2008年11月30日(日)PartⅡ
タージ・マハル・ホテル
これがテロのあったタージ・マハル・ホテルです。2004年11月に行った時、インド門のところから写しました。この時はこのような高級ホテルに泊まりたいと思いましたが、テロの標的にされたようです。テレビで見るとひどい状況になっていました。来年の1月にはイタリアの南にあるマルタ共和国に行きます。今年はAAWのシンポジウムでリッチモンドに行っただけです。来年は円高になったこともあり、もう少し海外旅行を楽しみたいと思っています。
2008年11月30日(日)
テクスチャーリングツール
ロバートソービーのテクスチャリングツールが売られていますが、$90ぐらいします。交換用の刃も$40ぐらいで売られていますが、これを使ってシャフトとハンドルを自作すれば半値以下でこの道具を手に入れることが出来ます。アメリカには当然刃だけ買って自作している人がいます。メーカーの物はシャフトの真ん中に切り込みを入れて刃を真ん中に取り付けていますが、自作の物はオフセットしています。
自作すべくジョイフル本田で16mmの鉄の棒を買ってきました。長さ90cm、太さ16mmの物が380円でした。他に13mmと19mmが売られていました。インチを基準にしたようなサイズ構成です。メーカー製と同じように真ん中に切り込みを入れて、刃を取り付けたいと思います。ロバートソービーの刃はまだ入手していないので、ゆっくりやります。
2008年11月29日(土)
小型旋盤のDCモーター
スチールシティの旋盤のDCモーターをトライアックを使って、回転数のコントロールをしました。トライアックは秋葉原の秋月電子で600円で売っている物を使いました。これで交流の電圧を制御できます。モーターは直流なので、トライアックの出力に全波整流のダイオードを入れて、モーターに接続しました。旋盤のモーターに電源の出力を接続して確認したところ、問題なく回転します。0Vから103Vまで出ているので、旋盤に付属の電源より出力電圧の範囲が広くなりました。モーターの定格はDC120Vなので、トランスを入れて120Vにするとさらに良くなると思います。正転ー逆転のスイッチを付けた電源ボックスを作る必要があります。トランスを付けると大きくなるので、どうするか考える必要があります。この旋盤のツールレストはロックがしっかりできない問題がありましたが、ロックレバーのネジを調整することで改善出来ました。これで旋盤のメカ部分の問題はなくなりました。使っているとDCモーターが非力であることが分かってきました。やはり1馬力ぐらいの誘導モーターを取り付けたくなってきます。
2008年11月28日(金)
Vermecのネジ切り治具
ボニークライアンのネジ切り治具を持っていますが、小型の旋盤用です。従って治具にチャックで取り付けるのではなく、小型のフェースプレートで取り付けることを勧めています。一方Vermecのネジ切り治具は、大型の旋盤に取り付けることを考慮しており、重量のあるチャックを治具に取り付けても、強度的な問題は出ません。また手持ちの旋盤に合わせて、高さなど合わせてくれます。最近オーストラリアドルが安いので、Vermecの商品の輸入代行をやっていますが、ネジ切り治具を購入された方がいます。そこで取扱説明書を和訳しました。和訳は下の写真をクリックして頂くと見ることが出来ます。どなたかボニークライアンの治具を2万円ぐらいで買っていただければ、Vermecに買い替えることが出来るのですが、、、
2008年11月27日(木)
旋盤のグレードアップ
Jet miniという直径25cmまで挽ける木工旋盤があります。比較的安価であること、旋盤としての基本性能が期待できるので、初心者にはお勧めの旋盤です。しかしながら、この旋盤でやっているうちに、25cmまでしか挽けないことに不満を感じるようになるようです。そうなった場合、小生はすぐに旋盤の買い替えを考えますが、他にオプションがあります。テイルストックとヘッドストックに下駄を履かせる方法です。アメリカのウッドターニングの掲示板を見ていると最近Jet Miniの改造をした人が、好調であると書き込んでいました。そうするとデルタを使っている人が2年前に改造したと書き込んでいます。Jet Miniでは30cmまで挽けるようになったそうです。旋盤の買い替えの前に、少し考える必要がありそうです。最近VL300をクラフトサプライから購入された方が居ます。まだボウルを挽いたことがないという。しかし木工機械の場合、初心者用の物を買うと後で必ず買い替えるということになるので、最初から最高の物を買うという。小生の場合は完全にこの買い替えパターンになっています。しかしウッドターニングの初心者にVL300を勧めるのはちょっと無理があります。
2008年11月26日(水)
テーブルディスクサンダーの製作
集めてあったテーブルディスクサンダー用の部品が揃ったので製作しました。テーブルディスクサンダーは、手押しカンナに相当するもので、ドラムディスクサンダーは、自動カンナと同じ機能です。両方あった方が何かと便利です。モーターは単相300Wの誘導モーターを使いました。回転するディスクの幅は45cmです。削る量を調整出来るよう、テーブルの高さをねじで調整出来るようにしました。ドラムの直径が小さいせいか、かなり厚く削ってもモーターは止まりません。100mmの集塵ポートを取り付け完成です。
2008年11月25日(火)
SpokeShave集塵機
集塵機を買ってしまいました。リブロスの秋のセールで値引きがあったことが購入をさせた理由の一つです。もう一つの理由は、ベルトサンダー、ディスクサンダー、スライド丸のこは業務用の掃除機を取り付けて、集塵をしていましたが集塵機のゴミの袋がすぐにいっぱいになってしまう問題があったからです。この3台の電動工具は寄木をやるようになってから、良く使うようになっており掃除機でなく集塵機を取り付けたいと考えていました。集塵機には布のフィルターが付いていますが、すぐに目詰まりをして、排気抵抗が増えるので、紙のフィルターを同時に購入しました。今まではデルタの1.5馬力の集塵機を、旋盤、自動カンナ、手押しカンナ、ドラムディスクサンダーに接続していましたが、2台の体制になります。集塵機からは100mmのパイプで配管して電動工具の近くで65mmのパイプに変換しています。3台とも65mmのホースを直接接続出来ました。途中にはゲートを取り付けています。

追記:このページを読んだ方からアドバイスがありました。金属のホースで配管しないと静電気が起きて集塵効率がおちるそうです。確かに1台目の集塵機では静電気が強烈に発生しています。ホースに近づくと髪の毛が引っ張られます。配管したばかりですが、金属のホースに交換することを検討してみます。
2008年11月24日(月)
Inlace Inlay
メーカーの説明書によると、塗布する溝の幅と深さは1/8インチ(3.2mm)以上であることと書いてあります。試しに3mmより幅の狭い1.8mmにするとどうなるか実験してみた。写真のように丹念に塗ったつもりですが、欠け落ちる場所が出ました。幅が狭いと、接着力が十分に得られないので問題が出るようです。
2008年11月23日(日)
スリーポイントステディ
背の高い壺を挽く場合先端の方が振動します。振動防止のためスリーポイントステディというものが、Vicmarc、Vermecなどから販売されています。しかし少々値段が高いのと、自作するのはそれほど難しくないようなので、作ってみました。28mm厚の合板を買ってきました。旋盤で旋回出来るぎりぎりの60cmの直径の円盤を切り出し、真ん中をパーティングツールでくりぬきました。車輪はホームセンターで売っている、ゴムの物です。旋盤のベッドに12mmのボルトで固定しました。回してみると、上部の振動はそれほどでもありません。何とか使えそうです。サポート出来る壺の直径は350mmぐらいまでです。しかしこれで十分だと思います。
2008年11月22日(土)
東京国際木工機械展
東京ビッグサイトで開催されている、東京国際木工機械展に行ってきました。例年と変わり映えしないと思います。一番興味をひかれたのはダイヤモンドホイールのグラインダーでした。詳細は下の写真をクリックして下さい。
2008年11月10日(月)
Sharp-Fast
ガウジのシャープニング用の治具です。ワンウェイのものと違って、軸に刺さっています。この軸を中心に回すだけなので、常に砥石の中心にガウジの刃が当たります。ワンウェイの治具のように左右に振らないので、砥石面から外れることはありません。しかし良く考えて下さい。軸を中心に回るだけなので、砥石に押し付けることが出来ません。最初きつめに接触させれば削れますが、さらに研磨したい場合は、困ります。実際にいじっているとこの問題を上手く解決していることが分かりました。レールを固定するロックレバーが付いていますが、これを締め付ける力加減で、ベベルを砥石に押し付けることが出来ます。ロックしていくとベベルが砥石に近付いていきます。ロックレバーの力加減で研磨量を調整出来る訳です。ロックレバーの位置でレールと固定台の隙間が変わっているのがお分かり頂けるでしょうか?ガウジが少し減ってしまいましたが、上手くシャープニング出来ました。
2008年11月9日(日)PartⅡ
オーストラリアVermec製品の販売について
オーストラリアにVermecというウッドターニングの道具を製造、販売している会社があります。どちらかといえば、初心者用のものではなく中、上級者用の製品が多い様に思います。最近オーストラリアドルはアメリカドルより弱くなっています。購入するのに良い機会だと思いますので、輸入代行を今までと少し違うやり方で始めます。詳細については下の写真をクリックして下さい。商品カタログ(和訳付き)もあります。
2008年11月9日(日)
DIYCITY週末職人工房「ルーター講座」
DIY工房 IZUMIまでルーター講座を聞きに行ってきました。講師は(株)MIRAIの杉田氏です。専門家の話を聞いて基本的な知識、使い方、治具などについて理解を深めることが出来ました。やはりこのような講習は積極的に参加して、勉強をする必要があります。インレイの面白いのが紹介されていました。帰宅してネットで調べると、WoodCraftで販売されているので、購入しようと思います。またMIRAIで販売しているアキュレットガイド、ダブテールジグなどの紹介もありました。非常に有効な治具のようで、これも欲しくなってきました。
2008年11月8日(土)
シンクロナスモーターⅡ
宅急便でモーターが到着したので、乾燥機の製作に取り掛かった。作品を固定する台(チャック)は、ウッドターニングで作りました。モーターのシャフトと同じ径の穴をあけ、空回りしないよう鬼目ナットでボルトをねじ込めるようにしました。モーター以外は手持ちの部品を使って作ることが出来ました。作品の固定はどうするか?作品はボウル、壺など大きめの物が多いので、しっかり固定する必要があります。チャックに鉄のワッシャーを取り付け、作品を挟んでマグネットで押さえつけることにしました。10mm程度の厚みならマグネットがネオジウムの強力なものなので、固定出来ます。マグネットの部分は塗装出来ませんが、ここは別に塗ることにします。
2008年11月7日(金)
シンクロナスモーター
夢工房の10月の月例会でギアモーターで塗装した作品を回転させ、塗りムラを避ける方法が紹介されました。旋盤の上で回転させながら塗装することが出来ますが、底まで一気に仕上げて、ギアモーターで回しながら塗装するのが便利なので、1つ作ってみることにしました。
大型の作品でも難なく回すことが出来るギアモーターを、夢工房さんは入手されていました。秋葉原の万世橋近くの店で購入されたとのこと。秋葉原まで行く交通費がもったいないので、インターネットで販売店がないか探したところありました。夢工房にあったものはSR60-6HPというモデルで、モーター部とギア部が別売りのものです。モーター内にギアも内蔵しているSR6Gというモデルもあり、こちらの方がトルクが少し強く、小型なのでこれを購入することにしました。1分間に15回転する物を購入しましたが、価格は3,150円です。下記のサイトで購入できます。

購入サイト⇒SR6G5Z15M (15RPM)

カタログ⇒日本サーボ


夢工房ではモーターのシャフトに真鍮の継ぎ手を使っておられますが、これは少し高価なのでウッドターニングで自作することにします。夢工房のシステムを見てから作るので、色々改良するアイデアが浮かんできます。
2008年11月6日(木)
寄木の漆塗装
夢工房に遊びに行ってきました。下の写真は小生が作った寄木のボウルですが、オイル仕上げをしていました。水を入れると寄木の接着面がはがれるので、夢工房さんで塗装をやりなおしてもらいました。ウレタンでやり直すのかと思いましたが、漆が塗られていました。写真でははっきり分からないかも知れませんが、非常にきれいに仕上がっています。漆を塗ると黒くなって寄木の良さがマスクされると思いましたが、特別な工程を加えることで、漆の色が薄くなっています。ハードメイプルは白いのですが、それ程黒くなっておらず、ブビンガとのコントラストが出ています。それに漆の光沢が加わって高級感があります。この漆の塗り方の詳細を聞いてきたので、自分でも試してみるつもりです。漆を塗っているので、水にも強くなりサラダなどを盛ることが出来ます。
2008年11月5日(水)
木工旋盤の直流制動
グラインダーの直流ブレーキは良く効きますが、旋盤用に使っているインバータも直流ブレーキが付いていることを思い出しました。旋盤の方はブレーキがあまり効かないので不思議に思っていました。取扱説明書を見直したところ、勘違いをしていることを発見しました。直流注入の開始周波数の設定ですが、インバーターの表示をRPMにしていたのに、周波数と思って設定していました。試しに1000RPMから直流を注入するようにしたところ、減速時間を大幅に短縮することが出来ました。もっと高い回転数から直流を注入すれば、早く止まると思われますが、負荷が重いとトリップしてしまうので、色々やってみた結果1000RPMに決めました。純正のVL300のインバーターの設定を見ると、直流制動はオフになっています。FVR-E9Sの場合はF17~20を変更することで、直流制動をかけることが出来ます。FVR-E11SだとF20~22になります。Vicmarcがなぜこの機能を使っていないのか?主軸が電気ブレーキで止まると、チャックなどがゆるむ方向に力がかかるので、使っていないのかも知れない。試される方はチャックをきつめにしめて試してみて下さい。怪我をされても責任は負えませんので、試す場合は自己責任でお願いします。

回転数(RPM) 1000 1500 2000 2500 3000
オリジナル設定 4.4秒 6.5秒 8.3秒 10.5秒 13秒
直流注入後  1.9秒 4秒 5.4秒 7.4秒 10.5秒
 
2008年11月4日(火)
バンドソーブレード
ラグナのバンドソーは純正のブレードを使っていましたが、煙が出て良く切れません。あさりが少ないものと思います。新しく購入したBAHCO(スエーデン製)に交換したので、写真を撮ってみました。思っていた通りラグナの方はあさりがほとんど付いていません。ブレードも焼けています。このラグナの純正のブレードは外れでした。今後はハンドツールで有名なBAHCOのカーバイドチップの物を購入します。BAHCOの方はあさりが右、左、なしという順に繰り返し付けられています。
あさりの付け方は色々あります。今回入手したBAHCOの物はRaker setになっています。
BAHCOのブレードは、Triple setというノコ刃の山に関する特徴があります。ノコ刃の山の高さをすべて同じではなく、3段階に高さを変えています。こうすることによって、ブレードとの隙間を十分取ることが出来、また切りくずの排出を容易にするそうです。写真を撮ってみると確かに山の高さが3段階になっています。
木とかプラスティックを切る場合は刃の角度が10度ぐらいが良いそうです。材料によって刃の山の形は相当変わるようです。今回購入したものは木工用であることは間違いないようです。

詳細はBAHCOのサイトをご覧になって下さい。
2008年11月3日(月)
ジグザクパターンのボウル(後編)
4日間かかって完成させました。今回は白色の薄板(アメリカではベニアと呼んでいる)を挿入しました。これはシート状の物を貼り付けているだけですが、上手く行くかどうか心配でした。問題なく接着出来て、強度の問題もありません。今後は薄板を3層ぐら貼り付けるのに挑戦します。失敗はディスクサンダーで寄木ブロックを削りましたが、使い古したディスクを使ったため、切削面に焼けが出ました。大した問題ではないと思いそのまま接着しましたが、接着面が黒くなり、隙間があるように見えてしまいます。これは大失敗です。今後は焼けが出たら、サンドディスクを、新しいものに交換する手間を惜しまないようにします。塗装はウレタンを使いました。旋盤を30RPMぐらいで回しながら塗布すると、均一に塗ることが出来ます。夢工房でやっていたギアモーターを使った方法を旋盤の上でやるだけです。ウレタンの塗装が嫌いだったのは、塗りムラが出ることでしたが、今後は水に強いウレタン系の塗料も、積極的に使えます。使用した材料の木の組み合わせもあまり良い様に思えません。材料の木の組み合わせを変えて次の物を作ってみたいと思います。
2008年11月2日(日)
ジグザクパターンのボウル(前篇)
直径220mm、高さ120mmの寄木の壺を作り始めました。3日前からやっていますが、まだ完成させることが出来ません。少し丁寧に精度を追及して作っているからかもしれません。丁寧に作れば結果は当然良くなります。1週間、10日間かければもっと良いものが出来るかも知れませんが、小生の性格から言って無理です。明日には完成させることが出来るでしょう。前半の製作記については、下の写真をクリックして下さい。
2008年11月1日(土)
スピンドルサンダー・SSA-114
スピンドルサンダーを購入しました。デルタのSA350Kを購入したかったのですが、PSEを未取得の為、国内で販売できない状況とのこと。そこで国内で入手できるスピンドルサンダーを探したところパオックコーポレーションというところが販売をしていました。SSA-114というモデルです。サンディングスリーブは、6本付属しています。ゴムの軸はワッシャーで押さえられているのですが、サンドペーパーの筒は押さえられていません。従って使っていると筒が抜けてきます。ワッシャーの大きいのを準備して、サンドペーパーの筒も押さえるようにしたいと思います。

追記:ゴムを止めているネジを強く締め付けると、ゴムがふくらんで抜けなくなると、教えて頂き実行したところ、問題は解決しました。
2008年11月21日(金)PartⅡ
Inlace Inlay(PartⅡ)
ガウジを使って概略削りました。トルコ石のところも問題なく削れます。その後80番のサンドペーパーをかけましたが、表面がざらざらで綺麗になるか心配でした。しかしサンドペーパーの番手を上げていくと綺麗になり、320番をかけ終わると満足なレベルになりました。オイルなどもトルコ石の部分に塗っても問題ないというので、オイルを全面に塗りました。木の材料はブナを使いましたが、トルコ石は完全に接着しており、はがれそうな雰囲気は全くありません。今度はルーターを使って、掘ったところに充填してみたいと思います。
2008年11月21日(金)
Grizzlyのチャック
Grizzlyの中国製のチャックです。VicmarcのVM100のそっくりさんです。Vicmarcに比べると仕上げが雑ですが、両方使っていて特に大きな問題はありません。しかしVermecのチャックを購入したくなったので、このGrizzlyのチャックを処分します。1 1/4 8TPIで1年ぐらい使用しましたが、特に不具合はありません。標準の爪と6角レンチが付いた状態で、11,000円(送料込)で売りたいと考えています。希望の方はメールをください。これが売れたらVermecのチャックを買います。Grizzlyのチャックで特に問題があるわけではありませんが、Vermecの物を使ってみたいという欲求を満たす為です。
2008年11月20日(木)PartⅡ
Inlace Inlay
Inlace Inlayとは象眼の輪のことです。ウッドターニングで掘った溝に、色々な種類の充填剤を入れることで、作品にアクセントを付けることが出来ます。今回購入したものはトルコ石の充填剤です。青緑色の充填剤と硬化剤、それに量を測定する紙コップなどが、一式入っているキットです。充填剤を入れる凹みは、ウッドターニングだけでなく、ルーターとか彫刻刀で掘っても良いので色々な形の象嵌を楽しむことが出来ます。溝の深さと幅は1/8インチ(3.2mm)以上である必要がありますが、ルーターだと一回で掘れる深さです。今回はウッドターニングでお皿にリングを入れることにしました。材木は直径18cmのブナの木です。4mmぐらいの溝を切りました。充填剤は1オンス(28.3g)のカップに入れて、硬化剤を25滴入れます。付属のスティックで十分に混ぜ合わせます。硬化剤を入れた後は15分以内に塗布することになっています。早速お皿の溝に入れてゆきます。木の面の高さより少し高めに充填します。乾燥させた後サンドペーパーで、溝からはみ出たトルコ石を取り去り、オイルなどを塗布して完了となります。サンドペーパーをかけることが出来るようになるまで、メーカーは12時間以上待つように案内しています。今日はこのままにして明日仕上げる予定です。
2008年11月20日(木)
ダイヤモンドパターンの寄木の壺(PartⅤ)
1週間かかりましたが、とうとう完成させました。底のチャックのつかみしろをテイルストックで押してあらまし仕上げ、その後は真空チャックです。壺の開口部が小さいので、真空チャックだけでは心もとないので、ガムテープで固定しました。ここで外れて飛んでしまえば、1週間の苦労が水の泡です。無事底を仕上げ、ウレタンを塗装しました。ここでは真空ポンプを止めて、ガムテープだけです。30RPMで回転させながら塗装を完了。完成です。1時間程で終わりました。次はInlace Inlayです。
2008年11月19日(水)
ダイヤモンドパターンの寄木の壺(PartⅣ)
まだ完成しません。しかし底の仕上げを除きほほ壺の形に挽きあがり、塗装しました。塗装はウレタンで旋盤の上で30RPMぐらいで回しながら塗りました。こうすると塗りムラが出ません。ブビンガとハードメイプルの組み合わせは成功でした。心配したダイヤモンドパターンの精度ですが、一応四角い枠の真ん中に入っており、問題ありませんでした。今回は各ステップで慎重に作業し、組み立て精度を上げました。努力した結果はそれなりに出ていると思います。次は寄木はひとまずお休みにして、違ったものに挑戦してみます。
2008年11月18日(火)
ダイヤモンドパターンの寄木の壺(PartⅢ)
今日はここまでです。途中でタイトボンドが切れたので、ジョイフル本田まで買いに行きました。そのまま継続していれば完成させることが出来た訳ですが、タイトボンドがないと話になりません。タイトボンドは海外の通販の店に注文してあるのですが、最近は到着までになぜか時間がかかるようになりました。その分送料が安くなっているので、不満はありません。自作ドラムディスクサンダーも問題なく使えました。ダイヤモンドパターンを分割する薄板のサンディングをしました。自動カンナは6mm以下の厚みになると削れなくなりますが、ディスクサンダーは1mmでも対応出来ます。心配したダイヤモンドパターンの組み立て精度ですが、特に問題はないようです。ダイヤモンドパターン用の四角いブロックは、完全に直角の出た角材を使う必要があります。今回は直角が狂っているのが気がつかず、少し苦労しました。ブビンガとハードメイプルの組み合わせは綺麗で、気に入っています。早く完成させたいものです。
2008年11月17日(月)
ダイヤモンドパターンの寄木の壺(PartⅡ)
フィーチャーリングの製作を始めました。ダイヤモンドパターンです。4回貼り合わせないと出来ません。寄木リングの接着は慣れているので、このダイヤモンドリングも何とか出来ました。精度的には70点です。作り直すほどではないので、このまま進めます。次にアクセントリングを作ります。厚い板をパーティングツールで分割して薄いリングを作りました。厚さ2~3mmぐらいのリングを入れると壺が引き立ちます。10層の寄木リングを積み重ねますが、このアクセントリングを入れると16層になります。材料ですが、底板はブラックウォルナット、ボディはブビンガとハードメイプルです。アクセントリングはウェンジとハードメイプルです。明日完成させたいと考えていますが、焦らず仕上げます。
2008年11月16日(日)
上総木工交流会
月例会に行ってきました。小生はスチールシティの小型旋盤を持ち込んでウッドターニングのデモをやりました。きれいなボックスを作っている方や、100円ショップの定規を利用したデップスゲージなど面白い物が色々ありました。特に興味を引いたのは小型自作テーブルソーです。安全のため停止スイッチが至る所に付けてありました。西洋カンナも削らせて頂きましたが、現状では必要な場面がありません。月例会の後、1泊して忘年会がありますが、今回は欠席です。

次回の月例会は12月20日(土)の予定です。木工作家の加藤晴子さんの講習があります。この方は「初めての家具作り」に続き「初めての椅子作り」の本を出され評判になった方です。どんな講習になるのか今から楽しみです。また木工関連の商品の販売もあります。自分が使わない物など持ち込んで売ることが出来ます。小生はタイトボンドとサンドペーパーそれにランバーメイトを売る予定です。
2008年11月15日(土)
ダイヤモンドパターンの寄木の壺
ダイヤモンドパターンの壺を作っています。今回は今までの経験で上手くいかなかったところをすべて対策しています。今回はホースクランプを使って、接着しました。これは接着面積が広くなると、手で押しただけでは十分な圧力が得られず、接着面に隙間が出来る問題の対策です。また1つずつ手で接着すると、リングの真円が完全に得られないことも、クランプを使う理由です。後はセグメントの切り出し角度を決定するのに、端材を使って角度を追い込みました。精度を上げるため色々やりましたので、中々完成しません。ダイヤモンドパターンの製作に入りましたが、明日は上総木工交流会に行くので、作業が中断します。完成は来週になりそうです。
2008年11月14日(金)
ルーターインレイセット
ルーターを購入したので、インレイのお皿をやってみたくなりました。DIY週末工房の講義で教えてもらった、インレイセットというビットとアダプターがセットになった物を購入することにしました。テンプレートも売っていたのでついでに購入しました。テンプレートを使って埋め込まれる木に穴をあけるます。アダプターを交換して埋め込む木を切り抜きます。このアダプターを使えばぴったりの大きさに穴と切り抜きが出来ます。商品が到着したら使用結果を報告します。どれぐらいの厚さまで出来るかがポイントだと思います。
2008年11月13日(木)
球を挽く治具
球が旋盤で挽けると、色々な用途に使えます。子供のおもちゃ、けん玉などが作れるようになります。しかし球を旋盤で挽くのは結構大変です。完全な球面にするのが難しいのです。完全な球体を挽くための治具が売られています。色々な物がありますが、Vermecの物が優れていると思います。カットしながら切り込む量を、ダイアルを回すことで調整出来ます。基本は球の真下を軸にして回転する刃物台を取り付ければよいのですが、回転半径を微調整して、カットする量を調整出来るVermecの使い勝手が良いと思います。最近購入された方が2名居られるので、マニュアルを和訳してみました。使い方は非常に簡単です。
2008年11月12日(水)
スチールシティ木工旋盤の速度制御
スチールシティの木工旋盤は、使っていると少し問題があります。まず旋盤が逆回転しないことです。初心者用の旋盤は逆転しなくてよいとメーカーは考えているのか???また回転数を可変出来ますが、2段プーリーの架け替えが必要です。この旋盤はDCモーターを使っていますが、低速トルクが強く、木工旋盤には最適の出力トルク特性です。出来れば回転数調整のボリュームを回せば数百回転から最高回転数まで変化してくれると有難いのですが、出来ません。インバーターを使った三相交流モーターでは出来ています。直流モーターでも出来ないか、まず電源ボックスの箱を開けてみた。DCモーターの回転数をコントロールする方法には2通りあります。
1、PWM制御:パルス幅を変化させる
2、リニア制御:モーターへの電圧を変化させる
この旋盤の場合回路を見る限りPWM制御になっています。テスターのDCレンジで電圧を測りながら、回転数のボリュームを回すと、約30V~80Vの間で変化します。テスターはパルス電圧を測定していますが、実効値を表示していると考えて良いでしょう。モーターの定格は120Vなので80Vでは電圧が不足します。アメリカで販売されているものなので電源電圧は120Vですが、100Vで使っているのでこの様に低くなっているのでしょう。可変の直流電源を準備して120Vぐらいまで加えてみたいと思います。逆回転はモーターへ行く線2本を入れ替えると回転方向が変わりました。DCモーターなので当たり前です。正転ー逆転はスイッチを1個追加すれば出来るようになります。可変の直流電源を準備して実験後、またリポートします。正転ー逆転スイッチはJetminiなどにも取り付けることが出来ると思います。
2008年11月11日(火)
塩、胡椒入れ
100円ショップに行くと塩、胡椒入れがありました。SaltのSとPepperのPの穴があいています。これを見て気になったのは頭が大きく胴体が細いのです。木の服を着せてくれと言わんばかりです。210円を払って2個ゲットしました。欅にフォスナースビットで穴を開けて、スクライパーで穴を広げました。上手くいきそうです。クラフトサプライで売っているこの手のプロジェクト物は、値段が高いのが欠点ですが、105円というのが評価出来ます。2個セットで1,000円なら売れるでしょう。初心者向けプロジェクトです。