作品

作品はぐい飲み、ペンなど小さい物が中心とのこと。漆を塗った作品を見せて頂いた。

木工旋盤

2010.11.20訪問

木工旋盤はWoodFastのM305ですが、アメリカで販売しているブランド名でRikon(リコン=離婚)と呼ばれています。Rikonはあまり良い名前ではありませんが、旋盤は廉価ですが十分な性能です。山本工房では当然ですが、三相モーターに交換してインバーターで回転数を無断階で調整できるようにしています。この旋盤の特徴は黒いプラスティックのカバーを外すとベルトの張り替えが簡単に出来ることです。プーリーはヘッドストックの中に入っておらず、ヘッドストックの左側にあります。

工房山本訪問

こちらはCNCフライス盤で作ったものと思います。↓

広島県の工房山本です。先に回った九州の2つの工房に比べると、2坪とスペース的には少し狭いです。しかし首都圏にはこの様な広さの工房は多いと思います。この工房の特徴は工房主は電気の知識が豊富ということです。旋盤のインバーター化、CNCフライス盤などそれを証明しています。木工をやる場合、電気の知識がないよりはあった方が良いでしょう。しかしCNCフライス盤には驚きます。それでは見ていきましょう。

お土産にもらったキーホルダーです。

その他の電動工具
CNCフライス盤

パソコンに入れた画像を元に、板の上に同じ文字を描けるCNCフライス盤です。詳細は工房山本のサイトを見て下さい。小生が訪問した時は、工房山本と板の上に書いてくれました。パソコンで始動させれば後はお茶を飲みながら待つだけです。

こちらは榎本工業の No.2200Aという和式ロクロです。もちろん三相モーターに交換してインバーターで駆動しています。

右の写真の様になっており、ベルトの位置変更は簡単に出来るようになっています。勿論インバーターを取り付けた山本工房の場合は、ベルトの位置変更は必要ありませんが、何も手を加えていないモデルでは、ベルトの位置変更で回転数を変更することになります。その時この方式は、作業が早いので、有効でしょう。欠点はプーリーがヘッドストックの中にないので、センター間が短くなることです。しかしそれが問題なら延長ベッドを取り付ければ良いので、大きな問題ではないでしょう。

山本工房の場合はオリジナルのプーリーを使わず、日本製のプーリーとベルトに交換されています。ベルト交換も主軸のベアリングを外す必要がないのでメンテナンス性も高いと言えるでしょう。

工房全景

2台の旋盤ですが、インバーターは1台です。従ってリレーでモーターへ行く線を切り替えています。