南紀勝浦温泉忘帰洞2日間
熊野速玉大社
旅館です
熊野本宮大社
5月26日

熊野本宮大社は、熊野速玉大社、熊野那智大社と並ぶ熊野三山の
ひとつで全国に3000以上ある熊野神社の総本宮。杉木立に包まれ
た参道石段を上がると古色蒼然とした檜皮葺きの社殿(重要文化財
)が立ち並ぶ。明治22年(1889年)の大洪水を免れ、旧社地の大斎
原からここに遷されたもので、主神の家津美御子大神(素戔嗚命)を
はじめとする神々が鎮座する。延命長寿、家庭円満、交通安全など
の神として昔も今も深く信仰されている。

 熊野新宮とも呼ばれ、本宮大社・那智大社と共に熊野三山に数え
られている。本宮大社との間には本社・末社の関係はない。景行天
皇の時代に社殿を造営したと伝えられ、主神は速玉大神。現社殿は
1967年再建のもの。速玉宮の社殿は切妻正面に庇を付けた独特の
熊野造で、前に礼殿が立つ。玉佩(ぎょくはい)・檜扇(ひおうぎ)等、
1204点の社宝は、国宝に指定されている。2月6日の、お燈祭は闇夜
に松明が燃え、毎年10月15・16日の例大祭は、熊野川で行われる御
船祭は神輿・神幸船の渡御や早船9隻が競艇し、熊野川をさかのぼ
る勇壮な祭りとして知られている。参道には、平重盛が植えたといわ
れる樹齢1000年のナギの巨木(天然記念物)がある。境内にはほか
に40本のナギの木があり、その種を使ったナギ人形は縁結びや夫婦
円満にご利益があるといわれている。

天皇の参詣も多い。