DVR3000用スタンドの製作

DVR3000用の延長ベッドを導入することにしたが、現在の台では長さが不足
するので新しいスタンドが必要です。Teknatoolの輸入代理店である、池田さ
んに聞いてみたが、DVR3000用のスタンドの在庫はない。メーカーに注文して
も納期は来年の2月になるというので、購入をあきらめ自作することにした。

どの様なスタンドにするか?やはり大きいものを挽くと揺れやすいので、出来
るだけしっかりした構造のものにしたい。そこでRichard Raffanのターニングと
いう本に出ていたスタンドを作ることにした。下図参照ください。延長ベッドを
置く関係から、全長は1,580mmになります。

スタンドの検討
材料の調達

近所のロイヤルホームセンターに行って、どの様な材木のサイズがあるか
事前調査したところ100mm角の材木がないので90mmの角材を使うことにし
た。調達できる材木の関係から、オリジナルに比べると少しずつ寸法が違う
。ホームセンターでカットしてもらうので、寸法図をCADソフトで書いて持って
いった。

組み立て開始

材料は揃ったので、組み立てを開始した。まず左右の足を組み立てることにする。4本の足は75度の角度でカットする必要があるので、バンドソーのテーブルを15度傾けてカットした。長さが不ぞろいだったので、4本の長さが出来るだけ同じになるよう調整した。また梁の部分をかみ合わせる為、切り込みを入れた。中央の柱も同様の切り込みを入れる必要がある。これもバンドソーを使う。一応4本の足と中央の柱が出来上がったので梁とボルトで組み立てて見る。

出来上がった左右の足を上側の角材で連結しました。更に下の棚板と奥の補強財を取り付けました。↓

スタンド高さ

出来上がったスタンドの高さは、今まで使っていた旋盤の高さより1cm低くなっ
ている。これは想定内の問題です。高すぎると足を切る必要があるが、結構大
変な作業です。低い場合は板を貼り付ければ簡単に調整出来ます。今までの
台の高さでもまだ少し低いので、18mm厚のパイン集成材を購入してきて貼り付
けた。これで今までより8mm高い台が出来上がった。

上面の中央はオリジナルではぽっかり穴が開いた状態ですが、強度が不足
すると思われるので、端材を使って90mmの角材相当を作り、穴を埋めた。そ
の角材をM12のボルトで3箇所締め上げて完成となった。費用は約1万円です。

明日から旋盤を新しい台に乗せて、今までの使っていた旋盤の台の奥行きを
小さくする作業に入ります。そちらの作業の方が、新しい台を作るより大変です。

完成