2010.12.20

準備
チャックの芯ブレの測定
No, 項目 芯ブレ量
 1  主軸  0.015mm
 2  Vermecスピンドルコンバーター  0.03mm
 3  Vicmarc VM100  0.04mm
 4  Grizzly H6265  0.08mm
 5  NOVA G3  0.06mm
 6   ペンマンドレル    左  0.05mm
 中央  0.09mm
 右  0.08mm

まず主軸のブレを測定しました。これは0.015mmのずれでした。

X-Yテーブルがセットしてあったので、その上にダイヤルゲージを取り付けます。ゲージの先端を主軸の高さに合わせます。X-Yテーブルがあると希望のところにダイヤルゲージの先を持っていくのに便利でした。チャックの方は表面の汚れを綺麗に拭き取り、傷のないところにダイヤルゲージの先端を当てます。

Grizzlyの中国製のVM100互換チャックです。これは少し芯ブレが大きく0.08mmありました。チャックインサートをVicmarcの1 1/4"x8TPIの物に交換して測定しています。購入したチャックは1"x8TPIでした。

アメリカのウッドターニングの掲示板を見ていると、中国製のNOVAのチャックのブレがひどいという書き込みがありました。目で見てはっきり左右に動いているのが分かるという。本当のところはどうなのか?手持ちのチャックのブレを測ってみました。

1 1/4"x8TPIから1"x8TPIに変換するスピンドルコンバーターを主軸に取り付けて測ってみました。ブレは0.03mmでした。0.015oブレが大きくなっただけなので、スピンドルコンバーターは十分使えるでしょう。測定に使ったものはVermec製です。

0.05mm以下にすべて入っておれば良いのですが、結果は下記の通りです。使っていて特に問題を感じませんので、これぐらいのブレなら問題ないのでしょう。ペンマンドレルは意外とブレが大きかった。鉄棒が曲がっている可能性もあります。ペンを沢山作る方は一度確認すると良いでしょう。

測定結果

VicmarcのVM100です。これは0.04mmでした。

ブレの測定

ペンマンドレルも測ってみました。左側は0.05mm、中央は0.09mm、右側は0.08mmのブレがありました。

手持ちのNOVAのG3チャックです。下の写真の右の方がG3チャックで左はVM100です。G3チャックのブレは0.06mmありました。中国製かどうかは書いていないので分かりません。