り付けた刃先に応じてツールの名前が変わります。シャフトから突き出たL字の棒のことをOutriderと呼んでいます。外側の横木と訳せば良いのでしょうか?Outriggerという単語を使った方が分かりやすいと思いますが、BTCのサイトではOutriderと呼んでいます。このOutriderの役目は刃先がワークを削った時に発生する回転トルクを支えてくれます。シャフトの長さが190㎜なので、あまり深くない壺などを掘る場合に威力を発揮するでしょう。ハンドル付となしがあります。£52~£75。
2010年12月22日(水)
バンジョーのカムロックの掃除
23日から旅行に出かけるので、年賀状を書きました。ウッドターニング関係の方とその他の方には別々の内容になっています。今回は木工関係の方の知り合いが増え、年賀状の枚数は過去最高になりました。出来上がった年賀状は明日郵便局に持っていきます。これで一安心です。

さてバンジョーのすべりが悪くなると、カムロックの汚れを掃除する必要があります。ベッドから外してひっくり返すとかなり汚れがこびりついていました。クレの55を吹き付けてキッチンペーパーでこすると綺麗になりました。この当たりは定期的に掃除をする必要があります。
2010年12月21日(火)
チャックの芯ブレの測定

アメリカのウッドターニングの掲示板を見ていると、中国製のNOVAのチャックのブレがひどいという書き込みがありました。目で見てはっきり左右に動いているのが分かるという。以前NOVAの旋盤を売っていた池田さんは、旋盤の生産が中国に移るので、NOVAの旋盤の販売を中止されました。品質が保証できないというのです。池田さんは旋盤関係のプロであり、その人に中国製はちょっとと言われると、少し心配になります。しかし中国製と言ってもそんなに激しくブレることがあるのか?手持ちのチャックのブレを測ってみました。最少目盛が0.01㎜のダイヤルゲージを使いました。詳細は下の写真をクリックして下さい。

2010年12月20日(月)
T型ナットの製作
一寸二寸などという方がいまだにいます。その様に話しかけられても理解できないのです。何ミリとか何センチと言ってもらわないと分かりません。しかしウッドターニングを始めてからインチについては、理解しないとウッドターニングが出来ないので、5/8インチは何ミリかすぐに頭の中で変換出来るようになりました。いまだにインチを使っているのはアメリカとイギリスだけです。オーストラリア、カナダなどは、インチではなくすでにメートル法になっています。最近はイギリスもスーパーなどでは、重量表記がポンド、オンスとグラムの併記になっているそうです。しかしイギリス人はポンドの表記を見て購入しているようで、グラム表記は外国人だけに役に立つようです。
前置きが長くなりましたが、T型ナットの長さの違うインチボルトをホームセンターでは購入できないのです。インチのボルトは売っていますが、手持ちのT型ナットのボルトとピッチが違うのです。そこで一つ自作してみることにしました。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年12月19日(日)
X-Yスライドテーブルの活用
ももとせ工房さんでやっていたのと同じように、X-Yテーブルを使って挽けるようにしてみました。金工旋盤ではこれが当たり前の様ですが、木工旋盤では手で挽くのが普通です。X-Yテーブルを使ってやると寸法精度を出しやすくなります。ももとせ工房さんでは寸法精度を要求されるものを注文されたので、X-Yテーブルを活用されました。小生の場合はその必要がありませんが、完全に平らにしたい物がある時には、使えると思います。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年12月18日(土)
スリーポイントステディの改良
ももとせ工房さんで教えてもらったベアリングの入った戸車をMonotaroから購入しました。デルリンベアリング戸車と言う商品名です。デルリンとはエンジニアリングプラスティックのことです。ステンレスの戸車もありますが、値段が高いのでこのデルリンにしました。早速手持ちのスリーポイントステディの車輪をこれに取り換えてみました。車輪が小型になりすっきりしました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年12月17日(金)PartⅡ
Elio Driveを購入
Langer Craftworksというカナダの販売店で売り出したドライブセンターです。カナダで売っていますが、もちろん中国製です。しかし仕上がりなどは綺麗で、特に問題になるところはないというので、1つ購入しました。価格は$40+$9.27(送料)=$49.27(≒4,213円)でPayPalで支払いました。この製品は2MTの主軸に差して、ドライブセンターと同じように使います。2つのピンの間隔が広いので、強い駆動力を得られることと、ワークの面が平らでなくてもピンの高さを調整出来るので、しっかりくわえることが出来ます。ワークに取り付けるときは、センターピンだけを飛び出させておいて、テイルストックで押してから、両側のピンを回してでワークに食い込ませます。ねじは六角レンチで締め付けることが出来るのでピンをワークに深く食い込ませることが出来ます。センターピンも飛び出し量を調整できますが、ワークを取り付ける前に調整する必要があります。別に3つねじ穴があいているので、ピンを3本にすることも出来ます。商品が到着したら使用結果をリポートします。
2010年12月17日(金)
JT Turning tools
昨日紹介しましたツールレストですが、数名の方からご意見、ご質問をメールで頂きました。まずこのレストがL字に曲がっている理由は何か?と言うものです。旋盤のベッドの上でツールレストを差して自由に動かすことが出来る、部品をバンジョーと呼びます。このバンジョーはその構造から、旋盤のベッドの中心線のところまで、ツールレストのポストの中心を移動させることが出来ません。つまりL字にオフセットしていないとツールレストを旋盤の中心に置くことが出来ません。それでこの様なL字のツールレストを開発したと、販売店のサイトでは書いています。そもそもツールレストをボックスの中に入れなくても、ガウジを使えば掘れるという意見もあります。ガウジだとツールレストから飛び出す量がある程度大きくても使うことが出来ます。しかしスクレーパーだとワークに近くないと使えないので、この様なツールレストがあるわけです。小生はスクレーパーをまったくと言ってよいほど使いませんので、今回紹介したツールレストは買いません。しかしこの様な物が売られているということを、知識として知って頂くのも良いことでしょう。
2010年12月16日(木)
JT Turning tools
 アメリカでウッドターニングのツールを販売しているJT Turning Toolsのツールレストです。ボックスなど開口部が狭くて深い作品の内側を削るには、普通のツールレストでは上手くいかない。クラフトサプライではボックスツールレストと言うのを売っていましたが、今はカタログから消えています。今回紹介するオフセットツールレストはそれに近い製品だと思います。10cmまでの深さの物に対応しています。ポストは交換が可能で1"と5/8"の2種類があります。価格は$44です。海外発送もしてくれますが、送料はメールで問い合わせる必要があります。クラフトサプライで売っていたものより使いやすいかも知れません。
 ↓これが小生手持ちのボックスツールレストです。こちらは振動防止のためか下側に補強が入っておりこれがワークに接触するので、深く入れることが出来ません。茶ずつのような物をやるときに便利だと思えるが、意外と使いにくい。今回紹介したオフセットツールレストの方が良いかもしれない。先端に刃物を置いた時にどれぐらい振動するかが使えるかどうかの分かれ目になる。しかし購入して試してみないと実際のところは分からない。
 
2010年12月15日(水)
ももとせ工房再訪
今年1月に訪問したももとせ工房さんです。近所から機械の音がやかましいとクレームがあったので、防音の工房を自宅の庭に建てられました。8月に完成していましたが、今回訪問させて頂きました。窓は2重窓になっており、壁とほぼ同じ遮音性能になっていると思います。普通の住宅の場合窓ガラスがペアガラスになっていたとしても1枚では厚みが薄いので、壁より音を良く通すことになります。1か所でも弱いところがあると、遮音性能が落ちます。ガラスだと遮音性能は10~15デシベルしかありませんが、石膏ボードを使った壁は30デシベルぐらいあります。窓も2重窓にして30デシベルになると、室内で80デシベルの機械を使っても外では50デシベル程度の音に抑えることが出来ます。コンクリートの壁だともっと遮音性能が高いので、完ぺきを期すなら分厚いコンクリートの壁にして、ガラス窓も空気層の厚みを増やせば、遮音性能は上がります。小生の工房は元はオーディオルームだったので、この2重窓の簡易防音になっています。家の外で車が停まってもそれが分かりません。他の部屋では外の音が良く聞こえます。このももとせ工房さんの新工房の詳細は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2010年12月14日(火)
バンドソーの選択
栃木県の方からバンドソーの購入について相談をされました。バンドソーの話の前に下の写真はベルトディスクサンダーです。ホームセンターで売っていた右の物から左のデルタの1馬力の物に買い替えました。デルタの方はワークを少々強く押し付けても、ベルトが止まることはなくなりましたが、強く押し付けると20Aのブレーカーが飛ぶようになりました。モーターは負荷をかけると回転数が落ちて、電流が増大します。1馬力のモーターでも20Aのブレーカーを飛ばすことが出てくるわけです。
 下の写真はデルタの集塵機の端子盤カバーの中です。結線を変えることで100Vと200Vを選択できるようになっています。デルタとかJETの機械では、1馬力と1.5馬力の機種では、この様に電源電圧を選択できるようになっています。しかし2馬力以上の機種では100Vでは使えないので、200V固定になっているようです。この様に入力の電源電圧を選択出来れば、ブレーカーが飛ぶ問題があっても対応出来ます。
 下の図はバンドソーなどに使われている誘導モーターの特性です。電流は赤い線です。スイッチを入れると、大電流が流れモーターの回転が上がるにつれて電流は減っていき運転点で回転がそれ以上、上がらなくなります。モーターの仕様で定格電流と言うのはこの定格運転時の電流になります。従って負荷をかけて回転数が下がれば、電流は定格よりも沢山流れることになります。小生手持ちのデルタの1.5馬力の集塵機では、100V50Hzで23.9Aも定格電流が流れると書かれています。もちろん小生は200Vに結線を切り替えて使っており、ブレーカーが飛ぶようなことは起きていません。しかし100Vで使った方はすぐにブレーカーが落ちると言っています。

何を言いたいかと言うと、1.5馬力以上の機械を使う場合は、200Vの配線が必須ということです。100Vで使えばブレーカーがしょっちゅう飛ぶでしょう。100Vで問題なく使えるのは1馬力未満の機械に限られると思います。前述の栃木県の方はVL300のオーナーです。バンドソーもそれに見合った1.5馬力以上の機種を買うなら、200V電源入力の物を買うようにアドバイスしました。小生はラグナの14”のバンドソーを使っています。モーターは2馬力で、鋳物のホイールの効果もあって、30cmの厚みの硬い木を切ることが出来ます。200Vなのでブレードが止まってもブレーカーは飛びません。実際に30cmの厚みの物を切ると、2馬力のモーターでも時々ブレードが止まることがあります。
2010年12月13日(月)
登山用スティックの製作
ブビンガで登山用のスティックを作ってみました。長さは自分用なので、115cmにします。登りと下りでは長さが違ってくるので、手で持つ部分は2段にしています。詳細な作り方は下の写真をクリックしてください。
2010年12月12日(日)PartⅡ
伊豆高原の城ヶ崎温泉
伊豆高原の城ヶ崎温泉に来ています。今日宿泊している旅館は、ロビーで無線LANが使えるのでサイトの更新ができています。この様な温泉旅館ではインターネットが使えると宣伝しても、客の入りに関係がないので、旅館の公式サイトでは宣伝をしていません。しかし小生にとっては結構重要です。メールのチェックができるか?ネットに接続できるかちょっと書いておいてくれれば、その様な旅館を優先して予約します。今日の旅館は全部で7つある貸切風呂が売りです。空いておればいつでも入ることができます。入ったらドアに鍵をかけます。そうすると入口のドアの上に赤いランプがついて誰か入っているということがわかります。家族水入らずで入ることができ、7つの違った風呂を味わうことができます。小生も温泉で写真を撮る場合、周りの人に気を使い誰もいなくなるのを待ちます。しかし今回は写真を遠慮なくとることができました。まだ3か所しか入っていません。1枚目の写真は箱根の星の王子様ミュージアムです。シニアは400円の割引がありました。61歳だというと免許証を見せろとも言わず券を売ってくれました。顔を見るだけで分かるようになってしまったということか?富士山が冠雪していて非常にきれいでした。
源泉かけ流しです。熱すぎたら左側にある棒でかき混ぜろという。
2010年12月12日(日)
登山用スティック
クラフトサプライで売っている登山用のスティックの金具とそれをつなぐ金具です。ハンドルの部分の金具は$12ぐらい、継手の金具は$5です。先端の金具は$3ですが、ゴムなら80セントです。金具を全部そろえると$20になってしまい、高いのがこのプロジェクトをやる場合の問題です。継手の金具とゴムだけだと$5.8です。この組み合わせを夢工房さんから貰ったので、自分用のスティックを作ってみたいと思います。その前にクラフトサプライでは作り方の説明書をダウンロード出来るようにしているので、それを和訳してみました。この様なものは説明書がなくても作れますが、やはり失敗しないためには説明書に目を通しておくと良いでしょう。和訳の説明書を見たい方は下のリンクをクリックして下さい。

WalkingStick-1.pdf へのリンク
 下の写真の物の作り方は下記のところです。しかしこの金具は$15もします。

WalkingStick-2.pdf へのリンク
2010年12月11日(土)
ノートパソコンのドット落ち
購入したパナソニックのノートパソコンは残念ながらドット落ちがありました。80倍の顕微鏡で見ると2ドットの輝点がありました。たった2ドットでも気になりだすと気になります。駄目元でパナソニックの修理の窓口に持っていったら、何も言わずに修理を受けてくれました。普通は規格内なので修理はしてもらえないのですが、あっけなく受けてもらいました。1週間ほどすると修理完了と言うので、引き取りに行ったところ、液晶パネルが交換されいました。今度は何処にもドット落ちはありません。パナソニックに感謝です。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年12月10日(金)
外壁の修理完了
丁度1週間かかりましたが、外壁の修理が終わりました。亀裂のある部分をはがすと内部に水が入っており、一部腐っているところがありました。1日乾燥させた後、腐ったところを修理して外壁の板を張り直しました。塗装をやって完了です。他のところと少し色が違いますが、全く問題ありません。これだけの工事で11.5万円は安かったと思います。
2010年12月9日(木)
ビアグラスの製作
ビアグラスをパドックで作るように頼まれていましたがやっと着手しました。どの様な形にするかガラスのビアグラスの中からデザインの気に入ったものを選びました。高さは17㎝直径7㎝です。かなり深いのでガウジでは底まで掘れません。穴掘りツールを使いました。作り方の詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年12月8日(水)PartⅡ
最近のアクセス数
最近のこのサイトへのアクセス数ですが、毎日300を超えています。下のグラフの12月7日分は途中経過です。土日はアクセス数が相当に落ち込むのが普通ですが、最近は土日でも300を超えています。当サイトで販売しているDVDを、定年後に始めるという人が3枚ぐらいまとめて買ってくれます。新しくウッドターニングを始める人が増えることはうれしいことです。初心者の方は遠慮なく当サイトの掲示板に質問事項を書き込んでください。小生の分かる範囲でお答えします。他人に知られたくなければメールで聞いて頂いてもOKです。
2010年12月8日(水)
ニコンのレンズ購入
ニコンのフルサイズ対応のレンズを買い替えました。手持ちのレンズは24-120mmF3.5-5.6と言うものですが、これを同じ焦点距離の24-120mmF4に買い替えた訳です。F値が広角から望遠まで一定のF4です。画質が相当に違います。重量は575g⇒710gと当然ですが重くなってしまいます。この新発売のレンズは、ニコンのレンズとしては樽型の歪曲収差が-7%ぐらいあり、それが大きな欠点です。しかし小生は歪はあまり気にしないのでくっきり写ることで満足しています。Yahooのオークションで10.6万円で落札しました。今後の海外旅行にはこのレンズを持って行くことになります。
2010年12月7日(火)
KC-14の主軸の改良
先日夢工房へ行くとKERVのKC-14の主軸を改造してもらったという。真空チャックとか回転センターを製作して販売されている心響太鼓さんが来て、夢工房所有のKC-14の主軸の穴の拡張作業をしてくれたという。なぜそのようなことが必要かと言うと、旋盤に付属のドライブセンターは短いのですが、ドリルチャックなどを取り付けようとすると、モーズテーパーの部分が長いので、主軸の奥に当たってきちんと差せないという。確かに手持ちの小型旋盤に付属のドライブセンターとドリルチャックを比べると2MTのところの長さが違う。手持ちのスチールシティの小型旋盤に差してみたが、どちらも問題なく差すことが出来ます。KC-14だけの問題と思いますが、この旋盤を持っておられる方は改造しておくと良いでしょう。やり方は心響太鼓さんのサイトを見て下さい。14mmの太い鉄鋼用のドリルが要ります。改造結果については自己責任でお願いします。
2010年12月6日(月)
VicmarcとVermecのチャック用アクセサリー新製品
VicmarcのAdjusta-Jawsに取り付けるアクセサリーの新製品です。Bowl Jaw clamp setと呼ばれています。中心をずらせて固定できる金具です。爪のスリットに取り付けて板のようなものを中心をずらして固定できます。詳細はVermecのサイトに詳しく出ています。下の写真をクリックして下さい。Vermecのサイトへ飛びます。生産はVicmarcではなくVermecがやっているのでしょう。これは2個セットで売られていますが、買わなくても簡単に自作できそうです。
 Bowl Jaw V-Grip Extension setです。これは上部が平らでないものを支えるため少し浮かして固定することが出来ます。この様な作品を作ることはあまりないので、使える場面が限られると思います。
Bowl Jaw Extension Bush Setです。これはチャックに付属の赤いプラスティックの押えの高さを14mm、28mm、42mmに変更できるブッシュとネジのセットです。これもホームセンターで探せば見つかると思います。チャックの爪はオーストラリア製ですので、ねじはインチではなくミリネジになっています。 
2010年12月5日(日)
Vicmarcの新旋盤VL200ロング
Vicmarcの新しいVL200ロングベッドです。従来のVL200と違う点はまずインバーターが下の台に中ではなく右側のポストに移動されました。従来はインバーターの表示の窓を作業中に見ることが出来ませんでしたが、この位置に来ると、回転数など見ることが出来ます。インバーターの放熱にも良いのではないでしょうか?次に緊急停止の赤いバーですがなぜか短くなっています。従来機種では左右全体に伸びていましたが、新モデルはモーターの部分には赤いバーがありません。これは夢工房さんが少し悲しむ変更です。大きな変更点はスチール製の台の鉄板の厚みが3mmになったことです。従来機種は5mmでした。重量は301kg⇒215kgとずいぶん軽くなっています。鉄板が薄くなって剛性が落ちるのではないかと心配になります。この新モデルのコンセプトは何なのか?残念ながらVicmarcのサイトには書かれていません。メールで問い合わせてみるか?現在はVL200だけにしかこのモデルは用意されていませんが、VL300もこれと同じモデルが出てくるかも知れません。国内唯一の販売代理店であるウッドターニング上手さんはどうするのかな?次のロットを仕入れるときはこのモデルになるのか?それとももう売らない?  
 
 下の写真が従来機種です。旋盤の高さを調整できる脚になっています。モーターは2馬力で新旧同じです。全く問題がないので変更の必要がありません。新旧とも文句の付けようのない良い旋盤だと思います。お金がある人は、Vicmarcの旋盤を買ってください。一生不満なく使えます。
2010年12月4日(土)
WoodFastとRIKONの小型旋盤
オーストラリアにWoodFastという旋盤メーカーがあります。国内ではウッドターニング上手さんがこのWoodFastブランドのM305という旋盤を販売されています。廉価な旋盤ですが小生が知る限り、文句を言っている人が居ないので、性能的には問題ないようです。同じ旋盤をアメリカではRIKONというブランドで売っています。M305Xという新製品が出ているので色々研究してみました。下の写真では上のモデルが新製品ですが、一見して旋盤の強度が上がっていることが分かります。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2010年12月3日(金)PartⅡ
Jimmy Clewesと過ごす夕べ
アメリカのケンタッキー州のルイビルと言うところにThe Choice Wood Stroeという販売店があります。ここで$4.95≒400円を払えば、Jimmy Clewes囲む会に参加できます。ここでウッドターニングに関する疑問、質問を彼にぶつけて回答を貰えます。自分の質問だけでなく他の人の質問とその答えも聞けるので、非常に良い企画だと思います。小生はJWAの会員ではありませんが、JWAでも同じようなことをやれば初心者の助けになるのではないでしょうか?Jimmy Clewesはスーパーマンなので何でも回答できますが、国内で彼に代わる人が居るかどうか?小生の知る限り3~4人は居るでしょう。
2010年12月3日(金)
ノートパソコン購入
ノートパソコンを買い替えることにしました。Yahooのオークションで何度も入札を繰り返しましたが、新品の値段とほぼ近いところまで行ってしまいます。仕方がないので、価格.COMで新品を買うことにしました。現在の価格は139,000円です。しかし最安値の販売店で13.9万円と13.4万円の2つの値段が出ていました。13.4万円の安い方は、保証書に別の販売店の印が押されているので、それが理由で5千円安いという。当然販売店の印は何でも良いので、安い方を購入しました。このパナソニックのノートパソコンは、値段が高いのですが軽量で堅牢であることが評価されているモデルです。14インチの大型の液晶ディスプレイが付いていますが、重量は1.62kgと軽量です。ハードディスクを簡単に交換できるのも小生が購入する理由の一つになっています。もちろんハードディスクは、高速のSSDに交換します。メモリーも2GBがオンボードで付いていますが、スロットには2GBが刺さっており合計で4GBです。その2GBを抜いて4GBに交換します。この4GBのメモリーは普通に買うと3万円以上しますが、Yahooで9,580円で売っていたのでそれを落札しました。このノートは持ち運びが出来る取っ手が付いており普通ではありません。こんな取っ手は要らないという意見もありますが、それ程邪魔になるものでもありません。WiMAXに対応しており旅行先で活躍しそうです。
2010年12月2日(木)
外壁の亀裂修理
昨日も震度3の地震がありました。千葉の場合大きな地震ではなく、震度3ぐらいの地震が頻繁におきます。地層にたまったエネルギーが少しずつ放出されているので、大きな地震が起きないと思っています。その震度3ぐらいの地震でも、家の外壁に亀裂を入れるぐらいのことは起きるようです。地震によって小さな亀裂が出来ると、そこに雨水が入って、冬には薄いので簡単に凍ります。その結果亀裂を拡大させます。我が家の2階の壁にはかなり大きな亀裂が出来ています。そのままにしておくと、内部に水が入るので、修理することになりました。足場を組んで亀裂の入っているところをはがして、新らしい板を張ります。その後は板の色が違うので、色を合わせるため塗装をします。2社に見積もりを依頼しましたが、1社は43万円、2社目は11.5万円でした。当然ですが11.5万円の方に工事を頼みました。工事の初日は足場を組むだけで無事完了しました。明日天気ならば板をはがして、新しい板に張りなおします。その後塗装工事になりますが、すべて天気次第です。
 パナソニックのLX5というハイエンドコンデジで撮影していますが、空の色が青くあざやかに出すぎます。画像処理はしていませんが、したように見えます。標準の撮影条件で撮ってはダメなようです。↓
2010年12月1日(水)
工房山本訪問記
 九州ドライブ旅行の帰りに立ち寄った、広島県の工房山本です。電気の知識の豊富な方の工房です。下の写真をクリックすると詳細を見ることが出来ます。