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新宿の繁華街にあるステュアートさんの工房に行ってきました。彼自身が自分のサ
イトで紹介しているように地下牢獄です。幅の狭い梯子を降りると比較的広い地下
室に到着します。7mx4mなのでそれほど狭くはありませんが、木工の機械が沢山
置いてあります。

ステュアートさんの工房訪問

集塵も完璧です。自作サイクロンがあって排気はフィルターを通しています。3馬力のモータ
ーを使っているので、吸引力は非常に強力です。部屋の換気用のダクトもついています。エ
アコンは24時間入れっぱなしだそうです。地下室なので湿気が強く入れていかないと機械
がすべて錆びてしまうそうです。もちろん自作のエアーフィルターもしっかり設置されていま
す。

1200℃ぐらいまで上がるものと、600℃ぐらいまでのものと2つあ
ります。小さい物用もありました。

ツールを作るための炉です。

グラインダーはすでにONEWAYのホイールバランスシステムを導入されていた。従って回
転をチェックしたがスムーズに回っている。やるべきことはやっておられる。グラインダーは
滋賀ナイスさんから購入されました。

グラインダーはONEWAYのバランスシステムを導入
Jamiesonのレーザーシステム
旋盤はDVR3000です
その他工房の写真

もちろんこれも自作です。本物の形をコピーしたようです。壺関係は結構やられている
ようです。

作品です
換気、集塵

旋盤は中古品をアメリカのオークションで購入。送料が4万円ぐらいかかったとのこと。スタ
ンドはもちろん自作のものです。溶接が上手いのか非常にしっかりしています。下の木箱
の中には砂が入っています。非常に面白いというか、実用的な仕掛けがありました。下の
写真を良く見て頂くと分かりますが、旋盤の奥から手前にベニヤ板でスロープが出来てい
ます。なぜこんなことをしているかと言えば、旋盤の向こう側に落ちた木くずの掃除が大変
なので木くずが手前に落ちてくるようにしている訳です。これはスタンドがかなりスリムでな
いと、実現が難しいようです。我が工房でも導入出来ないか検討したいと思います。

まず一番に驚くのが自作のバンドソーです。彼のアメリカにいる友達のバンドソーが事
故で壊れて使い物にならなくなった。そこでバンドソーの2つのホイールを譲り受けて、そ
れ以外の部分はすべて自作したという。テーブルが広くて木工用としては使いやすくなっ
ている。右下の写真は日立のバンドソーで引き割り専用とのこと。

自作バンドソー