2010年9月6日

柄の製作

柄は円ではなく卵型にします。そのためにはオフセットターニングになります。まず円筒になるよう角材を丸くしました。

ハイス鋼の鋸刃使用のパーティングツール

ハイス鋼の古い鋸刃があったので、パーティングツールを作りました。幅30mm厚さ1.6mmの物です。まず鋸刃の部分をグラインダーで平らにします。次に斜めに削っていきます。発熱するので水につけながらやります

中心から等距離に2か所のところに錐で穴をあけます。反対側も同じ位置に穴をあけるべく鉛筆で印をつけ反対側にも錐で穴をあけます。この穴をドライブセンターとリボルビングセンターで押します。

完成

バンドソーで切り込みをいれます。この切り込みに瞬間接着剤を付けたブレードを差し込みます。ちょうど良い切り込みです。ブレードがずれにくいよう抑えの板も瞬間接着剤を付けてハンマーで叩き込みます。はみ出た部分はカッターで切り取ります。

両側をターニングすると2つの円が交わるところは尖がります。これはサンドペーパーをかけるか、回転中心を中心に戻してターニングしてなめらかな円弧にします。

下の写真の右側はガウジでやった跡です。左はスピンドルマスターです。

スキューを使うとバウンドが激しいので、スピンドル・マスターを使ってみた。非常に上手く平らに挽けます。オフセットターニングにはベストのツールのように思えます。

これで研ぎは完了です。

研磨面が丸くなっているので、砥石メーカーでは禁止していますが、砥石のサイド部を使って研ぎます。

オフセンターで押しているところです。まずガウジを使って挽きましたが、平らにしにくい。