2011.06.22

集塵機連動ブラストゲート
マイクロスイッチの取り付けと配線
集塵機オフ
集塵機オン

電波リモコンでON-OFFしているリレーですが、これを各ゲートに取り付けたマイクロスイッチでコントロールすることにしました。マイクロスイッチをゲートを閉めた時にOFFにし、ゲートを開けるとスイッチが押されなくなってリレーの電源が入るようにするわけです。回路図は右下の通りです。

マイクロスイッチは1個180円ぐらいで売られているので安上がりです。実際にブラストゲートに取り付けてみました。ゲートの取っ手の部分がマイクロスイッチのアームに当たって、完全に閉めるとスイッチがOFFになるようにします。

Mokkinさんのところの様に電動工具の電源を入れると、その電流を検出して集塵機の電源が入り、同時にブラストゲートを電動で開閉するというのが出来れば良いのですが、当工房ではかなり実現するには難しい問題があります。それでは次善の策としてどの様な方法があるのか?

電動工具は全部で6台あります。マイクロスイッチを6個のブラストゲートに取り付けました。取り付けには瞬間接着剤を使いました。配線は20mぐらいの電線を買ってきましたが、殆どすべてを使い切りました。200Vの集塵機の電源を開閉する大型のリレーまで配線して完了です。

ここで問題が発生

ここでブラストゲートが完全に閉まらないという問題が発生しました。前から気になっていましたが、そのまま使っていました。木くずがゲートの溝に入ってその先に行かなくなっています。この木くずを取り去るのはかなりの手間です。思い切ってプラスティックのゲートをカットしました。

アメリカでは下の写真のような製品が販売されています。集塵機を接続する親機と電動工具を接続する子機が無線で連動になります。電動工具が5台あれば子機は5台必要になるのが欠点ですが、電動工具の電源を入れると、親機に電波が飛んで親機に接続した集塵機が動くわけです。もちろんこの場合もブラストゲートは手動で開閉する必要があります。従って電動工具を使い終わったら、ゲートを必ず閉める癖をつける必要があります。

若葉工房では下記のように電波リモコンを使っています。使用する電動工具の前でブラストゲートを開け、電波リモコンのボタンを押します。しかし困ったことに使用する電動工具以外のゲートが開いていると閉めに行かないといけないことです。工房中を見渡して全部閉まっているかどうか確認する必要があります。これでは電波リモコンを使っている意味がありません。

バンドソーで切るともちろんそこから空気が漏れます。従ってガムテープでその部分をふさぎました。木くずがたまってゲートが閉まらなくなったら、ガムテープをはがして掃除をします。そしてまたガムテープを貼れば、簡単にメンテナンスが出来ます。

バンドソーでカットすると詰まっていた木くずが見えます。ゲートを完全にスライドさせると木くずを簡単に排出することが出来ました。これでゲートをぴったり閉めることが出来るようになりました。

マイクロスイッチの活用