完成

出来あがったレターオープナーを触っていると、非常に良い手触りです。紅紫檀が私は銘木ですと訴えています。これは木のことが分からない人でも、良いものだと感じるでしょう。今回の反省点は大きな材料を使ったので、出来上がり寸法が大きくなってしまいました。全長26cm幅3.4cmです。飛行機の機内に持ち込もうとすると、手荷物検査で引っ掛かると思います。木が堅いので、殺傷能力があります。封筒を切ってみましたが、きれいに切れます。次回は全長22cm幅2.5cmぐらいの物を黒檀で作ってみたいと思います。

サンドペーパーをかけ終わったら、柄の部分を切り離します。

引き続き挽いていって、柄の部分を挽きます。柄の部分は最終的な形にします。

レターオープナーの製作

柄の部分の大体の形が出来たら、ワークを旋盤から外してオフセットターニング用の回転軸を決めます。1/4の点ではなく外目にした方が刃の部分が薄くなるので、ドライブセンターで押せる範囲で出来るだけ外側に回転軸を設定すると良いでしょう。

レターオープナーは封筒を開けるときに使う、ペーパーナイフです。色々なものが販売されていますが、木製の物も売られています。

ウッドターニングで作るので、もちろん木製ですが太めの真鍮の棒が手に入れば、真鍮で作ることも出来ます。

サンドペーパーと切り離しの為カ回転センターを中心に戻します。まずサンドペーパーをかけます。刃の部分は旋盤を止めて、柄の部分は旋盤を回しながらサンドペーパーをかけます。刃の部分が直線になるようサンドペーパーをかけていきます。

スキューを使ってギリギリまで細くした後、サンドペーパーをかけます。こうすればおへその少しの部分だけに、旋盤からはずした後サンドをかければ良いことになります。

最初にずらした軸でまず片面を挽きます。最終的なブレードの幅を考えながら挽いていきます。先の方は細くなるので、カット量を増やします。次に軸を変えて反対側の面を挽きます。刃の部分が直線になるよう注意します。片側を挽き過ぎた場合は軸を戻して、最初に挽いた方を挽きます。サンドペーパーで微調整が出来ますが、出来るだけ両側の面が同じになるようにして完了です。

その為には小型のドライブセンターが必要になります。今回はチャックに取り付ける小型のドライブセンターを使いました。駆動力は弱くなりますが、細い木には有効です。両端を四角いままにしているのもドライブセンターで駆動するためです。オフセットさせてワークを旋盤に取り付けます。

まず材料の選択ですが、紙を切るわけですので、柔らかい木は向かないでしょう。宝石箱を作った時に出来た、4cm角の棒があったので、紅紫檀を使いました。この木は先刻承知の通り非常に堅い木です。レターオープナーには最適でしょう。

先端はベルトサンダーを使って形を修正します。形が出来上がったらオイルを塗って完了です。

刃の先端はバンドソーでカットします。

両端を1.5cmぐらい残して角材の真中を丸くします。

まず角材の両端に中心を見つけ、きりで穴をあけます。

製作開始