再組み立て
ベアリング交換

2011.01.24

グラインダーのベアリング交換

新しいベアリングを挿入しました。ケースに戻します。分解の時と反対に組み立てます。これでベアリングの交換は完了です。

ケースを止めている4本のネジを外してから、左側のシャフトを重いハンマーで叩きます。鉄のハンマーの場合は木の板を当ててシャフトが変形しないようにします。

手持ちのプーラーですが長さが足りません。購入するときよく調べないで買った結果です。鉄板を切ることが出来るコンターマシンを持っているので、両腕の部分を作ることにしました。

鉄板を2分割します。10分以内に切ることが出来ました。

日立のGBT4という20pの砥石が付く三相200Vのグラインダーです。例のごとくYahooのオークションで落札したものです。早速インバーターをつないで回してみると少し異音が出ています。あまり酷くありませんが、ベアリングを交換することにしました。

新しい砥石の取り付けへ
ベアリングを引き抜く

モーターケースからシャフトを完全に引き抜くことが出来ました。ベアリングの型番を確認してジョイフル本田/千葉ニュータウン店に買いに行った。近所のロイヤルホームセンターでは、ベアリングについては品ぞろえが少なく値段も高い。ベアリングの型番は6204だがシールの形式が色々ある。非接触型LLBを購入した。1個435円でした。2個で870円です。

ご覧の通り本体の塗装がはがれており、あまり綺麗とは言えません。砥石は右が36グリッドのA砥石、左が80グリッドのWA砥石ですが小さくて使い物になりません。新しい砥石に交換するつもりで購入したので、もちろん問題はありません。

1、砥石を外す

まず砥石カバーと砥石を外します。ところが砥石を抑える分厚い板がはずれません。錆びついているのかも知れません。普通は引っ張れば外れますが、力をいれて引っ張っても外れません。そこでガスバーナーで鉄の板をあぶってみました。それからやけどをしないようにして引っ張ってみると、外すことが出来ました。

銘板には0.4kw、1.9A、三相200V、50/60Hz、無負荷回転数3,000/3,600RPM、砥石サイズ:φ205mm、幅:19mm、穴径:15.88mmと書かれています。日立工機製です。

ベアリングを引き抜いた後です。錆びが出ているのでオイルを吹き付けました。

取り外したベアリングは左で、新品は右です。古い方は表面が荒れています。

固定子のコイルは意外と綺麗です。エアーを吹いて綺麗に掃除をしました。

これでベアリングを引っかけて、引っ張ることが出来ました。ベアリング押えのある方は爪が入らないので、爪の先をグラインダーで加工して細くしました。その結果無事引っかけることが出来て、ベアリングを引き抜くことが出来ました。

モーターケースからシャフトを抜く

ねじを緩める前にケースに印を付け、再組み立ての時元の場所に収まるようにする。

シャフトが本体から抜けました。右側はベアリング押えがあるので、ケースから外れていません。3本のねじを外してベアリング押えをケースから外します。そうすると簡単にケースが外れます。