2010年10月30日(土)
長野県から実習生
長野県の諏訪市から壺の挽き方を教えてほしいという方が来ました。この方は立派なキャンピングカーをお持ちで、せっかく行くのだから1週間ぐらい千葉に居て、小生のあいているに日に毎日でも良いから教えてほしいという。宿泊はキャンピングカーがあるので問題ない。小生が都合の悪い日は、釣りが趣味なので、千葉の海に魚釣りに出かけるとのこと。早速本日から実習を始めています。明日も継続してやります。最初はTrent Boschの穴掘りツールで掘りました。途中からJamiesonのツールに切り替えて掘っています。材は実習用の銀杏の生木です。無事完成させることが出来るかどうか?
2010年10月28日(木)
Robustの湾曲したツールレスト
ボウルの内側とか外側を挽く場合、ツールレストが曲がっているとツールレストの位置を少しずつずらす必要がないので作業がはかどります。クラフトサプライではRobustのツールレストの新製品を出しました。Robustの特徴は傷がつきにくい超硬合金をツールレストに上に溶接して、キャッチングした時に傷がつきにくくなっています。真っ直ぐなものはだいぶ前から販売されていましたが、湾曲したものの販売を開始しています。小生はVermecのS字のツールレストを使っています。2つの曲率のツールレストになるというのが特徴です。またRobustは1インチの太さのポストしかありませんが、Vermecでは旋盤に合わせてポストの長さ、太さを作ってくれます。顧客に合わせて対応できるのは、小さいメーカーの良い点です。
2010年10月27日(水)
色々な木
ウッドターニングを始めたころは、材木の入手に苦労しましたが最近は置き場所がないぐらいの状況になっています。これは普段から入手について気を使っている結果だと思います。入手方法は大別して3つです。その1:材木屋さんから買う、その2:森に行って地主さんに切らせてもらう、その3:仲間から頂く。小生の場合は仲間から貰うのが結構あります。下の写真の木も少し前に宅急便で送っていただいた、銘木セットです。購入した木とか頂いたものは殆どが乾燥材なのですぐに使えます。少し寒くなってきたので、工房にこもろうかと考えています。しかし南アフリカ旅行の写真の整理と旅行記の作成があるので、1週間ぐらいは手が付けることが出来ません。
2010年10月25日(月)
南アフリカのサラダボウル
南アフリカのヨハネスブルグのお土産物屋さんで売っていたサラダボールです。値段は78ランドx13≒1,000円です。ウレタン仕上げだと思いますが、底を見るとひどいことになっています。真空チャックがなくても底は仕上げることが出来ますが、仕上げがされていません。これは小生の基準で言えば半完成品です。底には塗装もされていません。ウッドターニングの基本はボウルの上側も底もまったく同じ仕上げと塗装が必要ということです。下の写真のボウルの底のように平らな所に置いた場合ぐらぐらするような物は論外です。初心者の方の作品を見せて頂くと、ここまでひどくありませんが綺麗に仕上がっていない場合があります。底は目が行きにくい場所ですが、上側と同じ仕上がりになるようにするのが基本です。
2010年10月24日(日)
南アフリカから帰国しました
10月23日に無事南アフリカから帰国しました。24日に大阪から千葉の自宅に帰る予定です。帰宅後は写真の整理、旅行記の作成など忙しくなりそうです。それにしてもワールドカップの時は、マスコミが南アフリカは非常に危険な国と報道していましたが、実際に行ってみるとその報道が嘘の様です。観光中は危険を感じることは全くなく、かえってドイツ、フランスなどの方が観光客をねらったスリが多いので危険であると思います。現地ガイドも危険だから注意してほしいと一度も言いませんでした。ドイツ、フランスではよく注意されます。
2010年10月23日(土)
トルメックBGM100
トルメックのBGM100という乾式グラインダーに取り付けるツールレストが販売されています。今回はそのキットの鉄の棒の部分だけを購入しました。早速手持ちの20cmの日立の乾式グラインダーに取り付けてみました。詳細は下の写真をクリックしてください。これでトルメックの治具を使って乾式グラインダーでも研ぐことができるようになりました。
2010年10月22日(金)
ビィクトリア瀑布とチョベ国立公園
アフリカ旅行も後半になりました。ビクトリアの滝をジンバブエ側から見ました。乾季なので水量が少なくそれ程の迫力を感じませんでしたが、水しぶきで写真が撮れないということはありませんでした。ボツアナのチョベ国立公園では、象、キリン、シマウマ、カバ、ワニ、インパラ、ヒヒなどの草食系の動物を中心に沢山見る事ができました。残念ながらライオン、チータなどの肉食系の動物は昼は寝ているので、見る事ができませんでした。明日はヘリコプターからビクトリアの滝を見た後、帰国の途につきます。
2010年10月21日(木)
グリップテープ
これもクラフトサプライの新製品リストに登場するグリップテープです。グリップテープと聞くとゴルフのパターのグリップを思い出します。パターはドライバー、アイアンなどと違って、微妙な指先の感覚が必要なので、このようなグリップテープを巻くことがあります。しかしエリさんなどの名人を含めてこのようなものを使っているのを見たことがありません。少なくともウッドターニングではこの様なグリップはいらないと思います。しかし実際に使ってみると良いのかもしれません。使ってもいないでダメというのは、失礼なので一度使ったことのある人に使用結果を尋ねてみたいと思います。日本国内で使ったことのある方は、使用結果をメールで教えていただくとありがたい。滑りにくくなるとは思うが、挽きやすくなるかどうか?
2010年10月20日(水)
豪華列車の旅
ケープタウンからプレトリアまでの1600kmの豪華列車の旅です。1泊2日なので列車内で昼食、夕食、朝食が出ました。夕食は正装を要求されます。一番うれしいのは列車内での食事だけでなく、酒類がすべてタダだということです。無料だからだと思いますが、朝ごはんの時にビールを飲んでいる人が居ました。それは小生ではありませんが、小生も朝食後にビール、カンパリソーダ、ジントニックと立て続けに飲みました。プレトリアに着くとジャガランダの花がきれいに咲き誇っていました。その木の下で南アフリカの女性と記念撮影をしました。英語が通じるので、話が弾みました。
2010年10月19日(火)
Jhon Lucasさんのミニワイングラス
ウッドターニングの先生として有名なJhon Lucasさんが非常に小さいワイングラスを挽いておられます。ツールは自作のピアノ線を使ったものです。粗挽きには0.64mmのピアノ線、仕上げには0.38mmのピアノ線を使っているという。下の写真のコインはアメリカの1セントコインですが、直径は19mmです。小さいワイングラスがいかに小さいか分かると思います。出来上がったワイングラスは売ることも出来ないし何のためにこれをやるのか?ここまで小さいものができると、他の小さい作品を作る時には、難なく出来るようになるでしょう。腕試しで一度挑戦されてはいかがでしょうか?
2010年10月18日(月)
ケープタウン観光
ケープタウンはケープ半島にあり、人口500万人の大都会です。ケープ半島の先端は喜望峰と呼ばれており、アフリカの最南西端です。まずアザラシの生息地に船で出かけました。港のお土産物屋さんで黒檀のお面などを購入しました。そのあとはケープポイントの灯台のところに行きました。天気が良くて海が非常にきれいに見えます。喜望峰にも行って写真撮影をしました。最後にアフリカペンギンを見に行きました。この日の予定はこれで終わりですが、時間があったので、テーブルマウンティンに登ることになりました。ケープタウンの街を一望できる素晴らしいところです。登ってみると山頂はテーブルのように平らではなく凸凹しています。
2010年10月18日(月)
初心者用チャック
ウッドターニングを始めるには最低1個のチャックが必要になります。結構値段が高いので、Vicmarcなどの高級品には手を出しにくい状況です。クラフトサプライのカタログを見るとApprentice Chuckと初心者用であることを明記して販売している物があります。下の写真の1枚目のものはよく使う爪が4つ付属して$165です。センタースクリューとキーも付いています。これで$165なら確かにお買い得だと思います。30cmまでぐらいのミニ旋盤の場合はこれで十分でしょう。2枚目の写真はチャックが2.5インチと小さくなり、値段も$140とさらに安くなります。小型の作品しか作らない人にはこれでも良いでしょう。問題はさらに色々な爪がほしくなった時に、爪だけを買い足せないことです。ウッドターニングを本格的に取り組んだ場合、この4つの爪だけでは不足することになりますが、その場合は旋盤から変える必要があるので、1個目のチャックとしてはお勧めの物になります。
2010年10月17日(日)
ケープタウンに到着
南アフリカのケープタウンに到着しました。関空⇒香港⇒ヨハネスブルグ⇒ケープタウンと飛行機を乗り継いでやっと到着しました。大阪の親戚の家を出てから30時間かかったことになります。到着後はすぐにウォーターフロントにあるレストランでランチを頂きました。ホテルにチェックイン後買い物の時間が取られ、夕食後は高台から夜景を鑑賞しました。ワールドカップで試合が行われた6.8万人収容の競技場はきれいに浮き上がって見えました。
2010年10月16日(土)
ナイフのキーホルダー
ナイフ内臓のキーホルダーのキットを購入しました。紅紫檀の細切れができたので、それを消化するためこのキットを買った訳です。ペンキットでも良いのですが、多くの人がやっているので、小生は爪楊枝入れとかナイフキットをやります。作り方は簡単で木の棒に真鍮のパイプを差す穴をあけ、瞬間接着材で固定、外側の木をウッドターニングで丸くします。ペンキットと作り方はまったく同じですが、真鍮のパイプが12mmと太いので、これ専用のブッシュが必要になります。ナイフは非常に鋭く指を切らないように注意して扱う必要があります。ナイフは使わないときは柄の部分に収納することができます。このキットの値段は$10ぐらいなので、売値は2,500円~3,000円ぐらいになるでしょう。
2010年10月14日(木)
エコフェスタin千葉2010、2日目
2日目は絶好の天気に恵まれ販売開始です。夢工房さんのペンターニングの体験も子供さんを中心に好調です。小生の方はブビンガのお皿、ボトルストッパー、欅のお盆など期待通りに売れましたが、今回は壺が1つも売れませんでした。昨年はサラダボウルを沢山準備して売りましたが、よく売れました。ブビンガのお皿より売れ筋商品です。生木と少し格闘する必要がありそうです。
2010年10月13日(水)
エコフェスタin千葉2010初日
エコフェスタの初日は朝から大雨です。とても店開きをする気になれません。仲間とともに小生の自宅に戻って、ウッドターニング談義です。昼頃には雨が小降りになったので、再度エコフェスタの会場へ戻ると、ほとんどのところで店を出しているではありませんか?皆さん根性がある!しかし小生のグループは、お客もほとんど来ていないので2日目に頑張ることにして、予約してあった白子温泉の旅館に向かいました。3時に到着しましたが、夕食は6時からなので2回温泉に入りました。宿泊した旅館はホテル白洋という、白子温泉では一番評判の良いところです。食事もおいしく良いところに泊まりました。2日目の様子は明日リポートします。
2010年10月12日(火)
南アフリカ旅行
10月14日から10日間の予定で南アフリカへ行きます。出発は関西国際空港なので、12日から大阪へ行きます。今回の旅行の目玉はケープタウンからプレトリアまでの1,600kmを豪華列車で移動すること、世界3大瀑布であるビクトリアの滝、チョベ国立公園のサファリ体験、ペンギンのいる喜望峰の見学、ジャカランダの花見と盛りだくさんです。北アフリカには何度も行ったことがありますが、南アフリカは初めて行きます。旅行中はノートパソコンを持っていきますので、インターネットに接続できればこのサイトの更新もやるつもりです。
2010年10月10日(日)
Vicmarcバランシングシステム
芯の大きくずれたワークを高速で回転させようとすると、振動が出ます。この振動を抑えるためVicmarcはバランシングシステムを販売しています。このシステムの使い方、効果の程を纏めましたので興味のある方は下の写真をクリックして下さい。それなりの効果はありますが、高いお金を出して買うほどの物ではないと思います。どうしても欲しい人は、Vicmarcの物を購入されると良いでしょう。ただし取り付けることが出来るのはVicmarcの旋盤だけです。keltonの物は主軸側に取り付けるので、どのような旋盤にでも取り付けることが出来ますが、性能的にはVicmarcに比べ劣ると思います。
2010年10月8日(金)
エコフェスタin千葉2010
エコフェスタin千葉の準備がほほ終了しました。一番時間のかかる作業は値段を決めて、値札を貼り付けることです。値段をいくらにするかが問題です。やっているうちに同じような物でも値段に差が出たりして、矛盾が出てきます。そこで値段の決定は1日でやってしまいます。適正な値段でないとまずいことになります。今回はボトルストッパーとブビンガのお皿を沢山準備しました。他は前回の売れ残りもあります。10月10日11日の2日間ですので、近くの方はぜひ見に来てください。夢工房さんはウッドターニングの体験(ペン作り)もやります。小生は販売だけです。
2010年10月7日(木)
デジカメ購入
コンパクトデジカメを購入しました。我が家には今まで4台のデジカメがあったので、これが5台目です。なぜ5台も要るのか?デジカメの性能は基本的には光を電気信号に変換する、撮像素子の大きさで決まります。メーカーは素人さんをだましやすい画素数アップをやっていますが、撮像素子のサイズを大きくしないで、画素だけを増やすとかえって画質が劣化することになります。現在発売されているデジカメで、撮像素子の大きさを大別すると2枚目の画像のように5種類になります。フルサイズの撮像素子は36mmx24mmの大きさで、一眼レフカメラでも高級機種に搭載されています。APS-Cサイズは、一般的な一眼レフに使われており、ミラーレスのカメラにはマイクロフォーサーズのサイズが多くなっています。一般的なコンパクトデジカメには2枚目の写真の緑色の1/2.3型の撮像素子が使われています。今回購入したパナソニックのLX5は高級コンデジで1/1.7型の少し大きい素子が使われているものです。発売当初は5万円以上でしたが、1か月経った現在では4万円ぐらいですが、Yahooのオークションで34,500円で落札しました。おまけでレンズアダプターが付いていました。これで5種類の撮像素子すべてを搭載したデジカメが揃いました。画質の比較をやってみたいと考えています。もちろん撮像素子は大きくなれば、レンズも大きくする必要があり、カメラとしては大きく重くなります。性能と重さの関係でどれが一番良いのか、もちろん用途によって変わってきます。結婚式の披露宴の撮影とか舞台の撮影など頼まれた場合は、当然フルサイズのカメラを持っていきます。しかし1泊2日の国内旅行では、高級コンデジで十分でしょう。ウッドターニングとは、まったくと言ってよいほど関係ない話でした。
2010年10月6日(水)
パワーサンディング
サンドペーパーを手で持ってかけると、どうしても細かい筋が残ってしまいます。これを避けるにはパワーサンドが必要になります。パワーサンディングのサンドペーパーは、マジックテープのものが必要になります。問題は丸いサンドペーパーが非常に高いということです。幅75mm、長さ40メートルのロール状の物が6,300円でホビーツール通販で売っています。これを3インチのディスクパッドに丸く切って貼っていましたが、丸く切るのは手間がかかるのでカッターで正方形に切るだけにしました。もちろん4隅がディスクパッドからはみ出ますが特段の不都合はありませんので、これで使うことにしました。
2010年10月5日(火)
ドリルの刃 研ぎ方
Tormekからドリルの刃を研ぐ新製品の治具が発売になりました。Tormekのサイトを見ると、いかに正確に研ぐことが出来るか説明がされています。良さそうなので買ってみようと値段を調べたところ$395もします。たかがドリルの刃を研ぐ治具に3.5万円以上のお金を払う訳には行きません。この治具を買うことは即座に却下しました。

治具が買えないのでフリーハンドでドリルの刃を研いでみました。参考にしたのはアメリカのサイトです。日本のサイトにも研ぎ方について書かれたところがありますが、断片的で良く分かりません。アメリカのサイトの情報を元にやってみましたが、Clearance Angle(逃げ角)の研ぎ方がポイントの様です。少し練習した結果、ソコソコ出来るようになりました。研がないで使い続けるよりは明らかに、結果は良くなります。ウッドターニングをやっているとグラインダーは必需品なので、殆どの方は持っておられるでしょう。それを活用しない理由は見当たりません。アメリカのサイトは2枚目以降の写真をクリックすると見ることが出来ます。
2010年10月3日(日)
真空ポンプのオイル交換
日頃酷使している真空ポンプのオイル交換を行った。というより、ドレインコックからオイル漏れがあったのでその対策を取ることにしました。まずはドレインコックを外してオイルを抜きます。ドレインコックを止めている本体のねじ山の手前の部分が壊れており、ねじがしっかり閉まっていない。その結果若干のオイル漏れがあった。中古の真空ポンプなので、なぜこの部分が壊れたか分からないが、ねじの長さがもう少しあれば奥の方のねじ山に引っかかって、ねじを締めつけることが出来そうです。もっと長いボルトを買ってきても良いが、ねじのピッチが非常に細かく簡単に手に入るかどうか分からない。そこでねじの部分を長くすべく旋盤にドレインコックを取り付けてヘッドの部分をスキューで削ってみた。頭の部分が薄くなってしまうが、スパナで回すのには問題ない程度に削ったところで、奥のねじ山に引っかかるようになった。ゴムのパッキンを取り付けて締め付けて、上からオイルを入れた。500ccの缶を2本買ったが、200ccぐらい残った。つまり800ccぐらい入ったことになる。オイルゲージの真ん中に赤い丸があるがこの高さまでオイルを入れることになります。これで真空ポンプのメンテナンスは終了です。電源を入れてみると、軽やかに回る。吸い込み口を指でふさいで負荷をかけて見たが、オイル漏れはなかった。これで安心して真空ポンプを使うことが出来るようになりました。
2010年10月1日(金)
ボトルストッパーの製作
 ボトルストッパーを紅紫檀を使って作りました。まず材料をバンドソーで縦挽きしてスライド丸鋸で必要な大きさにカットします。ボール盤で下穴をあけた後、タップを立てます。ボトルストッパー用のチャックと金具は同じピッチなので、チャックに取り付けて挽いた後、金具をそのまま取り付けることが出来ます。タップを切った後はチャックに取り付けて挽いていきます。挽いた後はチャックから外して、オイルを塗りました。最後に金具をねじ込んで完了です。纏めて作ると効率よく作業が出来ます。