桐油を塗って完成です。鉛を入れているので、手で持つと非常に重く感じます。重量を量ると900gありました。木だけだと思って持ちあげた人は、多分驚くでしょう。問題は表面の微小クラックです。あきらかに失敗作です。昔の職人ならハンマーでたたき割るのでしょうが、テックさんはそのような職人魂はありません。クラフトフェアで安売りすることにします。不景気のせいか安いものを喜ぶお客さんは多いです。

ペーパーウェイトの製作

ペーパーウェイトは長細い物の方が使いやすいように思えますが、ネットを検索すると丸いもの正方形のもの沢山あります。ウッドターニングでやる場合丸い方が作りやすいので、丸いペーパーウェイトを作ることにしました。

完成

最後のおへその部分は回転センターを外して挽きますが、少しずつ慎重に削ります。サンドペーパーをかけて完了です。

鉛を入れるので、パーティングツールで蓋を切り取ります。

まず材料を丸くして両側につかみしろを作ります。

底の仕上げ

底の仕上げにはまな板チャックを使ってくわえます。ペーパーウェイトの頭の部分に傷が付かないよう、カップ型の深い爪を使います。木を直接くわえていないので、少々不安定です。回転センターで押しながら底をガウジで仕上げていきます。

蓋を瞬間接着剤で取り付け蓋の方をチャックでくわえなおします。上部をガウジで挽いていきます。挽き終わったらサンドペーパーをかけます。

蓋の接着したラインをごまかすため、ワイヤーバーナーで3本の筋を入れてごまかしました。問題は鉛を直接流し込んだせいか、木の表面に細かなクラックが出てしまいました。サンドペーパーを激しくかけて発熱させるとこの様なクラックが出ますが、これはサンドペーパーによるものではありません。鉛を捨て木に入れて冷えた後、本体に入れないと駄目なようです。次の物を作るときは手抜きせずにやります。

鉛を入れたところです。温度が下がったら旋盤に取り付けます。割れが出ている部分は瞬間接着剤を垂らして割れが進行しないようにしました。

鉛を入れる

チャックごと旋盤から取り外して作業台の上に置きます。ガスバーナーで鉛を溶かします。1分ほどバーナーであぶれば鉛は溶け始めます。今回は面倒なので、捨て木に穴をあけて鉛を入れず、直接鉛を流し込みました。これが問題になるとはこの時はわかりませんでした。

製作開始

鉛を入れる場所をドリルで穴をあけます。外側の上部を丸くするので穴は2段にしました。

鉛を入れた後、蓋を接着しますので接着面をスキューで平らにした後、サンドペーパーをかけます。木目が通るよう接着剤を塗る前に印をつけておきます。