木は桜ですが元々付いていた刃より、あきらかにきれいに切れます。カッティング型の刃先とスクライパー型の刃では、この結果は当然と言えば当然でしょう。大きめの写真を下に出しましたが、お分かりになるでしょうか?

穴掘りツール
使ってみる

工房に転がっていた失敗作をチャックに取り付けて回してみた。ツールには照明を取り付けています。穴掘りはこのフレキシブル・ツール・ライトが必需品です。購入するなり、自作されると良いでしょう。

リングツールだからなのかカーバイドであるからなのか、非常にきれいに切れます。刃の角度を変えながら色々試してみた。

Trent Bosch
Hamlet Big Brother

こちらはTrent Boschよりも深い穴掘りの為に買いました。ハンドルも長さ62cmの長いものが付いています。カッター型の刃物で、リング状の刃が付いています。その上に切りこみ量を調整するガードが付いています。早く、きれいに削ることが出来ます。

刃先の交換はガスバーナーでツールの先をあぶって、接着剤を無力化させます。温度が上がると接着剤が膨張して、刃先が押されてでてきます。内部の不要な接着剤のカスを取り除いて新しいものを挿入します。

カーバイドのリングカッターは鉄の棒にネジで止めているだけです。この鉄の棒が、スクライパーの刃と同じ太さになっています。この鉄の棒は自作できそうなので、カーバイドの刃だけを買えば3本あるツールすべてをカーバイドの刃に交換できそうです。

この欠点をカバーするため、スクライパー型の刃先から丸いカーバイドカッターに交換するキットが発売になっていました。今回これも購入したので試してみました。リングカッターの刃のケースを見るとHunter Toolと書かれています。Trent BoschがHunter Toolからこのリングカッターを仕入れて、自分のツールに取り付けることが出来るようにしたようです。

これは小生が愛用している穴掘りツールです。シャフトの太さは1/2"、5/8"、3/4"の3種類ありますが、5/8”の物を使っています。ハンドルはTrent Boschから販売されていますが、他のメーカーの物も勿論使うことが出来ます。ツールは先に行くほど細くなっており、狭い穴も掘ることが出来ます。今回曲がりの大きいシャフトを追加で購入しました。(写真の一番上)これで壺などの口に近い方をやりやすくなると思います。使いやすいツールですが、欠点もあります。スクライパー型の刃先なので、リングツールなどに比べると、きれいに切れません。

リングカッターはボルト1本で止まっています。上のガードの位置を調整して切る量を調整します。ガードがあるので、木の中に深く入ることがないと云う長所があります。切った切りくずはこのリングの穴を通って下へ抜けます。問題は切りくずがガードと刃の間に挟まることがあることです。コツは欲張って切る量を増やさないようにすることです。このツールを使ってマイク・マホーニーがDVDの中でやっているのを見ると、非常に高速でしゅるしゅると気持ちよく切れています。小生がやると時々詰まります。リングカッターはダイヤモンドコーンで研ぎます。リングの内側をコーンでこするだけです。

ツールは3本あるので、残りの2本は鉄棒を自作して、カーバイドカッターを取り付けることが出来るようにするつもりです。鉄棒の太さは3/16”(4.76mm)です。焼きを入れないと曲がってしまうかもしれません。

瞬間接着剤の中粘度の物を塗って挿入しますが、ペンチでつかむので刃先は外しておきます。カーバイドなので割れる可能性があります。底まで挿入されれば、硬化促進剤を吹き付けて完了です。

付属のレンチでカーバイドの刃を取り付けます。これで準備完了です。