完成
ペーパーウェイトの製作(PartU)

瞬間接着剤を塗ってから鉛を入れます。蓋の方にも瞬間接着剤を塗り、木目を合わせて貼り合わせます。平面がでていると、瞬間接着剤はすぐに固まりますので、木目をあらかじめ合わせてから貼り付けます。数分間ライブセンターで押して完全に接着するようにします。鉛は前回の作品を壊して取り出しました。

紅紫檀で作ったペーパーウェイトですが、フォスナービットで大きな穴をあけました。蒸気と煙を出しながらあけることが出来ましたが、完成したペーパーウェイトは微小クラックが全面に出ています。夢工房さんから教えて頂きましたが、紫檀、黒檀などの材は熱が加わるとヒビが入りやすいという。確かに茶ずつもフォスナービットで穴をあけましたが、ヒビが入っています。しかも1週間ほど放置したものは、白い粉のような物が噴き出ています。さすがにこれは売ることが出来ません。フォスナービットを使わないで、ペーパーウェイトを作り直すことにしました。

塗装はしませんでした。この方が手触りが良いからです。

接着面はワイヤーバーナーを使ってごまかします。底とサイド下部にサンドペーパーをかけます。

まな板チャックを使って底をつかみます。上部を挽いていきます。

ガウジで形を作った後、サンドペーパーをかけます。発熱が微小クラックを発生させるので、旋盤の回転数は800RPM以下にします。高速で回すと、微小クラックが発生する可能性があるからです。240番まで手でサンドペーパーをかけますが、320番はパワーサンドにします。これでペーパー跡がでなくなります。

鉛を入れる穴をガウジとスキューを使って掘りました。もちろんフォスナービットは使いませんでした。

まず材料をチャックでくわえて、丸くしパーティングツールで底の部分を1cmぐらい切り取ります。