五角形のボウルの製作

パソコンの図形作成ソフトで五角形を書きます。直径5cm〜26cmまでいくつか書きました。それを実寸でB4の用紙にプリントアウトしました。材料に合わせて一々作図する必要がないよう、もっと細かく五角形は書いた方が良いでしょう。

チャックでつかみ直して上側を掘っていきます。

五角形の中心には印を付けてありますが、キリで穴をあけました。ここを芯押し台で押す為です。

プリントアウトした図形をハサミで切りだし、材料の木の上に置いてみます。外から2つ目が木のサイズに近いので、更にハサミで一番外の五角形を切り取ります。

オイル仕上げをしました。

完成です。

320番までかけて奇麗になりました。

木に穴が開いているところを避けて、木取りをします。紙の裏側にスプレーのりを吹き付けて木の上に貼り付けます。木はケヤキです。

真空チャックにくわえ直して底を仕上げます。その後はサンドペーパーをかけます。五角形の先の部分に筋が残っています。旋盤を止めてその部分にだけサンドペーパーをかけました。内側も同様にやっていますが、この部分は筋が残り易いので、念入りにサンドペーパーをかけます。

淵は外側から内側にガウジの刃を入れます。淵を割らないよう一回で削る量は出来るだけ少なくします。淵が何処にあるか見えにくいので、ベベルでこすって位置を確認し少しづつ刃を入れていきます。中心の部分はあまり削ると淵が振動するので、淵を削り終わるまではあまり掘らないようにします。

挽き終わったらサンドペーパーをかけます。ナチュラルエッジと違って淵にサンドペーパーをかけることが出来るので、それ程難しくありません。しかし丸い物に比べるとやりにくいことに変わりはありません。奇麗にならない部分には旋盤を止めて部分的にサンドペーパーをかけます。

つかみしろも作って外側は挽き終わりました。サンドペーパーは最後に底を仕上げる時にかけます。

3/8”のボウルガウジで削っていきます。

結局芯押し台で押すのはやめて、フェースプレートを取り付けました。ネジは4本だけです。

バンドソーの切断面が奇麗でないので、ベルトディスクサンダーで平らにしました。テーブルソーかスライド丸ノコを使えばこの工程は不要になります。

バンドソーでカットしました。スライド丸ノコで切っても良いのですが、切りにくいのでバンドソーを使いました。線に沿って真っ直ぐに切るだけです。

五角形に切り出しました。