板を少し切ってみましたが、特に問題はありません。右の写真をクリックして下さい。一応これで使うことにします。

電源スイッチ

電源スイッチが付いていません。オンーオフは丸鋸のピストルスイッチを使ってやりますが、テーブルの裏にある丸鋸のスイッチを手探りで探す必要があります。手作り木工辞典ではスイッチを別につけない理由は、スイッチを増設すると丸鋸に搭載されているブレーキ機構が作動しなくなるからだそうです。試しに丸鋸のスイッチを入れて回しながら、電源コンセントを抜いてみると、確かにブレーキが利きません。しかし本体のピストル型のスイッチを切ると、ブレーキが利いてあっという間に回転が止まります。これは回生ブレーキ回路を内蔵しており、本体のスイッチを切るとこの回生回路がオンになるためブレーキが利きます。電源コンセントを抜いただけではこの回路をオンに出来ないので、ブレーキが利かないわけです。

2011.02.04

完了

丸鋸を抑える板は鉄板にしました。また木ねじを使っていたところは、ボルトに替えました。これでかなりしっかり取り付けることが出来ました。

タマクラフト・テーブルソーの改造

テーブルソーが欲しいのですが、それなりの物は2階の工房に持ち込むのはかなり大変です。ウッドターニング中心の工房なので、本格的なテーブルソーは必要ないと判断し、タマクラフトのオリジナルテーブルソーを自作することにしました。ところがYahooのオークションでタマクラフトの丸鋸付の完成品が販売されていました。自作するより簡単なので、早速それを落札しました。それが下の写真の物です。右側は30p幅のスライドテーブルになっています。左側のテーブルは幅45cmです。従って幅75cm、奥行40cmです。マキタのM5600Aという丸鋸が付いています。この自作テーブルソーには手作り木工辞典に掲載されたテーブルソーの作り方の記事のDVDが付属していました。その記事を見ると、この落札したテーブルソーはオリジナルに忠実に作られておらず縦切り用のフェンスの構造が違っていました。使いにくいところなどは改造することにしました。

中心の大きなノブを緩めて上側の板を1mm単位で動かすことが出来ます。

ベニヤ板はクランプでテーブルソーに取り付けます。

INCRA位置決め治具

これはオリジナルの位置決め治具です。5cm間隔にフェンスを固定するようになっており、微調整は厚さの違う板を挿入するようになっていました。それ程悪い方法ではありませんが、INCRAの位置決め治具を購入して取り付けることにしました。

これがINCRAの位置決め治具です。インチ用とミリ用がありますが、購入したのはもちろんミリの方です。1mm単位でフェンスの位置を決めることが出来ます。送料を入れて7千円ぐらいです。

下の写真をクリックすると、ブレーキの動作状況を見ることが出来ます。

橙色と黄色の線のビニールの被服をむいて外部へ引き出す線を半田付けしました。これをリレーに配線します。

配線は簡単です。これでブレーキが利くようになりました。

スイッチのところを分解してみると、スイッチは2接点になっています。3本の線が配線されており、橙色と黒が接触するとオン、橙色と黄色の線が接触するとオフの位置になります。オンの時はモーターのコイルに電圧がかかりますが、オフの位置では橙色と黄色が接続されます。この先には回生ブレーキをかけるコイルが接続されており、オフの時だけ回生ブレーキのコイルがショートされます。ショートすることでまだ回り続けているモーターにブレーキをかけます。

オムロンのLY1Fというリレーです。橙色と黄色の線を丸鋸から引き出してリレーでオフの時だけショートさせれば、ブレーキが利くようになります。

丸鋸の固定

一通り見たところいくつかの問題があります。まず丸鋸を抑えている木の板が5mmぐらいの厚さで、一部割れてしまっています。これは強度的に十分でなく丸鋸がぐらついています。まず丸鋸をテーブルソーから取り外し、邪魔になる丸鋸のブレードガードを取り外しました。テーブルソー専用で使うので取り外しても危なくありません。

INCRAの治具を組み立てた後、400x230x18mmのベニヤ板にねじ止めして、フェンスを取り付けるだけです。

DVDが付属しており、設定のやり方が出ています。その説明通りテーブルソーに取り付けました。