2009年4月10日(金)
ナチュラルエッジ(PartⅡ)
JWAの講習会に参加された方は、皆さん自分の工房に戻って、やっているようです。今回写真を送ってくれた方は、上級者なので写真を見る限り、ケチの付けようのない出来上がりです。姿形も美しい。底がどうなっているか、写真が小さいので分かりませんが、講師の藤沼さんがやったように、電子彫刻刀を使ったのかな?材料は小生が講習会に持って行った樫の木です。小生はこの木目(樫目)が大好きです。この木がもっと欲しい方は、小生の自宅に車で来ていただければ、いくらでも持って帰れます。生木のナチュラルエッジに挑戦された方は、写真を小生に送って下さい。出来が悪くてもかまいません。ウッドターニングはたまには厳しい評価をされながら、上達していくものだと思います。
2009年4月9日(木)PartⅡ
ナチュラルエッジ
JWAの講習会に参加されたメンバーさんの作品です。
2009年4月9日(木)
Max. Reach
JWAの講習会でツールのツールレストからの飛び出し量について説明がありました。ガウジについて定量的な資料がクラフトサプライのカタログに出ています。英語なので、読まれた方は少ないと思いますので和訳しました。ツールレストからの刃物の飛び出し量とは何のことか?ボウルなどの外側を挽く時は、ツールレストをワークに近づけることが出来ますが、内側の底の方になると、ツールレストを、ワークの切削面に近づけることが出来ません。従ってガウジのシャフトがツールレストから、飛び出す長さが長くなります。この長さは無制限ではなくツールのシャフトの太さで決まります。太ければ飛び出す長さを大きくできます。gouge_safety-JC.pdf へのリンクの和訳資料を見て頂ければ分かりますが、ボウルガウジの場合、細いもので4倍、一番太い物でも5.4倍ぐらいです。例えば3/8インチのボウルガウジのシャフトは1/2インチ(12.7mm)の太さで、とびだして良い長さは2 1/2インチ(64mm)ですので、約5倍ということになります。ツールのハンドル(柄)の長さは、ツールレストからシャフトが飛び出す長さの、少なくとも5倍の長さが必要だそうです。このてこ比を稼げない場合はツールのコントロールが上手く出来なくなります。下の写真ではツールレストから相当離れたところにボウルがありますが、シャフトが非常に太く、ハンドルも特別長くなっています。近所の鉄工所で作ってもらったという。しかしこのツールより太くて長いハンドルのツールを作った人もいます。名前は書きませんが講習会に参加されていました。どんな場面で使うのだろうか?大は小を兼ねるといいますので、1本手に入れておくとよいでしょう。小生は既製品ですが、ハムレットのビッグブラザーを持っています。
真ん中の黒いハンドルのツールがビッグブラザーで短い方がリトルブラザーです。
2009年4月8日(水)
センターファインダー
JWAの講習会では材料の中心を見つけるのに、かなり気を使っていました。小生はいい加減な性格なので、それ程厳密に中心を求めていませんでしたので、円が書かれた透明のプレートを使っていました。しかしこれでは中心を見つけるのに結構時間がかかります。何か良い物がないか調べたところ、自作している人がいました。殆ど費用もかからないので、自作しても良いのですが既製品を調べると、色々売られています。海外でもありますが、国内ではオフで2枚目の写真の物が売られています。少し高いがこれを買おうかと思い始めました。定規に厚みがあるのがポイントの様です。
2009年4月7日(火)
スチール製ツールボックス
チャックなどの小物を整理するため、スチールの工具箱を購入しました。買ったのは良いのですが、適当な置き場所がありません。サイクロンが来たら、全体の置き場所を変更するので、その時に何処に置くか決める予定です。
2009年4月6日(月)
ナチュラルエッジのボウル
昨日の講習会の復習です。講習会の説明を思い出しながら、挽き始めました。気持ち良くボウルガウジで挽いた後、穴掘りツールに持ち替えて、油断したのか大爆発です。気を取り直して2個目に挑戦です。2回目は慎重になったのか、無事完成させることが出来ました。講習会での説明を覚えている限り書きましたので、詳細については写真をダブルクリックして見てください。
2009年4月5日(日)
JWA講習会
第1回のJWA講習会ですが、女性2名を含む30名の方が参加し盛大に開催されました。講師は藤沼さんで、縦木のナチュラルエッジのボウルの作り方について説明と実演がありました。木の芯が底にくる木取りの方法です。材料は小生が持ち込んだ樫の木です。大和田の工房は広いのですが、前の方に座っている方には、切りくずが飛びます。相撲の砂かぶりのような感じです。生木なので、木屑が綺麗に飛びます。ナチュラルエッジのボウルは作ったことはありますが、完全な物が出来ませんでした。今回の講習で分かったような気がします。早速明日にでも旋盤に向かってみたいと思います。

ビデオの撮影ですが、参加人数が多く、参加者に良く見て頂くため今回は中止になりました。別にビデオ撮影だけをやることになりましたが、日程など決まっていません。
2009年4月4日(土)
JWA講習会の準備
4月4日(土)はJWAの第1回目の講習会です。今回のテーマは下記の通りです。講師はAAWのシンポジウムという大きな大会で入選されている藤沼さんです。今回は生木を使うので、大和田のJWAまで樫の生木を持ってくるよう頼まれています。朝一番に団地裏の雑木林へ行き、チェーンソーで切りました。車に積み始めましたが、全身汗びっしょりになりました。やっとの思いで下の写真の分だけ積みましたが、これが限界です。細い木が必要と言うので、太さの違うものを何本か積みました。帰宅してこの文章を書いていますが、腰が痛い。今年60歳のおじいさんには、生木は重すぎる!

<デモンストレーション内容>
「ファンダメンタル  グリーンウッド スピンドルターニング」(生縦木ターニングの基礎)と題した生材の縦木ターニングのデモ。
生木、縦木の特徴、方法 (木取り、刃物とその使い方) 等、基本事項をナチュラルエッジプロジェクトを実演しながら紹介。


明日の講習会では
ビデオ撮影をします。その機材のバッテリーの充電なども、やり始めました。DVDを作ってこの講習会に来れなかった人に対して、販売することになっています。もちろんJWAのメンバーさんには割引がありますが、一般の方にも販売します。小生がこのDVDの販売をJWAから委託されたので、このサイトで販売することになります。価格などJWAにて決定されたらまたこのサイトで紹介します。
2009年4月3日(金)
作品の写真撮影
夢工房のメンバーさんたちは最近は腕を上げられたようで、自分の作品の写真を撮りたいという人が増えてきたそうです。それで作品の撮影をしたいので、手伝ってくれと頼まれた。上手く出来るか、以前使っていた道具を取り出して試してみた。4月4日のJWAの講習会の講師である藤沼さんなどは、芸術的な作品を作っておられるので、出来上がったものは、プロの写真家に撮影を頼まれているようです。しかし費用もかかるので、自分でやると良いでしょう。と言ってもそれ程簡単ではありません。正面からフラッシュを焚いて、撮っただけでは、2枚目の写真の様に作品の下に強い影が出来ます。またフラッシュの強い光でテカるところが出てしまいます。フラッシュの光を直接当てるのではなく、間接光にする。また光を点光源ではなく、出来るだけ平行光線にするのがコツです。一般的には下の写真のような撮影ボックスを使います。この場合はフラッシュを上部に1台、下に出来る影を消すため左側に1台置いています。これでは右側が暗くなるので、右側にレフ板を置いて光を回してしていますが、若干不十分です。これで撮ったのが一番下の写真です。まずまずの仕上がりです。下に敷いた布にしわがあるので、アイロンをかける必要があります。撮影機材は下記の通り。
カメラ:ニコンD700
レンズ:AF-S 60mmF2.8マクロ
フラッシュ:SB-600、SB-R200
リモートコマンダー:SU-800


フラッシュがもう1台あれば光を3方向から当てることが出来る。もう1台買うかどうか?ヤフオクで安いのが出ておれば良いのだが、、、
2009年4月2日(木)
サイクロン(Clear Vue Cyclne)
Clear Vue Cyclones, Incという会社がアメリカにあります。写真のような透明のサイクロンを販売しています。効率よく吸い込み、ゴミを分離するため、実験で確認して形状を決めています。これを真似してブリキで作っても良いのですが、透明で吸い込んだ木屑が見えるというのが大変気に入りました。アメリカのサウスカロライナ州からの送料を入れると高かったのですが、買ってしまいました。購入したのはサイクロン部のみで、ブロアー、フィルターなどは、使用中のデルタの集塵機を使う予定です。モデル名はCV1400で直径356mm、高さ965mmとなっています。1週間ぐらいで到着すると思います。吸い込み口が6インチ(150mm)なので、配管をどうするか検討中です。150mmか125mmのダクトで配管したいのですが、近所のホームセンターで適当な物がありません。大きなホームセンターへ行って探してみるつもりです。
2009年4月1日(水)
樫目(かしめ)
生木のまま仕上げたボウルですが、乾燥すると樫目(かしめ)と呼ばれる斑点の部分が出っ張ってきました。白い部分が乾燥で収縮したため、結果的に出っ張るような感じになりました。指で触るとこの凸凹がはっきりと感じ取られます。挽いた時はサンドペーパーをしっかりとかけたのですが、かけ直す必要があります。芯が完全に出ませんが真空チャックでくわえて、240番と320番のサンドペーパーをかけました。チャックの直径が小さいので、飛んでしまわないか心配でしたが、真空度が十分に上がったので、問題ありませんでした。オイルを塗っていたので、空気が抜けなかったからだと思います。サンドペーパーをかけ直すと、非常に触感が良くなりました。
2009年4月29日(水)
Vermecネジ切り治具
Vermecのネジ切り治具をWoodFast、M910という旋盤用に買った人が居ます。下の写真は小生のVL300に取り付けた状態ですが、主軸よりネジ切り治具の軸の方が高くなっています。M910のツールレストはVL300より低いので問題ないだろうと思い、購入者に送ったがM910でも40mmぐらい高くなるという。そこでVermecにクレームしたら、部品を作って送るので、しばらく待てと返事してきた。先日その対策品が到着した。最初の物はツールレストにX-Yテーブルを固定するようになっていたが、今回の物はベッドに固定する台が付いて送られてきた。M910の所有者に送って確認してもらったら、主軸の高さにぴったり合うように出来たという。少し時間がかかったが問題解決でめでたしめでたしです。

明日から瀬戸内海8島めぐりとしまなみ紀行4日間に出かけます。従って5月2日に帰宅するまでこのサイトの更新は出来ません。あらかじめご了承下さい。
2009年4月28日(火)PartⅡ
テックさんのスペシャルツール販売について
Easy Rougherについて海外のサイトの掲示板を見ると、新宿のスチワートさんの書き込みが目につきます。彼はこのツールを絶賛しており、1時間で25cmのボウルの荒挽きが出来た。非常に硬い欅のボウルを7個やったところで、カッターが切れなくなったので、刃を90度回転させることにしたという。非常に積極的に削れるので、深く削ってしまう。彼の旋盤は小生も使っていたDVR3000ですが、モーターのトルクが少し弱いのが欠点です。このツールを使うと削る量が多いので、モーターが止まることが良く起きるという。もっと馬力のある大型旋盤だとよりこのツールの性能を発揮させることができる。替え刃は3種類あるが、ツールを買うと付いてくるのが4”の物とスチワートさんは言っているが、正方形の物が来ました。これは間違っていると思うが、4”の物が一番多目的に使えるという。ツールのハンドルですが、純正の物より彼が考えた3段になったハンドルの方が使いやすいという。柄のでっぱた部分で押すので、普通と違うハンドルの形にする必要がありそうです。ハンドルの口金はHosalukの物を使っているという。ハンドルを自作する場合は、この形をとりあえず真似するのが良さそうです。

先週クラフトサプライからCi1が到着していたが、土、日と瀬戸の方へ行って居たので、千葉の鉄工所にツールを持って行けなかったが、本日車を飛ばして房総半島の中ほどまで行って、ツールを置いてきた。ツール用の鋼材はN48を使う予定だったが、現物を見せるとステンレスだという。ステンレスより、N48の方が硬いが、振動モードなど異なると使用感に違いが出るので、鋼材は純正品と同じステンレスを使うことになった。ステンレスは鉄に比べると値段が3倍高くなるが、純正品と同じものにすることになった。鋼材も日本で入手できる太さは13mmになるので、NCで少し刃先の部分を加工する必要があります。(純正品は1/2インチ≒12.7mm)4mの鋼材を使うので、ツール1本分だけ買うわけにはいきません。10数本をまとめて買う場合、小生に売ってくれる値段も交渉した結果、少し高くなりますが、小生の販売価格は送料込みで7,000円です。替え刃は基本的に正方形の物を付けます。替え刃の取り付けネジは付きますが、ハンドルは付きません。エクスパック500で送付しますので、送料は500円です。手渡しの場合は6,500円になります。購入希望の方は小生にメールで予約をして下さい。鋼材の長さが4mなので、切りの良いところで売り切れになることもあります。先着順で販売します。


追記:ハンドルに挿入する部分は、角材のままです。従ってグラインダーで丸くするかハンドルにあける穴を正方形にして下さい。この加工を頼むと価格が上がってしまいます。
2009年4月28日(火)
銘木市場
岐阜県の銘木市場と材木屋さんを回った。ちょっと見ることが出来ないすごいものだった。あいにく銘木市場は休みだったので、中には入れませんでしたが、表に置いてあった原木は迫力がある。詳細は写真をクリックしてください。
2009年4月27日(月)
工房 楔を訪問
岐阜県羽島市にある工房 楔(せつ)、永田さんの工房を訪問してきました。非常に広いというのが印象で、趣味でやっている人には無縁の工房です。正直言ってあまり参考にならないと思いますが、写真をアップしましたので、見て下さい。
2009年4月26日(日)
森の器 WOOD CRAFT
愛知県瀬戸市のウッドビレッジイノウエへ行ってきました。ウッドターニングの初級・中級者用のビデオ撮影のためです。1泊2日ですので、もちろんテックさんはビデオ撮影だけということはありません。永田工房、材木市場、銘木店/2店舗などを訪問しました。もちろん観光もしています。明治村、犬山城見学、長良川温泉宿泊という忙しい日程でしたが、無事日程を消化、帰宅しました。高速道路が1000円というので遠出したのは、宮城の岩淵工房訪問に次いで今回で2回目です。今回の旅行の訪問先の状況は、順次報告しますが、ビデオ撮影の後井上さんに見せられた手づくり木工事典という本を見て驚きました。英語で書かれた本は沢山見ていますが、日本語で刃物の使い方が書かれた本は初めてみます。この本のウッドターニングへの招待という記事の筆者が井上さんです。堂々と表紙を飾っています。この井上さんのビデオを撮ってきました。今ビデオカメラからパソコンに撮影画像を移し、問題なく撮影出来ているか確認したところです。大丈夫でした。これから編集作業に入ります。DVDが完成したらこのサイトで販売を開始します。
2009年4月25日(土)PartⅡ
10万アクセス達成
テックさんのウッドターニングのサイトは、2006年2月からスタートしましたが、アクセスカウンターを2007年7月1日より取り付けて運用してきました。最初からカウントしておればだいぶ前に10万アクセスを超えたと思いますが、2007年7月から約1年10か月で10万アクセスを達成することが出来ました。このサイトを毎日訪問して下さった方々に感謝します。今後も今まで通り、ウッドターニングに関係する情報を提供していきたいと思いますので宜しくお願いします。
2009年4月25日(土)
クスノキの丸太
千葉の方でいつも予告なしに来られる方が、クスノキの丸太を持ってきてくれました。直径40cmもある太いものです。一人で持ち上げることが出来ないほど重いものです。駐車場の床の上に置いたがこのままでは移動させることが出来ない。電気式のチェーンソーで半分に切れば、持ち運びが出来るようになるが、電気式のチェーンソーでは、この大物を切るのが難しそうです。そこでエスティマの荷台に何とか持ち上げて乗せることにした。これを団地裏の林の中に持ち込み、ハスクバルナのチェーンソーで切るという作戦です。重さは60kg以上あると思いますが、荷台の高さまでは何とか一人で持ち上げることができ、2個とも乗せることが出来た。2枚目の写真はカットした後のものです。ランバーメイトを塗って物置きに収納しました。大型のサラダボウルが出来ますが、クスノキなので匂いがすごいものになるでしょう。
明日から2日間愛知県の瀬戸市に行きます。井上重信さんのウッドターニングのビデオを撮るためです。井上さんは日本でのウッドターニングの先駆者と言える人で、その理論はぜひ一度は聞きたいものです。瀬戸市まで行ける方は、直接ご指導を仰げばよく、井上さんは大勢の弟子を持っておられます。技術指導も熱心にやっておられます。しかし直接行けない人には、今回撮影するDVDをぜひ見て頂きたいと思います。目から鱗でしょう。
2009年4月24日(金)PartⅡ
Easy Rougher Ci1
Easy RougherはEasy Wood Toolsという会社が製造しており、クラフトサプライなどが販売をしている。最初このツールを見たとき、ガウジを使えば良いのでこの様な道具はいらないと思いました。しかしこれが非常に良いという人がいたので、岩淵さんの工房で試させて頂いたら、欲しくなりました。ラフィングがボウルガウジよりすごく早く出来ます。須田プロはガウジでボウルのラフィングを非常に早くやりますが、小生のレベルではそこまで早く出来ません。須田プロには不要かも知れませんが、小生の場合はこのCi1に軍配が上がります。そこで早速クラフトサプライに注文した訳ですが、本日このサイトを見ている人で鉄工関係が分かる人から電話があり、このツールのシャフトは簡単に作れるという。何という鋼材だったか忘れたが、ツール用として問題のない、4mの鋼材から10本ぐらいは取れる。先にネジを切って交換用として売っている刃を取り付ければよいだけという。交換用のカーバイドの刃は$13..99と安いのを売りにしています。4mの鋼材は1本数千円なので、交換用の刃を買っても1万2千円以上するCi1の半値以下で作れるという。とりあえずクラフトサプライからCi1が到着したらそれを見せてくれという。千葉の方ですが貸して作れるかどうか調べてもらうことにした。簡単な構造なので、先の刃だけ純正品を購入すれば同じ性能の物を作るのは簡単だと思います。鋼材は4m単位で売っており、4mの鋼材を1本買うと10本ぐらいは出来てしまうので、このサイトで販売する可能性もあります。お金持ちの方は純正品を買って下さい。お金のない方は少し待った方が良いでしょう。ご期待下さい。
2009年4月24日(金)
シースルーサイクロン
ペンの話は昨日の分でおしまいです。今日はアクリルで出来た内部を見ることが出来るサイクロンの話です。
シースルーのサイクロンの配管が完了しました。早速自動カンナで削った木屑を吸わせてみました。らせん階段状のスロープが付いていますが、それに沿って木屑が回転しています。渦を巻きながら木屑が落ちていき下のファイバードラムに落ちます。集塵機の方にはほとんど木屑が行っているようには見えません。上手く動作しているようです。詳細は下の写真をクリックして下さい。サイクロンの動画を見ることが出来ます。静電気で木の粉が付いて、すぐに内部が見えなくなるという意見もありましたが、今のところ全く問題ありません。なお動画が見れないという方は、ソフトがインストールされていないので、Appleのサイトにアクセスして、画面の中ほどにある、ダウンロード開始のボタンを押して、画面の指示に従ってソフトをインストールして下さい。
2009年4月23日(木)
Slimline Pen
クラフトサプライのカタログを見るとSlimline Penが$1.65で売られています。50個買うと$1.50です。これは人気のペンキットで、良く注文を頼まれます。Roadster PenとEuropean Penも人気です。問題はアメリカでも人気のようで、在庫切れが頻繁に起きています。注文してもすぐに送ってもらえず注残になります。あまり長く待たされる物はキャンセルしていますが、2~3週間なら待つことになります。

このペンキットを使って普通に作ると下の1枚目の写真のようになります。当然これでは面白くないと考える人がいます。2枚目の写真はペンクリップを沈み込ませています。あるいは頭の部分を斜めにするなどしています。作り方はfinialoptions.pdf へのリンクslimlinemodificationspart2.pdf へのリンクを見て下さい。
2009年4月22日(水)
一石二鳥の寄木ペン(PartⅡ)
ペン用として必要な長さと太さの白い木と茶色の木を準備します。同じような色だと寄木にする意味がないので、コントラストが付く様に材料の木を選びます。材料の木はほぼ同じ寸法である必要があります。後ではがしますのではがしやすいよう、木の片側にだけ、瞬間接着剤を塗って2本のペンの材料を2段重ねで接着します。これをバンドソーか糸のこでカットしますので、どのように切るか、鉛筆で線を入れます。その線の沿ってカットします。バンドソーのブレードはテーブルに対して直角になっていないと上側と下側のサイズが変わりますので、問題です。カットの前にバンドソーが正しく調整されているかどうか確認してください。曲線で切りますので、当然ブレードの幅は細い物を付ける必要があります。下の写真では接着剤が赤い線の左側に付いています。カットは接着剤の付いていない側からやって下さい。カットが終わると上と下の木を入れ替えて、瞬間接着剤で接着します。クランプを使ってしっかり接着します。接着が終わると準備完了です。通常のやり方でペンを作って下さい。真鍮のパイプの穴をあける時、接着が外れる危険性があるので、テープを角材に巻きつけてやると、寄木の接着をはがすことはないそうです。またドリルの穴に詰まった木くずはこまめに排出させて下さい。これで模様の色が逆の寄木のペンが2本出来ます。さらに複雑な模様にするにはカットをして接着した物を、再度重ねて接着してカットします。試してみてください。
2009年4月21日(火)
一石二鳥の寄木ペン
一石二鳥のスプーン作りと言うのを以前やりました。今回は寄木のペンですが、1回のカットでペン2本分が出来ますので一石二鳥です。このやり方で作ったのが下の写真のペンです。2枚目の写真は2回カットした場合のものです。複雑なパターンになっていますが、作り方はそれほど難しくありません。バンドソーか糸のこが必要になります。もちろん色の違う2種類のペン用の木が必要です。後は普通のペンを作る道具とペンキットが必要です。どのようにして作ったか考えて下さい。種明かしは明日アップします。これはペンに限らず他の作品にももちろん応用できます。小生は携帯型爪楊枝入れを作るつもりです。
2009年4月20日(月)
ペンクリップ(PartⅡ)
ペンクリップの先のリングをやすりで?マーク型に削ります。ペンの本体にはペンクリップの幅の穴をあけます。ノコ刃を一山だけ残して両側の山をグラインダーで落とします。その一山のノコ刃で?マーク型のペンクリップを通す穴をあけます。ペンクリップはこのままではぐらつくので、内側からペンの金具で押さえつけます。従ってこの様な構造のペンキットでないと、このプロジェクトは出来ないことになります。興味のある方はやってみてください。作り方の詳細は写真をクリックして下さい。
2009年4月19日(日)PartⅡ
連動遅延コンセント
連動遅延コンセントを分けて下さいという書き込みが、掲示板の方にありましたが、連絡先が分かりません。心当たりのある方は小生宛にメールを下さい。
2009年4月19日(日)
ペンクリップ
ペンクリップは本体の上部にネジで留めてたり、押さえの金具を使っているのが多いと思います。下の写真は金属部分が本体の木から飛び出しています。どの様にして作っているのでしょうか?このペンクリップにする為、必要な道具が2枚目の写真です。木でペンクリップを作るとこの様な感じになりますが、木だと折れやすいという欠点があります。この金属のものは、強度を確保するための工夫もされています。種明かしは明日のお楽しみにします。小生はペンがあまり好きではないので、今まであまり取り上げませんでしたが、数日はペンの話題を続けます。
2009年4月18日(土)
象眼のウッドターニング
和訳をしました。ペンで象嵌をやろうとすると、胴体が太くなってしまうのかも知れません。ペンの場合は材料が少なくて済むので、経済的です。和訳した製作過程を見るには、写真をクリックして下さい。現在のところころ象眼に使う材料を欲しいという人が2人居ます。購入希望の方は小生にメールを頂ければ、一緒に注文します。材料は色々な種類、色が選べます。クラフトサプライのサイトでどんなものがあるか調べて下さい。
2009年4月17日(金)
InlaceとStone Inlay
クラフトサプライのカタログを見るとInlaceというのがあって、以前このサイトで紹介しました。接着剤の主剤の中にトルコ石が入っており、これに硬化剤を加えることで固まります。硬化した後、ターニングで削り、サンドで仕上げます。石の入った主剤と硬化剤などのキットが$30で売られています。これがInlaceと呼ばれています。
一方Stone Inlayという粉状のものも売られています。こちらは接着剤が入ったキットではなく粉だけで売っています。接着剤は何を使うのかと聞かれたので、調べてみました。下の写真はペンに緑色の粉を埋め込んでいるところですが、瞬間接着剤を使っています。瞬間接着剤は粉の中によくしみ込むように、サラサラの物を使います。粉は重力の法則に従うので、丸い部分の水平になっているところに、充填します。その後瞬間接着剤をたらし、アクセレレーターをひと吹きします。旋盤を15度ぐらい回転させまた平らな部分に粉をかけます。これの繰り返しで円周に粉を充填します。瞬間接着剤の良いところは、アクセレレーターを使えば早く硬化するので、ターニングをすぐに始めることが出来ます。しかしInlaceの場合は硬化するのに4時間以上かかります。使い勝手では粉だけの方が良いと思います。接着が十分でなくはがれ落ちたところは粉を追加して、瞬間接着剤を流せば修復は簡単に出来ます。下の写真のペンの製作過程は写真をクリックするとみることが出来ます。丸い穴を等間隔にあけるには、旋盤に24点のロックピンが付いているか、インデックスアッタチメントが必要になります。今日はこれから散歩に出かけるので、和訳をする時間がなくなりました。和訳は明日アップします。ご期待下さい。
使用する粉はクラフトサプライなどで売られています。$5から$12ぐらいです。
2009年4月16日(木)
インバーター回路が故障
小生が組んだ木工旋盤をコントロールする回路ですが、故障しました。組み立ててからまだ数カ月ですが、正常に動作しないという。運転ボタンを押しても、主軸が回ったり回らなかったりするという。電話でやり取りしていても、話が進まないので宅急便で送ってもらった。到着した回路を見ると、インバーターの設定が変更されており、停止ボタンを押しても停止まで5秒ぐらいかかる設定になっており、この間別の命令をしても受け付けない状況です。インバーターは最高回転数3000RPMに設定して、送りましたがユーザーは3600RPMで使いたいというので、自分で設定を変更をしてもらった。しかし変更しなくて良いところまでいじってしまったのかもしれない。設定値をいちいち調べて、修正するのが難しいので、工場出荷状態にリセットして、旋盤用にパラメーターの再設定を行った。しかしこれでも、正常に動作しないので、色々調べるとリレーの接点が接触不良であることが分かった。接点を磨いたところ、正常に動作するようになった。インバーターの設定がおかしくなっていたことと、リレーの動作不良が今回の問題を起こしたようです。新品の部品でもこの様な問題が起きてしまいました。機械的な接点のある部品の信頼性はこの程度か?明後日東京に行くので、その時この部品のスペアーを安いので買っておくつもりです。
2009年4月15日(水)
サーバーがダウン
15日の7:45~22:00まで、小生が借りているサーバーがダウンしていました。この間にアクセスして頂いた方には、大変申し訳ありませんでした。この場を借りてお詫びします。小生が借りているサーバーは、大容量ですが、安価というのが特徴です。その分応答速度が遅い、信頼性が低いという問題も抱えています。最近は応答速度がそれ程遅くなくなってきたので、喜んでいたのですが、、、サーバーを換えるつもりはないので、同じ問題がまた発生するかも知れません。これに懲りずまた来て下さい。
2009年4月14日(火)
おくのほそ道珍道中(PartⅡ)
2日目は宮城県登米市にある岩淵工房、宮城の明治村、道の駅もくもくハウスなどを訪問した。岩淵工房のワンウェイの高級旋盤2436は存在感がありました。工房が広いので、整理が出来るのかどうかわかりませんが、整頓された機能的な工房でした。岩淵さんはまだ現役でバリバリ仕事をされているが、その分ウッドターニングに時間が割けないのが、悩みだそうです。後1年少しで定年になるそうでそれを待ち焦がれているようです。これから定年を迎える人たちの中で、定年後にやることがはっきりしている人は少ないでしょう。会社を辞める前に、趣味を持つ必要がありますが出来ていない人が多いようです。岩淵工房の詳細は写真をクリックして下さい。
高速道路料金が1,000円だというので、今回の遠出を計画しました。帰宅時に少し渋滞に巻き込まれましたが、大したことはなく満足な結果でした。今度は中部地方に行きます。25日(土)26日(日)の2日間です。温泉で一泊(十八楼)、ウッドターニングのビデオ撮影を日曜日にやります。つまりDVDが出るということなので、ご期待下さい。
2009年4月13日(月)
おくのほそ道珍道中(PartⅠ)
4月11日、12日と車で山形県、宮城県を回りました。高速道路が土、日は1,000円で通れるので、行くことにしました。初日は伝統こけしの挽き物の実演販売をしているお店を3店と斎藤久弥先生のお宅を訪問してお話を伺いました。途中松尾芭蕉が止まった村人の家などにも立ち寄り、宿泊は銀山温泉の銀山荘です。下の写真をクリックして頂くと11日の詳細を見ることが出来ます。
2009年4月11日(土)
サイクロン到着
サイクロンが到着しました。もっと重量があるのかと思いましたが、中はからっぽなので軽量です。だとするともっと送料が安くても良いと思いました。透明だというのが取り柄ですが、ブリキ板で自作するのが良いと思いました。買ってから少し後悔しています。ホースの接続口が150mm以上あるので、太いホースを使うことになっているようだが、国内でY字の分岐管など入手が難しいので、100mmのホースを使うことにする。150mmを100mに変換するリデューサーが必用になる。ホームセンターで探すことにします。

明日から山形県の伊藤工芸と宮城県のIB工房を訪問の1泊2日の旅に出ます。旅館は銀山温泉の銀山荘というところを予約しました。高速道路が1,000円なので車で行くことにしました。夢工房のSAさんと一緒です。銀山温泉には伊豆こけし工房と言うのがありますので、そちらにも立ち寄る予定です。

このサイトは土、日の2日間お休みです。