木挽台(こびきだい)の製作
荒挽き

ついでに荒挽きもやりました。奇麗なスポルト杢が出ています。1年間放置していましたが、まだかなり水分が多いのでランバーメイトを塗りました。

使ってみる

英語ではSawbuckと言いますが、丸太などをチェーンソーで挽く時に使う台です。日本の木工のサイトでは作っている人をあまり見かけませんが、アメリカでは沢山出てきます。

右の写真の様に材木をX字に組む物が多くなっていますが、下の写真の様なSawbuckもあります。屋内で使うので、このタイプの物を作ることにしました。

木挽台の製作

ホームセンターで60cmの長さの2x4材を3本買ってきました。それをU字に組立ました。丸太が乗る部分は角を取り、鬼目ナットを埋めました。その鬼目ナットに先の尖ったボルトを差して丸太を動かないようにします。ボルトはグラインダーで先を尖らせました。

旋盤のベッドにボルトで固定しました。工房内で使うので、台に脚は付けません。早速丸太を乗せてみると安定しています。ボルトを回してボルトの先を木の樹皮に食い込ませます。旋盤のベッドの上に直接丸太を置くことも出来ますが、チェーンソーの刃が旋盤のベッドに当たると困ったことになるので、木の台を作った訳です。長い丸太を輪切りにする時に必要になるので、台の長さは60cmにしています。

電気式のチェーンソーで切っていきます。ブレードが短いので、切るのに苦労します。30cm以下ならバンドソーで切れますが、この丸太は30cm以上あります。丸太は安定していて動かないので、何とか挽き割ると例のスポルト杢が出ています。