2011年6月15日(水)
ルーターのテンプレートガイド
ルーターのテンプレートガイドを購入しました。ポーターケーブルの890というミドルサイズのルーターを持っていますが、このテンプレートガイドがないと宝の持ち腐れです。このテンプレートガイドはリブロスさんが販売しているので国内で購入でき助かります。注文すると商品がすぐに到着したので、ルーターに取り付けてみました。6mmのストレートビットを取り付けたいので、内径が6.4mmの#42054を選んで、ルーターのサブベースに取り付けます。ロックリングを回してロックします。#42054の外形は7.9mmなので(7.9mm-6mm)÷2=0.95mmだけテンプレートより実際のサイズが小さくなります。これぐらいの差なら感覚が狂うことはありません。テンプレートを作る時に0.95mmだけ大きく作れば良いことになります。
2011年6月14日(火)
30万アクセス達成の御礼
   2006年2月に始めたテックさんのウッドターニングですが、本日30万アクセスを達成することが出来ました。自分自身の興味、関心から書き続けてきましたが、ここまで達することができこのサイトを訪問して下さった方々に対し御礼申し上げます。今後もウッドターニング関連の情報が多い、欧米のサイトからの情報が中心になりますが、このサイトの更新を続けていきますので、今後とも宜しくお願いします。
2011年6月14日(火)
ブラックウォルナットのビアグラス
ブラックウォルナットのビアグラスを挽きました。ブラックウォルナットにしては柔らかい木でした。紫檀、黒檀を挽くより簡単に出来ます。直径92mm高さ162mmになりました。ビアグラスとしては大きい方です。柔らかい木ですが内側は穴掘り治具を使って掘りました。ガウジだけでは底に届きません。サンドペーパーをかけると、やはりブラックウォルナットです。綺麗です。仕上げはガラス塗料です。ビールが漏れないよう3回ぐらい塗るつもりです。
2011年6月13日(月)
ネジ式印鑑入れ兼爪楊枝入れの製作
ネジ式の印鑑入れ兼爪楊枝入れを作りました。爪楊枝の長さは65mmですが、一般的な印鑑の長さは61mmぐらいです。従って兼用の物を作ることが出来ます。印鑑の直径は10mmぐらいの物が多いので、今回は内径が12mmの物をねじ式で作ってみました。外形はネジ部の壁を厚くする必要があるので、20mmになってしまいました。もう少し細くなるよう次回はやってみたいと考えています。作り方の詳細は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2011年6月12日(日)
ホーニング
小生手持ちのラフィングガウジは、P&N Toolsの物ですが、平らな板を曲げて作ったものではなく丸棒をフライス盤で削ったものです。従ってミリングマークがラフィングガウジの溝に付いています。これが付いていると、ベベルを平らに研いでも、反対側に山と谷があることになり、刃先は鋭くなりません。従ってここはMDFの円盤に研磨剤を塗ってホーニングする必要がありますが、ラフィングガウジ用の山がMDFの円盤に付いていません。そこで丸棒にサンドペーパーを巻きつけて溝を磨きました。#180ぐらいのサンドペーパーを使いました。ピカピカになり溝を平らにすることが出来ました。終わってからグラインダーでシャープニングをしましたが、非常に鋭い刃先が得られたように感じます。指で触った感触です。
2011年6月11日(土)
ねじ切りボックスの製作
ケヤキ杢と黒檀のボックスを作りました。まずまずの出来です。木目も蓋と身で通るように、調整しました。やはり木目が通っていないと落ち着きません。木目はボックスが出来上がったところでどれぐらいずれているか確認します。半回転ぐらいなら良いのですが、1回転近くになると身の肩の部分は16TPIのネジの場合1.5mmぐらい削る必要があります。そうすると身のねじ山が不足する場合があります。蓋がぴったり閉まらなくなることが出てきます。この場合は蓋の逃げ溝の幅を広げるか、身のねじ山を追加で切る必要があります。身の方にねじ山を追加で切る方が、ねじ山の強度が落ちないので良いでしょう。一度チャックから外したものをねじ切り治具に戻して、ネジを切ることは出来ます。その為には旋盤上でチャックに取り付け芯を出す必要があります。芯が出ればチャックを旋盤から外して、ねじ切り治具に取り付けてねじを追加で切ります。
2011年6月10日(金)
CBNホイールのバランス
#80の方のホイールのバランスが取れていないと、D-WAT TOOLSにメールをしましたが、バランスを取る必要のないホイールは取っていないとの返事が来ました。そのメールに対し、#80と#180の差をYou Tubeの動画で説明すると、新しいホイールを送るというメールが来た。しかしAAWのシンポジウムの準備のため、旅行中であり帰宅したら送るので少し待ってくれと言う返事が来ました。

新しいのを貰うまでもなく自分でバランスが取れると思うので、真鍮の軸を旋盤で挽きました。これを使って無事バランスを取ることが出来ました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年6月9日(木)
LENOX Woodmaster CTバンドソーブレード
ウッドターニングの工房で使うような小型のバンドソーのブレードは、カーバイドチップの物を買おうとすると、メーカーはLENOXぐらいしかないというのが実情です。国内では買えるところを知りません。ラグナの純正の物は高くてすぐに切れなくなるので、買わないことにしています。以前使っていた物は1インチの幅で厚みが0.9mm、3山/インチの物でした。刃の山数の選び方は下記の通りです。

1、縦挽きの分厚いワークを切る場合は鋸刃の山数の少ない、2~3山/インチの物を使います。木材の場合です。
2、薄い金属、プラスティックはブレードの幅が1/4”以下で18~32山/インチの物が適しています。
3、一般的には山数が多い方が綺麗に切れますが、切るのに時間がかかります。18mm厚のベニヤ板の場合は。4山ぐらいが一番早く切れるでしょう。14山ぐらいになると、切る速度がかなり遅くなりますが、切断面は綺麗になります。

旋盤に乗せるためにバンドソーを使う場合切断面が綺麗である必要がないので、分厚い物に対応できる1インチ当たり2~3山の物を購入することにしました。LENOXのサイトを見ると木材専用のWoomasterでは下表の品揃えになっています。ラグナのバンドソーでは1”のブレードまでしか使えないので、1インチ当たり2山の物を注文しました。ブレードの厚みより、切幅が広いのはあさりがあるためです。一方LENOXのTRI-MASTERは細い3/8”から品揃えがあり、山数は多く材木専用ではないモデルです。今回注文したWoodmasterは材木専用で、価格が約$100で送料は約$20、合計で$121.78でした。現在は円高なので1万円ぐらいで買えます。アメリカからの送料が$20と言うのは気に入りました。国内でも宅急便で送れば800円は取られるのに、アメリカからの送料が1700円以下です。円高で苦しんでいる企業は多いが、ウッドターナーには有難いことです。
 幅  厚み   切幅    標準鋸刃  バリアブル鋸刃 
  2山  1.3山 0.7山/1山  
 1"  0.9mm  1.3mm *  
 2"  0.9mm  1.3mm    
 2"  0.9mm  1.65mm      *
 2"  1.07mm  1.83mm      *
 2"  1.07mm  2.16mm      *
2011年6月8日(水)
ノミの柄の交換
上総木工交流会でノミを2本頂きました。1本は問題なく使えますが、太い方は桂がなく柄が割れています。柄を交換することにしました。桂はジョイフル本田で探しましたが、150円で売っていました。ノミの柄と口金を何とか外し、柄を挽きます。ノミの心棒が入る穴を先にあけてから、外側を挽きます。口金は現物合わせで、取り付けました。柄の材料は余っていた紫檀です。無事完成です。CBNホイールを取り付けたグラインダーで研ぎました。回転数を遅くして研ぐと、発熱せず研ぐことが出来ます。
2011年6月7日(火)
トライアック調光器の製作
トライアックを使った電子調光器が秋葉原の秋月電子から販売されています。調光器なので電球の明るさをつまみ一つで変えることが出来ます。またブラシ型のモーターを使ったルーター、電気ドリルなどの回転数も変えることが出来ます。200Wぐらいまでの物なら、ホームセンターで売っていますが、それより大容量の調光器は売られていません。この秋月電子のキットは20Aまで使えることになっていますが、トライアックに取り付ける放熱板を大きくしないと、20Aまで使うことは出来ません。今回は小型の放熱板を取り付けたので、10A以下で使うことを前提にしています。5台作るように頼まれたので、部品を集めました。本体基盤は秋月電子から通販で購入しました。放熱板、ケース、追加のコンデンサー、ヒューズなど購入しました。部品代として2,000円/1台ぐらいになりました。5台分の部品が集まったので、基盤の半田付け、組み立てをやりました。無事完成して動作も問題ありません。
2011年6月6日(月)
Матрёшка(マトリョーシュカ)
「マトリョーシカ人形(Matryoshka doll)は、ロシアの代表的な民芸品の人形のこと。マトリョーシカという名前はロシア女性の名前、マトリョーナ(Matryona)の愛称からきています。胴体の部分で上下に分割でき、一番外側のおおきな女の人の人形のなかに次々と小さな女の子の人形がはいっている。これがつぎつぎと繰り返され、入れ子構造になっていいます。」

その人形を買ってきました。人形が10個あるものです。人形の胴体の一番太いところの寸法をノギスで測ってみました。6番目から9番目までの直径の差は5mm以下で壁の厚みとしては2.5mm以下です。しかし1~3番の大きい方の壁の厚みは取り過ぎだと思います。大きいので強度は必要で、分厚くなるのは分かりますが分厚すぎます。この大きさだと12~13は出来そうだと思えます。暇になったら挑戦してみたいと思います。
 
人形 外形 内径
1 99.2 81.7 17.5
2 77.1 66.3 10.8
3 62.1 52.6 9.5
4 51.7 42.5 9.2
5 40.8 33.5 7.3
6 31.2 26.3 4.9
7 25 20.1 4.9
8 18.9 14.1 4.8
9 13.6 8.7 4.9
10 5.9 - -
2011年6月5日(日)
若葉工房火災発生 火事です~!!!
ロシア旅行に行く前の事件ですが、工房のフローリングの床が焦げました。原因は直径の大きいフォスナービットで、木に穴をあけましたが、その時少し煙が出ました。切りくずに火が付いたまま、旋盤の反対側に落ちて、そこにあった木くずに燃え移ったと思います。作業が終わって工房を出るとき、穴あけの時に出た煙が多く残っているなと思いましたが、工房の気密性が高いからと良く確認せず出たのが失敗でした。穴をあけた後旋盤の向こう側でくすぶっていたのです。火災と言っても炎が出るものではなく、煙だけが出ています。寝る前に工房のドアを開けて中をのぞくと煙が充満しています。ドアを開けると階段のところに設置してあった火災報知器が急に鳴り出しました。あわてて火元を探して水をかけました。木くずを取り除いて床を確認すると、フローリングと集塵ホース、それに電源ケーブルが焦げていました。床は穴があいていないので、そのままにして、ホースはガムテープを巻いて修理、電源ケーブルは新しい物に交換しました。

これで一件落着としたいのですが、今後のことを考えて火災報知機を工房の中にも設置することにしました。今までは台所、階段上、寝室の3か所に、ワイヤレス型の火災報知機を取り付けていますが、追加用の子機を1つ購入しました。ワイヤレスの良い点は4か所の内一か所で煙を検知すると、4台全部が鳴り出します。寝室で寝ていても他の部屋の火事が分かるわけです。
2011年6月4日(土)
シカモア
宮城のIWBさんから自家焙煎珈琲を送って頂いた。コロンビア産の最高級グレードのものです。コーヒーはあまり好きではないが、この高級品なら美味しく頂けそうです。気配りのIBさん有難う。電話をしないことをお許しください。

もう一人お礼を言わないといけない人が居ます。シカモアを送って頂いたKICHさん有難う、確かに受け取りました。シカモアという木は初めて手にしましたが、「ヨーロッパ中部及び西アジアに分布。アメリカにも生育するが、フランス産の物が最高の材とされている」と木材図鑑に書いてありました。今回の物はカナダ産と言うことですが、杢が出ており良さそうな材です。何に使うかが悩ましいところです。ねじ切りが出来るので、印鑑入れを量産することが、まず思いつきます。ペン作りは好きでないので、やる気になれません。
2011年6月3日(金)
D-WAY TOOLSのCBNホイール
ロシアから帰国するとD-WAY TOOLSから#180のCBNホイールが到着していました。早速箱を開けるとすでに入手していた#80のホイールと何か違います。そうです#180はバランスが取られているのです。ドリルでホイールの横に穴をあけています。重い部分に穴をあけて軽くしバランスを取るわけです。なぜ#80のホイールのバランスが取られていないのか?D-WAY TOOLSに問い合わせのメールを送りました。返事が来たらこのサイト報告をします。
2011年6月2日(木)
砥石のダイナミックバランス
ロシアから無事帰国しました。しかし少々疲れています。それでもこのサイトの更新は続きます。

グラインダーに取り付けた砥石はバランスが取れていないと、高速で回転させると振動が出てしまいます。この振動は正確なシャープニングの邪魔になります。その為グラインダーを使っている工場などでは、砥石のバランスを取る治具を準備して砥石のバランスを取っています。しかしやってみると分かりますが、かなり根気のいる仕事です。グラインダーから砥石を外す必要があり、治具に乗せてバランスを取ります。かなり良いところに追い込むのにかなりの時間がかかります。車のタイヤのバランスを取っているところを見た方は居ると思いますが、自動で鉛を貼る位置を見つけてくれます。グラインダーの砥石にこの様な自動のバランス計がないかとネットで検索するとありました。しかもグラインダーに砥石を取り付けたまま測定出来ます。砥石のアンバランスだけでなく、グラインダーの回転部分を含めた、ダイナミックバランスが取れるのが特徴です。早速購入しようと価格を聞くと30万円以上することが分かりました。残念ながら購入を断念しました。
2011年6月1日(水)
セルギエフ・ポサード
 ロシア旅行6日目です。セルギエフ・ポサードというモスクワから東に70kmぐらいのところにある町に来ています。昼食の後トロイツェ・セルギエフ大修道院へ行く途中、新婚さんに出会いました。結婚式の後町に出て皆さんに祝福してもらうのが習慣になっているそうです。新婚さんが写真を撮っている近くに行くと、一緒に写真を撮ってほしいという依頼があった。そのことを同行の方々に言うと、皆さん喜んで写真撮影会に参加された。ロシアの教会はヨーロッパと違って、教会の中にパイプオルガンなどの音を出す楽器はいっさい置いていない。ステンドグラスもなくその代わり壁画があります。屋根は丸くてほとんどの所で、金箔で飾られています。天気が良いとそれが青空とあいまって非常に美しい。
2011年6月30日(木)
モーズテーパードリルスタンド
ボール盤のチャックは、13mmぐらいまでのドリルを取り付けることが出来ますが、20mmの穴をあけたいとなると、チャックではくわえることが出来ません。そこでチャックを取り外してモーズテーパードリルを取り付けることになります。モーズテーパーには太さの違いで1MT、2MT、3MTなどがあります。小生の手持ちはYahooのオークションで購入した物が15本ほどあります。使いやすいようにドリルのスタンドを作りました。クラフトサプライから買ったインチサイズの物は、旋盤の横に置いて、ミリサイズはボール盤の近くに置くことになります。
2011年6月29日(水)
日立スライド丸のこの入れ替え
日立の260mmのC10FSHというスライド丸鋸を購入しました。今まではC7RSH(S)という190mmの物を使っていましたが、切断高さが十分でないので鋸刃の大きい物に買い替えました。作業台は木の切れ端が沢山置かれていたので、綺麗に整理しました。奥行は90㎝ありますので、80cmのスライド丸子を問題なく置けました。レーザーの調整のため、幅12cmぐらいの木を切りましたが、今までと違って楽に切れます。
 下の写真はYahooに出品した190mmのスライド丸鋸です。新スライド方式でスライドパイプが後方に飛び出さない構造で気に入っていましたが、スライド丸鋸を2台を置くスペースがないので手放すことにしました。元箱、取説など付属品がすべて揃っているのは珍しいと思います。屋根裏に箱を保管していたので、売る時の梱包は非常に簡単に出来ます。
2011年6月28日(火)
三相誘導モーターのベアリング交換
1馬力の三相誘導モーターをYahooのオークションで落札しました。到着したモーターの外観をみるとそれ程ひどい状態ではありません。しかし軸を手で回してみると、ゴロゴロと音がします。これでは使い物にならないので、ベアリングを交換することにしました。詳細は下の写真をクリックして下さい。なぜモーターを購入したかと言うと、ボール盤のモーターを三相の物にして回転数を調整できるようにするためです。従ってインバータもYahooのオークションで落札しました。
2011年6月27日(月)
ボール盤の回転数表示
ボール盤の回転数はあまり気にしていませんでしたが、直径の大きな太いドリルの場合は低速にし、細いドリルの場合は高速にする必要があります。小生のボール盤では12段変速になっていますが、回転が遅い方にベルトを固定して使っていました。小型の木工旋盤に取り付けていた、デジタル回転計があったので取り付けてボール盤の回転数が直読できるようにした。回転数は300RPMになっているのが確認できた。このようなことをやっているので、次に何をやろうとしているか大体想像が出来ると思います。明日以降紹介していきます。
2011年6月26日(日)
ウッドターニング用作業着
英語ではスモックと呼ぶようですが、夏場になるとウッドターニング用は首のところが締っているので暑くて着るのが嫌になります。現在使っているものは綿、ポリ混紡の生地の物ですが、通気性が悪く汗をかきやすい。しかしクラフトサプライの新製品を見ると通気性の良いナイロンの物が出ていました。アメリカの軍服と同じ柄になっています。良さそうなので、購入しました。$59.99です。サイズは胸囲がMサイズですが、首の回りがLサイズです。腹も出ているので、少し大きいと思いますが、Lサイズを注文しました。
2011年6月25日(土)
トンプソンCPM15Vボウルガウジ
トンプソンのCPM 15Vのボウルガウジが到着しました。CPM 10Vは赤いビニールの蓋でしたが、15Vは黒色になっています。ガウジ本体にはTHOMPSON 15Vと刻印されているので、10Vと混同することはなさそうです。15Vの刻印以外は10Vと何も変わったところはありません。問題はお金を払っていないのに、商品が届いたことです。ダグとは仲良くなっているので、金を払っていなくても商品を送ってくれたのでしょう。彼は現在AAWのシンポジウムに行っているので、メールを送ってもすぐには返事がないかも知れませんが、送料を含めた金額を連絡するようメールをしました。返事が来たらPayPalで代金を払います。小生に購入を頼まれた方には、レターパック350で送ります。これは国内どこにでも送料350円で送れるサービスです。玄関先の手渡しではなく、郵便箱に入ります。すぐに切れ味を試してみたいが、他にやることが沢山ありすぐに出来そうにありません。
2011年6月24日(金)
グレーザーとトンプソンのミニツール
ペンなどの小物を挽くときに便利なのが、ミニツールです。各社からセットで販売されていることが多いのですが、グレーザーからも発売されました。標準のハンドル付きの9本セットで$699とかなり高い。9本以外にオプションで3本準備されているので、全部そろえると12本になります。ウッドターニングを出張でデモしたり、教えたりするプロが持ち運ぶのには便利だと囁かれています。トンプソンはAAWのシンポジウムでミニツールの新製品を発表するそうです。どんなものが出てくるか楽しみです。
2011年6月23日(木)
集塵機連動ブラストゲート
若葉工房では集塵機は電波リモコンを使ってON-OFFをやっていましたが、けっこう使いずらい。Mokkinさんのところのように完全自動化がベストですが、当工房では実現が難しい。そこで次善の策として、ブラストゲートを手動で動かせば、集塵機の電源が入ったり切れたりするように改造しました。使い方としては、使いたい電動工具の閉まっているブラストゲートを手動で開きます。そうすると集塵機が回りだします。その後、電動工具のスイッチを入れて、使い始めます。切るときはまず電動工具の電源を切ります。それからブラストゲートを閉めれば集塵機の電源が切れます。集塵機の電源を数秒遅らせて切る遅延回路も不要です。詳細は下の図をクリックすると見ることが出来ます。
2011年6月22日(水)
井上先生の作品を盗んだ泥棒が御用
良いニュースがひとつあります。瀬戸市の井上先生の工房に泥棒が入り、大量に井上先生の作品が盗まれたと、以前書きましたが、その時の泥棒が捕まったそうです。泥棒は2回入ったと自白したそうですが、その2回の盗難以前に盗まれた刃物も盗品の中から見つかったので、4回同じ泥棒が入っていたことが分かりました。悪いことはできないものです。この泥棒は岐阜の人で、自分の骨董品店で盗んだ物を売っていたという。しかし盗まれたものの8割が帰ってきたそうで、2割はもう売ってしまったのでしょう。販売力のある泥棒だと感心してはいけません。井上先生は全国からの励ましメールなどに感謝されています。まずは一件落着で良かったです。
 
2011年6月21日(火)
輪島の木地師工房訪問
小生のサイトを良く見ていただいている木地師さんの工房を訪問しました。もちろん和式轆轤30年のベテランの方ですが、大型の金工旋盤も併用されているのが、普通の輪島の木地師さんとは違います。腕前をチェックするつもりはないが、どの様にやっているか見せましょうと、お椀をひとつ挽いてくれました。底と内側を見て下さい。サンドペーパーはかけていませんが非常に綺麗です。この状態で主さんに収めると言う。輪島ではサンドペーパーをかけないといけないようでは、塗り師に馬鹿にされるという。西洋式ロクロではサンドペーパーはどうしても必要だと思うが、和式ではお椀の外側に少しかけて、内側と底にはかけないそうです。

それから2枚目の写真は、材料のケヤキの木です。薫煙乾燥されているので、こげ茶色です。写真の角が欠けているのが混じっていると値段が少し安くなり、この写真の物は150円ぐらいだという。薫煙費用は10%でそれに消費税がかかる。もちろん大きいものは高くなり、木目が柾目か板目かで値段が変わってくるそうです。この様に薫煙乾燥をして収めてくれる材木屋さんがあるので、自分では荒挽きなどしないとのこと。従ってバンドソーなども持っていない。この材料は割れなどがほとんどないので、歩留まりは100%に近いそうです。従って木の入手に困っている初心者に向いているかもしれません。一般の人にも分けてくれるという。

今回の工房訪問では写真を沢山撮らせていただきました。公開は問題ないとのことなので、いずれ工房訪問記を書きます。ご期待下さい。
2011年6月20日(月)
ルーターを使った爪楊枝入れの製作
ウッドターニングだと丸い物ばかりになってしまいます。そこであまり使っていないルーターを活用して爪楊枝入れを作ってみました。身の方はルーターを使って四角い穴を掘ります。蓋はつまみを付けたいので、旋盤で挽きました。プラスティックで出来た爪楊枝入れが割れてしまったので、今回ルーターを使って作ることにしました。ルーターとターニングの組み合わせで面白い作品が出来そうです。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年6月19日(日)
バンドソーのテンショナーノブ
バンドソーのブレードのテンションは使わない時は緩める方が良いと言われています。今まではいつでもすぐに使えるよう、テンションは緩めていませんでしたが、使用後は緩めることにしました。しかし小生手持ちのラグナのバンドソーは、古いモデルなのでテンションを一発で緩める機能が付いていません。バンドソー上部のノブを回して緩めるのですが、このノブを回すのが、握力不足なのか少々つらい。そこでハンドルを取り付けました。これで非常に楽にテンショナーを回すことが出来るようになりました。
2011年6月18日(土)
ねじ切り治具のノブの製作
ねじ切り治具ですが、カッターを旋盤に取り付けて3,000~4,000RPMで回したのでは、ねじ山が綺麗に切れません。小生が実験した結果ではルーターにカッターを取り付け、1万RPMぐらいで回すとねじ山が綺麗に切れます。出来れば2万RPM~3万RPMにすればさらに綺麗に切れるのですが、白い木の場合焼けが出てしまいます。カッターを一か所に止めないで、連続して回せば焼けが出ません。またねじを切り終って、ルーターのスイッチを切ってもカッターが同じ場所にあれば焼けが出てしまいます。そこでねじを切り終ったらX軸のテーブルを動かしてカッターをワークから離すようにします。ネジのピッチ送りが終わりそうになると、X軸を動かすのです。ワークにカッターを当てないで、少し練習すれば出来るようになります。しかしそのためにはピッチ送りとX軸の送りを簡単に出来るようにする必要があります。治具のオリジナルのノブハンドルでは、素早く回せないので、ターニングで大口径の物を作りました。これで非常にスムーズに動かすことが出来るようになりました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年6月17日(金)
LENOXバンドソーブレード
LENOXのバンドソーブレードの切れ味を動画でお見せします。下の写真をクリックして下さい。厚み15㎝のケヤキを挽き割りしているところです。ワークをブレードに強く押し付けなくても、切れていきます。ドリフトも殆どありません。バンドソーの調整で一番大事なのが、ブレードをテーブルに対して垂直にすることです。ブレードは2面ありますが、両面ともテーブルに対して垂直になるようテーブルの角度を調整します。これが出来ておれば、殆どの場合問題なく切れるはずです。もちろんブレードによって切れ方が大きく変化します。前に付けていたTimber WolfのブレードはLENOXの様に切れませんでした。今回取り付けたLENOXのブレードの山は2TPIですが、切断面が意外と綺麗でした。1万円の出費でしたが、満足しています。
2011年6月16日(木)
LENOXバンドソーブレード到着
 注文してあったLENOXのカーバイドチップのバンドソーブレードが到着しました。薄くて面積の大きな箱に入ってUSPSで送られてきました。鋸刃の山数は1インチ当たり2山です。刃先のカーバイドチップをろう付けしたところの拡大写真を撮ってみました。過去に使ったラグナとバーコも写真を出しますが、すべて違います。試しに非常に硬い紅紫檀を切って驚きました。極端な言い方ですが、豆腐を切っているように感じます。殆ど音がしないことと、材を押す力がほとんどいらないのです。非常に簡単に静かに切れました。今まで使ったブレードの中でベストの物だと思います。つなぎで使っていたTimber Wolfのブレードは今回のブレードが切れた時の臨時用として壁につるしました。このLENOXのブレードはテックさんお勧めの5☆製品です。