三輪差しの製作

一輪差しというのは良く聞きますが、三輪差しは聞いたことがありません。しかし世の中にはこの様なものがあります。そのあまり聞きなれない三輪差しを作ってみました。

JWAの講習会で3本組みの一輪差しの作り方の説明がありました。デザイン的には明らかに三本組の一輪差しの方が、見栄えが良いと思います。三輪差しは出来あがったもののデザイン的な変化が付けにくいのですが、3本組みの方は色々なデザインが楽しめるので、作るならそちらの方が良いでしょう。しかし一応作りましたので、小生の真空チャックを使った方法を説明します。

完成

サンドペーパーをかけます。

ガウジで挽いていきます。

ライブセンターの先端で印をつけた中心を少し押して中心を出しながら真空チャックのスイッチを入れます。真空チャックは直径13cmの物を使っています。

両面の中心に鉛筆で印をつけます。

挽き終わった3本を元通り接着します。A、B、Cの順で間違えないよう接着します。

ライブセンターで押しながら挽いていきます。サンドペーパーをかけて完了です。

製作開始

スライド丸のこでカットします。A、B、Cと印をつけ接着面が分かるようにします。

150mmx250mmx45mmぐらいの材料を準備し3等分の位置に鉛筆で印を入れます。

JWAのサイトを見ると挽き方の写真が出ています。ベニヤ合板の円盤に材料をオフセットして取り付けています。固定にはゴムのバンドを使っているようです。

下の写真は宮城県のIBさんの工房を訪問した時に撮影させていただいた、3本組みの一輪差しです。口の所が丸くなっているものから、平らなもの、接続面が曲がっているものなどあります。糸のこで切れば非常に面白い形に出来ます。

長爪チャックに取り付けます。

花を差す穴をあけます。