2009年8月31日(月)
寄木の壺の製作(PartⅥ)
壺の上部の積み重ねを開始します。センターコーンではリングの直径が大きすぎて押せないので、ジャンボジョーを使っています。壺の上側を挽き始めると、振動が出るので3ポイントステディを取り付けます。壺が高くなってくると、これを付けるのと付けないのでは大きな差が出ます。サンドペーパーをかける時は取り外しますが、バイトで挽く時は必ず取り付けます。すべて積み重ねたところで、外側の形を決めます。壺全体を見ることが出来るので、形を決めるのはやり易くなります。外側が決まれば内側を挽きます。均一な厚みになるよう努力します。穴掘り治具は角度を付けるため旋盤の反対側に立って削って行きます。内部を照らすランプを付けています。穴掘りのツールは刃先をGrizzlyで切れるように砥いであれば、シュルシュルと気持ちよく切れます。薄めに切っていけば、キャッチングすることもなく奇麗に仕上がります。9時の位置に刃先が当たるようにして、刃が直角に当たるようにします。これで出来上がりです。あとは旋盤の上で塗装をしてから、底を切り離し底も塗装をします。最後の方になってきたので、失敗しないよう注意深く作業を進めます。
2009年8月30日(日)PartⅡ
寄木の壺の製作(PartⅤ)
製作したリングを積み重ねていきます。底は一枚板のブビンガです。その上に次々とリングを貼り付けます。小生の場合はすべて旋盤の上でやっています。色々なやり方があり、リングプレス機を使っている方も居ます。旋盤の上でやる場合、リングの中心を出すためテールストックにチャックやセンターコーンを取り付けています。フィーチャーリングの取り付けが終わると最終的な壺の形を考えながら、壺の外側を挽いていきます。外側が終わったら内側です。開口部が広いので、普通のボウルを挽くのと同じです。挽き終わったらサンドペーパーもかけます。ここまではお椀状なので、内側を挽くのは簡単ですが、壺の上側を接着すると挽きにくくなります。2つのお椀を別々に挽いて接着する方法がありますが、今回はこの方法は取らず、リングをすべて積み重ねてゆきます。壺の形にしたうえで挽いた方が、壺の形を作り易いのでこのような方法をとっています。壺の内側を挽くのもそれ程難かしくないので、この方法で仕上げます。
2009年8月30日(日)
DIYショー2009
毎年行っていますが面白いものは何もありません。次の年は絶対に行かないと毎年決心しますが、今年も行ってきました。今年は上総木工交流会の暑気払いがあったので、DIYショーというより、暑気払い参加が主な目的です。DIYショーではエプソンのプリンターを使った部厚い材料に印刷出来る展示が気になりました。プリンターがまだ高価なので手が出せませんが、安くなれば買いたいと思うような製品です。トルメックの湿式のグラインダーの展示があり、斧を砥いでいました。値段を聞くと8万円と言うので、こんな高いものを誰が買うのかと思った。湿式のグラインダーは他でも展示があった。帰宅してからインターネットで価格を調べると3.9万円だった。せめてこれぐらいでないと手が出ない。と言っては見たがGrizzlyのグラインダーがあるので、トルメックは不要でした。
2009年8月29日(土)
寄木の壺の製作(PartⅣ)
寄木ブロックの切りだしが終わったので、接着作業に入ります。接着剤はタイトボンドオリジナルです。硬化時間が短いのでタイトボンドⅢなどよりこちらの方が良いと思います。養生シートを敷きます。その上にテープを接着面を上にして貼り付けます。両端を同じテープで固定しています。真っ直ぐにブロックを並べる為、木のガイドをクランプでテープの横に固定します。この木のガイドに沿ってブロックをテープの上に張り付けていきます。貼り付けが終わると、木のガイドを取り外します。16分割なので8個目は接着剤をつけず、丸棒を半割にしたものをはさみます。この棒を挟むことで半円のブロックを隙間なく接着出来ます。接着剤は接着面にまんべんなく行きわたるよう、へらなどで全面に広げます。接着剤を塗り終えたら、テープの両端を持ち上げリングにしてテープで固定します。平らな所に置いて平面が出るようにして、ホースバンドで締めつけます。接着剤が硬化したら、ホースバンドとテープを取り外します。2つのハーフリングが出来上がります。挟んであった半割の丸棒を取り外し接着面をディスクサンダーで奇麗にした後、2つのハーフリングを接着します。これで接着は完了です。
2009年8月28日(金)
寄木の壺の製作(PartⅢ)
12分割のジグザグパターンのボウルを作るのを中断しました。以前作ってあったフュチャーリングがあったのでそれを使って、壺を作ることにしました。16分割で他のリングも作りました。手押しカンナの精度が上がったので、気持ちよく角材が出来ます。スライド丸のこで11.25度で切り出しましたが、丸のこの刃が切れなくなってきました。砥ぎに出すとしても代わりのノコ刃が必要です。何か良い製品があるのでしょうか?これはネットで検索してみます。必用な寄木のリングが揃いました。積み重ねてチェックしましたが、OKの様です。次はリングの接着作業です。
2009年8月27日(木)
寄木の壺の製作(PartⅡ)
昨日接着してあった7本の板を治具から取り外し、手押しカンナで面を平らにしました。接着面を見ると奇麗に接着されているようで成功です。やはりこのL字の木の台が必要です。7本の板がずれずに接着できるので、材料が無駄になりません。次に30度の角度でこのストライプの板をカットしていきます。ここで大問題が出ました。32分割なのですが、カットしていくと26個ぐらいしか取れないのです。6個ぐらい不足します。久しぶりの寄木で、計算を間違えたようです。追加で作る気になれないので、12分割で少し小さいボウルを作ることに方針を変更します。まず2つずつ接着します。その後12分割の角度にカットします。今日は日本橋三越の屋上ビアガーデンで飲み放題、食べ放題バイキング(2時間)です。料金は3,401円と都心の真ん中としては安いです。作業はここまでとし、出かける準備をします。
2009年8月26日(水)
寄木の壺の製作
寄木の壺の製作を開始します。その前に手押しカンナのブレードを交換します。この前刃の高さの調整はしましたが、刃が切れなくなっていました。交換用のブレードを取り出してみると刃が3枚入っています。前回は刃の高さ調整を2カ所しかしませんでしたが、1つ忘れていたようです。刃を取り外し新しいものに交換後、刃の高さ調整をしました。もちろん今回は3枚やりました。これで削ってみると完全に平らに削れます。ジグザグパターンのリングを作るため、80cmの長さの7本の板を貼り合わせます。薄い板も必要なので、台の上に両面テープで固定して、自動カンナで薄く削っていきます。薄くなってくると自動カンナでは板が割れてしまうので、最後はディスクサンダーで仕上げました。真ん中に黒檀、その両側にハードメープル、ブラックウォルナット、ハードメイプルと重ね合わせます。L字の形を板で作ってそれに7本の板を置いてクランプで締めつけます。L字の板がないと7本の板がタイトボンドをつけて締めつけるとずれてしまいます。後で簡単に外せるよう、養生用のシートを敷きます。今日の作業はここまでです。
2009年8月25日(火)
JWA講習会のカメラマン
10月のJWAの講習会はFEWSとの合同開催と言うこともあって、参加者が大人数になることが予想されます。10人以下であれば旋盤を取り囲んで皆で見ることが出来ますが、少なくとも30名以上の参加者になるとこの方法では後ろの人が見ることが出来ません。そうかと言って皆さんが席に座っていると遠すぎで、エリさんのツールの使い方が全く見えないということになります。AAWのシンポジウムでは、ビデオカメラ3台を使い、一番良い画像をスイッチャーで切り替え、100インチのプロジェクターに映し出しています。下の図の3番のカメラは、ビデオカメラを使い、カメラマンが最適の位置に移動しながら撮影していました。1番と2番の固定カメラがあるので、カメラマンが聴衆者の前に立つ必要がありません。この方法がベストですが、固定カメラとかスイッチャーを別途購入する必要があること、スイッチャーを切り替えるオペレーターも必要になりますので今回は見送りです。費用的にはディスプレイが一番高価になりますが、これは小生が手持ちの46インチの液晶テレビを使うことになりました。手持ちのビデオカメラ1台を使い、TV画面に写す仕事をJWAより依頼されたので、小生がやらせてもらうことになりました。早速ビデオカメラを取り出すと、ビデオの出力が特殊になっていることに気が付きました。ソニーのビデオカメラですが、標準のピンジャックであれば手持ちがあるのですが、専用のケーブルが必要です。近所のヤマダ電機に行きましたが、在庫がありません。そこで千葉のヨドバシカメラに電話すると在庫があると言うので、早速買ってきました。3枚目の写真はビデオカメラとテレビを接続したところです。奇麗に写っています。2枚目の写真は2008年のAAWシンポジウムでエリさんがデモをしている様子です。皆さん右側のディスプレイを見ています。
2009年8月24日(月)
ウッドワーカーの格安電動工具
ウッドワーカーの8月30日までのセールです。4インチの手押しカンナが$109.99、6インチが$139.99です。10インチのテーブルソーは$289.99なので送料がいくらになるか問い合わせてみました。送料がいくらになるかは、返事待ちですが出荷重量は114kgとなっています。送料が安ければ買いたいと思います。リブロスで売っている一番安いコンストラクターズソーは12.4万円です。仕様はこれとほぼ同じなので、買うかどうかは送料次第です。あと13インチの自動カンナが$289.99です。これらの電動工具のブランドはGeetechという台湾の会社のもので、中国に工場を持っており生産しているようです。2006年の国際木工機械展で展示品を見ましたが、なかなか良く出来ていました。木工旋盤も展示があり、展示品が販売されていましたが、すでに予約済みで買えませんでした。
2009年8月23日(日)
ネジ切り治具
ボニー・クラインのネジ切り治具です。Jetミニなどの小型旋盤には専用の台が準備されていますが、VL300などには台が準備されていません。しかしVL300には簡単に取り付けることが出来ます。ボックスの中に突っ込んで使うボックスツールレストに上手い具合に取り付けることが出来ます。ツールレストのところに取り付けることが出来ると、位置調整、高さ調整が簡単に出来るようになります。前回爪楊枝入れを小さなカッターで切りましたが、今回は治具に付属のカッターで直径の大きいものをやってみました。ケヤキですが、赤身の硬いところは奇麗にネジ山が出来ますが、柔らかい木の部分はネジ山がくずれます。奇麗なネジ山にするには、材料の選択が重要になります。Vermecのネジ切り治具を購入することにしました。ネジのピッチを希望のものにすることが出来ます。もちろんオプションで希望のピッチの物を買う必要がありますが、とりあえず16TPIと10TPIを注文しました。Vermecの治具が来ればこのボニー・クラインの治具は要らなくなるので、手放すつもりです。
2009年8月22日(土)PartⅡ
大曲の花火
今日から大曲の花火大会を見に行きます。大曲の花火は、全国でも有名な花火大会の一つで、花火師さんたちの全国花火競技大会です。全国の花火師たちが目標としている日本一格の高い大会であり、最高水準の花火が鑑賞できます。「大曲の花火」は、花火をつくった本人が打ち上げることになっており、技術だけではなく、花火師としての度量をも求められる、権威ある大会です。質の高い花火をたくさん見ることができます。大曲の花火が開かれるのは、秋田県大仙市の旧大曲市街地に近い雄物川河川敷ですツアーで行きますが、専用の桟敷からの見学になります。花火の写真撮影は、経験不足なのでネットを見て研究中です。三脚ではなく一脚を持っていきます。
2009年8月22日(土)
車椅子旋盤
OnewayとかVicmarcから車いす用の座ってターニングが出来る旋盤が発売になっていますが、Jetミニを使って車椅子用の旋盤に改造した物が、ショーの会場で公開されました。改造と言っても車椅子だけでなく長時間立っていることが出来ない人用に、旋盤を22度傾けて取り付けただけです。もう少し傾いている方が使い易いように思いますが、これをやった人は最適の条件を探した結果この様になっているのでしょう。小生は足が悪いわけでもなく、ターニング中に立っていることが辛いわけでもないので、この様な旋盤は今のところ必要ありません。しかしあと10年もするとどうなっているか分かりません。この様な旋盤が必要にならないよう、せいぜい健康管理には気を付けます。
2009年8月21日(金)
樫のボウル
粗挽きしてあった樫のボウルを3個仕上げました。サンドペーパーは60番からかけましたが、ドリルで回転させるパワーサンドです。旋盤を止めてサンドの状況を見ます。部分的に奇麗になっていないところは、スピンドルをロックしてそこだけにサンドをかけます。これで完全に奇麗になりますので、サンドペーパーの番手を上げていき320番までかけました。底の仕上げは何時も通り真空チャックです。この木は真空度があまり上がらないので、芯押し台で押しながら仕上げ、おへそをやる時だけ芯押し台を外しました。今回の分はカビなど出ておらず奇麗です。庭の納屋に置いてある丸太にカビが出ていると思います。捨てる方が多くなりそうです。早く粗挽きすべきでした。
2009年8月20日(木)
手押しカンナの調整
寄木の作品作りには手押しカンナの調整が不可欠です。完全な平面で削りだすことが寄木の作品作りの成功のカギです。今までは旋盤のベッドの上に手押しカンナで削ったものを置くと、必ずかすかな隙間が出来ていました。上総木工交流会で手押しカンナの調整方法について講義があったので、その内容に従って調整しました。手押しカンナの取り扱い説明書には、定規で刃の高さを合わせると書かれていますが、定規と刃の間の隙間を目視では確認できません。若い目の良い人だと問題なく確認できるのかも知れませんが、小生には無理でした。拡大鏡も使いましたが良く見えません。そこで講義で説明のあったダイヤルゲージを使った治具を作りました。早速その治具で測定すると、2枚刃のうち1枚は0.1mm、もう一枚は0.03mm後ろテーブルより低くなっていました。刃を固定している4個のナットを緩めて刃の高さを0.01mm以内になるよう調整しました。その結果調整後に削ったものは、旋盤の上に置いても隙間が出なくなりました。寄木の作品作りを再開するつもりです。
2009年8月19日(水)
ウッドターニング教室
昨日は東京の三鷹市から、ウッドターニングを始めたいという方がお見えになりました。どの様な旋盤を買ったらよいのか、必要な道具はどの様なものか?小生の工房に来てもらえれば、一通りは揃っているので、まずウッドターニングに必要な道具について現物を見ながら一通り説明しました。それでも相当な情報量なので、頭に入る程度にとどめその後は、実際にターニングをして、見て頂きました。国内でウッドターニングの道具を売っているところは、浜松と静岡にあります。そこに行けば旋盤などが置いてあるので、近くに住んでいる初心者には好都合です。埼玉県は体験したい人にとって非常に良い場所で、夢工房もあれば川口工房もあります。しかし千葉県にはありません。ウッドターニングのDVDを販売していますが、地方の方から近くにウッドターニングの工房がないか聞かれることが良くあります。小生は千葉県なので近くの方に情報を提供したいと思います。小生の工房に来られる方は、皆さん社会常識なのか必ず手土産を持って来られます。やはり料金を取った方が来やすいと思うので、有料で始めることにします。1日、2,000円でどうでしょうか?ウッドターニングに必要な道具の説明から、挽き方の指導までします。3枚目の写真の方は、今回の三鷹の方ではなく、地元、千葉県の方です。小生の写っている写真は三鷹の方が撮ってくれたものです。
2009年8月18日(火)
 Vicmarc Dovetail JAWS
Vicmarcから大型のドブテイルジョーが4種類、新製品として追加されています。VM120/150用です。下の写真の1枚目がVM120を買うと付属する標準の爪です。2枚目は5インチと呼ばれている物ですが、一番チャックを閉めた状態で外側が128mmのものです。これでも非常に大きいが、今回追加された4種類の物は148mm/173mm/198mm/223mmと更に大きい。何をつかむのだろうか?この様な爪を必要とする作業があるのかどうか?想像できない。アメリカのクラフトサプライなどではまだ販売していないが、オーストラリアのCarroll's Woodcraft Suppliesではすでに販売を開始している。ドブテイルジョーなので、非常に強力にワークを保持出来るのが特徴だと思います。爪を取り替えるには8個あるネジを外す必要があるので、気が付いたらチャックを8個も買ってしまっていた。
2009年8月17日(月)PartⅡ
手押しカンナの調整
15日(土)に上総木工交流会に出席した。今回は手押しカンナの調整の仕方の講義があった。小型の手押しカンナの場合、剛性不足で、精度が出ないのではないかという疑問に対し、調整次第で精度は出せると言う内容だった。小生の手持ちの手押しカンナは、講義で使われたものより大型だが平らに削れないという、問題を抱えていたので非常にタイミングの良い講義だった。講義の内容を要約すると、前後のテーブルは平面が出ていないと駄目である。刃の上至点とうしろのテーブルの高さを正確に合わせる必要がある。そのためには、ダイヤルゲージなどを使った測定治具が必要になる。早速定規を当てて刃の高さを見てみたが目視では隙間があるのかどうか分からない。早速治具を作るためダイヤルゲージをMonotaroに注文しました。送料込みで3千円ぐらいです。
2009年8月17日(月)
BS/CSデジタル用パラボラアンテナ
アナログのBSハイビジョン放送は終了したので、その後はデジタルのBS放送を見ています。しかしパラボラアンテナはそのままアナログの物を使用していました。BSデジタル放送を見る為には、デジタル対応のアンテナを取り付けるのがベストですが、殆どの場合アナログのアンテナでも見ることが出来るので、そのままアナログのアンテナを使っている人は多いと思います。小生もアナログのアンテナをそのまま使っていましたが、先日の大雨の時の巨人ーヤクルト戦を見ているとブロックノイズが出始め、その内完全に写らなくなりました。そこでネットで検索すると現在使っているアナログのTDKのアンテナを、コンバーターを交換することでデジタル対応にアップグレード出来ることが分かりました。早速TDKのサービスに連絡を取ると、このデジタル対応のコンバーターは送料込みで6,300円というので早速注文しました。使用しているパラボラアンテナは直径65cmの大型の物です。新品を買うと5万円以上しますが、コンバーターを換えることで、最新のデジタル対応に安価にアップグレード出来ます。早速交換しましたが、テレビの受信レベルは50~51が57ぐらいに上がりました。もっと数字が上がることを期待しましたが、こんなもんでしょう。デジタルBS放送の受信に問題がある方は、デジタル対応のアンテナに交換されると良いでしょう。
2009年8月16日(日)
クランプブロック
旋盤のベッドに何かを固定したい時に、ベッドのスロットに取り付けるT型のナットです。ボウルステディなどを購入すると、付属しますが別の旋盤に取り付ける場合は、旋盤のベッドのスロットサイズにあった物が必要になります。このクランプブロックは、色々なサイズの物が売られています。小生は硬い木で自作していましたが、やはり剛性がやや不足します。VL300とスチールシティの旋盤用の物を購入しようと考えています。1個、$15.99です。
2009年8月15日(土)
グラインダー砥石
乾式のグラインダーはホームセンターで売っていた直径15cm、2,850RPMの物です。片側の砥石を120グリッドの物に交換しましたが、元々付いていた36グリッドの物をノリタケのWA砥石、赤色の物に交換しました。この砥石はウッドターニング用の刃物のシャープニングには非常に適しています。まず発熱が低いこと、砥石の変形が少ないので長持ちする。値段が安いなど良いことずくめです。メーカーの宣伝では下記の特徴があります。Monotaroで探すと希望の直径、幅、穴径の物が見つかるでしょう。トンプソンのガウジをシャープニングしてみたが、非常に火花が多く出ました。
●特長: 高硬度で破砕性が良い砥粒ですので、一般軽研削・精密研削・工具研削など研削焼けをきらう作業に最適です。  
●用途: 焼き入れした炭素鋼、合金鋼、工具鋼など(SxxC、SCr、SK、SKS)。 
2009年8月14日(金)
エリさん講習会
JWAでは10月20日21日と2日間にわたってイスラエルのエリ・アビセラ氏を講師に招いて講習会を行うそうです。今回はFEWSとの合同開催とのことで、場所は国立オリンピック記念青少年総合センター http://nyc.niye.go.jp/になるそうです。エリさんは下の写真の一番左に写っている人で、世界的に有名なプロのウッドターニングのデモンストレータです。本人はもちろんプロなので非常に上手ですが、初級、中級者などでも、難しい作品を作れるよう、ツール、治具などを色々工夫され考案しています。今回の講習会でもそれらを手にとって見ることが出来ると思います。講習会は火曜、水曜日なので、仕事をされている方には参加が難しいかも知れません。しかしウッドターニングをやっている人は、小生を含めて定年後の年寄りが多いのであまり問題ないのかも知れません。仕事をやっている方は1日ぐらい会社を休んで参加されると良いでしょう。参加者は大人数になることが予想されます。後ろの方に座ると何も見えないので、ビデオカメラで刃先などを撮影して、液晶テレビ画面に映し出すことを提案しています。藤沼さんの時は4グループに分けて前の席に順番に行きましたが、後ろの席でもTV画面で良く見えるようになります。AAWのシンポジウムでは大画面のプロジェクターの設置が当たり前になっています。
2009年8月13日(木)
Vermec 新製品
Vermecの新製品を2つ紹介します。最初は穴掘り用のミニツールです。ワイングラスの内側を掘る場合とか、ポリカーボネートの様な材料でペンをやる時に威力を発揮すると言う。刃先はカーバイドチップになっており、長切れします。価格は$135です。2つ目は壺などの内部のサンディングをするヘッドです。穴掘りの治具に取り付けて使うことになっています。壺の内部のすべての場所をサンディング出来ます。ヘッドにはマジックテープでサンドペーパーを取り付けます。直径50mmと75mmがあります。これはこの形状の物を木で作り、マジックテープを貼れば自作することは可能でしょう。
2009年8月12日(水)
ネジ切り治具
ボニークラインのネジ切り治具を持っています。この治具に付属するカッターは直径が25mmぐらいです。当然爪楊枝入れの様な直径の小さいものはネジを切ることが出来ません。そこで直径の小さいカッターが売っていないか調べたところ、Monotaroで売っているものは直径15mmが一番小さい。刃の角度は60度のものが必要です。更に調べるとアメリカのサイトで売っていました。早速問い合わせましたが、返事がありません。仕方がないので更にインターネットで検索すると国内でJapan Hobby Toolで売っていました。直径10mm、60度、厚み6mm、軸径6mmです。小生が作る携帯型爪楊枝入れの蓋の内径は12mmです。カッターが10mmなので蓋の中に挿入することが出来ます。早速このカッターを注文しましたが、送料を入れて5,915円でした。本日このカッターが宅急便で届いたので、早速ネジ式の携帯型爪楊枝入れを作ってみました。まずやってみて感じることは旋盤が1台だと、ターニングとネジ切りで取り付け取り外しの回数が多く時間がかかる。ネジ切り用の旋盤があると作業が非常に早く出来ます。手持ちの小型旋盤を使いましたが、専用のモーターと台があればもっとやり易いと思います。ネジは山がきれいに切れず山の頂点付近が欠けてしまいます。しかしネジを閉めてみると、しっかり固定出来ます。成功させるには真ん中に穴をあける必要があります。これは夢工房のつなぎ箸のDVDに出ている通りやれば完全に真ん中に穴をあけることが出来ます。先に蓋の方のメネジを切ります。このメネジの内径(ネジ山の頂点間)をノギスで測って、それより1.2mm大きいオスをターニグで作り、ネジを切ります。ネジの深さは1mmになります。Y方向に動かすノブは1回転させると1.27mmになりますので、ノブの目盛を見ながら0.78回転させます。忘れやすいのは雄ネジの最後かメネジの最初に隙間を作ることです。これを忘れると蓋がぴったり閉まりません。
2009年8月11日(火)PartⅡ
Oneida Air Systems
オフコーポレーションからOneidaの小型サイクロン、ダスト・デピュティが9月中旬に発売されます。価格は14,700円です。アメリカでの売値は$59ですが、送料などを考えると妥当な価格設定でしょう。なお8月20日までに予約すると、2,000円の割引があるそうです。バンドソーの集塵は業務用の集塵機を使っていますが、すぐに詰まってしまうので、早速買うことにしました。オフのサイトでは書かれていませんが、Oneidaのサイトを見るとサイクロン部の高さは350mmで吸い込み口の径は50mmです。このダスト・デピュティ2台で直列と並列に接続する使い方が説明されています。
2009年8月11日(火)
液晶テレビ購入
工房で使っている23インチの液晶テレビが壊れました。ソニーの製品ですが、サービスセンターが埼玉の大宮にあるので、明後日夢工房に行く時持って行って修理を依頼する予定です。元々テレビがもう一台必要だったので、千葉のヨドバシカメラに行って32インチの東芝のテレビを買いました。地上デジタル、BS、CSチューナー内臓で、リモコンが小さいのが特徴です。22インチが49,900円、32インチが59,000円だったので、32インチを買いました。これに12,000円分のエコポイントが付きます。差し引き47,000円で買えたことになります。すぐに欲しいと言ったら今晩配達するという。
2009年8月10日(月)
ダイヤモンドホイール#1200(PartⅡ)
#220の水砥石と#1200のダイヤモンド砥石でガウジを砥いだ後、刃先の拡大写真を撮ってみました。#1200でも小さなバリが出るのでホーニングは必要だと思います。特徴は#220に比べると砥粒による筋が浅いので、バリがつながっています。しかしバリの程度は#220とあまり変わらないと思います。切削面の凸凹が少ないのは、多分良いことだと思います。水砥石の方をまず使って、すり減ったらこのダイヤモンドホイールを使うことにします。
2009年8月9日(日)
ダイヤモンドホイール#1200
ドイツのMAGMA社のダイヤモンドホイールが到着しました。これは河口湖にある池田さんが取り扱っています。3個まとめて買ったので、送料とスペーサーを入れて3万円ぐらいでした。トルメックのグラインダーに取り付ける金属製のスペーサーを別売りで買う必要があります。このスペーサーは精度よく出来ているので、グラインダーに取り付けると、芯がほぼ完全に出ました。砥石面が揺れることはありませんでした。試しにガウジを砥いでみましたが、非常に良さそうです。水を付けなくても、グラインダーの回転数が低いので発熱はあまりありません。金属のホイールなので摩擦熱が逃げると言う。トルメックの問題は砥石が結構すり減りやすいので、砥石のドレッシングを頻繫にやる必要が出てきますが、このダイヤモンド砥石はその必要がありません。今回#1200を買いましたので、#220の水砥石とバリの出方がどう違うか比較してみたいと思います。
2009年8月8日(土)
カービングスタンド
Vermecからカービングスタンドが発売になりました。Boschのカービングスタンドなどは旋盤のツールレストのバンジョーを利用するタイプになっていますが、Vermecの物は固定する台も付いています。チャックの部分を回転させることが出来、また座って作業できるというのが売りです。しかしBoschの様にコストを下げる為にバンジョーを利用するタイプの方が良かったと思います。価格はAU$250(約2万円)と高い。Trent Boschの物は$150(約14,250円)なので、Vermecを買う理由があまり見当たらない。Boschの物でも脚の長い椅子を使えば座って作業が出来る。この種のカービングスタンドは高いので、ただ同然で自作している人も居るぐらいです。オーストラリアドルが60円ぐらいであれば競争力が出てくるが、現在は1$=80円です。
2009年8月7日(金)
スティールシティ旋盤のモーター交換・インバーター化(完)
旋盤にモーターを取り付けベルトを張りました。インバーターとコントロールボックスも取り付けて完成です。粗挽きしてあったボウルを挽いてみました。今までに比べるとモーターに力があるので、深く刃を入れても止まりません。非常に快適です。スナップスイッチも問題なく使えます。詳細は下の写真をクリックして下さい。この種の小型旋盤は0.5馬力の直流モーターを使っており非力です。使い始めるとすぐに不満になると思います。今回の改造にかかる費用はインバーターが2万円、モーターが1.2万円その他部品を入れると3.5万円ぐらいになります。旋盤購入金額と同じぐらいになりますが、投資額に見合った結果が得られます。
2009年8月6日(木)
スティールシティ旋盤のモーター交換・インバーター化(その2)
旋盤の直流モーターに付いていたプーリーを取り外して、シャフトの径を測ると14mmぐらいです。新たに取り付けるモーターの軸径は19mmなので当然そのままでは取り付けることが出来ません。このプーリーはリブスターベルトと言う4本溝用のプーリーを使っているので、新しく作ろうとして見積もりを取りましたが、11,400円もします。国内で簡単に手に入るV型のプーリーに交換しても良いのですが、以前バフ用に作った軸継ぎ手19mm-12mmを使うことにしました。スピンドルアダプターの様にメス側はモーターの軸と同じ19mmになっており、オスは12mmのネジになっています。プーリーの内径が14mmなので真鍮のスペーサーをかぶせることになります。15mmの真鍮の丸棒に11.5mmのドリルで穴を開けます。11.8mmぐらいのドリルを持っていないので、小さいサイズで穴をあけあとは、やすりで穴径を広げます。軸継ぎ手が入るかどうか確認しながら作業を進めかなりきついが挿入することが出来た。外形は15mmなのでこれをモーターに取り付け、ターニングで径を14mmまで削ります。パーティングツールで削ります。チャッタリングを起こさないよう刃の角度を調整します。最後はやすりをかけて凸凹を修正しました。これで終わりですが、プーリーを取り付けて回したところ、ほぼ完全に芯が出ていました。次はモーターを旋盤に取り付けて完成です。
2009年8月5日(水)
スティールシティ旋盤のモーター交換・インバーター化
サブの旋盤ですが、あまり使っていないので、迷っていたがモーターを交換してインバーターを取り付けることにした。30cmのグラインダーに使っていたインバーターが1つ余っているので、モーターを買うだけでインバーター化出来ます。スティールシティの旋盤には0.5馬力の直流モーターが付いているが、非常に非力で少し深くカットするとモーターが止まってしまう。またバリアブルスピードと言ってもプーリーの掛け替えと併用になっています。インバーター化すれば0~3000RPMまでダイヤル一つで回転数を変えることが出来ます。コントロールボックスは、コストを抑える為スナップスイッチを使いケースも1000円ぐらいの物を秋葉原に行った時に買ってある。とりあえず1馬力のモーターを買ったので、コントロールボックスの配線をして、モーターとインバーターをつないでみた。試運転したところ、もちろん問題なく回転することを確認できた。正転ー逆転、回転数の調整も問題ない。次はモーターにプーリーを取り付けます。これが意外と大変です。
2009年8月4日(火)
樫のボウル
3月に粗挽きしてあったボウルを仕上げた。大きく変形しており、割れも少し出ている。つかみしろも楕円になっており、チャックでつかむのは難しい状況です。真空チャックの円盤にテイルストックから押して固定、つかみしろを丸く、平らにしました。その後はチャックでくわえボウルの上と外側を仕上げ、底は真空チャックでつかみ直して仕上げました。割れは瞬間接着剤の中粘度の物を垂らしました。上手くいったようです。しかしこの木は切った時は奇麗でしたが、保管中にカビではないが、色が汚くなってしまった。買ってくれる人が居るかどうかというレベルです。
2009年8月3日(月)
VL200 Sit down(車椅子旋盤)
ワンウェイから車いす用の旋盤が販売されていますが、Vicmarcからも新製品としてVL200ベースの車椅子旋盤が発売されました。長時間立っていることが出来ない人や、車椅子の人を対象にしています。旋盤部分はVL200のショートベッドがそのまま使われており、台が0度~45度傾くようにしています。従って緊急停止の赤いバーは当然付いていません。インバーターも膝の邪魔になるので、旋盤の右上に取り付けています。旋盤の高さは25mmピッチで調整出来ます。台だけも別売りするようです。Vermecのサイトを見るとこの旋盤の価格は$4575≒36万円となっています。標準のVL200ショートベッドが$4100ですので、4万円ぐらい高くなっています。日本で車椅子の人がウッドターニングをやっているというのは、聞いたことがありませんが欧米では、需要が結構あるのでしょう。ワンウェイのものは直径30cmまでですが、Vicmarcの物はVL200なので40cmまで挽くことが出来ます。
2009年8月2日(日)
クラフトサプライ注文
クラフトサプライへの最後の注文分が到着しました。最後と書きましたが、ワンウェイのコアリングキットを買ってくれる人が現れたので、それ用のナイフを購入する必要がありもう一回注文することになります。
今回到着した分で7インチのハンドルは$12ぐらいですが、口金も付いており、意外に安いと思いました。2枚目の写真は小生が購入したものですが、今回はちょっと多い。トルメックのスキューを砥ぐ治具とダイヤモンドホーニンングコーンを買ったので、明日にでも試してみたい。
2009年8月1日(土)
バフィングホイールの自作
旋盤の上で使うバフィングホイールの自作です。布のホイールは、国内ではMonotaroなどで販売されています。直径15cmの物で600円ぐらいですので、下の写真を参考にして自作されると良いでしょう。下の写真の赤いスリーブは、丸棒の直径を布バフの穴の径と同じにすれば必要ありません。丸い板と、棒はいずれもウッドターニングで作ります。丸い板と布バフは接着しなくても、ビツインセンターで両側から圧力をかけるので、スリップせず使うことが出来ます。1時間もかからずに作ることが出来るでしょう。バフ布には研磨剤を塗ります。バフなので旋盤は逆転で使って下さい。逆転出来ない旋盤の場合はこの際、改造されると良いでしょう。2極双投のON-OFF-ONスイッチを1個買ってくると、JETミニのように0.5馬力の直流モーターを使っている場合は、回転方向を切り替えることが出来ます。モーターに行く2本の線の極性を切り替えるだけです。誘導モーターの場合は内部のコンデンサーの配線を変えれば、回転方向を切り替えることが出来ますが、モーターを分解しなくてはならないので面倒です。国産の単品売りされている単相誘導モーターの場合は、配線が引き出されているので、結線を変えることで回転方向を切り替えることが出来ます。回転方向を切り替えることが出来ない場合は、旋盤の向こう側に回ってバフをかけます。