トリマーテーブル
トリマーテーブル自作の勧め

今回初参加者は小生を含めて2名ですが、参加者のうち希望者にトリマーテーブルと関連の治具について説明して頂いた。ルーターとルーターテーブルの購入を考えていた小生には、渡りに舟です。

トリマーテーブルに乗せる材料は直角、平行、45度など正確に出ている必要があります。それらの治具について、まず説明がありました。

上総木工交流会 平成20年9月例会

トリマーテーブルの条件は直角が出ていることと、表面が平らで、よく滑ることです。アクリル板を貼ると良く滑るという。市販されているテーブルはアルミなどで出来ている物が多く、ひずんでいたり引っかかったりする問題がある。自作をすればそのような問題はない。ただしトリマを取り付ける所の板の強度が弱いと、振動などが出るので、補強する必要があるそうです。トリマの刃の飛び出し量が減らないよう工夫が必要なようです。

久留里城・天守台跡です。↓

彫り込み額

治具を工夫して色々な物が出来ます。

穴掘り

材料の裏側にベニヤのガイド(穴大)を置いて、作業台にクランプで固定します。ガイドの穴に沿ってルーターを動かします。最初にルーターの刃を入れる場所は、ドリルで穴を開けておくとルーターを置きやすく、安全だそうです。ルーターの刃の出る量を増やして深く掘っていきます。10mmぐらい残してやめます。材料をひっくり返して、表側にベニヤのガイドの小さい方の穴を当てます。穴の位置がずれないよう、出来るだけ正確に寸法を測って、ガイドを固定します。ルーターで掘っていくと四角い穴が貫通します。穴の周りはトリマできれいにします。穴の角は小刀、ノミなどできれいにします。

久留里城跡

サンドペーパーはこの様に板に貼り付ければ、完全に平面に削れるそうです。手でつかんで擦ると、平面が失われる。木に巻きつけるだけだと、周辺が浮いてこれも平面が出せない。サンドペーパーの接着は両面接着テープを使っているそうです。左の写真のサンドペーパーはあまり見かけない色ですが、スイスのSIA(シア社)というメーカーが生産しているもので、siarex(シアレックス)という製品です。耐久性に優れていて、目詰まりが起きにくくなっているそうで、しかも軽くトントンとペーパーを叩いただけでペーパーに付いた木の粉が取れてしまうそうです。欠点は価格が高いそうです。国内の販売先はテクノトゥールズです。寄木のターニング用にも使えそうです。海外で安く売っているところを探してみます。

打墨工房 山本起生先生が来られて彫りこみ額の作り方の講義があった。道具としてはルーターだけで良いが、糸のことかジグソーがあればさらに、作りやすいとのこと。参加者は講師を含めて22名です。(途中から来た方2名を含む)

出来上がり

下の作品は漆仕上げですが、白木と赤身では漆の吸い込み量が異なり、白木部分が黒くなりすぎるので、拭き漆仕上げの前に特別な塗料を塗って、漆の吸い込みが均一になるようにしたとのこと。均一に塗れていて綺麗です。

今回初めて参加させて頂く月例会です。10時から始まりますが、9時前に到着しました。早く行った理由は久留里城跡を見学するためです。城に登っていく道を歩いていると、女性に助けを求められました。車が坂道で溝に落ちそうになっているので、車を脱出させてくれと言う。車の所に行くと溝の手前で車は止まっている。坂が非常に急なので、車を動かそうとすると溝に落ちるという。左足でブレーキを踏んで、右足でアクセルを踏めば車は下がる事はありません。早速車を動かしてあげると、非常に感謝された。朝から人助けをしました。

回転数を調整するトライアックの使用すると騒音の対策が出来る。

ストレートビットを購入する場合は、スパイラルタイプの物が良いそうです。

ルーターガイドの製作

まずルーターを滑らせるガイドを5.5mm厚のベニヤ板で作ります。窓の大きさは挿入する写真などの大きさと同じものとそれより5〜6mm大きい穴を開けます。

三の丸を眼下に望む薬師曲輪付近に資料館があります。朝が早いのでまだ開いていません。