8月20日成田よりロンドン経由アバディーンへ
15世紀にスコットランドの首都となったエジンバラは、言うまでもなく英国で最も
偉大な都市の1つ。美しい建築、街に刻まれた歴史、魅力的なショッピング街
など、その独特な雰囲気を求めてエジンバラには常に観光客の足が絶えない
。というか観光客であふれかえっている。レストランもこの時期は予約が必要
である。

現在の街の中心は新市街(The New Town)。ここは1770年に建設が始まった
計画都市。エレガントで背の高い石造りの建物が連なり、お洒落なショッピン
グ通りプリンシズ・ストリートなどが街を彩っている。一方、狭い通りに小さな家
が密集している旧市街(The Old Town)は、エジンバラ城、ホリルードハウス宮
殿をはじめ多くの観光名所が集まっている。丘の上でライトアップされたエジン
バラ城の夜景は絵のように美しい。
The New Town

ロイヤルマイルの終点に位置する現女王のスコットランド公式居所。かつての
修道院で、メアリー・スチュアート女王の悲劇の舞台となった。1502年にジェー
ムス4世によって宮殿となったが、現在の内装はほぼ17世紀のもの。北棟の
2階全体を占めるグレートギャラリーは、様々な宴が開かれてきた豪華なもの
で、壁には多くの肖像画が並んでいる。要塞の厳しさが漂うエジンバラ城とは
好対象の、華やかな雰囲気。この宮殿を囲むように広がるホリルード・パーク
は、沼や原野、草原など自然がよく保存されていて、市民の憩いの場所となっ
ている。

Palace of Holyroodhouse ホリルードハウス宮殿

内部の写真撮影
は禁止!残念!

スコットランドで最も有名なこの城は、玄武岩の丘の上に、市街を見下ろす
ように佇んでいる。スコットランドの歴史、生活の中心。石造りの凛とした内
部は、中世の要塞としての厳しさを今に伝えている。王位を象徴する装飾
品「スクーンの石」をはじめ、スコットランドの歴史を語る多くの品々を見るこ
とができる。現存する最も古い部分は12世紀の聖メアリ−・チャペル。

Palace of Holyroodhouse ホリルードハウス宮殿

高台に立つエジンバラ城からは、新市街地がぐるりと見回せます。

城を囲む城壁に備え付けられた砲台から、街の様子を垣間見ることができます
。城の北側には新市街地(ニュータウン)と海が見えましたが、南側の旧市街
地(オールドタウン)は、ちょっと古い感じのする住宅地や図書館、学校など、
観光地ではないエジンバラの暮らしが見てとれます。

Palace of Holyroodhouse ホリルードハウス宮殿

ROYAL BANK OF SCOTLAND

スコットランドはイングランドに併合されるまでは独立王国で、その伝統と誇りは今も生きていて、通貨も「英国銀行」紙幣の他に「スコットランド銀行」紙幣があります。
(右)

ナポレオンとのワーテルローの
戦いで勝利した
ウエリントン卿
銅像です。(左、上)

Sir Arthur Conan Doyle
アーサー・コナン・ドイル


(1859-1930)「シャーロック・ホームズ」の作者。スコットランドのエディンバラ生まれ(10人兄弟の第2子)で、父母共にアイルランド出身のカトリック教徒の家系で祖父ジョンはダブリン出身。「第一級の妖精画家」として知られるリチャード・ドイルは彼の伯父である。エディンバラ大学で医学を学びイングランドで開業するが、業績はあがらず、次第に本職とは違う文学の道に目覚める。そして、28歳の時に書き始めたホームズ・シリーズによって不滅の名声を得ることになった。

セントジャイルズ大聖堂

宝物も展示されていて、オーナーズと呼ばれている王家の象徴、剣,笏,王
冠が置いてあります。王冠は真珠の多さが目立ちます。また、それらと一緒
に宿命の石と呼ばれている石(王に即位するときこの石に座って戴冠したら
しい)も置いてあるのですが、まぁこれがただの石のように見える。持ち運び
用に取っ手が付いています。

セント・ジャイルズ大聖堂
[St. Giles Cathedral]

この変わった外観の大聖堂は15
世紀頃の建築物です。とってもデ
コラティブで、特に塔の先が冠の
ようになているのが特徴です。こ
この聖職者でもあった、宗教改革
の先駆者であるジョン・ノックスの
像が誇らしげにたっています。

セントジャイルズ大聖堂

エジンバラ城からホーリルード宮殿までのびるHigh StreetとCanongate通りは長さ1マイルほどで、通称ロイヤルマイルと呼ばれています。ここは大混雑しており、多くの大道芸人が技を競っています。

セントジャイルズ大聖堂

ボビーとは19世紀半ばにジョングレイという牧師に飼われていた犬で、
主人の死後も10年以上お墓のそばに従えていたという、まさしく東京の
忠犬ハチ公のエジンバラ版だ。市民たちにこよなく愛され、主人の眠る
グレイライアーズ教会にはボビーの墓も建てられた。

夕食まで時間があったので、歩き回った。

セントジャイルズ大聖堂

ステーキは非常に大きい。もったいないが残してしまった。