インサイドアウトと聞くとすぐにゴルフのスイングのことが頭をよぎります。クラブヘッドのインパクト前後の軌道のことを言っています。ウッドターニングでもこのインサイドアウトターニングという言葉があります。内側を挽いてから外側を挽くと言う意味でしょうか?クリスマスオーナメントなどを挽く時に良く使われる方法です。そこでこのインサイドアウトターニングで壺を挽いてみることにしました。
丸い円盤型の真空チャックにテイルストックから押して、底を仕上げます。真空ポンプは使えないので、最後のおへその部分は手作業で仕上げます。
最終的な形になりました。
外側を挽いていきます。
まず断面が正方形の棒を4本準備します。板からバンドソーで切り出しました。
木がずれないようにクランプは4本使いました。
問題はこの状態ではどの様な内側の形になるか、まったく想像出来ないことです。とりあえず初めてなので、適当に挽いて完了。サンドペーパーもかけます。
手押しカンナ⇒自動カンナで断面が正方形の4本の棒が出来ました。
棒の端だけに接着剤を塗ります。クランプで押さえて接着します。この接着する部分は後で切り取りますので、木の棒は長めにしておきます。
ハート型にしたかったのですが、まったく見当違いでした。2個目を作る時は、奇麗なハート型が出来ると思います。
4本全部を接着しているところ。
接着完了。1日放置しました。
先のとがったマイナスドライバーで木を4本に分割します。再組み立ての為、鉛筆で印を付けておきます。
接着剤の塗ってある部分をバンドソーで切ります。
挽き終わった外側を内側にして、4本を接着します。今度は全面に接着剤を塗ります。
まずインサイド(内側)になるところを挽きます。
接着した2本の木を接着して4本にします。こちらも端だけに接着剤を塗ります。