チャックでつかみ直して挽いていきます。

ベルトディスクサンダーで切断面のブレード跡を取り除きます。80番のサンドペーパーが付いていますが、これで十分に奇麗になります。

12角形のお皿の製作

ガウジを当てた時ではなく旋盤を回したら皿の角が飛びました。飛んだ破片を拾って接着剤で固定しました。これでなんとか補修が出来ました。

虫食いの跡がありました。サンドペーパーの粉をすりこんで、瞬間接着剤を流し込みました。上手く穴が埋まりました。

丸いお皿では面白くないので、12角形のお皿を作ってみました。5角形ぐらいだと刃物が当たったり当たらなかったりで、挽くのに気を使いますが12角形になると丸いものと同じような感覚で挽けます。まず12角形の材料を準備します。丸く挽いた後角を削るのではなく12角形の材料を準備します。

真空チャックでくわえたら、チャックを取り外し芯押し台で押します。底を仕上げる時は芯押し台を外しますが、外さないで出来る範囲は押しながらやります。

パソコンの作図ソフト

リバースチャックで真空チャックに取り付けます。

AutoSketchという非常に古い2Dソフトを使っています。OSが変わっても使うことが出来るので、これを使い続けています。使い慣れているというのがその理由です。12角形、8角形、三角形何でも簡単に描けます。5mmピッチで直径300mmぐらいまで描きます。それをB4かA3の紙にプリントアウトします。これを材料の大きさに合わせてハサミで切って木の上に貼り付けます。

挽き終わったらサンドペーパーをかけます。

紙をスプレーのりで貼り付けてバンドソーで12角形に切り出します。テーブルソーなどがあればそれを使って下さい。小生手持ちの日立のCR7SHというスライド丸ノコでは切れないので、バンドソーで切りました。線に沿って出来るだけ正確に切りだします。ゆっくり慎重にやればバンドソーでもかなり正確に切れます。切断面はもちろんブレードの跡が残っており平らではありません。

幅28cmぐらいのケヤキの板です。板が反っていたので、紙を貼る面を自動カンナで平らにしました。

完成

普通にガウジで挽いていきます。淵の方も12角形なので、それ程気を使う必要はありません。

12角形の図面の真ん中には中心を示すマークが付いており、そこに回転センターの中心を合わせます。これで簡単に芯を出すことが出来ます。大型のチャックに材料を押しつけて、チャックのつかみしろを作ります。チャックなどに押しつけるだけだと、滑るのではないかと思う人が居ますが、滑ることはありません。板との接触面積を大きくする為、チャックの爪は大きく開いています。ドライブ側をドライブセンターで受けることも考えられますが、この様な大きな板を旋盤の回転軸に対して、直角に取り付けるのは難しくなります。傾いて回転している板を挽くと、捨てる部分が多くなります。ドライブセンターは、細長い棒状の物に使うことが多くなります。