2008年12月21日(日)
Colt 5 Star Pen Drill
クラフトサプライの新製品です。人気商品のようで、在庫切れだったのですが、注残扱いにしていましたら本日到着しました。下の写真の物は7mmのものです。サイズは色々ありますが、7mmのペンキットが多いので7mmを買う様に頼まれました。長さは15cmでペンの材料に真鍮のパイプを差す穴を5.44秒で開けることが出来るそうです。従来のドリルだと30秒以上かかるので、5倍以上速く穴をあけることが出来るそうです。到着したドリルをながめると、先端が変わった形をしているのと、ドリルのスパイラル部分に溝のような凹みがあることに気が付きます。この溝の部分を通って切りくずが排出され、5秒と早く穴をあけることが出来るようです。従来のドリルだと切りくずが詰まって少しあけるとドリルの刃を戻して、切りくずを出す必要があります。切りくずの為に摩擦熱が発生したり、あけるのに時間がかかったりします。このドリルの刃の場合モーターにかかるトルクも従来の1/5になるそうです。モーターのトルクが不足するような状況にはなりませんが、材料の木の抵抗が少ないことを示していると思います。デモ画像がありますので、見て下さい。驚くほど速く穴があきます。1本$8.99(送料別)と少し高いですが、ペンを沢山作る方にはお勧めの商品です。100回穴をあけるのにシャープニングは、不要と宣伝しています。つまり100回穴をあけると、次からはシャープニングが必要になるということでしょう。これを購入された方、2名には本日郵送済みです。到着までしばらくお待ちください。また本当に5秒で穴があくのかどうか、リポートを小生にメールで送って下さい。
2008年12月20日(土)
Vermecのホローイングツール
Vermecの穴掘りツールです。最近寄木の壺を挽くことが多いのですが、Boschのツールを使っています。しかし先の曲がっているツールの曲がり方が十分でないので、壺の上の方の内側が挽きにくくなっています。Vermecのツールを見ると十分に曲がっているので具合が良さそうです。シアーカット用のリング刃があるし、リングをシャープニングする治具もあります。この際このツールを買ってみようかなと、考えているところです。

Vermecの製品を注文されている方にお知らせです。球体治具とかネジ切り治具は、旋盤に合わせて作ってもらっていましたが、完成して本日Vermecから出荷されました。その他注文を頂いているものはすべて出荷されました。しかし年内に通関出来て、お届けできるかどうかは微妙なところです。小生宅に届きさえすれば、年末年始でも宅急便は休んでいませんので、即日発送します。首を長くしてお待ち下さい。
2008年12月19日(金)
ダイヤモンドパターンの壺
壺を完成させました。やり方は以前の方法とあまり変わりません。真ん中より下の層の接着が終わると内外を挽いて内側はサンドペーパーもかけて仕上げます。壺の上部も下部と同じように仕上げて、2つのお椀を接着する組み立て方法もあります。次回はこの方法で組み立てるつもりです。理由は壺の内側をほぼ完璧にサンドペーパーをかけることが出来るからです。しかし今回も壺の上部は穴掘りツールを使って仕上げました。底の仕上げは真空チャック+ガムテープです。これが一番緊張します。ガウジは必ずシャープニングしてから取りかかります。無事サンドペーパーまでかけて完了です。塗装は内側はウレタン、外側はオイル+ワックス仕上げにしました。今後も寄木の壺を中心に作り続けます。来週一週間は大阪に行くので、このサイトは少しお休みにします。
2008年12月18日(木)
David Ellsworthの本
アメリカはまさにクリスマスセールの真っ最中です。メールが沢山来ます。今日は本の販売店からのメールです。David Ellsworthという方がアメリカに居ます。1980年代にアイリッシュグラインドのガウジを考案した一人と言われています。この人のDVDを以前、須田プロに見せたら、ガウジの切れが素晴らしいとの話がありました。プロの人でも驚くような、ガウジの名人の様です。その名人の本が発売になりました。ソフトカバーの物は$23.95でハードカバーの物は彼のサイン入りで$60です。dekoさんだとサイン入りを買うのだろうと思いながら、サインがなくても中身は同じなので、ソフトカバーの方を買おうかと考えています。ボウル、壺などの作り方を紹介しています。
2008年12月17日(水)
ラウンドスキュー
アメリカ、ペンシルベニア州にBob Rosandというスキューの名人がいます。スキューの名人としてはアランレーサーが有名ですが、Bobはレースボビンとかオーナメントなど、小さい物が得意です。クリスマスが近いので、アメリカではクリスマスツリーを飾るオーナメントを作る人が増えています。小さい物なので、小型のスキューが必要になります。スキューのサイズとしては1/4インチ(6.35mm)がこの目的には最適だそうですが、普通の物でなくシャフトが完全に丸い物が使いやすいという。1/2インチになると丸棒では使いにくくなるので、普通の平らな物をBobさんは使っているという。この方もトンプソン氏同様、趣味が転じてこのツールを販売しておられます。ハンドル付きで1本$20と安い。日本に送ってくれるかどうか分からないが、送料の方が高くなりそうです。直径6mmぐらいのHSSの丸棒を入手出来れば、自作することも出来ます。オフで売っている6.4mmのHSSの丸棒は長さが100mmしかないので、スキューにするには短すぎます。しかし420円なので試しに買って、グラインダーでスキューの刃先にしたらいかがでしょうか?もっと長いHSSの棒を売っているところを、探してみたいと思います。
2008年12月16日(火)
寄木の壺
今日はダイヤモンドパターンのリングとその上下のリングを完成させました。ダイヤモンドのフィーチャーリングは製作に1日かかりましたが、通常のリングは簡単に出来ます。今週中に完成させるつもりです。使用している材料はブビンガ、ハードメイプル、ブラックウォルナットですが、黒檀を購入したので、上部のリングに黒檀を使うことも考えています。宅急便で送られてきた黒檀が行方不明になっています。明日ヤマト運輸に問い合わせるつもりです。
2008年12月15日(月)
ダイヤモンドパターン
DVDでやっていたダイヤモンドパターンを試してみました。まず真中の木を菱形に切り出します。周辺のメイプルは1個のブロックを4等分して、菱形の部分を切り取ります。ディスクサンダーを使って、ぴったり入るよう整形していきます。しかしどうしても隙間が出来て上手く行きません。結局従来の方法で作ることにしました。マルコムチベット氏のDVDのとおりやるには、もっと練習をする必要があります。従来の方法でも、木取りの方法によっては、木目が通るように出来るかもしれません。次回の課題にしたいと思います。欲しいという人がいるので、今回はこのまま壺を完成させます。
2008年12月14日(日)
ロバートソービのスピンドルマスター
スピンドルマスターという、初心者でも簡単に使える、スキューの代わりになるツールがあります。実際に初心者に使ってもらった結果(ツールレビュー)が出ていましたので、ご紹介します。スキューのようにロングポイントがないので、ロングポイントを引っかけてキャッチさせることがないようです。しかしスキューよりVカットなど上手くゆかない作業もあります。つまり一通りの作業は出来ますが、完全にスキューの代りにはならないようです。やはり練習をして、スキューを上手く使えるようになるのが、結論のようです。このツールを購入しようかと思いましたがやめました。しかし中々スキューが上手くなりません。今度滋賀のIプロの所に行くので、個人レッスンをしてもらおうかなどと考えています。エリツールにもこれと同じような物がありますが、当然ダブルベベルになっています。
2008年12月13日(土)
セグメントターニングのDVD
マルコム・チベットというターナーのDVD2枚組を購入しました。早速見ましたが、非常に参考になるDVDでした。疑問に思っていたことがいくつか解決しました。次の作品を作る時の参考にしたいと考えています。セグメントターニングのDVDは4枚持っていましたので、これで6枚になりました。どのDVDも参考になりました。DVDの良いところは何回でも繰り返してみることが出来ることです。今回購入したDVDも繰り返し見たいと思います。英語なので、1回では、聞き洩らしているところがあります。驚いたのはダイヤモンドのパターンに継ぎ目がないのです。真中のダイヤモンドの周りの木は木目が通っているのが出来ています。やり方は分かったのでいずれ挑戦したいと思います。小生が初めて作ったものは、しっかり切れ目が入っています。
2008年12月12日(金)
Woodturning Design
Woodturning Designという雑誌がアメリカで売られています。1冊$6.49ですが、送料を入れると1,000円ぐらいになります。面白そうなので、数冊注文しました。2009年冬号には、12ぐらいのプロジェクトが出ています。AAWのジャーナルと同じような記事の構成ですがページ数は少し多い様です。面白い物があれば、ご紹介します。
2008年12月11日(木)
ペンウイザード
スピンドルタップで有名なBeallがペンウイザードというペン用の新製品を発売しました。彫刻用のドリルを取り付けてペンに模様を入れたり、生地を作ったり出来ます。彫刻用専用の旋盤ということも出来ます。百聞は一見にしかずということなので、メーカーのビデオを見て下さい。

ビデオ⇒The pen wizard

商品の説明は和訳しましたので下の写真をクリックして下さい。この様に上手く模様を入れることが出来るかどうか?ペンをやっている方には気になる製品です。最初にこれを見つけた、夢工房さんが購入されるかも知れません。購入されたら試させて頂くつもりです。価格はAタイプのペンマンドレル付きでUS$295です。
2008年12月10日(水)
寄木のペン
寄木のペンを作ってみました。材料はカリンの集成材とハードメイプルです。30度の角度で切って、瞬間接着剤で張り合わせました。凸凹はベルトディスクサンダーで概略平らにしてから、チャックでくわえて、穴をあけました。自作の圧入の治具は上手く使えました。自作すればほとんど費用がかからないので、自作することをお勧めします。安物のペンキットを使いましたが、見栄えがあまり良くありません。高級ペンキットを購入して、またチャレンジしたいと思います。明日はペン用の面白い道具を紹介します。ご期待下さい!
2008年12月9日(火)
色々な寄木の作品
アメリカには寄木の作品を作っている人が沢山います。彼らのギャラリーからダウンロードした写真です。これはほんの一部ですが、面白いデザインの物がたくさんあるので、参考までに見て下さい。これを見ていると、真似をして作りたくなるものが沢山あります。結局自分でデザインを考えることがありません。当面はこれで良いと考えています。
2008年12月8日(月)
インデックスシステム
インデックスシステムは旋盤の上で、作品にドリルで穴を開けたり、ルーターで溝を掘ったりする時に使います。下の写真はエリさんがドリルで穴を開けているところです。しかし穴の位置は適当で良いのではなく一定の間隔であける必要があります。そこで2枚目の写真のような穴のあいたインデックスプレートを使って一定の間隔で開けます。この穴の数ですが、ピンを差すところが1か所だと穴の数の分割数しか対応できません。しかしVermecのインデクスアタッチメントは穴の位置を変えることで2~144分割まで対応します。なぜ144分割とか96分割に対応できるか分かりませんでしたが、取扱説明書を良く読んだ結果わかりました。ちょっとしたことですが、素晴らしいアイデアです。チャックのお尻に24と36分割の穴があいており、ピンの位置を変えることで1分割の真ん中、1/4、3/4の位置に固定出来ます。このVermecのインデックスアッタチメントの使い方を和訳しましたので、興味ある方は見て下さい。⇒インデックスアッタチメント

またルーターを置く台が必用になりますが、ツールレストに差して使うものが売られています。X-Yに動く台は良さそうですが、価格が高いのが問題です。テーブルの上にルーターのガイドとなるフェンスを取り付けることで溝切りに対応出来ます。

2008年12月7日(日)PartⅡ
ペンプレス治具の自作
最近オフコーポレーションがペン作りのDVDを出されたこともあり、少しやってみようかなと思い始めました。ペン作りはウッドターニングを始めた頃に少しやりましたが、ペンプレスも持っていない状況です。クラフトサプライのカタログを見ると、$39.99もします。オフでも売っていますが、3,990円となぜかクラフトサプライと同じような価格になっています。どちらかを買えばそれでOKですが、夢工房のDVD応用編に出ておられた山下さんは旋盤の上で圧入する為の治具を自作されていました。DVDの画像を参考にして作ってみました。主軸とテイルストックへの固定はビオールのネジ切りタップを使いました。ペンの胴体を押すところには1/2インチのボルトの頭がくるようにし、ペンの先が当たるところは傷をつけないよう、硬いゴムにしました。実際に圧入してみて、上手くいくかどうか試してみたいと思います。
2008年12月7日(日)
Vermecのチャック(PartⅡ)
Vermecのチャックにアジャスタジョーを取り付けてみました。VM100だとチャックの背面に6角レンチのバーが当たって回すのに苦労しますが、Vermecのチャックでは穴が斜めになっているので、6角レンチは問題なく回すことが出来ます。またバックジョーの角を完全に落としてあるので、誤って触れても手を切るようなことはありません。良いチャックだと思います。新たにチャックを購入される方は、これを購入されることをお勧めします。
2008年12月6日(土)
藤沼 哲 展・木の器・オブジェ
昨日は神楽坂のギャラリー坂で開催されている「藤沼 哲 展 Turned Wood Exhibition 木の器・オブジェ」を見に行ってきました。藤沼さんは国内でもトップクラスの腕前ですが、今年のAAWのシンポジウムでも数百の作品の中から、入選を果たされています。丁度3年前2005年12月に、このギャラリー坂で藤沼さんを含む3人展があり、見に行きました。その後ウッドターニングを始めて、現在に至っています。3年前は全くの素人でしたが、今は少し分かってきたので、展示品を見てどのように感じるか?結論として小生はまだこの藤沼さんの作品のレベルに到達していないということです。何が良いかといえば、仕上げが完璧で、サンドペーパーの跡など皆無です。またデザインが洗練されています。このデザインについてもかなり、気を使っておられると思いました。ターニングだけでなくカービング、バーニングを上手く組み合わせておられます。勉強になりました。
↓こちらは3年前の写真です。
2008年12月5日(金)
オープンセグメントボウル
オープンセグメントとは寄木のブロックの間に隙間を作って接着しているものです。要するに穴があいたような感じになります。非常に簡単な物を作ってみました。パーティングツールでボウルの上側をカットし、その間をオープンセグメントししました。通常は旋盤の上でインデックスホイールを使って寄木のブロックを接着していきますが、今回は1段だけなので、ボウルの上に線を引いて、ブロックの位置を決めました。あまり精度が出ませんが、1段だけなので問題は出ません。オープンタイプの寄木で工夫をしなければいけないのは、はみ出した接着剤の処理です。はみ出し量が少なくなる、接着剤の塗り方、はみ出したものの拭き取り方など、ノウハウがあるようです。底の仕上げも真空チャックが使えませんので、アジャスタージョーを使いました。
2008年12月4日(木)
Vermecのチャック
Vermecのチャックを購入しました。VM100とVM120の爪が使える2モデルがありますが、チャック本体は同じものでした。爪を留めるバックジョーのネジの穴の位置が違うだけです。6角レンチは斜めに刺さるので、ジャンボジョーなどを取り付けた時に、レンチが回せないようなことはありません。オーストラリア大陸の地図が刻印してあるのが、気に入りました。中国製の安物とは、一線を隔する綺麗な仕上がりです。今回購入したのは爪付きのVM100相当と、爪なしのVM120相当です。爪付きが24,780円ぐらいで爪なしは少し安くなります。しかしそれは為替で大きく変わります。現在の交換レートは59円ですので、購入しやすい状況になっています。
下の写真は左からVM120、Vermec Chuck、VM100になります。Vermecのチャックは、VM100と120の中間の大きさになります。
左がVM100互換品で右がVM120互換品です。VM100用はネジ穴が3つあいており、Novaのチャックの爪も取り付けることが出来ます。右の方はVM120の爪を取り付けることが出来ます。左のVM100用の外側の穴には、VM120の爪はピッチが合わないので、取り付けることが出来ません。
144分割まで対応するインデックスホールが付いています。インサートもレンチで回せるので、外れにくくなっても安心です。
爪を取り付けるネジは直径が6mmです。VM100は5mmなので、VM100の爪を取り付けようとすると、ネジが入りません。従って爪の穴を1mm程広げる必要があります。VM120は6mmのネジを使っているので、そのまま取り付けることが出来ます。
2008年12月3日(水)
クローズドブロックの壺(PartⅢ)
部品が全部揃ったので、旋盤の上で積み重ねていきます。接着面は旋盤上で平らにして、サンドペーパーまでかけます。接着剤はタイトボンドオリジナルを使いました。接着剤を塗る前にリングの位置を調整し鉛筆で印を付けます。寄木の接着面が互い違いになるように積み重ねる訳です。接着剤を塗った後、テイルストックで押します。15分も待てば次のリングを接着できるようになります。フィーチャーリングまで積み重ねが終わると内部を仕上げます。壺の形が完成すると、挽きにくくなるので、開口部の大きい内にガウジで綺麗に挽いて、サンドペーパーまでかけます。壁の厚みは6mmぐらいまで挽いて、その上のリングを接着します。上の層は穴掘り専用のツールで挽きます。小生はボッシュのスクライパータイプの物を使っています。穴掘り専用のツールは、先が細くなっており、抵抗が小さくなるようにしてあります。しかし壺の上の方はどうしても振動するので、上手く挽けないことがあります。指を突っ込んで仕上がりを確認する人がいるので、この口に近い方は綺麗に仕上げたいものです。振動防止の先日作った、ボウルステディイを取り付けて挽いたところ、非常に気持ち良く挽くことが出来ました。今回の壺は少し背が高くなっていますので、ボウルステディイを自作しておいて良かったと思います。底の仕上げは真空チャックとガムテープを併用して、挽きました。壺の開口部が小さいので、真空チャックだけでは間違いなく飛ばしてしまいます。ガムテープで8箇所固定した結果、無事底を挽いて、サンドペーパーをかけ終えることが出来ました。壺の内側はウレタンで塗装、外側はオイル仕上げにしました。
2008年12月2日(火)
クローズドブロックの壺(PartⅡ)
フィーチャーリングのパーツが出来上がったので、接着します。ブロックの角度はスライド丸のこで大きめに切った後、リングにして隙間がどこに出るか確認します。その結果を元にディスクサンダーで角度を修正します。ほぼ隙間が出ないことを確認の上、ハーフリングに接着します。出来上がったハーフリングで隙間が出るようであれば、ディスクサンダーで修正します。他のリングも角材からブロックを切り出して、接着します。無事すべてのパーツが揃いました。フィーチャーリングは手間暇がかかりますが、他のリングは比較的早く作ることが出来ます。明日は旋盤の上で各リングを接着しながら、挽いて完成させます。
2008年12月1日(月)
クローズドブロックの壺(PartⅠ)
新しい寄木の壺の製作に入りました。もちろんフィーチャーリングは、新しい物にしました。まず真ん中のフィーチャーリングの製作から始めます。中心は紫檀、周りはハードメイプルです。厚さ6.3mmに板を切りそろえます。スライド丸のこで各パーツを切り出します。切った後はサンドペーパーでかえりを取った後、接着です。8分割なのでそれ程大変ではありません。接着したパーツを7段に積み重ねて接着します。接着にはクランプを使って隙間がないようにします。無事完成です。コツは周辺の板を長めにして、8分割の22.5度にする調整しろを残すことです。
2008年12月31日(水)
テクスチャリングツール
Vermecのテクスチャリングツールは柄が付いていないので、作りました。欅の端材があったので、それを使いました。木片を見る限りこのような汚い木から綺麗な柄が出来ることは想像できません。無料で頂いた板でボウルを作った残りです。ちょっと試してみましたが、硬い木では模様が付きにくく、ツールの当て方を考える必要がありそうです。Vermecには使い方のマニュアルがありませんが、ロバートソービーにはあります。(下から2つ目をクリック)スクライパーと同じ使い方になるようです。押しつける強さを変えたり、刃の角度を傾けたりすると色々な模様が出来るそうです。
2008年12月30日(火)
Ellsworth on Woodturning
Ellsworthのボウル、壺などについて書かれた本を買いました。思っていたよりブ厚く、立派な本です。全部で248ページあり、全てカラーです。写真が多く掲載されているので、英語の苦手な方にも、楽しめそうです。ガウジの刃先の使い方、角度など図解で説明しているので、分かりやすいです。英文でこれらの説明をされると、本当に困ります。本の値段は$29.95ですが、アマゾンでは2,582円で売っているので、購入されたらいかがでしょうか?今回はアメリカから買ったので、かえって高くなってしまいました。この本をネタにこのサイトは1か月は話題に事欠かないでしょう。
2008年12月29日(月)
ペンウイザード
Beallのペンウイザードを注文した方が1人居られ、本日到着しました。早速箱を開けて写真を撮らせてもらいました。またDVDが付属しており詳細な使用方法が説明されています。説明者はこの機械の設計者でもあるMr. J.R.Beallです。かなり高齢の方のようでペンウイザードを操作している指先が震えています。しかし問題なくペンに模様を入れていきます。実際に使っていないので、正確なところが分かりませんが、使うのにそれ程技術はいらないようです。写真の右側のハンドルを回すと、ドレメルを取り付けたアクリル板が左右に動き、ペンを固定した、マンドレルが回転します。モーターが付いていると思いましたが、ついておらず動力は自分の右手だけになります。左側の白いギアを交換することで、ペンを取り付けたマンドレルの回転を止めたり、一方向に回したり、往復運動をさせたりします。またマンドレルには24分割のインデックスプレートが付いており、模様を付けるピッチを正確に決めることが出来ます。DVDでは詳しく説明されているので、見終わるのに1時間以上かかりますが、ドレメルの取り付け方法から、ビットの取り付け方など、取扱説明書を見るより簡単です。本体は$295ですが、同時にビットを3本買ったので、総額$347.50で送料など入れると43,000円ぐらいになってしまいました。しかしペンを中心にやっておられる方には、欲しい道具の1つであることは間違いありません。
2008年12月28日(日)
Vermecから商品到着だが、、、
昨日まで大阪に居ましたが、帰宅すると郵便局からの不在連絡票が3枚入っていました。早速郵便局に行って3箱回収して来ました。早速箱をあけると、クリスマスプレゼントが出てきました。綺麗に包装されています。Vermecが、サービスで送ってくれたのかと思いましたが、それにしては多すぎます。箱の宛名を見ると、住所も名前も全く違うので、誤配達でした。しかしVermecからの分は1箱しかなく、もう一箱が行方不明です。とりあえず郵便局には行方を捜すようにお願いしました。届いた方の箱には3ポイントステディが入っていました。小型旋盤用なので、手持ちのスチールシティの旋盤に取り付けてみました。ぴったりです。VL300用を自作しましたが、メーカー製は完璧です。ワークを取り付けやすいよう、リングを開閉することが出来ます。またワークを押さえるベアリングの支柱は、リングの方に溝が切ってありまっすぐに動きます。寄木の壺はこれがないと上手く挽けないので、VL300用を買いたくなりました。出来るだけ買わないように、努力していますが病気が再発しそうです。これを注文された方には、他の物が揃っていないので、まだ送ることが出来ません。全部揃っている方には本日送付予定です。
2008年12月27日(土)
夢工房の新年会

夢工房の新年会が下記の通り開催されます。皆様ふるってご参加ください。


日時:平成21年1月17日
(土曜日)

時間:AM9時30分開始

予定:午前メンバーによるようじ入れの製作

   つなぎ箸,こま、万年筆、昨年の復習

   12時30分より新年会4時30分まで、

会費:2500円

場所:夢工房大和田分室(前日宿泊可能4名まで)

2008年12月26日(金)
黒檀
少し前ですが、黒檀を購入しました。床かまちとして使われていたもので1050x120x85mmというサイズで3本あります。1本1万円でした。黒檀は高価なので、安く買えたと思っています。重さは1本10kgなので、kgあたり1000円となります。寄木の壺の口の部分などに使おうと考えています。現在は大阪の親戚の家にいます。27日に自宅に帰るので、年末年始は寄せ木の壺つくりに専念します。
2008年12月25日
Colt 5 Star Pen Drill使用結果
夢工房のメンバーさんでペンをたくさん作っておられるペン作りの名人から、このドリルの使用結果が来ました。今までのようにドリルを出したり入れたりすることなく穴を早くあける事ができる。ドリルの長さは15cmですが、13cmの穴でも一発で空けることができる。しかし早くあけようとすると、出口が少しずれる。普通に開ければ問題は出ない。削りかすがドリルの刃に固まって、発熱することもないという。一応メーカーが宣伝している内容は、誇大広告ではないようです。下の表は現在の在庫状況です。赤い×が付いているものは、在庫がありません。ペンでよく使う7mmは在庫があります。購入を頼まれている分がありますので、また注文を出す予定です。欲しい方はメールを頂ければ、一緒に購入します。小生も7mmのものを1本買う予定です。10mmも欲しいが在庫がない。

メーカーの宣伝文句は下記の通り。

1、ドリルの長さは15cm
2、ドリルの刃先は4点
3、穴の入口と出口は割れない
4、簡単に5倍の速さで穴をあける事が出来る
5、焼けたり、木くずが詰まったりしない
6、ドリルの全長の長さを一回の操作で空ける事が出来る
7、穴の直径が一定である
8、非常によく切れ、切れが長持ちする
2008年12月24日
上総木工交流会(PartⅢ)
トリマーのソフトスタート付きスピードコントローラーの回路の紹介がありました。トリマーなどの高速で回転する工具はスイッチオンにより、モーターの軸に直角の力が働くので、材料の上にトリマーを置いていると、必要のないところを削ってしまったり、危険なこともあります。モーターの回転をゆっくり上げるとそのような問題を避けることが出来ます。ソフトスタートの付いた、モーターの回転数調整器をを作られた方がおられ紹介がありました。回転数は4段もあれば十分なので4段変速にしたという。モーターには電流を検出するカーレントトランスとトライアックが直列に接続されています。カーレントトランスの2次側にはソフトスタートの回路と、4段変速の回路が付いており、トライアックをコントロールしてモーターに流れる電流をコントロールするという仕組みです。回路はかなり小さい箱に入れておられたが、トライアックの放熱などを考えるともう少し大きいケースの方が良いと思う。将来的に必要になるかも知れないので、回路図の写真を撮らせて頂いた。。
2008年12月23日
上総木工交流会(PartⅡ)
毎回メンバーさんのアイデアが詰まった、治具などが紹介されますが、これはバンドソーの集塵強化装置です。2枚の板の間に隙間があり、ダクトが通っています。バンドソーのブレードが通るところは、そのダクトの幅を狭くして流速を早め、切りくずをきれいに吸うようにしています。バンドソー本体に付いている集塵ポートではきれいに吸い取ることが出来ないので、この装置を考え出したとのこと。欠点は小型のバンドソーなので、ひき割り高さが減ってしまうことです。しかし14"のバンドソーでは、ホース直径ぐらいの高さが減ってもそれ程問題ではありません。このアイデアを頂いて延長ベッドと一体になったものを作ろうかと考えています。下の写真の業務用の掃除機は上に黒いものが乗っていますが、これは防音用の布が巻かれています。これだけでもかなり静かになっていることも報告しておきます。この集塵装置を取り付けると、バンドソーに付いているフェンスが使えなくなりますが、オフコーポレーションで売っているものを取り付けています。長いので、延長ベッドを取り付けてもフェンスを取り付けることが出来ます。
2008年12月22日(月)
上総木工交流会
12月20日(土)に毎月開催されている上総木工交流会に参加しました。今回は26名の参加者があり、盛況でした。加藤先生の家具作り、特に椅子作りの講習があったからだと思います。詳細は下の写真をクリックして下さい。また年末恒例の蚤の市があり、皆さん工房にある不用品を安価で提供されていました。小生は材木の干し割れ防止剤、タイトボンド、サンドペーパーなど出品し買っていただきました。ホームセンターで買うと800円ぐらいするクランプを、1個100円で購入出来て喜んでいます。