木を触ると空気を吸っています。導管の太い木を使ったのが失敗だったようです。木から漏れています。サンジングシーラーを塗るとすこし改善した。この程度で我慢することにした。

真空ポンプ側を手でふさぐと-0.1MPaまで上がる。ここまで上がらないということは何処かで漏れています。

真空アダプターの製作

プラグカプラをベアリングの内径と同じ15mmにします。グラインダーと旋盤を使って丸くしました。問題なくベアリングを挿入出来ました。

真空アダプターはクラフトサプライなどで販売されていますが、自作することもそれ程難しくありません。今回は自作にトライしてみました。下の写真は市販のアダプターです。ネジを切った中空のパイプを主軸に通し両側からネジで固定します。片側にベアリングの入ったホースを接続する部分があります。

ノックアウトバー

ツールレストはVL300の物を使いました。軽く削るだけなので全く問題なく穴をあけることが出来ました。

瞬間接着剤でベアリングを取り付けカプラーを接続して、回してみた。芯は少しブレているが問題なく回る。最高回転数3,000RPMでもOKだった。

旋盤でハンドホイールの内径と同じ大きさに丸くした木を、瞬間接着剤で固定しました。もちろん貫通穴をあけてあります。その後ベアリングを挿入する35mmで深さ11mmの穴を開けます。ハンドホイールに取り付けて削る理由は出来るだけ芯を出したいからです。

ベアリングとプラグカプラを買いました。ベアリングは6202LLUという型番で内径15mm、外形35mmのものです。

サブの旋盤のハンドホイールです。主軸の方に貫通しているのでハンドホイールに丸い材木を取り付けそれにベアリングを取り付けることにします。

木からのエア漏れは少しありますが、問題なく使えます。目の詰まった木を使うか、プラスティック、MDFなどの材料を使えば、エア漏れはもっと減ると思います。カプラー、ホース、ベアリングなどを購入したので、費用は全部で2,000円ぐらいかかりました。

メーカー製の真空アダプターの場合、ドライブセンターを取り付けるには、真空アダプターを旋盤から取り外す必要があります。しかしこのアダプターはネジを切ったボルトを通していないので、そのまま取り付けることが出来ます。ドライブセンターを取り外すには、ホースのワンタッチカプラーを外してノックアウトバーを挿入すればOKです。旋盤に付属のノックアウトバーは太すぎてワンタッチカプラーの中に入らないので、ホームセンターで6mmx1mの鉄棒を買ってきました。109円でしたが問題なくドライブセンターを押し出すことが出来ました。

完成

ホースを支える台を取り付けました。この方が振動が少なくなります。

真空ポンプは1台なので、VL300とプラグインカプラを差し替えて使います。

真空ポンプのスイッチを入れ主軸を蓋すると-0.09MPa程度までしか、真空度が上がらない。

ベアリングは2重にゴムでシールされているLLUタイプです。防水、防塵性が高いそうです。