2008年3月31日(月)
手づくり木工大図鑑(講談社)
夢工房のDVD、No,1のインストラクターである須田二郎さんが3月28日に発刊された講談社の手づくり木工大図鑑という本に、記事を書かれたそうです。須田さんといえば器作りの名人で、台所で使う実用的な作品を作っておられます。従って女性のファンが多いようです。その理由は小生が分析するところ、おしゃれなデザインと実用性にあると思います。芸術品でないので、それ程高価でないことも人気の秘密だと思います。下の写真は今回の本の記事のものではありませんが、どの様なものを作っておられるかわかると思います。本の内容については、夢工房通信をご覧になってください。
2008年3月30日(日)
夢工房の仲間で作るDVD
夢工房の仲間で作るDVDはNo,1とNo,2共、販売を継続しております。ご遠慮なく注文をしてください。両DVDとも100枚以上販売させていただきました。どうもありがとう御座いました。
2008年3月28日(金)
日立の8インチグラインダー
このサイトを見て頂いている方が、日立の8インチの中古グラインダーを購入されました。モーターは三相200Vですので、三相200Vの電源が必要ですが、この方はインバーターを使っておられます。回転数が自由に変えることが出来るのと、スイッチを切った時に砥石がすぐに止まるのが最大の利点です。小生と同じ様な事をしている人が現れので、間違ったことをしていなかったと一安心です。このインバーターを使った方法の欠点は、インバーターの設定など少し知識が必要であること、インバーターを使うので高価になることです。しかし今回のグラインダーは中古品なので、グラインダーとインバーターの合計金額は3.5万円ぐらいです。砥石も新しい物を買うと4万円ぐらいになりますが、普通の単相モーターのグラインダーよりずいぶん使い勝手が良くなります。
2008年3月25日(火)
携帯型マイ箸の製作
4月9日の夢工房の月例会のテーマは、携帯型マイ箸の製作です。近年は森林を破壊する日本の割りばしに批判が出ています。使い捨てでなく、何回でも使える箸を持って歩くのは、温暖化防止になるというので、最近はマイ箸は人気商品です。普通の物は長いので、出来ればもっと小型であれば持ち運び易い。しかもそれなりの、良い材木を使っていれば、少し高くても欲しいという人が居るでしょう。夢工房の携帯型マイ箸は真ん中で2分割されています。持ち運ぶ時は長さが半分、使うときは普通の箸と同じ長さになります。今回のテーマは反響が大きく沢山メールを頂きますが、残念ながらこの箸を考え出したのは、小生ではありません。夢工房の佐野代表と山下さんなどが色々やっているようです。しかし小生も夢工房のメンバーなのでこの箸に使う、真ん中の接続ネジを入手したので、月例会の前に作ってみました。

材料は高級なコブ材を使ってみましたが、簡単に折れてしまいます。滋賀の飯塚プロのようなスキュー使いの名人なら出来るかも知れませんが、小生には無理なので最近分解したスピーカーボックスのバッフルに使っていたカリンの集成材に変更しました。この集成材は一枚板ではなく、文字通り、つぎはぎですが箸の長さに1ブロックがちょうど良い長さです。箸の材料は、正目の材を使うのが基本でしょう。

箸の中に埋め込むネジの直径は4.5mmです。ノギスで測ると4.4mmと表示されます。そこで手持ちのドリルの刃の直径を測ると4.3mmというのがありましたので、それを使いましたが、駄目です。穴を開けたあとネジを差すと、穴が大きすぎてぐらつきがでます。ドリルの直径は4.1mmぐらいの物が必要です。少し硬くて叩き込むぐらいでないと上手くゆきません。穴が小さすぎても、ネジを叩き込むと割れがでてしまいます。

従って1本目は芯が少しずれてしまいましたが、2本目は穴をあけるときに、中心の精度が出るよう集中してやると、小さな穴が空き上手く行きました。4.1mmぐらいのドリルの刃を買ってくれば、それほど神経を使う必要はなく、芯が出せるでしょう。ノギスを持って、ホームセンターに行く必要があります。

箸の仕上げにはまな板チャックが最適ですが、こんなに細い物を銜えるチャックがありません。まな板の切れ端が残っていたので、内径の違うものを2個作りました2本の箸の長さと、太さを合わせるのに注意が必要です。箸を入れるボックスも作りましたが、これはかさばるので、別の入れ物を探した方が良いでしょう。夢工房には櫛を入れるレザーのケースがありましたので、これに入れると薄くて、持ち運びに便利でしょう。箸だけを作ってケースは100円ショップで探すというのが、正解だと思います。

出来上がった箸を見ると初めて作ったにしては、まずまずの出来です。次にやるのはネジのいらない山下式になりますが、明日から2泊3日の旅に出ます。このサイトも少しお休みを頂きます。
2008年3月24日(月)
材木の購入
ロイヤルホームセンンターへ行ってきました。エアーコンプレッサーの口金を買いに行ったのですが、何時もどおり材木販売の所に行きました。今回はエンジュの柱(14cm角)が2,772円で売られていました。それとケヤキの厚板(160x57x7cm)が4,700円で売っていたので、購入しました。ケヤキの厚板を持ち運びが簡単なようにカットをお願いしたが、出来ないという。それなら持ち帰れないので、購入は止めるというと、別の人が出てきて、切ってくれた。ホームセンターにあるパネルソーというのは7cmもの厚さの物が切れない。ベルトコンベアの上で切るのこぎりも、板の幅が大きくてコンベアに乗らない。結局丸のこを持ち出して片側を切った後、板をひっくり返して切ってくれました。ほぼ同じ場所にのこ刃が通ったので、上手く切断出来ました。車はエスティマです。運ぶのは全く問題ありません。ケヤキの大皿を挽くつもりです。エンジュでは壷でもやります。
2008年3月23日(日)
エアーコンプレッサーのモーターが回らない
単相モーター用のプーリーが届きました。早速モーターに取り付けて回してみましたが、起動に失敗します。前のコンプレッサーと同様回転が上がらず、起動時の大電流のせいで、ブレーカーが飛びます。ブレーカーを飛ばないようにする対策は、200Vで使うようにすれば解決しますが、前のコンプレッサーと同じように、起動に失敗するのは、困ったものです。最初に付いていた三相モーターでは難なく回っていたので、問題ないと思いましたが、間違いでした。それだけ三相と単相のモーターには、実力の差があるのでしょう。同じ1馬力のモーターですが、単相の方が大きいので力持ちのように思いますが、三相モーターにはかないません。三相電源による回転磁界はモーターには最適なものです。せっかく頂いたものですが、単相のモーターの使用を断念しました。

それではコンプレッサーはどうするか?元通り三相モーターを取り付け、インバーターで駆動することにしました。インバーターはエアーコンプレッサー専用に1台買うのももったいないので、現在グラインダー用に使っている2馬力用のインバーターを使うことにします。グラインダーとエアーコンプレッサーを同時に使うことはできませんが、インバーターからモーターに行く線を2本にして、スイッチで切り替えることにしました。

配線を完了して試してみると全く問題なく回ります。モーターは50HZと60Hzで使えますが、効率が良い60Hzで使うことにします。インバーターを使っているので、周波数の設定は自由に出来ます。圧力スイッチも正常に作動していることを確認して完了です。
2008年3月22日(土)
夢工房教室
夢工房にモーターを貰いに行きましたが、生徒さんがたくさん来て携帯用マイ箸を作っていました。女性も2人来られておりえらくにぎやかでした。佐野会長は小生にモーターを渡すと、話もそこそこに、初心者の指導をしていました。小生も女性二人に、ガウジの使い方を教えました。須田プロのDVDで説明されていたように、ガウジを直角に材料に突き立てていました。ベベルラビングが重要などと、説明しましたが、理解しにくい説明です。詳細に説明したら分かってもらえました。箸を作っていたので、ガウジだけでなくスキューを使う方が簡単で綺麗に出来ると説明したが、キャッチングした経験があり、怖いという。スキューもベベルラビングを守れば、問題ないと説明し、実演して見せた。スキューの方が奇麗にカット出来ることが分かってもらえた。

夢工房では月例会を1~2ヶ月に1回ぐらい、中、上級者対象でやっていますが、この様に初心者対象の教室を、毎週水曜日に開催しています。来ている人は、初心者であったり、自宅に旋盤を置けない環境の方が、夢工房の設備を借りてターニングを楽しんでいたりします。DVDを買って頂いた方で、夢工房のサイトを見て敷居が高く行きにくいという方が、居られましたが、決してそのようなことはありません。遠方でなければ、出かけて行って話を聞くなり、旋盤、道具などを見せてもらうと良いと思います。小生はやっと初心者の域を脱しましたが、夢工房のメンバーさんに聞きまくったおかげです。

今週の水曜日は山下さんも来ており、新作の携帯型マイ箸も開発されていました。山下式爪楊枝入れと同じです。小生はこちらの方が作りやすいように思うし、ネジがいらないので安く作れるのが良いと思います。ねじはそれ程高価かと言えば、そうでななく1膳分160円です。東急ハンズで売っているという。ジョイフル本田千葉ニュータウン店に行ったが、同じものが見つからない。ねじ式は芯をずらさないよう、作る自信がないのです。しかしコンプレッサーが、かたずいたら、作ってみたいと考えています。
2008年3月21日(金)
エアーコンプレッサーのモータ交換
エアーコンプレッサーのモーターは三相なので、単相の物に交換します。本体からモーターを外してプーリーを取り外そうとしましたが、硬くて抜けません。バーナーであぶってみましたが、駄目です。仕方がないので、同じ直径の物を注文しました。V型プーリーが到着後完成ですが、単相モーターを取り付けてみました。取り付け穴など同じなので、モーターの固定は問題ありませんが、モーターの回転方向が逆になっています。エアーコンプレッサーの場合回転方向が決められていますが、逆回転になってしまいます。単相モーターは2つある固定子コイルの片方に起動用のコンデンサーが接続されていますが、このコンデンサーを反対側のコイルに接続すれば、回転方向を変えることができます。しかし一般的にはモーターを分解しないと結線を変えることが出来ませんが、今回夢工房さんから頂いたモーターは三菱製の高級品です。外部で結線を変えることで、逆転させることが出来ます。モーターの胴体に、逆転させる場合と200Vで使う場合の、結線の変更方法が書かれています。指示通り変更すると回転方向が逆になりました。

この三菱のモーターは、もちろん日本製なので、関東の50Hzと関西の60Hzの両方の周波数に対応しています。しかし海外製(アメリカ)のモーターは値段の高い、安いにかかわらず60Hz専用になっています。その結果50Hz地域である関東などで使うと、グラインダーなどは回転が始まる時、トルクが弱く早く回り出しません。デルタのグラインダーが輸入されなくなったのは、日本国内仕様の50Hzに対応出来ないからだと思います。メーカーに50Hz用を作ってくれと言っても、数が少ないのでやらないという返事になるのでしょう。それで外国製は60Hz専用のグラインダーしかないわけです。60Hz地域の方はこの問題には無関係で、アメリカ仕様の物を問題なく使えます。なおウッドクラフトのグラインダー(60Hz専用)を50Hzで使いましたが、回転数が少し落ちるだけで問題なく使えました。現在は直径30cmの日立のグラインダーを使っていますが、25年前の中古品です。ベアリングがへたっていたので、交換しました。回していてガタがあるのはベアリングの問題です。しかし新品のグラインダーでは、このような問題が出るわけではありませんので心配する必要はありません。少しマニアックになりますが、国産の三相モーターのグラインダーを買って、インバーターで駆動すると、回転数の調整は自由自在になります。また一番のメリットは、インバーターを使っているとスイッチを切るとグラインダーがすぐに止まることです。治具を使ったシャープニングの場合、別のツールの設定をすぐに始めることが出来ます。

話がグラインダーに脱線しましたが、コンプレッサーの方は、電源スイッチなどを取り付け、プーリーが到着すればすぐに使えるよう準備しました。
2008年3月20日(木)
エアーコンプレッサー
大沼機工という中古の電動工具を販売している会社があります。この会社は首都圏に12か所の倉庫を持っていて、電動工具の中古品を置いています。工場で使うような大型の物が殆どですが、グラインダーとかエアーコンプレッサーは、小型の物もあります。小生の自宅に近い千葉県の佐倉市に倉庫があるので、エアーコンプレッサーを、見に行きました。その理由は現在使っている海外製のものが起動に失敗をするのです。トランスを入れて電圧を上げて、対策をしましたが、十分ではありません。何よりも問題はその騒音です。仕様では92dbとなっているではありませんか?一方日立産機などの業務用の物は70~72dbぐらいです。佐倉の倉庫で希望の1馬力のコンプレッサーが2台ありました。岩田と東芝のものです。岩田の物は1999年製で外観は綺麗ですが、少しピストンから異音が出ています。東芝の物は回してもらうと1991年製ですが、非常に静かです。タンクの容量は現在使っているのが39リッターですが、東芝の物は65リッターです。これを購入することにしました。今までだと車がセダンなので運べないのですが、今はエスティマです。問題なく持ち帰ることが出来ました。しかし自宅に着いてから2階の工房に持ち込むことが出来ません。早速便利屋さんを呼ぶと、すぐに来てくれて、無事工房に搬入が出来ました。購入した東芝のエアーコンプレッサーには、三相モーターが付いています。わが工房には三相電源など便利な物は引いていません。当然インバーターを付けるか、モーターを単相の物に交換する必要があります。ところがあるところにはあるものです。1馬力の単相モーターが余っているのであげるという人が居られるので貰いに行きます。モーターを交換したらまた報告します。
購入した東芝のエアーコンプレッサーです。1馬力、タンク容量65リッターです。動作音は非常に静かです。↓
引退するのは下の写真のものです。2馬力、タンク容量39リッターだが問題が多い。
2008年3月19日(水)
トンプソンツール
このツールを作っているトンプソン氏は、このツールの製造、販売が仕事ではありません。別に生活費を稼ぐ仕事をしています。ツールの製造、販売は趣味なので、土、日に夜遅くまでやています。しかし奥さまに出荷作業を手伝って貰うことが出来ない事情が出てきたので、在庫のあるうちは出荷作業をやり、なくなると注文が来ないので、ツールの製造をやっています。しかし6月のAAWのシンポジウムには、出展するのでガウジ類の在庫を積み上げるようです。ガウジはスチールメーカーから丸棒で来るので、加工が簡単だそうです。しかしスクライパー、スキューは平板ではなく、鉄の塊で来るので、簡単に加工できないそうです。従って6月までは手を付けることが出来ないそうです。スキューを欲しいと言う方がいますが、少なくとも6月までは入手出来ません。あらかじめご了承下さい。V型のボウルガウジはすべて在庫が出来ましたので、注文出来ます。バナジウムの高騰が心配ですが、まだ値上げにはなっていません。⇒トンプソン価格表

円高になってきました。ユーロとかスターリング£に対しては、まだ十分に戻していませんが、それでもユーロは昨年の7月に1ユーロ170円近かったものが今は154円です。ドルだけが円に対してあまり強くありませんでしたが、それでも少し前までは115円ぐらいでした。1ドル=100円が妥当だと思っていましたが、今日のレートだと96円ぐらいです。これはウッドターナーにとっては、うれしいことです。ターニングの道具は、アメリカで沢山売られています。個人輸入するには、良い環境になってきました。
2008年3月18日(火)PartⅡ
春の竹の子刈りこの指止まれ
平成20年4月27日(日)栃木県矢板市の二戸為史さん所有の竹山に、竹の子刈りに行く企画があります。参加希望の方は4月20日までに夢工房佐野さんまで連絡をしてください.。ご夫婦、ご家族での参加を大いに歓迎するそうです。また前日から近くの温泉付き泊まれるところも二戸さんが探してくれております、泊まれる方はより早めの連絡をお待ちしているそうです。写真は昨年のものです。車のトランク一杯に竹の子を持って帰ることが出来ます。
2008年3月18日(火)
夢工房春の月例会のお知らせ

課 題 : 携帯用マイ箸づくりを楽しむ会

日 時 : 平成20年49日(水)

時 間 : AM 9時30~PM4時30分

場 所 : 夢工房大和田分室
      (東武野田線大和田駅6分)

会 費 : 2,000円(2膳分材料 金具代含む)

講 師 : 夢工房:佐野、山下

詳細については夢工房のサイトを見て下さい。

2008年3月17日(月)
バンドソーのテーブルインサート破損
バンドソーのテーブルのインサートと呼ばれている部品が割れてしまいました。平らでないものを挽いて、材料がインサートの上でバウンドして、その衝撃で割れた様です。使い方が悪かったのですが、ベークライト製のインサートは交換する必要があります。厚みを測ると5mmちょうどでした。強度のことも考えアルミ板で作ることにしました。ホームセンターに行くと厚みが2mmと3mmの板厚の物が売られていました。大きさとしてはちょうど2枚ぐらい取れます。早速買ってきてエポキシ接着材を塗って圧縮機で張り合わせました。1日置いてから、スライド丸のこで必要な大きさにカットしました。当然ですがまっすぐ奇麗に切れます。少し大き目に切って、最後のところはベルトディスクサンダーで調整しました。角を丸めるのも、ベルトディスクサンダーです。寸法はぴったりの物が出来ました。これで不要になったスピーカーボックスの解体が出来ます。最近は我が家から出るごみの量は、町内一番のレベルになっています。

話が変わりますが、バンドソーのブレードはカーバイドチップのものです。昨年の9月に購入したものですが、いまだに切れ味が落ちません。値段は高かったのですが、それだけのことはあります。
2008年3月16日(日)
サンドペーパーをかけるときの旋盤の回転数
サンドペーパーをかけるときの旋盤の回転数はどの様にされていますか?初めてFEWSの講習会に出た時に、#320とか#400の時は旋盤の回転数を落とすべきであると、教えて貰ったことをかすかに覚えています。その理由が何であるか聞いたかも知れないが、記憶にありません。昨日紹介したサンドディスクを販売しているサイトでは500~700RPMを推奨しています。その理由は次の通りです。

サンドペーパーは仕上げのツールであって、ターニングの刃物ではありません。旋盤の回転数は500700RPMで十分です。再びサンドペーパーはカッティングの道具であることを思い出して下さい。そしてカット(切断)という仕事をサンドペーパーにさせるための準備が必要です。旋盤の回転数を上げた場合、サンドペーパーの番手にもよるが、木の上で滑り始めます。旋盤を高回転で回すことも出来ますが、旋盤を高回転にするとサンドペーパーのカットと滑りの比率が問題となります。高回転では効率が落ちるのです。旋盤の回転数を落とせばサンドペーパーが長持ちするという別のメリットもあります。このようにして旋盤の回転数を下げてお金を節約します。特に番手の数字が大きいディスクに効果があります。ディスクパッドが壊れる原因は熱です。熱は回転速度、摩擦、行き過ぎた圧力で引き起こされます。低い回転で強く押し付けないようにすれば、この問題は解決します

リチャードラッフェンの本には刃物を使う場合より、200~300RPM回転を低くすると出ています。サンドペーパーをかけるときは回転を落とすというのが当たり前のようですが、小生は500RPMまでは落としていません。今後やってみようと考えています。


下の写真はオービタルディスクサンダーです。
2008年3月15日(土)
サンドディスク、Vince's WoodNWonders
パワーサンド用の丸いディスクは結構高価です。そこで以前自作をしたことがありますが、大変な手間で2度としたくありません。出来るだけパワーサンドは、使わないようにしていますが、どうしても筋が残る場合は使わざるおえません。今回は値段が安くて、目詰まりがしにくく、長持ち、破れにくいという製品を紹介します。一般的なディスクは紙を使っていますが、今回紹介するディスクはマイクロフィルムを使っているので、材料にぴったりなじむそうです。直径は1インチ(25mm)、2 3/8インチ(60mm)と 3 3/8インチ(86mm)の3種類があります。価格は50枚で25mmが$6、60mmの方が$10、86mmが$11です。クラフトサプライのカタログで一番安い物が、1インチ(25mm)$8.99、2インチ(50mm)で$9.99、3インチ(75mm)が$13.50です。86mmの方は直径も大きく値段も安い。スターターキットがあって、60mmの方は$27.95、86mmの方が$29.95です。大きいサイズの方が割安感があります。これを試しに注文してみようかと考えています。キットには#80、#120、#180、#280、#400が入っていますが、ディスクの番手は#80から#2000まで細かく分かれています。
従来品はペーパーの上に接着剤を塗って砥粒を乗せるだけですが、今回紹介したディスクは静電気で接着を強力にしているのと、粒度が均一になるのが特徴だそうです。
2008年3月14日(金)
グラインダー
夢工房のDVDでシャープニングについて詳しい説明がありました。DVDでは8インチ(砥石の直径が20cm)のグラインダーを使っていました。しかし国内では現在この8インチのグラインダーは入手が簡単ではありません。以前はデルタの8インチのグラインダーが売られていましたが、現在は販売されていません。オフコーポレーションでは6インチのグラインダーを2.1万円で売っていますが、どうせ買うなら8インチが良いと思います。現在のお勧めは滋賀ナイスさんで売っているWoodcraftの8インチグラインダーです。ハーフスピードグラインダーと言って、60Hzでは1,725RPM、50Hzでは1,480RPMぐらいになります。これはアメリカでは95ドルぐらいで売っているものですが、ナイスさんでは17,500円です。アメリカでは1万円ぐらいのものですが、重量があるので、送料を考えると、妥当な値段です。しかし現在のところ品切れで1か月ぐらい待つ必要があります。最近#120の砥石を使う人が増えてきましたが、ハーフスピードグラインダーでも、発熱の問題があります。もっと予算があれば三相誘導モーターを使ったグラインダーを購入して、インバーターで駆動すると、回転数は自由自在です。日立の8インチグラインダーは、三相の物が4万円ぐらいで買えます。(中古品だと1万円~2万円)インバーターは2万円なので、合計6万円かかりますが、20Hz~30Hz(600~900RPM)ぐらいで、シャープニングすれば、発熱はかなり少なくなります。発熱について完璧なのが、トルメックです。アメリカに行った時に買ってこようかと考えています。しかしトルメックを主に使うとなると、今の30cmのグラインダーは大袈裟すぎます。そこで今バフに使っているデルタの8インチグラインダーをシャープニング用にもどして、30cmのグラインダーはバフ用にしようかと考えています。
2008年3月13日(木)
Multi-Purpose Jaws
ちょっと変わった鉛筆立を作ることにしました。夢工房から貰った材をバンドソーで四角に切り出しチャックでくわえました。直径が大きいので、VicmarcのMulti-Purpose Jawsという爪を使いました。爪は2段になっており、少し小さい物をくわえる時は内側を使い、それではくわえることが出来ない大きなものは外側の爪でくわえます。下の写真では外側を使っています。便利なようですが、この爪は欠点があります。爪の高さが低いので保持力が十分ではありません。キャッチングをさせると材料が外れることがあります。普通のDovetail Jawsはその点安心です。そのことを頭に入れて、挽き始めました。幸い何事もなく挽き終わりました。この台が四角の鉛筆立は場所を取るのが欠点です。台の部分を8角形にすることも考え角の部分は手抜きでサンドペーパーをかけていません。
2008年3月12日(水)
バナジウム価格の高騰
バナジウムの価格は2005年に1kg$120ぐらいに高騰したことがありましたが、その後は$40ぐらいで推移していました。しかし2月に価格が2.5倍ぐらいになったそうです。

「バナジウム等、製鋼副原料レアメタルの国際スポット価格が高騰しています。マンガンとクロムは最高値を更新。バナジウムは年初比2.5倍に跳ね上がって歯止めが利かない状況に。今回の価格高騰の原因は、主産国の南アフリカ共和国で電力不足が深刻化、生産が大幅に減ったため。 指標となる合金鉄の価格は、バナジウム 1キロ90.5ドル、、、」

何を言いたいかと言えば、トンプソンのツールに使われているV10という合金鋼はバナジウムを9.75%含んでいます。すでにトンプソンには鋼材の値上げの話が来ているそうです。欲しい人は早めに注文する必要があります。しかし問題は販売が好調で、V型のボウルガウジなど在庫切れが目立っています。いつ在庫が出来るか聞いたところ、トンプソン氏の家庭の事情で簡単には増産出来ないようです。トンプソンのサイトの価格表で在庫のあるものは購入出来ますので、欲しい方は急いだ方が良いようです。
トンプソンのV10は、すでに購入した方々から、長切れして値段も安い(今後上がるかもしれませんが)。良い買い物だったという評価を頂いています。早く在庫が出来れば良いと思っています。しかし悪いという評価が全くないというのもおかしな話です。遠慮して黙っておられるのかも知れませんが、貴重な意見になるので、トンプソンの欠点を見つけた方はメールを下さい。
2008年3月11日(火)PartⅡ
VM150チャック
国内の道具販売店のサイトでVicmarcのVM150という新しいチャックが紹介されていた。夢工房のSAさんが6月のAAWのシンポジウムに行ったとき、VM120を2個買うとおっしゃっていたが、どうせ買うなら新しいものを買えば良いと思った。早速アメリカで販売しているかどうか確認したが、クラフトサプライなど主要な販売店ではまだ売り出していない。しかしオーストラリアと英国の販売店ではすでに売っている。オーストラリアの販売店では、AU$425なので、日本円にすると4万円ぐらいになる。アメリカに行くのは6月なので、その頃には多分アメリカでも売っているだろう。VM150は何が良いか?爪を固定するBacking Jawsという可動の台がチャックの外側に飛び出さないようストップピンが付いている。間違って手が当たっても怪我をしにくい。レバーの切り替えで爪を全閉から全開まで3回転で動かすことができます。レバーの反対側の位置では従来通り爪の開閉が出来るそうです。爪とインサートはVM120と共通なので、VM120を持っている人は新たに爪を購入する必要はない。新しい物が好きなので、アメリカで1個買って帰ろうかとも思っている。しかしすでにチャックは7個持っているので、悩むところではあります。
2008年3月11日(火)
壷の修正
昨年挽いた壷ですが、変形して底がでっぱってしまった物が2つあります。平らな所に置くと壷がぐらぐらします。欲しいという人がいるので、修正することにしました。出来上がっている作品をどの様にして旋盤に乗せるかが問題となります。1つ目はクラフトサプライで売っているBowl Chuker Pad($15.99)を使うことにしました。ドリルチャックでこのゴムのパッドをくわえて、ドライブセンターに差しました。反対側は中心を見つける必要があるので、根気よく調整します。テイルセンターのおへそは、手作業で取り除き、サンドペーパーをかけて終わりです。特に問題なく出来ましたが、中心を見つける作業が少し面倒です。
2つ目は、壷の口が小さいので、Beallのねじ切りタップで作ったチャックを使いました。チャックの先はまな板を3枚接着して作っています。旋盤の主軸に直接固定出来ます。ただ壷を回さないといけないので、厚めにカットするとまな板のポリエチレンが滑って、空回りする心配があります。そこで恐る恐る薄く挽いていきましたが、上手く行きました。
2008年3月10日(月)
VL100の販売
先日夢工房のSAさんにVL100を売ろうと思っていると話したところ、買いたい人は居るだろうとのことだった。なぜVL100がいらないかというとVL300があるので、VL100は全くと言って良いほど使っていないからです。ウッドターニングのサイトを持っておられるような方は、旋盤は1台だけでなく2台以上持っておられます。しかしわが工房では、大は小を兼ねるでVL300があればVL100はいらないのです。1月末にK'Kappaさんの工房に行った時もVL100はビニールの袋がかぶせてありました。夢工房とかたなつる工房、それにysiteさんのように生徒さんが来て、入れ替わり立ち替わり使う場合は、何台も置いてあります。小生の工房では使わないものは、取り除いて別の良く使う工具を置いた方が良いと考えます。もし購入希望の方が居られましたらメールを下さい。値段は12万円です。旋盤部分のみクラフトサプラから購入し、インバーターとモーターは自分で取り付けたものです。台形の箱に入っています。モーターとインバーターは1馬力の物を付けています。コントロール部は赤いボタンの停止スイッチ、緑の運転スイッチ、正転/逆転スイッチ、回転数調整ボリュームが付いています。主軸のサイズは1”x8TPIです。この主軸用のVM100インサートも1個付けます。詳細は右のVicmarcVL100を見て下さい。
2008年3月9日(日)
旋盤のインバーター化
Woodturningを見ているとインバーターの付いていない旋盤のアップグレードキットが販売されていました。適合旋盤はNOVA3000ぐらいしか知っているのはありませんが、このキットを取り付ければ回転数をインバーターで制御出来るようになります。しかしこのキットを買わなくても、市販の三相誘導モーターを旋盤に取り付けることが出来れば、インバーター化は簡単に出来ます。問題は現在取り付けられている、単相誘導モーターを外して、三相誘導モーターを取り付けることが出来るかどうかがポイントです。取り付けボルトの穴の位置などが違っても、加工で対応出来ればOKです。後はモーターにインバーターを接続するだけなので少し電気の知識があれば、簡単に出来ます。
2008年3月8日(土)
夢工房DVD80枚販売の御礼
夢工房の仲間で作るDVD基礎編(ディスク2枚組)はおかげさまで現在のところ80組以上出荷させて頂きました。内容については十分満足して頂いているものと思いますが、ご意見などありましたら、次のDVDに反映させたいので、メールを頂ければ有難いです。最初に出した須田プロのDVDは100枚出荷しましたので、今回のDVDも100枚ぐらいは売れると見込んで、ジャケットなど準備していますので、注文を頂ければすぐに出荷出来ます。また須田プロが講師のDVD(No,1)もまだ販売をしていますので、遠慮なく注文をして下さい。6月にAAWのシンポジウムに行くので、2週間ぐらい前から英語のターニングのDVDを、見て耳を慣らすつもりです。英語だと分かったような気がしているだけで、実際は説明の内容が分かっていない場合があります。英語力の不足を感じますが、日本語のDVDは良いですよ!講師が言い間違えたところまで完璧に分かります。夢工房のSA会長の発案で、DVDの制作を始めましたが、初心者のために少しは貢献できたと思います。
2008年3月7日(金)
スキューのハンドル
トンプソンのスキューを買いましたが、柄を付けずに放置していました。それでは使えないので、久しぶりに旋盤を回してハンドルを作りました。例によってタモの集成材です。夢工房では欅の良材を使って8本もハンドルを作った人がいるそうです。出来上がったものは、材料の差が歴然と出るでしょうが、小生は道具の見栄えにはあまり、こだわりがないので集成材で十分です。それより、長さとか太さが問題で、手持ちのメーカー製のハンドルの形と長さを調べて、手になじむものと同じ様な長さと形にしています。
2008年3月6日(木)
Vicmarc製品の国内取扱い
Vicmarc製品の国内販売開始と言っても、小生が売り出すのではありません。木工の道具を扱っているオフコーポレーションが、販売を開始するようです。「夢工房の仲間で作るDVD基礎編」の講師である川口さんが、Vicmarcのサイトの日本の販売店のところにオフの名前が追加されているのを見つけて、小生にDVDの撮影の時に教えてくれました。そこでオフコーポレーションに聞いてみたところ、現在サンプルを評価中で、それが終われば販売を開始する。何を売り出すかまだ明らかに出来ないと言うことだが楽しみです。ユーザーの立場からすると、アメリカなど海外で売っている現地価格と同じぐらいにしてくれれば有難いのですが、どうしても少しは高くなるでしょう。販売品目が決まれば、オフのホームページで紹介するそうです。Vicmarcの製品と言えば、主なところは旋盤とチャックです。旋盤を販売するかどうか保障の限りではありませんが、旋盤などの購入を考えている人は、オフのサイトをこまめにチェックされると良いでしょう。
2008年3月5日(水)
AAWシンポジウム2008
AAWの今年最初の会報が来ました。6月のシンポジウムの講師(ウッドターニングの実演者、先生と呼べばよいのか?)が何をやるか内容が出ていました。講師は3日間で54人、2回、3回とやる人がいるので、教室は162になるそうです。全部を見るわけにはいかないので、同行する夢工房のSAさんとどれを見るか相談する必要があります。SAさんは英語が苦手なので、誰がどのような事をデモするのか分かるように、内容を和訳中です。一部を紹介します。下の写真をクリックして下さい。FEWSでも講師に招いたエリさん、有名なRichard Raffan, David Ellsworthなども来ます。ウッドターニングの教え方の講習から散弾銃の薬きょうの作り方までありますが、英語力の問題もあり、実演が多い所に行こうと考えています。今回の和訳はなぜか、集中できず誤訳だらけと思います。ご容赦ください。
2008年3月4日(火)
まな板チャック
まな板チャックについて作り方の質問を、メールとか電話で頂いている。300円のポリエチレンのまな板を買ってきてバンドソーで丸く切り出し、旋盤の上で丸くして、ドーナッツ状の輪をパーティングツールで切り出しました。他にもっと良い作り方があるかも知れませんが、出来上がったものは、問題なく使えています。ドーナッツには一か所切り目を入れて、チャックで締めることが出来るようにします。AAWの掲示板ではもっと深いものが紹介されています。これはPVCパイプとか水道管を使うと書いてありますが、色々な太さのパイプを入手しにくい。チャックは長くなくてもワークの底の平面が出ていれば、芯は出せますので、まな板チャックの厚みでも十分です。2枚目の写真のように先が尖がったものは、確かに深いチャックが必要ですが、これでも中々芯は出せません。写真のまな板チャックは13mm厚のまな板を使っていますが、15mm厚のまな板も売っているそうですので、これから作る人は15mmの物を購入されたら良いと思います。AAWに出ているものより、夢工房のメンバーさんが考えた、まな板チャックの方が明らかに優れています。色々な直径の物を簡単に作ることが出来ます。直径の小さい作品(ぐい飲み、爪楊枝入れ、ボトルストッパーなど)を挽く時に威力を発揮します。
2008年3月3日(月)
オートスイッチ
オートスイッチというのをアメリカから取り寄せました。2番目の写真にある上側のコンセントに電動工具を接続して、下の2つのコンセントに集塵機などを接続します。、電動工具の電源入れると、それに連動して集塵機の電源が入ります。電動工具のスイッチを切ると、2~3秒遅れて電源が切れるので、木屑などの吸い残しがないというものです。容量は125V、15Aまでという。どの様な構造になっているか蓋を開けてみました。中央左の黒いものがリレーです。250V、30Aの容量の物を使っていますので、125V、15Aは十分余裕をもって対応できます。半導体のスイッチング素子ではないので、放熱板が不要で小型に出来ますが、当然機械式なので、接点寿命があります。15Aまでとなっているのは電源プラグの制限によるものと思われます。右側の黄色い部品は電流検出トランスでしょう。コンパクトに出来ていて125V、15Aまで使えるので、良い製品と言えます。
2008年3月2日(日)PartⅡ
コサンバラ
宮城県のIBさんからコサンバラ(アオハダ?)という材を送って頂きました。宮城県では独楽用の材料に最適な白い緻密な材が手に入るそうです。株立ちする木で径は10センチから15センチ程だそうです。早速割れ止めのランバーメイトを塗りました。最近は全く旋盤を回していません。早くターニングに専念できるようにしたいと、努力していますがまだもう少し時間がかかりそうです。
2008年3月2日(日)
AAWシンポジウム
今年のAAWのシンポジウムはリッチモンドで6月20日~22日の間開催されます。旅費はかなり掛かりますが、一度は本場のウッドターニングショーを見てみたいと思っていたので、行くことにしました。一人で行くのも寂しいので、夢工房のSAさんを誘いましたら同行して頂けることになりました。決めた以上飛行機とホテルの予約をしました。飛行機はデルタ航空でアトランタ乗継、リッチモンド行きです。ホテルはAAWの指定のホテルが割引レートで泊まれるのですが、その枠はとっくに売り切れていました。トンプソン氏に聞くとかなり前に予約したので、AAWのレートで予約できたという。出展者は1年も前から予約しているのでしょう。仕方がないので、自分でホテルを見つけました。AAWのシンポジウムが開かれる会場まで600mぐらいのところのホテルです。歩いて10分ぐらいで行けるので、問題ないと思います。18日に出発して19日はリッチモンド市内観光とホームセンターへ行く予定です。20日から3日間はショーの会場に張り付いて見てきます。カメラは重いのですが、きれいに撮れる一眼レフを持っていくことにしました。まだ3月だというのに出発準備完了です。デルタ航空の場合は23kgのトランクを2個までチェックイン出来ます。超過手荷物料金がアメリカ発の便ではすでに値上がりしており、32kgまでの場合今までは$25だったものが$50支払う必要がある。あまり重い物を沢山買えません。