仕上がり寸法は25cmx13cmになりました。27cm角の板材を切り出しましたが、小さくなっています。
Lathe Polishとカルナバワックスを使いました。旋盤を回しながらこすりつけます。光沢のある仕上がりになります。
例によって真空チャックです。最近作った直径30cmの平面の物を使いました。リバースチャックで、真空チャックにくわえ直して、芯押し台で押しながら挽いていきます。
チャックでくわえてターニングを始めます。つかみしろの高さは少し多めに取りましたが、頭でっかちなので、芯押し台も使って押します。外側の形を先に作っていきます。
一番上の層のくり抜いた円盤は一番底になります。くりぬく前に、チャックの掴みしろを作っておきます。
ドーナッツ状の板材を重ね合わせてボウルを作ります。左の図のような感じになりますが、使用する板材は、ロイヤルホームセンターで購入したブビンガの36mm厚のものです。直径は27cmにしましたが、4層にするので、高さは14cmぐらいになります。材料を節約するため、一番上の層のくりぬいた板が底になります。
挽き終わり
サンドペーパーをかける
3枚の板のくり抜きが完了。底になる板を入れて4枚を、タイトボンドUで接着します。プレス機があるので、圧着して1日放置しました。タイトボンドUの接着力は強力な上、安全性も高いので、この様なボウルの接着には最適です。タイトボンドVを購入して持っていますが、Uの在庫があるので、そちらを先に使っています。
ブビンガの板材をバンドソーで概略丸くします。真空チャックでくわえて丸くします。その後、円盤の面を平らにします。先の細いパーティングツールで、ドーナッツのの様にくり抜きます。半分ぐらい掘った後、円盤をひっくり返し、真空チャックでくわえ直します。残りの半分をパーティングツールでカットします。穴が貫通すると真空でなくなるので、材料が落ちます。飛んでしまわないよう、最後の方は旋盤の回転を落とします。
内側も同様にボウルガウジで挽いていきます。普通の物に比べて、殆ど何も違いません。段々になっているだけです。