出発日:2004年3月2日(火)
プラド美術館

岩壁を鳩の巣穴のようにくり抜いて、建物と岩とを一体化しています。こうして岩山自体がかつてひとつの城塞になっていました。SFに出てくる「機械と融合した生物」みたいな感じで、なかなかの奇観です。

プラド美術館

絨毯はトルコ女性の仕事としてカッパドキア地方が有名で、特にヘレケの絨毯は1.3m*1.8mの大きさで30万円もする。確かに目がしっかりして裏側にも模様がくっきりと出ている。絹で織った物は小さいく壁掛け用であるがこれもすばらしい。

素人目に絨毯はふかふかのものが良品と思っていたが目がしっかり詰まっている物すなわちふかふかとは縁遠い物がいい物とのこと。

プラド美術館

カッパドキアの中心地の名はギョレメ。トルコ語で「見てはいけないもの」という意味です。しかし奇岩はユーモラスな形のものが多く、右の景色を見たときは、お菓子の「きのこの山」を連想してしまいました。

赤茶色や桃色、白や褐色。形だけでなく色彩でも私たちを楽しませてくれる奇岩。この場所は本当にいろいろな写真が撮れます。無限の可能性が、逆に言えばそれだけ撮影者のセンスが問われているのです。

プラド美術館

中世、イスラム教
徒からの迫害を逃
れるため、キリスト
教徒たちは洞窟に
教会を造り共同生
活を送りました。右
は当時の食堂。狭
い入口から射し込
む乏しい明かりの
中、修行僧が並ん
で食事をしていた
のでしょう。

プラド美術館

さらに迫害されたキリスト教徒たちは地下に安住の場を求めました。カッパドキアにはこのような地下都市がたくさんあり、それらはみなつながっているそうです。カイマクルは地下8階まであり、4階までが公開されています。

プラド美術館

キャラバンサライとは隊商宿のことです。中央アナトリアに位置するカッパドキア
は東西を結ぶ貿易路として栄えていた。かつて多くのラクダを連れた大部隊の
隊商がここで休んだのでしょう。遠くは中国やインド、近くではアラビア半島など
からのキャラバンが行き来していたと思うとなかなかロマンチックです。敷地内に
は、礼拝堂、ハマム(浴場)、食堂、宿泊する場所、ラクダをつなぐ場所がある。
キャラバンを大事にしていた当時の国の考え方をこの立派な建物から想像する
ことが出来る。

プラド美術館

途中にあった湖

プラド美術館

周りに何ところにまっさらのホテルが建っている。