← 空気を通しにくいカリンの板を、吸わせてみました。真空度は以前-0.08MPa程度までしか上がらなかったが、真空ポンプを変えたことにより、-0.097MPaぐらいまで上がった。今後は真空度が高くなるので、材料を割ってしまわないように注意することが必要になります。

左側の煙突のような物がオイルミストトラップです。オイルが飛び散らないようにするためのものです。

大型真空ポンプの導入
吸引力の比較

同じ材料を真空チャックでくわえて、真空ポンプを変えて比較した。使った材料は今までの真空ポンプではー0.01MPaとまったく真空度が上がらない、空気を良く通すものです。しかし今回導入した大型の真空ポンプでは-0.05MPa以上になった。これぐらい上がっていると、芯押し台を外して最後の仕上げぐらいは、問題なく出来ます。大成功です。

色々検討しましたが、新品は高価なのでヤフオクで中古品を探しました。出品されている真空ポンプの中で、モーターの大きいのは0.5馬力の物がいくつかありました。ULVAC、SINKU KIKOの物が良いというアドバイスがあったので、これを購入しました。24,500円です。排気速度は136L/分、モーターは日立の物が付いており0.4kW、100V、8.8Aです。今まで使っていたものと並べて置くと、大きさの違いが歴然としています。

真空チャック用の真空ポンプは今まで90Wのもので、排気速度は25L/分というものです。しかし空気を通しやすい材料を引く時は、十分に真空度が上がらないことがあります。真空ポンプを大型の物にすると、この問題が解消されるのではないかと考え、大型の真空ポンプに買い替えることにしました。

オイルミストトラップ

真空ゲージが宙ぶらりんになったので、十字架のように木の柱を立てて、それに固定した。真空ポンプもゲージも問題なく設置出来ました。

インテイクマニホールド
大型機種の購入
現行機種
真空ゲージの固定
大型真空ポンプ
小型真空ポンプ

問題は産業用なのか吸気口が直径30mmもあります。ホームセンターへ行ってこれに合うホースとか接続金具が売っていないか調べたが、全くない。仕方ないので、細い吸気口を自作することにした。下の写真の左の物が真空ポンプ本体に4本のネジで固定されています。そこで木の台に穴をあけて、細い接続口を差し込み接着剤で固定する。木の台は真空ポンプ本体にネジで止めるという方法を実行しました。これでエア漏れもなく接続することが出来ました。