H21年3月14日

下の2枚の写真はNIKONnoD700+AF-S50mmF1.4Gで撮影したものです。コンデジの写真と比べると、高画質であることを分かって頂けるでしょうか?

左の写真は今回のボウルのものではありませんが、主軸から挽き終わったボウルを取り外し、下の写真のような主軸と同じネジが切られたライブセンターをテイルストックに取り付けます。チャック又はフェースプレートに取り付けられたボウルを、このテイルストックに取り付けられたライブセンターに取り付けます。この状態で、主軸には真空チャックを取り付け、テールストックを押しつけます。これで回転の芯が出せます。真空ポンプのスイッチを入れた後、チャック又はフェースプレートを取り外します。

丸太からボウルへ

ラグナのバンドソーは14インチですが、2馬力のモーターが付いています。ブレードが止まるようなことはありません。

近所の空き地から貰ってきた丸太です。木の名前はまだはっきりしません。須田師匠が来たら、見せてみようと思います。今回は生木のまま仕上げる工程をお見せします。

挽き終わりました。

クルミオイルを塗りました。

ところが問題発生です。高さが33cmあり、ラグナのバンドソーでは高さが不足して切れないのです。電気式チェーンソーで切ろうとしましたが、ちょっと怖い。直径は30cmぐらいなので、旋盤の上で長さを短くすることにしました。

丸太を半割にします。バンドソーで切る線を入れました。

サンドペーパーをかけます。特に注意することもないでしょう。

底を仕上げますが、最初はテイルストックで押しながら途中までやります。これは真空チャックが、普通のチャックなどに比べると保持力が弱いからです。最後のおへそのところは、ツールをシャープニングし直してから挽きます。

チャックのつかみしろを作りました。真中のおへそは、芯押し台で押した後です。これはノミで切り落とします。これぐらの大きさになると芯押し台で必ず押してください。

フェースプレートを取り付けて丸くしました。この状態で上側を挽いたのは、高速で回したときの振動を押さえる為です。

完成

外側も底に近いところを除いて仕上げます。

ボウルの上側を仕上げます。サンドペーパーもかけます。

チャックでくわえてボウルの上側を挽きます。途中までは芯押し台で押します。

表面に水分が浮かんできます。ヘアードライアーで乾かします。

無事挽き割ることが出来ました。