2011年2月28日(月)
日光鬼怒川温泉
栃木県の矢板のウッドターナーの工房を訪問しました。VicmarcのVL300が置いてありますが、何か少し違います。そうです、これはアメリカのクラフトサプライが販売している、クラフトサプライモデルのVL300です。国内の販売店から買わずに個人輸入されたものです。夢工房さんにはVicmarcモデルは何台も置いてありますが、クラフトサプライモデルを見たのは初めてです。Vicmarcモデルの方には緊急停止の赤いバーがありますが、これはそれがありません。しかしそれが問題かと問われれば小生は、即座に問題ないと返事します。細かくこの旋盤をチェックしましたが、アメリカの掲示板に書かれているように問題を見つけることが出来ません。アメリカ国内ではVicmarcのモデルより安いので人気です。この工房は見せるのが恥ずかしいような内容ではありませんが、工房主は公開を拒否していますので、工房紹介はありません。

工房訪問のあと材木屋さんに立ち寄った。この材木屋さんは結構木の種類が多い。杢のあるカエデに目が行った。夢工房さんと再度訪問することになるだろう。

旅館は中禅寺湖畔のホテル四季彩というところです。露天風呂に満足しました。夕食と風呂は5点満点です。
2011年2月28日(月)
ボール盤のバイスの固定
ボール盤のバイスを固定するナットはテーブルの裏側にあるので、スパナで回しにくい。そこでバイスは固定しておき、厚みの違う木の板を使ってワークをとめる位置を調整していました。しかしぴったりの位置に調整しようとすると、沢山の厚みの違う板を準備する必要があり不便です。そこで思い付いたのがバイスを固定しているナットを蝶ナットに交換して手で絞めることです。ボルトはM10なのでホームセンターへ行ってM10の蝶ナットを買ってきました。指で締め付けてみると結構しっかり締め付けることが出来ます。これだと自由にバイスの位置を決めて固定できるので、木の板を使う方法はやめました。少し頭を使うとずいぶん便利になります。
2011年2月27日(日)
日立ベビコンが不調
エアーコンプレッサーの調子が悪い。圧力が一定以下になると、圧力スイッチが入ってコンプレッサーのモーターが回り始めます。しかし圧力が上がってくると、モーターが回し切れずに止まってしまうのです。日立産機のサイトでこの問題について考えられる問題点は何か書き込んでみた。朝の8時頃に書き込んだが、10時には電話がかかってきた。これは圧縮機側の問題ではなく、モーター側の問題で、ベルトが緩んでいないか調べてくれという。コンプレッサーをインバーターで駆動しているとは言わなかったので、このような結論になったのだろう。違うと思いつつベルトを調べてみると、驚いた。日産の車用のベルトが付いています。おまけにモーターのプーリーが少し傾いて圧縮機側のプーリーと一直線になっていない。色々調べていくと、ベルトが短くモーターをきちんと固定できていなかった。固定台の丸い穴にボルトの頭を入れて横に滑らせると、ボルトを固定できますが、ベルトが短くて横へ動かせなかったのです。中古品を買うと前のユーザーが変なことをしていないかよく調べる必要があります。早速ジョイフル本田千葉ニュータウン店へ行って少し長いベルトを買ってきました。ベルトを外して持っていきましたが、店の人は車用は在庫がないという。これより少し長いコンプレッサー用が欲しいというと、すぐに棚の上から降ろしてくれた。さすがはプロ。希望の長さの物が一発で出てきました。1,080円です。これに交換するとモーターをきちんと固定できるようになり、プーリーも一直線に並びました。試運転をすると嘘のように最高圧力まで上がるようになりました。日立産機の話では小生の使っているモデルの圧力弁セットはまだ保守部品があるそうです。将来に備えて今のうちから部品を入手しておこうと思います。その前に日立ベビコンの取扱説明書を入手します。
2011年2月26日(土)
タップ用下穴ドリル
タップ用の下穴ドリルを通販で購入しました。M3からM12まで揃えましたが、M6用は5mmのドリルで良いのでこれは手持ちのセットの物を使います。使うときにすぐに取り出せるように、スタンドを作ってステッカーも貼りました。当工房ではあまりやらないことですが、やっておいた方が結果的に早く作業が出来ます。夢工房さんなどは、一人で使っていないのでこの様な表示がこまめにされています。使った道具は必ず元の場所に戻すというのが基本です。当工房も少しずつ改善していきたいと思います。
2011年2月25日(金)
Vicmarc VL150
オーストラリアのCarroll'sというウッドターニングの道具を販売しているところからVL150というVL100の後継機種が販売されています。VL100からの改良点は挽ける直径が300mmと大きくなったこと、モーターが0.75kWと大型化され、またバンジョーのカムロックの大型化、ツールポストの拡大などです。電源スイッチの位置も人間工学的に使いやすい場所(旋盤に向かって左)に変更された。不思議なことにVicmarcのサイトではこの旋盤は、紹介されていません。Carroll's専用のモデルなのか?良く分かりません。VL150ProductSheet.pdf へのリンク
VL100は直径25cmまでですが、他社からは30cmまで挽けるモデルが多数販売されています。VL100は値段が高い上に仕様的に負けていると売れ行きが悪いので、今回対応したのだと思います。しかし20万円近い値段だとどれだけ売れるのか?疑問です。
 仕様 VL100 SM
EVS 
VL150 SM
EVS
 旋回直径  256mm 300mm 
 センター間  350mm 350mm 
 インデックス  24 24 
 ツールポスト径  φ19 φ25.4 
 クイルトラベル  65mm  65mm
 重量  58kg  62kg
 サイズ 760x350x600 760x350x620
 モーター  0.55kW 0.75kW 
2011年2月24日(木)
日立工機20cmグラインダーYahoo出品中
日立工機の20cmのグラインダーをYahooのオークションに出品しています。単相100Vで2970/3560RPM,50Hz/60Hzです。砥石は左側にノリタケの180番のCG砥石がついており、右側は36番のA砥石です。右の砥石はウッドターニングには向いていません。正転ー逆転のスイッチが付いています。興味のある方は下の写真をクリックするとオークションのサイトへ飛びます。
2011年2月23日(水)
ルータービット使用のツール
木工を長くやっているとルーターのコアボックスビットを沢山持っておられるのではないでしょうか?小生の工房でも数個ありましたので、6.4㎜の軸のビットを使ってツールを作ってみました。16mmの鉄棒に6.4mmの穴をあけます。5mmの押しねじ用の下穴をあけてから、タップを切ります。先端はグラインダーで少し細くしました。実際に削ってみましたが、問題なく削れます。このツールを販売しているCarbide wood turning toolsではボウルの内側の曲線を綺麗にカットできるとしているが、ボウルガウジでも問題なく出来るので、特にこのようなツールが必要とは感じませんでした。ルーターのビットはカーバイドチップなので良く切れるという。
2011年2月22日(火)
ペン用ドリルチャックの自作
ペン用のドリルチャックの自作について2月10日の日記でご紹介しましたが、これを参考に自作された方が居ます。しかし使用しておられるチャックがロバートソービーなので爪の可動範囲が25mmしかありません。4mm厚のアルミを使ったところ、チャックの爪を目いっぱい広げても13mm角の材しかつかめません。アルミを3mm厚の物で作り直しても、15mm角しかつかめません。小生の使用しているVicmarcのチャックの場合、24㎜角のペン材料までつかむことが出来ます。ペンの材料は削りしろが必要なので、20mm角ぐらいの材料が必要です。15㎜角しかつかめないなら、その様なチャックは使えないでしょう。新しくチャックを買う場合はVM100あたりを買っておくのが、賢い選択だと思います。

メーカーによってなぜこの様にチャックの爪の可動範囲に違いがあるのか?Vermecに一度聞いたことがありますが、Vermecの場合はバックジョーのチャック外への飛び出しをなくすため、可動範囲を抑えているとのことです。飛び出したバックジョーで手を切ったりしないように、安全対策でこの様にしているという。VM100では手を切ったことがないので、ユーザーの立場から言えば、可動範囲が広い方が何かと使いやすい。VM150はVM120では飛び出すバックジョーを飛び出さないようにチャックの外形を大きくしたモデルと言えます。これが現時点では安全で爪の可動範囲が最大のチャックということになります。
2011年2月21日(月)
工房キノタケ訪問記
長野県諏訪市にある工房キノタケさんを2月11日に夢工房さんと一緒に訪問しました。キノタケさんと初めてお会いしたのは昨年寄木の壺の作り方を教えてほしいと、小生の工房に3日間も来られた時です。3日間も熱心に勉強して帰られました。その後VL200、バンドソー、テーブルソー、サイクロン集塵機など大型の機械をすぐに購入されました。小生より高齢ですが、やることが早い。何か聞かれて返事をすると、すぐに言った通りやっておられます。この実行力はすごいと思います。そのキノタケさんの工房に今回で2回目の訪問です。前回は集塵機を買ったばかりで、配管がされていなかったのですが今回は工房の1階と2階に配置した機械に配管が完了していました。寄木の壺の第一号の作品も出来ていました。詳細は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2011年2月20日(日)
バンドソーの延長テーブルとフェンスの製作
小生のバンドソーではなく夢工房さんのバンドソーです。テーブルの左側に隙間があり、フェンスも小さいのでステンレスで自作したという。出来上がりを見せて貰ったところなかなか綺麗な仕上がりで、上手に出来ていると思いました。作り方はフライス盤を使って云々と説明されていたようだが、自分がやる予定がないので何も覚えていない。この様な加工が必要になれば、どうやったのかまた聞いてみたい。それより溶接機を買ってみようかと思い始めた。
2011年2月19日(土)
鉄製の延長ベッド
旋盤を購入して使い始めるとすぐに、テイルストックが邪魔になります。ボウルなどの内側を掘ろうとすると、ベッドの上に体が行きますが、テイルストックが体に当たります。ベッドが長い場合はテイルストックを後ろの方に押しやれば良いのですが、ベッドが標準の物だと、ベッドから取はずすしかありません。小型旋盤の場合は軽量なので、これはそれ程やりにくい作業ではありませんが、大型旋盤の場合はテイルストックが重いので、取り外すのも苦になります。そこで延長ベッドを自作する人が多いのですが、自作の場合は殆どの物が木製になっています。しかしももとせ工房さんの場合は鉄で作ることになります。鋼材の切断、加工、溶接が出来るのでこの様な延長ベッドは簡単に出来るようです。木と違って強度があるので安心して使えます。申し分ない出来でした。
2011年2月18日(金)
DELTA 46-460木工旋盤
直径30cm程度まで挽ける旋盤のことをMidi Lathe(ミディ)と呼びます。その中で国内で購入できるモデルは限られていますが、アメリカでは気になる実力機種が販売されています。今回千葉県のいすみ市の方がアメリカからデルタの46-460を購入されたので、ボウルを1つ挽かせて頂きました。今までは仕様表を見るだけで実際に手で触れて試すことが出来ませんでしたが、短時間ではありますが実際にボウルを挽いてみて非常に良い旋盤だと思いました。1馬力の直流モーターは非常に強力で、太いガウジで深く刃を入れても回転が止まることはありませんでした。詳細な評価は下の写真をクリックすると見ることが出来ます。

小生が仕様表を見て良いと言っていたもう一つの旋盤はPSIのTurncrafter Commander 12"です。赤い色の旋盤ですが、デルタと同様1馬力のモーターが付いており、プーリーは2段、回転数の可変範囲が広いこと、回転数の表示が付いていることなど良いと思います。しかしアメリカの掲示板の書き込みを見ると、送られてきた旋盤が回らないなどのトラブルも出ています。PSIのサービスの話では、モーターの電源回路の問題があり対策をやっていたがそれが完了した。今後出荷する物は問題ないと言っているそうです。デルタにはその様な悪い話は出ていません。
2011年2月17日(木)
電磁開閉器
インバーター1台で2台のグラインダーを回しています。下の写真の様な切り替えスイッチを使っていますが、やはりスイッチ一つで切り替えることが出来るようにしました。前はリレーを使って失敗したので、今回は秋葉原に行ったときに買った、電磁開閉器を使います。接点は3a3bです。リレーと違って電磁コイルが強力なので、スイッチを入れるとバーンと大きな音がします。これで少しはスマートにグラインダーを切り替えることが出来るようになりました。
2011年2月16日(水)
ボール盤用レーザー
 ボール盤用のレーザーです。穴をあける材料を固定するときに便利です。WoodCraftが販売している$36.89のものです。ボール盤のポストにホースバンドで固定します。電池は006P角型9Vの物を使いますが、本体に付属していませんので、ホームセンターで買ってきました。早速本体をボール盤に取り付けレーザー照射を調整しました。粗調整用と微調整用のダイヤルが付いており、まず粗調整ノブを回してレーザーの位置を概略合わせます。粗調整のダイヤルをロックした後、微調整ダイヤルでドリルの刃とレーザーの線がぴったり合うように調整します。一度調整すると毎回調整する必要はありません。この商品は結構便利に使えそうで、良い買い物をしました。
2011年2月15日(火)
宮城蔵王の樹氷
樹氷(じゅひょう)は、冬山などで、過冷却水滴からなる濃霧が樹木などの地物に衝突し、その衝撃で凍結・付着した氷層。一般的には、氷層を付着させた樹木そのものを指して樹氷と呼ぶこともある。」

その樹氷を見学するため、宮城蔵王まで行ってきました。樹氷のあるところは1700メーターぐらいの山の上なので、雪上車に乗っていきました。前の日は-12℃だったが、この日は0℃ぐらいで天気も良く、じっくり樹氷を観察することが出来ました。ガイドさんの話では非常にラッキーだったそうです。普通は寒くて外に長居が出来ず、雪上車にすぐに戻ってくるがこの日は自発的に雪上車に戻る人はいなかったという。樹氷はエビの尻尾のように見えないと本物ではないそうです。この蔵王の樹氷は、まさしくエビの尻尾でした。蔵王は天気が良かったが、新幹線で東京に帰ると、大雪だと騒いでいる。山形、宮城の本当の雪を見ているので、東京の雪を見ても何を騒いでいるのかと思ってしまった。(完全に雪国の人の目線になっています!)
2011年2月14日(月)
工房訪問
工房訪問に行ってきました。小生はすでに1度行ったことのある工房ですが今回は再訪問です。しかし微妙に変化しているもので、訪問するたびに感心させられるものがあります。その一つがももとせ工房さんのパーティングツールです。下の写真の刃先は丸鋸の刃を切り出したもので出来ています。丸鋸の刃は先端がカーバイドチップになっており、この部分だけが幅広になっています。木の中に切り込んだ場合、普通のパーティングツールだと刃の部分が木に挟まれて刃の幅以上にカットしないと、ツールが持っていかれて危なくなります。しかしこの鋸刃を利用したパーティングツールは、刃先の部分だけが広いので、木に挟まれることはありません。しかもカーバイドチップが付いているので、良く切れます。鋸刃の本体はそれ程硬くないので、バンドソーで切れるのではないかとのこと。ももとせ工房さんは切断用のグラインダーを使って加工したという。ボール盤で柄に固定する穴もあけることが出来たというので、小生手持ちのコンターマシンでも切れるかも知れません。時間が出来たら、丸鋸の刃を切ってこのパーティングツールを作ってみたいと考えています。刃先はアサリで交互に角度が付いていますが、ダイヤモンド砥石で修正しているそうです。
2011年2月13日(日)
AUひかり・ハイスピード最大1Gbps
AUひかりの1Gbpsに光ファイバー回線を切り替えました。最初は150Mbpsぐらいしか速度が出ませんでしたが、LANケーブルを2重シールドされたカテゴリー7に切り替え、MTUを少しいじると速度が出るようになりました。カテゴリー7のケーブルは、近所のヤマダ電機に買いに行きましたが、売っていないので通販で買いました。効果の程は十分期待に沿うものでした。対ノイズ性能が格段に向上しているそうです。
2011年2月12日(土)
カーバイドカッターのシャープニング
カーバイドのリング状のカッターは使い捨てということになっていますが、これを研いでみました。リング状の刃を研ぐ治具はVermecにあります。この治具は右手の抑えの金具が短いので、指を砥石でこすってしまいそうなので、右手の抑え棒を長くした治具を、真鍮の棒で作ってみました。基本的な構造はVermecの物と同じです。旋盤で長い爪のチャックをくわえて、パーティングツールで径を小さくしていきます。後はスキューで平らに仕上げました。
治具の構造は下の写真の通りです。左手でつかむ方は、4mmの直径の部分と7mmぐらいの直径の部分の2段になっています。7mmの部分はカーバイドカッターより小さくする必要があります。カッターをこの4mmの部分に差して右手の4.5mmの穴の開いた、棒で押します。
  カッターのベベル面をぴったりと砥石面に当てて、左手で砥石に押し付けます。そうするとカッターが回転を始めます。このままだと回っているだけなので、研ぐことが出来ませんので、右手でカッターを抑えると回転が制限されて、速度差が出て研ぐことが出来るようになります。カッターの回転が止まると、平らな面が出来るので、カッターは止まらないようにしながら研ぎます。少し練習すればすぐに出来るようになります。ダイヤモンド砥石を使って研いだ結果、結論としてカーバイドカッターでも研げるということです。合金鋼用のSG砥石や32A砥石などでも研げると思いますが、試していません。研いでいるところの動画は下の写真をクリックして下さい。
2011年2月11日(金)PartⅡ
ハンターツールの販売
沖縄県の方がハンターツールを購入されましたが、あまり使わないので誰かにお譲りしたいとのことです。ツールはストレートの13mmで新品の替刃が1個付きます。少し使っただけの物で送料込みで7,000円です。購入希望の方が居られましたら、小生メールを送って下さい。メールのアドレスはDVDの販売のページに出ています。
追記:販売するツールは下の写真の一番左のストレートの物です。

先ほど山形県の方が購入されましたので、今後本件でメールを送らないで下さい。
2011年2月11日(金)
カーバイドカッターツールの製作
カーバイドカッターを使ったツールは沢山販売されています。工房の中を探すと1個リング状のカッターがありました。これを使ってEliminatorの様なツールを作ることにしました。鉄棒は直径16mmの物が手持ちであったのでそれを使うことにします。長さは300mmにカットしました。
 まず鉄棒の先端にテーパーを付けます。グラインダーで鉄棒を回しながら削っていきます。砥石は軟鋼用に交換してあります。中古のグラインダーを買った時に付属していたものです。ウッドターニングの刃物は合金鋼なので、この砥石は使えません。砥石を交換して作業をするとそれ程時間がかからず終わることが出来ました。
 鉄棒をテーパー状に削った後、先端の片面を平らにします。カッターを取り付けるためです。使用したカッターの高さが高いので、鉄棒から少し飛び出てしまいました。これが出すぎると、ワークに当てた時、回転モーメントが発生して危険です。薄いカッターなら問題はありません。ハンドルはケルトンの物ですがスリーブを挿入すると16㎜の鉄棒をそのまま挿入することが出来ました。
 鉄棒の平らな部分を削りすぎると、ねじのストロークが不足してしっかり締め付けることが出来ません。直径の半分ぐらいのところで、やめておきます。鉄棒の先端は半円形に丸くします。試しに使ってみたが、シアーカット用として便利に使えそうです。
2011年2月10日(木)
ペン用ドリルチャックの自作
PSIで売っているペン用のチャックの爪を自作してみました。40mmで厚み3mmのアルミのLアングルを買ってきて加工しました。アルミなのでスライド丸鋸で必要な長さに切って作りました。ネオジウムマグネットを取り付け、チャックから落ちないようにしています。磁力の弱いフェライトマグネットだと上手く固定できないと思います。詳細な作り方はAuxiliary Pen Blank Jawsに出ているのでそちらを参考にしてください。
2011年2月9日(水)
カーバイドカッター
カーバイドの刃を使ったツールは、クラフトサプライのカタログを見ると色々な種類の物が販売されています。カーバイドの刃はふつうのHSSに比べると何十倍も長切れするという。何十倍という宣伝文句には、少し疑問を感じますが長く切れることは、間違いないでしょう。問題は研ぎ直しが出来なくて、切れなくなったら新しい物に交換することになっています。ダイヤモンド砥石の付いたグラインダーがあれば、研げるのではないかと考えていますが、この話題はまた別の機会に取り上げることにします。研ぎ直しが出来なくても、このカーバイドの刃が1個$2ぐらいで買えるなら、使い捨てで問題ないでしょう。しかしクラフトサプライのカタログで値段を見るとほとんどの物が$20以上します。これらを購入しようとすると送料を入れて2,000円以上になるでしょう。しかし安い販売店がありました。
 アメリカのアラバマ州、バーミンガムにCarbide Depotという会社があります。会社の名前はカーバイド倉庫とでも訳せば良いでしょうか?本来は鉄工用の工作機械を扱っています。しかし最近ウッドターナーから沢山の問い合わせ電話があり、Carbi-Universalという製品を販売することにしたという。趣味でウッドターニングをやっている人たちは、皆さん自分で刃を取り付ける自作のシャフトを作っているので、カーバイドの刃を止めるねじと、ねじ切りタップも一緒に売るという。一番の関心は価格です。サイズ別の価格は下記の通りです。$20よりは十分安くなっています。非常に小さい物なのでアメリカから送っても送料は安いと思ったが、残念ながら送料は$50と高い。仲間と共同購入されると良いでしょう。5個単位で販売されているので、4人で共同購入する場合を計算してみましょう。直径10mmの場合は

$6.75x5個x4人+送料$50=$185÷20個x85円=
786円/個

となります。これは4人で20個買って、一人頭5個入手した場合の価格です。大人数で購入すると送料$50は変わらないので、570円に近づいていきます。一人で5個買った場合は1,400円ぐらいになります。

8mm:$5.75
10mm:$6.75
12mm:$9.69

2011年2月8日(火)
ペン用ドリルチャック
ペンの材料に穴をあける場合、皆さんはどの様にやられているでしょうか?ボール盤でやろうとすると、大型のボール盤でないとストロークが不足して貫通口をあけることが出来ません。旋盤の上でやろうとして長爪のチャックでくわえると、中心が出ません。下の写真はVicmarcのチャックですが、アメリカで売られていたペン用の木をくわえてみましたが、完全に中心が出ませんでした。
 その様な問題を解決するためPSIより、ペン専用のドリルチャックが$69.95で販売されています。爪は2本で木の対角をくわえる構造になっている。特徴は下記の通り。
1、簡単に取り付けが出来て、完全に中心に穴をあけることが出来る
2、25.4mm角までくわえることが出来る
3、ボール盤の様にストロークの問題がない
4、対角を支えるので穴をあける時に割れが出にくい

主軸のサイズは1"x8TPIのみです。使った人のレビュー記事を見る限り非常に評判が良い。ペンを沢山やる人には気になる商品だと思います。
 チャックに取り付ける爪も$22.95で売られているが、PSIが販売しているCシリーズのチャック用となっている。しかしねじ1本でとめられているようなので、他のチャックにも取り付けることが出来ると思う。
2011年2月7日(月)
タマクラフト・オリジナル・テーブルソー
タマクラフトのテーブルソーは手作り木工辞典に作り方が掲載されたことがあります。小さい物を切る場合はこれで十分だというので、自作しようと考えましたが、Yahooのオークションを見ていると、その自作されたテーブルソーが出品されていました。マキタの丸鋸も付属しており、中古の丸鋸の値段+αぐらいだったので、落札しました。幅75㎝、奥行40㎝です。右側の幅30cmは前後に動くスライドテーブルになっています。電源スイッチが付いていない、丸鋸の固定がぐらついている、位置決めフェンスがちょっと気に入らないなど、問題点があるので早速改善に取り組みました。電源スイッチを別に取り付けると、丸鋸のブレーキが利かなくなるので、その対策もしました。位置決めフェンスはINCRAの治具(ミリ仕様)を購入して取り付けました。詳細な改造内容は下の写真をクリックして下さい。
2011年2月6日(日)
ディスクサンダーのスイッチ交換
ディスクサンダーはデルタの物がテーブルがしっかりしているので、欲しかったのですが国内では入手が難しい。AAWのシンポジウムでもこのデルタのディスクサンダーを、講師の人が使っていたことも欲しい理由の一つです。しかし手に入らないものは仕方がないので、別の物を購入しましたが、テーブルはちゃちなアルミ製です。スイッチも安物が付いており、オンーオフしにくい。有難いことにこのスイッチが壊れてくれたので、交換しました。スイッチボックスを取り外して、新しいスイッチボックスを取り付けるだけです。ねじ山が合わないので、1か所ねじを切る必要がありました。新しいスイッチはオンーオフボタンが別々になっているので非常に操作しやすくなりました。
2011年2月5日(土)
バンドソー用インバーターの設置
インバーターを夢工房へ持って行き、設置しました。小生の工房には三相電源がないので、夢工房でパラメータの設定を行いました。韓国製のLS電産のインバーターは初めてなので、設定にてこずり少し時間がかかりましたが無事終了です。最高回転数は夢工房さんの希望で、2400RPM(80Hz)に設定しました。ブレードを交換して鉄、アクリル、木などを切りますが、ワークに応じて回転数を調整するという。
 これはブロワー (西村電機製)です。小生が夢工房さんに頼まれてYahooのオークションで落札したものです。バンドソーの集塵に使うとのことです。三相電源を接続して回してみたが、勢いよく回る。モーターは1馬力なので強力です。
2011年2月4日(金)
バンドソー用インバーター回路
DIY用で売られているバンドソーは、単相誘導モーターを使っているので、回転数を変えることは出来ません。関東の50Hz地域で使っていると関西の60Hzより一般的に性能が落ちます。その為バンドソーのモーターを三相誘導モーターに交換して、インバーターでコントロールしている人が居ます。インバーターを取り付ければ、木工用として80Hzぐらいに回転数を上げることも出来ますし、鉄鋼用のブレードに交換して15Hzで回して、鉄鋼用のバンドソーにすることも出来ます。小生は以前KERVの14インチのバンドソーを使っていましたが、ブレードがすぐに止まってしまうので、モーターを三相の高馬力の物に交換して、インバーターで駆動することを本気で考えました。しかしラグナの14インチに入れ替えてからは、その様な衝動に駆られることはなくなりました。ラグナは分厚い物でもよく切れます。話が変わって国産の業務用のバンドソーの場合、DIY用ではないので非常にしっかりした作りになっています。これは産業用の日立のグラインダーのところで説明したのと同じです。問題は国産の業務用は高価なことです。夢工房さんはこの国産の鉄鋼用のバンドソーを購入されました。ふところ寸法が600㎜もあるので、幅の広い物でも切れます。しかし鉄鋼用なので、ブレードのスピードが遅い。木を切る場合もっと早い方が良いので、インバーターを付けたいという。モーターは最初から三相なので、インバーターだけあればコントロールは自由自在です。夢工房さんに頼まれたので、早速秋葉原に行って部品を買ってきました。これだけだと東京までの交通費がもったいないので、相棒、劇場版Ⅱを見てきました。小生の好きだった小野田官房長が死んでしまいました。
 インバーター回路は木で枠を作りその上に載せました。バンドソーの左上にこの木枠をはめて、ねじで固定するつもりです。インバーターは三相200Vの電源用なので、小生宅では動作確認が出来ません。しかし三相電源の物は、単相に比べるとずいぶん安いので、三相電源がある人は、安価なインバーターを使えます。パラメーターなどの設定は明日夢工房さんに行ってからやります。
2011年2月3日(木)
日立電子ディスクグラインダー
日立の電子ディスクグラインダーをYahooのオークションで落札しました。あまりきれいな物ではありませんが、回転数をダイヤルで調整することが出来ます。補助ハンドルを取り付けるねじ穴があったので、ウッドターニングで補助ハンドルを作りました。またホイールガードが付いていなかったので、ロイヤルホームセンターへ行って買ってきました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年2月2日(水)
ミツトヨデジタルハイトゲージ
Yahooのオークションで落札したミツトヨのデジタルハイトゲージです。0.01mm~300mmまで測定が出来ます。購入したものは中古品だったので、スクライパーという部品が付属していません。これは新品を購入すると本体の価格ぐらいになってしまうので、自作しました。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2011年2月1日(火)
Vicmarc VL600
VicmarcのVL300は半径300mmまで挽けるのでVL300と名が付いています。VLはVicmarc Lathesの頭文字を取ったものだと思います。そのVL300は直径では600mmの物を挽けます。海外のウッドターニングのサイトをチェックしているとVL600の掲示板情報があり、写真まで出ていました。Woodwork ForumsとかUKWorkshopなどのサイトで出ています。あまり新しい情報ではなくずいぶん前から出ていました。しかしVicmarcの公式サイトでは今だ発表されていません。半径600mmが挽けるということは、直径1.2メートルの物が挽けるということです。写真を見る限り形はStubbyのS1000に似ています。ベッドが回転する様です。S1000は直径1メートルまでですので、Vicmarcがこれを追い越すことになります。

追記:掲示板の文章を読んでいると2.5メーターまで挽けると書いてあります。センター間は1.2メートルです。詳細な仕様が発表になったらまた報告します。
下の写真がS1000です。