車輪はスプリングワッシャーを外して引っ張ると外れました。
1馬力のモーターなので取り付ける台の加工が必要かと考えたが、既存の穴で取り付けることが出来た。インバーターを取り付けて回してみると非常に静かになり、回っているかどうかわからないぐらいになりました。前のモーターのベアリングが異音を出していたのでしょうか?なぜ静かになったか正確には分かりません。もちろん元に戻して原因を調べる気にもなりません。
上側の車輪を外してみました。ボルトで上に引っ張ってブレードのテンションを調整することになっています。しかし本体の頭にはナットがあるだけで、上のハンドホイールを回してもテンションを調整できません。小さなナットを回すしかありません。これは不便なので、真鍮でスペーサーを作って、ハンドホイールを回してテンションを調整出来るようにしました。
周波数 (Hz) |
10 | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 | 70 | 80 | 90 | 100 | 110 | 120 |
回転数 (RPM) |
29.3 | 59.2 | 89.0 | 118.7 | 148.3 | 178.1 | 207.2 | 237.4 | 266.4 | 298.2 | 328.0 | 354.4 |
ブレードスピード (m/分) |
17 | 33 | 50 | 67 | 84 | 100.7 | 117 | 134 | 151 | 169 | 185 | 200 |
インバーターの設定は、上限の周波数を120Hzに設定しました。金属を切る場合はブレードスピードが100m/分ぐらいになるよう、60Hzに設定しますが、木を切る時は高い方が良いので、120Hzまで回すことにしました。モーターのベアリングに少し負担がかかりますが、壊れたらベアリングを交換します。
モーター交換
CUT-500には400W(0.5馬力)のモーターが付いているかと思ったが、単相100Vの250Wモーターだった。鉄板を切っていると時々止まることがあるので、モーターを三相200V、1馬力の物に交換することにした。0.5馬力のモーターを使えばプーリーをそのまま使えるが、手持ちのモーターが1馬力なので、1段のプーリーと組み合わせて使うことにした。インバーターで回転数を制御するので、ベルトの張り替えが必要ないのと、モーターに馬力があるのでこれで問題ないでしょう。
現状
右側が新品です。
コンターマシンの車輪の回転数を測定します。10~120Hzまで測定しました。車輪の直径は180mmなのでブレードの速度は、120Hzの場合下記の通り計算できます。
0.18x3.1416x354.4=200m/分
各周波数でのブレードの速度は上記の表の通りになります。
車輪のゴム
車輪のゴムが痛んでいたので、旋盤に取り付けて、ゴムの表面を平らにしました。しかしメーカーに電話をして聞くと、交換用のゴムを販売していると言うので、3個注文して、全部新しい物に交換しました。
Yahooのオークションで落札したコンタマシンが到着しました。現状の問題点を調べました。まず切りくずなどが付着していたので、きれいに掃除をしました。
台の製作
作業台を独占していたコンタマシン用の台を製作しました。詳細は右の写真をクリックして下さい。⇒
整備完了
非力だった250Wのモーターを1馬力+インバーター駆動に替えました。これで馬力不足は解消。鉄から材木まで切ることが出来ます。ベアリングも4カ所すべて交換したので、非常に静かに回るようになりました。アメリカの販売店に注文してある、LENOXのブレードが到着するのが待ち遠しい。
サビ落としも旋盤で回しながらやりました。
スイッチ、リレーを取り付けて、配線をしました。試験運転すると問題なく動作します。次にインバーターのパラメーターをコンターマシンに最適になるよう設定します。制動抵抗もYahooのオークションで落札したものを取り付けました。直流注入もやってスイッチを切ると、ブレードがすぐに止まるようにした。
ベアリング交換
このコンターマシンには車輪が3個付いており、モーターと対になる側のプーリーも入れるとベアリングが4カ所に入っています。なおかつ1か所に2個入っているので、ベアリングは全部で8個になります。ベアリングを取り外して型番を調べると6202Zです。どこでも売っている標準品なので、Monotaroに8個注文しました。
新しいベアリングを木槌で叩き込みます。
ベアリングは反対側からマイナスドライバーを差し込んで叩くと外れました。ベアリングの間にはスプリングワッシャーが入っていました。
インバーター制御スイッチの取り付け
まずコントロールボックスを取り付けるマグネットを取り付けます。手持ちのマグネットはネオジウムの非常に強力な物です。直接鉄板に接するとはがせない程強力にひっついてしまいます。そこで木の板で上側をカバーするようにしました。
ランプ
ランプのスイッチが壊れているようで使えません。分解してみましたが、修理不能です。仕方がないので、新しいソケットとスナップスイッチを買ってきて取り付けました。既存の穴にビス止めすることで簡単に取り付けることが出来ました。
上側ブレードガイド
次に上側ブレードガイドが硬くて高さ調整が出来ません。四角い鉄棒がさびているのが問題の様なので、分解して錆を落としました。これで自由にブレードガイドが動くようになりました。
ブレードのテンション調整