厚さ6mmの蓋が取れるよう出っ張り部分は10mmぐらいにします。出来るだけ薄いパーティングツールで蓋を切り取ります。サンドペーパーは後でかけます。

2010.4.29

爪楊枝入れの製作

完成しました。材料の木が良いと、素晴らしい出来上がりに見えます。木の持っている力だと思います。これは販売せず手元に置くことにします。蓋を持ち上げて、爪楊枝を取りだすのも、非常に滑らかに動きます。その様子は右の写真をクリックして下さい。

蓋のつまみを作る

これも黒檀です。形はお好みで挽いて下さい。

外側を再度丸くした後、蓋を作ります。蓋の直径は53mmなのでその大きさに先端部を挽きます。

製作図面
完成
芯棒の製作

本体にカリンの瘤材を使ったので、芯棒も黒檀にしました。黒い部分を使いました。

蓋の裏側にはサンドペーパーをまだかけていません。先ほど底を仕上げる為に作ったジャムチャックを9mmの棒に挽きます。

底にサンドペーパーをかけます。

とりあえずここまで出来ました。次は内部のメカ部を作ります。

指が細くて長い人は、指を突っ込んでサンドペーパーをかけることが出来ます。#180、#240、#320の順にかけました。さすがにスピンドルワークの場合は#80はいりません。

穴の直径に壁の厚みを加えた寸法をノギスで決めます。

蓋の製作
材料の準備
カップの製作

爪楊枝が乗っかるカップです。これも黒檀で作ることにしました。

ガウジで形を作って、サンドペーパーをかけます。

チャックに四角い棒を取り付けて丸くしました。これぐらいの長さだと芯押し台で押さなくても削れます。振動する場合は指で押さえます。

蓋にサンドペーパー

蓋をジャムチャックに取り付けて直径を少し小さくします。そして蓋の裏側にもサンドペーパーをかけます。

旋盤を回して芯が出ているかどうか確認します。出ていない場合は隙間がないかどうかチェックします。芯が出たら底をスピンドルガウジで仕上げます。途中までは芯押し台で押しながらやり、最後のおへそのところだけ芯押し台を外して仕上げます。

ジャムチャックで爪楊枝入れを固定します。上側にあけた40mmの穴と同じ直径の凸を作ります。少しかために入るようにします。

切り離し完了。底を仕上げる必要があります。

外側のターニング

底の方の直径をノギスで測りながら、パーティングツールで切っていきます。

蓋を取り付けた状態で、上面が丸く平らになるよう挽きます。上面だけサンドペーパーもかけます。蓋に9mmの穴もあけます。

蓋を取り付ける段を作ります。蓋はかためにかみ合うようにします。

パーティングツールで切り離した後、まな板チャックでくわえて、底を仕上げます。

芯棒を差す穴もあけます。

爪楊枝を入れて寸法の勘違いをしていないか確認してみた。

底をパーティングツールで切り離します。

スピンドルガウジで形を作り、最後の方はスキューを使いました。仕上げにスキューを使う理由は、ガウジより奇麗に切れるからです。

内側、外側両方にサンドペーパーをかけます。木の棒にサンドペーパーを巻きつけてやる方法があります。

穴をあける

40mmのフォスナービットで深さ80mmの穴をあけます。

蓋を切り取った後を、ガウジで丸く仕上げます。

四角い木をラフィングガウジでとりあえず丸くします。仕上がり寸法が67mmなので70mm角以上の材料が必要です。爪楊枝入れの高さは92mmですが、蓋の分とジャムチャックの為長さは130mmぐらいは必要です。

例のスチワートさんがYouTubeに出していた、爪楊枝入れを作ってみました。工房の材木置き場に適当な材料がないか、見ましたがなかなか見つかりません。大事に保管していたかりんの瘤材が丁度よいサイズであることが分かりました。この材を使う以上失敗は出来ないので、気合いが入りました。まず爪楊枝入れの寸法をどうするかです。色々検討した結果左図の寸法にしました。爪楊枝の長さは65mmです。本体の穴の直径は40mm、深さは80mmにしました。

チャックでつかみ直しました。芯が若干ですがずれます。

丸くなったらチャックのつかみしろを作ります。