2008年8月10日(日) |
グリズリーのグラインダー |
Grizzly(グリズリー)という大型から小型の電動工具を製造販売している会社がアメリカにあります。木工旋盤、バンドソー、集塵機、グラインダーなどウッドターニングに必要な機械は一通り揃っています。この会社の特徴は、価格が安いということです。初心者の方で旋盤は買ったが、安いグラインダーがないとお困りの方が、結構居ます。グリズリーから6インチのグラインダーが$19.95(≒2,200円)で売られています。これは回転数が3,450RPMと高速なので、シャープニングには使いにくいかも知れません。また付属の砥石は、粗すぎます。やはり値段相応?
お勧めは2番目の6インチグラインダーです。回転数が1,725RPMとスロースピードになっており、おまけに100グリッドの方の砥石の幅が38mmと非常に幅広です。ガウジを治具を使って左右に振った時に、砥石面から外れにくくなります。モーターが少し小さいようですが、刃物を押しつけても止まることはないでしょう。
グリズリーには8インチの物もありますが、この場合送料も高いので、国内で購入されると良いと思います。グラインダーの砥石の直径は大きい方が良いのですが、グラインダーも大きく重くなります。小型旋盤に組み合わせて使う場合は、6インチの物でもよいでしょう。
なおトルメックそっくりのウエットグラインダーは、$159.95(≒17,600円)で売っています。 |
6インチ、1/3馬力、110V、3,450RPM、36グリッド+60グリッド、梱包重量10.4kg 価格:$19.95(≒2,200円) ↓ |
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6インチ、1/4馬力、110V、1,725RPM、36グリッド(幅19mm)+100グリッド(幅38mm)、梱包重量9kg、価格:$79.95(≒8,800円) ↓ |
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8インチ、3/4馬力、110V、3,450RPM、60グリッド(幅25mm)+120グリッド(幅25mm)、梱包重量25.4kg、価格$85(9,350円)↓ |
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2008年8月9日(土) |
平面真空チャック |
平面の真空チャックは直径42cmの物が1つありますが、もう少し小さい物が欲しくなったので、直径30cmの物を作りました。カリンの集成材とMDFの板です。カリンの集成材に主軸と同じ1
1/4"x8TPIのネジを切って取り付ける予定でしたが、、ネジ切りに失敗。フェースインサートを付けました。 |
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2008年8月8日(金)PartⅡ |
ヤブニッケイ |
粗挽きしてあったヤブニッケイのボウルですが、見事に割れが入っています。粗挽きしてランバーメイトを全面に塗って10日もしないうちに割れています。この様な木は初めてです。バンドソーでカットしてゴミになりました。この木を送って頂いたナイスさんからメールで割れが出て駄目だとの連絡がありましたが、これ程とは思いませんでした。 |
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2008年8月8日(金) |
ツールハンドル |
ルーターを置くテーブルにMDF材でテーブルを拡張しました。30cmx30cmになりました。これでツールのハンドルに溝を入れることにしました。今回は6mmのU溝のビットを使いました。トリマの刃を2mmぐらいへこませておいて、ハンドルの表面をこするようにテーブルを固定します。クランプでトリマ用のフェンスを固定します。このフェンスに対してトリマを滑らせて溝を掘ります。刃を2mmぐらい出るようにしてから、溝を掘ります。VL300の場合24インデックスなので、1、3、5と回転させながら溝を入れていきます。問題はトリマが端の方で動きが遅くなると木が焼けます。焼けたところはターニングで削り取ってごまかしました。溝を入れたら後は普通にターニングして完成です。今回のツールハンドルの製作で分かったことは、焼けをどうやって減らすか?なくすか?です。最終的な溝より少し浅い溝をじっくり掘ります。トリマの動きが遅いので、当然焼けが出ますが、最後の仕上げ削りで早くトリマを動かし、薄皮を取れば良いということが分かりました。 |
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2008年8月7日(木) |
ルーターテーブル |
ルーターを置くテーブルもVermecから購入しました。ツールレストの所に差して使うタイプです。位置、高さはバンジョーで調整できるので便利です。問題は15cmx15cmとテーブルが小さいので、大きくする必要があります。単純にこのテーブルの上に1枚板を置くつもりです。暑いのであまりやる気が出ません。ゆっくりやります。 |
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2008年8月6日(水)PartⅡ |
2008AAWシンポジウム |
6月に行ったAAWのシンポジウムの様子と、リッチモンド観光を、遅ればせながら旅行記にまとめました。興味のある方はご覧になって下さい。ホームセンターにも行きましたので、そこで売っている物も見ることが出来ます。AAWのDVDを買って頂いた方は、すでに見ておられる内容です。 |
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2008年8月6日(水) |
Vermecのドライブセンター |
オーストラリアのVermecは、色々面白い木工旋盤のアクセサリーを発売しています。今回主軸に直接ねじ込むドライブセンターを購入しました。VicmarcのVM100というチャックのインサートと同じ規格の物が付属するので、自分の旋盤の主軸のサイズに合う物を購入時に選択できます。なぜこのような物を買ったかというと、真空アダプターが主軸の穴に入っているので、通常のドライブセンターを使おうとすると、いちいち真空アダプターを外す必要があるからです。直径が5cmと普通の物(3.7cm)より大きいのは問題ないと思うが、センターピンが7mm以上と長い。普通のは3~4mmの長さなので、これはドライブセンター側の木を沢山捨てる必要があります。直径が大きいので、ピンも太く、長くしたのか?大きな丸太なら問題ないが、材料によっては使えないと思う。実際に使ってみてまたリポートします。 |
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2008年8月5日(火)PartⅡ |
インパクトドライバー到着 |
マキタのインパクトドライバーが、宅急便で送られてきました。早速開けてみると充電器が大きいと言うのが第一印象です。早速充電をしてみましたが、音でも充電開始、完了を知らせてくれます。充電器にはファンが付いており、充電が始まるとファンが回って電池を冷却します。熱による電池の劣化を防ぐためです。今まで使っていたボッシュのドライバーは12V、1.5Ahですが、今度のは14.4V、3.0Ahと2倍以上の容量ですが軽量です。1.6kg対1.4kgと200gぐらい軽くなっています。モーターがブラシレス直流モーターになったことと、電池がリチュウムイオンになったことで小型、軽量化が出来た様です。ボッシュのインパクトドライバーは早速Yahooのオークションに出しました。 |
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2008年8月5日(火) |
ボトルストッパー他 |
ボトルストッパーをカリンで作りました。かなり硬い木なので、スピンドルガウジのシャープニングを十分に行いました。あと1年ぐらい前に粗挽きしてあった、桜の木です。十分に乾燥しており、楕円になっています。まずつかみしろを丸くしてから、チャックでくわえて仕上げました。底は真空チャックで仕上げましたが、もう少し直径の小さいチャックがあった方が良いので、その内MDF材で作りたいと思います。ケヤキのこの真空チャックはまだそれ程変形しておらず問題なく使えます。 |
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2008年8月4日(月) |
充電式インパクトドライバー |
ボッシュのインパクトドライバーを使っていますが、電池が駄目になってきて、使う前に充電をしないと使えなくなってしまいました。これは結構面倒なので、新しいニッケル水素電池を買おうと思いましたが、結構高い。最近のインパクトドライバーは性能が上がっていると言うので、電池2個付きのセットを購入することにしました。早速どの様な製品が出ているか調べると、電池がリチュウムイオン電池に、切り替わりつつあると言う。同じ大きさならニッケル水素より、大容量の物が出来るので、リチュウムイオン電池がデジカメなどでも主流になっています。大電流を流した時、ニッケル水素の方が優位だったのですが、モーター側の改良で、この問題を克服しました。小型、軽量でトルクの強いドライバーが、リチュウムイオン電池で実現できたと言います。どのメーカーが良いか調べると、マキタがマーケットをリードしている様です。最近発売した新製品(TD132DRFX)は14.4V,3Ah、トルク155N・m、重量1.3kg(電池含む)という仕様です。モーターも直流のブラシレスモーターが使われており、回転の制御は電子回路でやっています。(木工旋盤もこの様なブラシレス直流モーターを使った新製品が出ると面白いのですが、そのような新製品の話はないようです。)大電流が流れるスイッチも電子スイッチを使っており、使っているうちに接点が駄目になることがありません。これを購入することにしましたが、3.7万~3.8万円ぐらいします。高すぎるので、Yahooのオークションで探すと2万円前半で出ています。安く落札する努力をしてみます。⇒先ほど26,500で落札出来ました。 |
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2008年8月3日(日) |
トルメック用ダイヤモンド砥石 |
T & J Toolsという会社がイギリスの中部、ウォリックシャーにあります。この会社がトルメックの砥石の代わりに使える、ダイヤモンド砥石を販売しています。例のWoodturning誌の2001年6月号に、紹介記事が出ていました。トルメックを使っている人でこれを使っている人は居るのだろうか?
「トルメックの砥石の問題は使っているうちにすぐに、溝が出来たり、山が出来てドレッシングをする必要があります。ところがダイヤモンド砥石が出来たので、それも過去のことになった。直径200mm、幅2インチ(50mm)で30ミクロンの人工ダイヤモンドがニッケルメッキでコーティングされています。氷山のようにダイヤモンドが2/3がニッケルの中に埋まっています。このダイヤモンド砥石が送られてきたので、工房内のすべてのツールのシャープニングをしてみた。すべて非常に鋭く仕上がった。非常に硬いタングステンカーバイドのドリルとかステライト(合金)の刃先のボウルセイバーもやったが、砥石の方に問題はない。使ってみた感じでは標準のトルメックの砥石の6倍も長持ちすると予測する。このダイヤモンドの砥石のクリーニングは軽石を使う。ダイヤモンドが取れてしまったら、再コーティングのサービスあり。ダイヤモンド砥石は水を付けてもつけなくても良い。」本体価格は記事の中では£150となっていたが、メーカーのサイトを見ると現在は£160(約3.4万円)となっている。このメーカーはダイヤモンドを使ったシャープニング関係の製品だけを扱っている様です。 |
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2008年8月2日(土) |
ボトルストッパー |
ボトルストッパーは今までコルクの物を使って作っていました。コルクは安いのが一番のメリットですが、耐久性と見栄えが良くありません。AAWに行った時に買った、金属製のボトルストッパーを使って作ってみました。頭にはホームセンターで売っていた、色ガラスをはめ込んでみました。このはめ込む飾りはクラフトサプライなので売っていますが、結構高価です。ホームセンター、百円ショップなどで探すと、使える物があると思います。 |
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2008年8月1日(金)PartⅡ |
ルータービット到着 |
アメリカ製のホワイトサイドのルータービットが宅急便で到着しました。軸径が1/4インチ(6.35mm)のものですが、良く調べるとオフコーポレーションで6mm軸の物が売られていました。もう少し良く調べるべきでしたが、この6.35mmのルータービットをトリマに取り付ける、コレットコーンという部品も届いたというので、ホームセンターまで取りに行ってきました。これで6mmと6.35mmの日米両方のビットを取り付けることが出来るようになりました。0.35mmの差ですが、適正サイズの物が必要です。小さい物なので失くさないように注意します。 |
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2008年8月1日(金) |
ルータービット |
波型ボウルを作るには直径19mmと12mmのU字ビットが必要ですが、残念ながら軸径6mmの日本仕様のルータービットは販売されていません。しかしアメリカなら当たり前のように売っています。問題はシャフト径が1/4インチ(6.35mm)であることです。試しに手持ちの日立のトリマ(M6SB)に6.35mmのドリルを差そうとしましたが、入りません。ルーター、トリマのことは全く分からないので、プロの方、(株)MIRAIさんに聞いてみました。国産のトリマでも6.35mmのビットを使えるアダプターが売られているという。早速調べると、別売り部品で6.35mmのコレットコーンという部品がありました。早速ロイヤルホームセンターへ行って注文してきました。(350円ぐらいです)取り寄せになりますが、早ければ明日入るという。これで6.35mmのアメリカのルータービットが使えるようになりましたが、ビットをアメリカに注文する必要があります。しかし前述のMIRAIさんによると、国内でTOOLS.GRがWhitesideの物を売っているという。早速そのサイトを見るとアメリカで売っているのと同じものがありました。購入したところ表記の値段の10%引きになっています。料金後払いで注文当日に発送してくれました。オフコーポレーションなどと同じ方式で急いでいる場合は、注文した翌日に着くので非常に便利です。
後はツールレストに差すトリマを置く台ですが、ドライブドッグと一緒に、本日オーストラリアのVermecから発送されました。1週間ぐらいで到着するはずです。波型のボウルは道具が全部揃ってからの製作になります。 |
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