宝石箱の製作(PartU)

カリンで宝石箱を作りましたが、形が良くありませんでした。最終的な出来上がりの形に気を使って挽いてみました。材木は紅紫檀です。

完成

回転センターでコンパスの中心を押します。ドライブ側はチャックの爪を材料の大きさに開いて置きます。これでスリップするのではないかと心配する人が居ますが、全く問題ありません。

まず半割の丸太から切りだした材料に、コンパスで中心を見つけます。

真中後ろはカリン、それ以外は紅紫檀です。

オイルを塗って完成です。

底をやるときはもちろんまな板チャックを使っています。

身の方をチャックに取り付けて掘っていきます。内部は暗いので、マグネット式のLEDライトバンジョーに取り付けて挽きました。

蓋の方の内側をガウジで掘っていきます。虫食いの跡があるので、内側の寸法は制約がでました。内側と淵にサンドペーパーをかけておきます。

ライブセンターで押しながら挽けば問題ありませんが、蓋のつまみの部分を挽くときはガムテープで蓋が飛ばないように、身と蓋を固定します。つまみの狭いところは1/4”のガウジを使って挽きました。写真では3/8”のボウルガウジが写っていますが、途中で替えています。

穴が掘り終わったら次は外側です。外側は蓋を取り付けて挽いていきます。

ライトがあるのとないのでは全く違います。蓋とのかみ合わせ部分は小さくなり過ぎないよう、慎重に少しずつ削っていきます。

ラフィングガウジを使って丸くし、つかみしろはスキューを使って作りました。

チャックでつかみ直して完全に丸くし、反対側にもつかみしろを作ります。その後パーティングツールで身と蓋を切り離します。蓋の方がチャックに残るようにします。