2009年3月21日(土) |
Hollowing tools |
壺などを掘るツールは通常のガウジなどが使えないので、専用の物が沢山販売されています。Jamiesonのツールは誰でも深い壺を挽くことが出来るというので、買いましたが初期設定に時間がかかるので、ほとんど使っていません。現在はクラフトサプライのカタログから消えていますが、Trent boschのスクライパータイプの物を、一番良く使っています。アルミのハンドルに鉛の粒を入れてから、非常に気持ち良く挽けるようになりました。このほかハムレットのBig BrotherとLittle Brother も持っていますが、刃の間に木屑が詰まるので、これもあまり使っていません。しかし非常に深い壺の場合は、Big BrotherかJamiesonを使います。Jamiesonのツールは、深く入って引っかった場合ツールを回転させないように、ゲートが付いていますが、一般に売られている物はほとんど1本のシャフトです。しかしAlbashamで売っている物はシャフトが2本になっており両方のシャフトをツールレストの上に置く様にしています。これだとツールをしっかりツールレストに押し付けておれば、反時計方向に回らないように出来ます。簡単な構造で効果的なツールだと思います。Jamiesonは旋盤に取り付けるのに時間がかかりますが、これは普通のツールと同じでツールレストに乗せるだけです。自作した人もいますが、Albashamで壺の深さに応じて各種売っています。 |
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2009年3月20日(金)PartⅡ |
NOVAチャックのセール |
残念ながら売り切れになりました。
クラフトサプライが3月末までの期間限定のセールを始めました。Super Nova2チャックかG3チャックを1個買えば、4種類の爪が無料で付けてもらえるというセールです。4種類の爪は合計で$180もしますが、これがおまけで貰える訳です。Novaのチャックを使っている場合追加で購入するのにお勧めです。またチャックなどまだ持っていない人にも、爪が4つも付くので購入すると良いと思います。SuperNova2はインサートが別売りですが、本体とインサート合計で$191.98です。G3チャックは$144.99です。Vicmarcのチャックなどを持っている場合は、種類の違うチャックが混ざると使いにくいので、あまりお勧めではありません。なおクラフトサプライはアメリカですので、M30x3.5のインサートがありませんが、Vermecでは対応していますので、インサートのみVermecで買うと良いでしょう。 |
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2009年3月20日(金) |
樫の木の荒挽き |
昨日はWBCの韓国戦があったので、ビールを飲みながらTV観戦するつもりでしたが、初回にダルビッシュが3点も取られたので、急遽予定を変更して樫の木の荒挽きをすることにしました。日本が勝っていると、ビールもおいしいのですがイチローも打てないし、、、頑張れニッポン!
半割にした丸太の四隅をバンドソーで落としてから旋盤に乗せます。チャックのつかみしろと、ボウルの外側をまず挽きます。樫の木独特の木目が出てきます。割れがないか確認して、赤い外側の木を完全に落とします。流れ作業で6個まとめて挽きました。次にチャックでくわえなおして、ボウルの内側を挽きました。同じことを繰り返すと、早く出来ます。最後に日付けを書いて、紙で包みます。紙で包むのは乾燥をゆっくりさせるためです。普通に乾燥させると割れが出る確率は高くなります。ゴミの袋が6個も出来ました。
今日はキューバ戦です。初回の岩熊のピッチングを見ると、安定しています。フランスワインをあけて、須田さんが来た時に貰った、豚のソーセージをつまみにTV観戦することにしました。韓国とは駄目ですが、キューバとは良い戦いをします。先取点が入りその後も加点。2番手の杉内も良いピッチングです。ワインが美味しい。ボトル1本あけてしまいました。 |
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2009年3月19日(木) |
Thompsonのシグネチャーツール |
トンプソンからはシグネチャーツールと言うのは販売されていません。しかしジョンジョーダン、ジミークルーなどの有名プロが、トンプソンのツールと同じA11の粉末冶金の技術を使ったシグネチャーツールの発売をしています。もちろん彼らのようなプロは、特殊金属メーカーから材料を買って作っているのではなく、トンプソンに作らせて自分の名前を付けて売っている訳です。刃先の形状が有名プロの使っているのと同じになっていますが、トンプソンで売っている値段より、$5ぐらい高いだけです。トンプソンからツールを買って、自分でグラインダーを使って形を変えればよいので、$5でも高いといえば高い。しかしハムレットが出しているアランレーサーのスキューなどは、普通の物よりかなり高いので、ジョンジョーダンのツールを買うのも良いかも知れません。刃先の形を写真にでも撮って残しておけば、使っているうちにおかしくなっても元に戻せます。 |
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2009年3月18日(水) |
1週間のアクセス数 |
当サイトのアクセス数ですが、新しいカウンターを取り付けてから1週間が経ちました。一番アクセス数が多かったのは3月10日で240人でした。少ない日でも200人を超えています。日本国内でウッドターニングをやっているか、興味のある人は240人ぐらい居ると推定します。時間別のアクセス頻度は、午前中では8時、午後では21時が多くなっています。特に18時~22時にアクセスが多くなっています。 |
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2009年3月17日(火)PartⅡ |
日本ウッドターニング協会ホームページ開設 |
日本ウッドターニング協会の佐野会長さんより、JWAのホームページを紹介するよう依頼がありましたので、リンクをはりました。興味のある方は、見て下さい。JWAからのお知らせのところには、4月4日に開催される、第一回日本ウッドターニング協会の講習会の案内が出ています。 |
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2009年3月17日(火) |
アカシデと樫の木 |
須田プロが小生の工房まで来られたので、挽いたボウルを見せたところ、シデと樫の木であることが分かった。シデは木工図鑑で調べると年輪が波打つのが特徴という。シデにも色々あるが、図鑑の内容からアカシデと推定しました。団地の裏にあったのは、モチノキとかコブシとか樫の木とか言われていたが、すべて樫の木と断定された。須田プロは車に積めるだけを、持ち帰られたがまだ沢山残っています。須田プロによると悪い木ではないというので、このままにするのはもったいないので、出来るだけ車に積んで4月4日のJWAの講習会に持っていくことにした。エスティマに満載しますので、希望者に少し分けることが出来ると思います。一部は講師がナチュラルエッジのボウル作りに使われます。 |
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2009年3月16日(月) |
Vermecのネジ切り治具 |
Vermecのネジ切り治具がやっと到着しました。問題がないかチェックのついでに、どんなものか見せて頂いた。この方は主軸のサイズがM30x3.5の物を、注文されました。Vermecでは殆どの主軸サイズに対応してくれます。アメリカから買おうとすると、M30x3.5がないので苦労しますが、Vermecはオーストラリアなので問題なく対応出来ます。肝心の切ることが出来るネジのピッチですが、標準は16TPI(25.4mmの長さの所に16のネジ山があるもの)になります。今回到着した物は一番最初に注文された方のものですが、オプションで10TPIの物も注文されました。従って2種類のネジのピッチを切ることが出来ます。まずは16TPIで試されて、それより荒いピッチあるいは細かいのが欲しくなれば、追加で注文すれば良いと思います。ボニークラインのネジ切り治具を持っていますが、小型なので重いチャックを取り付けるのが難しい。従って軽量のフェースプレートの使用を推奨していますが、Vermecの物は、頑丈に出来ているので、重いチャックも取り付けることが出来ます。ネジ切り治具が欲しい人にはこの機種が一押しです。写真をクリックすれば詳細を見ることが出来ます。
2枚目の写真はボニークライアンのネジ切り治具です。主軸のサイズは1インチx8TPIのみになります。小型であることは分かると思います。 |
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2009年3月15日(日) |
サラダボウルの製作 |
近所の空き地で見つけた丸太ですが、少し形の違うボウルを挽いてみました。丸太から半割にして仕上げた工程を書きましたので、興味のある方は見て下さい。生木から仕上げたので、変形が始まっています。直径は27cm、高さ12cmと10.5cmです。写真をクリックして下さい。 |
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2009年3月14日(土) |
Delta新型木工旋盤、46-460 |
今までのDeltaの旋盤はお世辞にも良いものとは言えませんでしたが、今回発売になる新製品は、少し違うようです。直径31.8cm、センター間41.9cmまで挽くことができる、小型のグループに入る旋盤です。何より評価したいのは、モーターが1馬力になっていることです。直径25cmまでの旋盤では、何処のメーカーの物も0.5馬力のモーターが付いています。Steelcityの25cmの旋盤を持っていますが、モーターの馬力不足を感じます。直径が30cmまで挽けるようになれば、さらに馬力は必要でしょう。このDeltaの新製品は24インデックスピンが付いています。ヘッドストックの左側に1~10の目盛の付いたダイアルがありますが、これがバリアブルスピードの調整つまみです。またこのクラスの旋盤では珍しい正転ー逆転スイッチが付いていることも評価したいと思います。テイルストックの芯押しは50mmの移動距離があります。大型の旋盤と比べて、遜色ない機能です。しかし残念ながら日本国内で販売されるかどうか分かりません。国内の販売店が扱ってくれれば、良いのですが、、、アメリカでは2009年の第一四半期に発売開始となり、価格は$500ぐらいです。
現在国内で販売されている30cmクラスの旋盤は3機種ありますが、WoodfastとRikonは同じものなので、実質2機種になります。Grizzlyは3/4馬力のモーターが付いていおり、バリアブルスピードなので、小生なら価格は高いが、Grizzlyを買うでしょう。Woodfastは35,000円という低価格を実現しています。日本国内の価格とは思えない安さです。ウッドターニングを始めるには、旋盤だけでなくチャック、バイト、グラインダー、シャープニング治具などが要ります。全部で10万円ぐらいであげるためには、この3.5万円の旋盤は、入門用として非常に魅力的な製品です。 |
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2009年3月13日(金) |
生木の乾燥/アルコール漬けの方法 |
荒挽きした生木のボウルなどを、アルコール(エチルアルコール)に4時間から一晩漬けておくと、木の中の水とアルコールが交換されて、乾燥が早まり2週間ぐらいで乾燥するというものです。アルコールに漬けた後は、ブ厚い包装紙で上面があいた状態に包む。毎日重量を測ると2週間ぐらいで、減少しなくなるので乾燥したということになります。この時点で含水率メーター(EMC)で測ると8~10%ぐらいになっているそうです。荒挽きの10%ルールがあります。つまり直径20cmのボウルなら、乾燥後変形するので、壁の厚みは2cm以上必要というルールです。しかしアルコール漬けにする場合は。変形が少ないので1/2インチ(12.7mm)ぐらいで良いという。(仕上がりは6mmぐらいになる)アメリカではアルコールは1ガロン(約3.8リットル)が$12ぐらいで売られているので、コスト的にも問題ないという。日本ではどうか?ネットで検索してみると昆虫をアルコール漬けにする用途で、14kg入りが8,000円で売られています。アメリカの値段の2倍弱になります。これをやってみようかと思ったが、中止しました。この作業は結構面倒なので、生木から一気に仕上げる方法を続けることにしました。 |
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2009年3月12日(木) |
ナチュラルエッジのボウルと欅の皿 |
荒挽きしてあった欅のお皿を仕上げた。これは完全に乾燥しているので、切りくずが粉になります。両側とも真空チャックでくわえて挽きました。ドライブとリボルビングセンターの穴があれば、真空チャックでくわえる時の、センター出しは問題ありません。つかみしろを作っていても変形して、芯がでないので中心に穴があいていれば、それを使った方が良いでしょう。ナチュラルウェッジのボウルも挽きましたが、こちらは失敗です。淵を狭くしすぎたため、皮が取れてしまいました。接着剤で補強するか、幅を広くしておくべきでした。この部分はごまかして完成です。 |
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2009年3月11日(水)/PartⅡ |
Vermec |
Vermecからメールが来て注文した物は、全て出荷したとのこと。先週の金曜日に1つ、今日残りの全てが出荷されました。
「Part of your order has been dispatched to you by airmail last Friday,and
all the rest today」現在完了で書かれているので、間違いないでしょう。長らくお待たせしましたが、あと1週間ぐらい待って下さい。特にネジ切り治具はお待たせして申し訳ありませんでした。到着後すぐに宅急便で送ります。 |
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2009年3月11日(水) |
生木の乾燥/ウッドスープ |
最近近所の雑木林で生木を沢山入手出来ましたが、どの様にして乾燥させるか?丸太のままだと割れが出やすく、乾燥に時間がかかります。ボウルとかお皿の形に荒挽きすれば、乾燥時間は早く出来ます。しかし割れが出たりシミが出たりします。荒挽きした後、割れ止めを塗り紙の袋に入れて保管すると、乾燥時間は長くなりますが、割れについては防止がある程度出来ます。紙の袋に入れると、紙袋の中の湿度を高くすることが出来るので、ゆっくり乾燥し割れが出にくくなる訳です。紙袋に入れないと、乾燥は速まりますが、割れが出る確率は上がります。しかしこの紙袋に入れる方法は、最低でも半年ぐらいは待つ必要があります。今日紹介する方法は、荒挽きしたボウルを、沸騰水の中に入れて、煮詰める方法です。ボウルの厚みが1インチ(25.4mm)ぐらいなら1時間、2インチなら2時間ぐらい沸騰したお湯に入れます。お湯の中から取り出した後、紙袋に入れて保管します。この方法だと数週間で、乾燥します。また自然乾燥に比べて変形が少ない、従って割れが出にくい、シミも出ないというメリットがあります。この木を煮詰める方法はDavid
Russellによって提案され、沢山のウッドターナーによって、その効果の程は、すでに確認されていますが、問題もあります。匂いもしますので、大きなボウルを台所で煮る訳にはいきません。簡単かつ安全に木を煮るのは結構大変です。David
Propstという人は火傷で、3日間入院したという。安全に煮るには大きめの入れ物にする必要があるという。この方法はテックさんには、少しハードルが高いので試さないことにします。別の方法をやってみようかと考えています。 |
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