白色アルミナ質系研削材

       #60

大型グラインダーのベアリング交換

中古のグラインダーなので、当然想定内の問題ですが、モーターを手で回すとゴロゴ
ロという音がします。ベアリングがへたっていることは間違いないようです。早速自分
で交換すべく、モーターを分解しましたがベアリングカバーが外れません。結局いつも
お世話になっている坂口伝導工機さんにベアリングの交換をお願いした。重量があ
るので、木箱を作ってヤマト便で送った。修理は1泊2日で完了し送り返されてきた。

GC砥石
305mmの砥石の追加購入
安全上の問題
砥石の最高使用周速度
回生ブレーキ
ガウジとスキューをシャープニングしてみた。非常にスムーズに出来る。砥石のバランスを取ったのが効いていると思う。砥石に刃物がぴったりひっついて回っている。刃先も鋭くなっており満足な結果です。

インバーターは壁に取り付けました。200Vの電源は作業台の横にコンセント
を付け、ヒューズ入りの電源スイッチも取り付けました。

インバーターの設置と試運転

グラインダーはそのまま作業台の上に置くと高さが不足するので、置き台を作った
。Onewayのシャープニング治具を取り付けて完了です。

WA砥石

送り返されてきたモーターは、シャフト
を手で回してみるが、まったく音がせ
ず滑らかに回る。当然といえば当然
だが、ベアリングが新しくなったことを
実感できる。

Aと粒より硬いがじん性に劣る。劈開性が高
いため、高速度鋼や特殊鋼などの仕上げや
軽研削。

劈開性高く、超硬工具や発熱しては困
るような加工物の精密研削に適す。

現在左側には#120のGCの砥石が付いていますが、右側は#80です。刃先の変
更などをやるには、不適当なのと使い込んで直径が250mmぐらになっています。
そこで#60のWA砥石を購入することにしました。

緑色炭化ケイ素質系研削材

         #120

砥石のカバーを取り付けると、Onewayの治具を取り付けることが出来ませ
ん。砥石が大きいので、治具の背が足らなくなります。仕方がないので砥石
のカバーは外しました。回転数を20Hz(600RPM)ぐらいに落して使用する
ので万が一の時でも大事故にはならないでしょう。

購入したクレノートンの砥石の最高使用周速度は2000m/分です。60Hzでこ
のグラインダーを回すと4極モーターなので回転数は1800RPMになります。
試しに電子回転計で実測しましたが、1799RPMとほぼ設計値通りの回転数
になっていました。直径8インチ(203mm)の砥石を、1800RPMで回した場合
と直径12インチ(305mm)を同じ回転数で回した場合では周速度が違います


8インチ   0.203xπx1800=1148m/分

12インチ   0.305xπx1800=1725m/分

従がって8インチと同じ周速度にするには周波数を40Hzにする必要がありま
す。砥石としては2000m/分まで使えますが、回転数は落して使うことにしま
す。とりあえず20Hz、30Hz、60Hzの3段切り替えに設定しました。

今回購入したインバーターは外部に制動抵抗をつけることが出来ませんが
、回転は結構速く止まる。インバーターの初期設定では減速時間は5秒
に設定されていた。これを3秒にしてみると、トリップが起きる。4秒だとトリッ
プしないので、4秒に設定した。実際4秒で止まるかどうかストップウォッチ
で計ってみたが、きっちり4秒で止まっている。普通のグラインダーは、フリ
ーラン状態なので、電源を切ってから中々止まりません。インバーターを
使うと早く止まってくれて非常に満足です。


右の砥石を#60の新しいものに交換したところトリップが起きるようにな
りました。減速時間を4秒から5.5秒にするとトリップすることなく止まるように
なりました。砥石が大きくなった為停止時間が長くなってしまいました。

その他問題点

電源スイッチがインバーターの隣の壁に取り付けられています。スイッチを切ろうと
すると壁まで手を伸ばす必要があります。すぐに止めたい時は、遠すぎます。やはり
グラインダーの前面にスイッチを取り付けるべきです。配線用の多芯ケーブルを買っ
てきて、スイッチの位置を変更しました。

シャープニングしてみる

電源を入れるとスムーズに回りだします。単相インバーターで単相モーターを回した場
合60Hzにしないと回りだしません。しかし三相モーターは違います。10Hzでも回転が始
ります。インバーターはVF駆動されていますので、周波数が低くなると、電圧が下がる
のでトルクが弱くなります。しかし10Hzでシャープニングしても回転は止まりません。三
相モーターであることと、2馬力ということが効いているのかもしれません。左側の新品
の砥石はバランスを取ったので、振動が全くありません。非常に気持ちよくシャープニング
が出来ます。

グラインダーの台の製作