プーリーの穴を大きく出来ない構造です。
直径22cmのボウルを挽いてみました。やはりモーターの馬力があるので非常に快適です。回転数も自由に変えることが出来るので、非常に便利です。この小型の旋盤でも十分使えます。この様な小型の旋盤を1台だけお持ちの方は、インバーター化は非常にお勧めです。
内径が12mmになるようやすりを使って削って行きます。
軸継ぎ手を真鍮のパイプの中に挿入します。ネジが切ってあるので、回しながら挿入することが出来ました。
φ15mmの真鍮の棒に11.5mmのドリルで穴をあけました。
上下のプーリの位置をきっちり合わせます。ずれていると使っているうちにベルトが損傷します。
モーターは台にボルトで固定しました。ベルトの張力はこのボルトの締め具合で決まります。
パーティングツールで削ります。チャッタリングが起きますので、そうならないよう刃先の角度を調整します。最後の方はやすりをかけて直径を14mmに追い込みます。
真鍮パイプの外形は15mmなので、プーリーの内径の14mmになるようターニングで削ります。
軸継ぎ手をモーターに取り付けて作業台に固定します。またツールレストに相当する木の台をクランプで固定します。
スイッチボックスは廉価なアルミのケースを使うことにしました。スイッチもスナップスイッチです。これだとリレーなしで電源のON-OFFが出来ます。アルミのケースにドリルとリーマーで穴を開けます。スイッチとボリュームを取り付けて配線をしました。電源を入れて問題なく回転するかどうか確認した結果OKです。モーターは1馬力の物です。
直流モーターに付いていたプーリを取り外して、穴径を測ると14mmでした。1馬力のモーターの軸径は19mmですので、プーリーの穴を19mmに拡大すれば良いのですが、元に戻す時に困ります。色々な方法が考えられますが、以前バフ用に作った軸継ぎ手19mmー12mmがあるのでそれを使うことにしました。モーターの軸にはこの継ぎ手を直結出来ますが、12mmの方にはプーリーを取り付けることが出来ません。12mmの方にはスペーサーを取り付けプーリーの芯が出るようにします。
スチールシティの旋盤には0.5馬力の直流モーターが使われています。一応電気式の回転数調整機能が付いていますが、インバーター式の様に0〜3000RPMまで可変させることは出来ません。ベルトの掛け替えと組み合わせで回転数を調整します。モーターを交換してインバーターを取り付ければ、馬力アップが出来、回転数の調整もベルトの架け替えなしで出来ます。
旋盤を台にボルトで固定、モーター、インバーター、コントロールボックスを取り付けました。
完了です。
プールを芯ずれなしに取り付けることが出来ました。