ボトルストッパーの製作(PartU)

コルクを使ったボトルストッパーの作り方は以前紹介しました。このコルクのボトルストッパーの問題点は安っぽく見えるのと、耐久性が低いことです。コルクは安くて良いのですが、金属の物と一緒に店頭に並べると、金属の物ばかり売れます。今回はこの金属の部品を使った作り方を説明します。なおコルク金具の入手先はクラフトサプライです。

サンドペーパーをかけた後、金具をねじ込んで組み立てます。

ガウジを使って挽いていきます。全体にアクセス出来るので、イメージ通りの形に仕上げることが出来ます。

材料の木の両端面をスライド丸のこなどでカットして平らにします。平らにした後、ボール盤で穴をあけます。もちろんチャックのネジに合う穴をあけます。端面と穴が垂直になっている必要があります。

完成

オイルを塗って完成です。

右の写真のようなタップを購入しておけば、ねじ込みが簡単に出来ます。なくても力ずくでねじ込むことが出来ます。

材料をチャックに取り付けます。小生のメインの旋盤の主軸は1 1/4"x8TPIなのでスピンドルアダプターを使ってチャックを取り付けています。

製作開始

ボトルストッパーは簡単な構造ですが、どの様にしてチャックでつかむかが問題です。片側を仕上げた後、まな板チャックでくわえ直して反対側を挽いていたのでは、手間がかかりすぎ、また形を作るのにも全体が見えないので、イメージがわきません。右の写真はボトルストッパー専用のチャックです。チャックは1"x8TPIの主軸に直接ねじ込むことが出来、先端のネジに材料をねじ込んで固定します。この状態で全体を挽くことが出来、サンド、塗装なども旋盤の上でやることが出来ます。完成するとチャックからはずして、ボトルストッパーの金具にネジ込んで終わりです。チャックの先端のネジ山と金具のネジが同じ直径、ピッチになっています。

ボトルストッパー用治具