2011.06.20

後ろ側のベアリングケースが外れてローターが出てきました。

三相誘導モーターのベアリング交換

フロントのベアリングケースは、手で引っ張っても外れないので、これもプーラーを使って外しました。ベアリングケースの後ろにあるのが、埃避けのカバーです。

まずリアのベアリングをプーラーを使って外します。プーラーを使えば簡単に外せます。

インバーターでボール盤のモーターの回転数を変えることが出来るようにすることにしました。その為にはモーターを単相の物から三相の物に交換する必要があります。インバータと三相モーターはYahooのオークションで安く落札できました。しかし到着したモーターの軸を手で回してみるとゴロゴロと音がします。相当ひどい状況です。早速ベアリングを交換することにしました。

インバーターが到着したので、仮配線をして試運転です。問題なく回ります。ベアリング交換しているので、非常に滑らかに回りました。

新しいベアリングをローターシャフトに挿入します。簡単に入らないので、ベアリングの内側と同じ径の鉄パイプを使って叩き込みます。ベアリングの外側を叩くと、ボールベアリング部が痛むので叩かないようにして下さい。前後のベアリングケースを取り付けて、3本の長ビスを締め付けます。分解の時と逆です。

再組み立て

モーターは東芝の1馬力です。ベアリングは一般的な6204ZZです。このベアリングは手持ちがあったので、すぐに交換に取り掛かりました。

ベアリング交換完了

試にシャフトを手で回してみるともちろん滑らかに回ります。ベアリング交換の日付けを書いて完了です。

ベアリングを抜き取った後のローターです。錆びが出ているところは、錆を落としました。

固定子巻線の方も埃が沢山入っていたので、綺麗に掃除をしました。

モーターの前後を見ると3本の長いビスが通っています。これを外せば分解できるでしょう。+ねじは回しにくいので、ナットの方を回しました。少々硬かったが何とか外せました。

これが宅急便で送られてきたモーターです。外観はそれ程ひどい状態ではありません。しかし軸を回して驚きました。

テーブルの上に倒れているのがリアのベアリングケースです。ほこり避けなのか鉄板のカバーが付いていますが、簡単に外せます。

取り外したベアリングです。相当に汚れ、くたびれています。

ベアリングケースが外れたら、フロント側のベアリングをシャフトから抜き取ります。