みちのく東北温泉巡り 2012年3月6日~9日

大湯環状列石

康楽館

続く

3月8日(木)

大湯環状列石は、秋田県鹿角市にある縄文時代後期(約4,000年前)の遺跡です。遺跡の中心には万座・野中堂のふたつの環状列石があり、石の下にはお墓とみられる穴が見つかっています。また、環状列石のまわりにはたくさんの貯蔵穴や柱穴などが見つかっています。遺跡からは土器や土偶、鐸型土製品などがたくさん出土しており、祈りとマツリの場であると考えられています。環状列石は縄文時代に作られた実物を露出展示しているため、ロープ内へ立ち入ることはできませんが、手が触れられるほどの近さで見ることができます。また、周辺は公園状に整備され、縄文時代の雰囲気を感じながら遺跡を見学することができます。しかし雪で全く見ることが出来ませんでした。

明治43年、康楽館は秋田県の小坂鉱山の厚生施設として誕生しました。外観正面は下見板張りの白塗り、上げ下げ式窓と鋸歯状の軒飾りが規則正しく並び、内部天井には中央にチューリップ型電灯と八角形の枠組みで手の込んだ洋風建築となっています。それに対し桟敷や花道、切穴(すっぽん)など日本の伝統色を強く残した和洋折衷の芝居小屋です。もちろん、生きた芝居小屋として現在も常設公演や当代きっての人気役者による歌舞伎大芝居など、多くの方々にお楽しみいただいております。

小坂鉱山事務所

朝食

旧関善酒店

明治38年建築の木造一部三階建ての建造物。三層からなる木組みの吹き抜けが見事な母屋は、国の有形文化財となっております。

明治38年(1905)に建設された小坂鉱山事務所は、かつて鉱産額で全国一位にまでのぼりつめた小坂鉱山の全盛時代の生きた文化遺産です。 およそ一世紀という時を経て、平成9年(1997)まで現役事務所として利用されていました。まさに日本で一番の大鉱山のシンボルでした。 建設当時から明治のオフィスを代表する建造物として注目を集め、遠くから来訪する見学者も多かったといわれています。玄関ホールのらせん階段をはじめ建築的にも高く評価されています。