朝食は7時から頂き、ホテルの周辺を散策した。
ドゥッガは北アフリカ最大の規模でかつ保存状態が最良のローマ遺跡。ここは、4世紀頃
繁栄し、その当時は1万人のリビア人・フェニキア人・ローマ人たちが共存して住んでいた
という。しかしその後ローマ帝国の衰退と共にドゥッガの町も衰退し、この遺跡が発掘され
た時は、遺跡の上にアラブ人が暮らしていたという。小高い丘の頂上に古代ローマの町
並みが形成されており、遺跡からは360度周囲が見渡せ素晴らしい眺望である。
バスでホテルを出発。まずザクーアンの水道橋へ向かう。約120kmのドライブです。
カルタゴの繁栄の後、ローマが支配し、のちに古代ローマ帝国の四大都市
の一つとして栄える。人口は30万人の浴場・飲料水・噴水など、ローマ市民
にとって必需であった水を手に入れるため、ローマは大工事をいとわない。
A.D.128年、水道橋の建設が始まった。ローマ皇帝ハドリアヌスの時代で
ある。その後、ゲルマン民族の一部族であるヴァンダル族が一部を破壊して
しまう。ビザンチンの時代に破壊された部分を再建し、さらにアラブの時代に
なってからもたびたび補修されて使われてきた。水源は標高1300mのザグ
ーアン山。そこから全長132kmに及ぶ、国を支える重要な水の動脈となる
。
水道橋を後にしてドゥッガに向かう。途中休憩のためガソリンスタンドに停まる。
リキニウスのテルメと言われる公共浴場です。ここの浴場は現代の健康ランドのよう
。3階建てくらいの建築構造になっており、温水・冷水のお風呂、サウナ、フィットネ
スルーム、くつろぎの間などがあったとのこと。
奴隷市場から丘の下を見るととローマ時代以前の建物が目に入る。これは
紀元前3世紀のヌミディア王国の指導者の息子を記念して立てられたもの。
文字どおり馬を停めていた場所です。
浴場からトリフォムの家(売春宿)に向かう道にある彫刻?いえいえ、売春宿の方
向を示す看板があったらしいが写真を撮り忘れた。列柱を囲むようにして小部屋
がたくさん用意されている。中央は大きなバスルームでした。
トイレは穴が12個くらいあいていてその上に腰掛け、足元に水が流れていたのでその水をすくっておしりを洗っていたという。男女一緒で井戸端会議の場所となっていたらしい。ガイドさんが実演中。
ローマ人の皆さん!トイレの後はここで手を洗いましょう?!(トイレに併設されてます。)⇒
155kmのバスでの移動後カイルアンのホテルに到着しました。チェック
イン後ホテルで食事をとりました。チュニジアの地方ではホテルで食事
をすることが多かった。